【無料あり】おすすめのVPNアプリ12選|安全な使い方や選び方を解説
無料Wi-Fiスポットの増加により、外出先でインターネットを利用する機会が増えた現代。便利な反面、個人情報が流出するリスクもあるため対策が必要です。本記事では、おすすめのVPNアプリ123選を紹介し、VPNアプリの安全な使い方や選び方、危険性などを詳しく解説します。
目次
VPNとは?
VPNとは「Virtual Private Network」の略で、安全にデータをやり取りするための仕組みです。フリーWi-Fiを利用すると、情報を盗み見られたり、個人情報を悪用されたりする恐れがあります。
VPNは、インターネット回線上に仮想のトンネルを作成し、通信データを包み込んでカプセルのような状態にしてやり取りをする仕組みです。専用回線に近い状態で情報をやり取りできるため、外出先でインターネットを利用する際に用いられています。
VPNアプリとは
VPNアプリとは、パソコンやスマホにインストールすれば、VPN接続ができるアプリを指します。一般的にパソコンやスマホはVPN接続機能を有していません。そのため、外出先でフリーWi-Fiに接続すると、個人情報を抜き取られる危険性があります。
VPNアプリを使えば安全に通信ができるため、現在ではさまざまなVPNアプリが展開されています。
▷VPNとは?必要性や仕組み、利用するメリット・デメリットをわかりやすく解説
▷【2024年最新】VPNのおすすめサービス14選を比較!個人向け・安さなどの選び方を解説
VPNアプリの選び方
数多くのVPNアプリの中から、自分に合ったVPNアプリを選ぶ方法とポイントをお伝えします。これからVPNアプリを利用しようとしている人は、ぜひご一読ください。
データ通信の安全性で選ぶ
VPNアプリを選ぶ際は、データ通信の安全性を必ずチェックしましょう。そのためには、VPNアプリの運営会社の信頼性を確認してください。信頼をおけない運営会社のVPNアプリは、仮に無料だったとしても利用を控えましょう。
さらに、セキュリティ対策やプライバシー保護についても、公式サイトなどで利用前に調べてください。
▷VPNのセキュリティは安全?理解しておきたい仕組みやセキュリティリスク・被害事例について
ノーログポリシーを宣言しているかで選ぶ
利用者の閲覧履歴やIPアドレスの記録を保存しないノーログポリシーの有無も確認しましょう。ノーログポリシーを宣言しているVPNアプリの方が、情報漏洩のリスクを抑えられます。公式サイトを見ればノーログポリシーの有無がわかるので、チェックしてください。
サーバー設置台数・サーバー設置国で選ぶ
VPNアプリの選択時には、サーバー設置台数やサーバー設置国も調べましょう。接続できるサーバー数が多ければ、安定した通信が実現します。サーバー数が少ないと、障害が発生した場合やアクセスが集中した場合に、通信が不安定になる恐れがあるので注意してください。
サーバー設置国が多いと、ジオブロック(地域制限)を回避できるメリットがあります。ジオブロックとは、利用者の地理的位置によって、インターネット上のコンテンツにアクセスできない仕組みを指します。地域によって視聴可能なコンテンツが異なる動画配信サービスなどが、代表的な例と言えるでしょう。サーバー設置国が多ければ、法律に触れることなくジオブロックを回避しやすくなります。
データ容量の制限の有無で選ぶ
外出先でインターネットを頻繁に使う場合、データ容量の制限の有無もチェックしたいポイントです。
VPNアプリは、データ容量が無制限のものもあれば、上限が決まっているものもあります。同じVPNアプリでも、無料版と有料版ではデータ容量の上限が異なる場合もあるので注意しましょう。
普段使うデータ容量を調べたうえで、自分に合ったVPNアプリを選んでください。
同時接続できる端末の台数で選ぶ
一度に複数のデバイスを接続して利用したい場合は、同時接続できる端末の台数も確認しましょう。
無料のVPNアプリは接続できるのが1台までと制限されている場合もあるため、パソコンとスマホの両方を接続したいのであれば、有料版でも2台以上接続可能なアプリを選んでください。チームで利用する場合でも、アカウントを1つ取得すれば、複数台で接続できるので便利です。
無料か有料かで選ぶ
VPNアプリには無料版と有料版があるため、サービス内容を吟味したうえで、自分に合った料金体系を選びましょう。一般的に無料版に比べ、有料版は高速で接続が安定している傾向があります。
有料版は無料トライアルを設けているケースもあるので、通信速度や通信の安定性を比較したい場合は、まず無料トライアルを利用してみましょう。
無料版の中にはセキュリティが脆弱なアプリもあるため、くれぐれも料金だけを見て選ばないようにしてください。
対応しているOSで選ぶ
VPNアプリによって、対応しているOSが異なるため、自分が利用しているデバイスのOSに合ったVPNアプリを選択してください。
VPNアプリが対応しているOSとしては、Windows・MacOS・ChromeOS・Android・iOS・Linuxがあります。一部のOSのみ対応しているVPNアプリもあるので、注意してください。
無料トライアルの有無で選ぶ
事前に利便性や操作性を確認したい場合は、無料トライアルが用意されているVPNアプリがおすすめです。
無料トライアルは1週間から30日間と、VPNアプリによって違います。期間内であれば返金保証があるVPNアプリもありますが、日本語では対応してくれなかったり手続きに時間がかかったりする場合もあるので注意が必要です。事前にレビューをチェックしておきましょう。
▷無料で利用できるVPN6選!リスクや安全性・有料VPNサービスとの違いを解説
【無料あり】おすすめのVPNアプリ12選
ここからは編集部が厳選したおすすめのVPNアプリをご紹介します。それぞれの特徴や料金を比較して、自分に合ったVPNアプリを選んでください。
Turbo VPN
「Turbo VPN」は無料で利用でき、無制限のVPNアプリです。さらに広告がないプレミアム機能も用意されており、プレミアム機能は7日間無料で試せます(※)。世界50か国以上に高速サーバーを設置しているのが特徴です。Wi-Fi、LTE、3Gなどすべてのモバイルデータキャリアで動作します。
セキュリティ対策として、AES-256ビット暗号化がなされています。24時間年中無休のカスタマーサポートセンターが用意されているので、トラブル時でも安心です。
提供元 | Innovative Connecting Pte.Ltd. |
料金プラン |
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本拠地 | シンガポール |
サーバー設置数 | 21,000台以上 |
同時接続台数 |
※無料トライアルプレミアムプランの場合 |
URL | 公式サイト |
HotspotShield VPN & Wifi Proxy
「HotspotShield VPN & Wifi Proxy」は、基本機能は無料で利用でき、プレミアム版を使うと、最大5台のデバイスに同時接続できます。月額または年間のプレミアム版は広告が表示されず、無制限のアクセスが可能です。プレミアム機能は7日間の無料トライアルが用意されています。
セキュリティ面は、マルウェアとフィッシングの保護機能が組み込まれており、不審なサイトにアクセスした際には警告が発せられます。ノーログポリシーを宣言しているので、安心です。
提供元 | Pango GmbH |
料金プラン |
|
本拠地 | アメリカ合衆国 |
サーバー設置数 | 1,800台以上 |
同時接続台数 |
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URL | 公式サイト |
SuperVPN Fast VPN Client
登録や設定をせずに利用可能なのが「SuperVPN Fast VPN Client」です。ワンクリックでVPNサーバーに接続できるので、使いたいときにすぐに使えるメリットがあります。通信速度や帯域幅に制限はありません。利用者のプライバシーは、サードバーティからの追跡から保護され、インターネットトラフィックは暗号化されます。
有料版は広告が非表示となり通信速度が向上するので、操作性を重視する人は有料版の利用がおすすめです。また、有料版はいつでもキャンセルでき、使っていない分は全額返金されます。
提供元 | SuperSoft Tech |
料金プラン |
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本拠地 | 不明 |
サーバー設置数 | 要問い合わせ |
同時接続台数 | 要問い合わせ |
URL | 公式サイト |
Secure VPN
「Secure VPN」は、ほとんどのサーバーを無料で利用できるVPNアプリです。ただし、多少の広告が表示されます。アメリカやヨーロッパ、アジアなど、グローバルなVPNネットワークを構築しているのが特徴です。登録は必要ありません。Wi-Fi、5G、LTE/4G、3Gなどすべてのモバイルデータキャリアで動作します。使い方や使用時間に制限はありません。
ノーログポリシーを宣言しているうえ、インターネット接続を暗号化しているので、サードバーティが利用者を追跡できません。
提供元 | Secure Signal Inc. |
料金プラン | 無料 |
本拠地 | アメリカ合衆国 |
サーバー設置数 | 要問い合わせ |
同時接続台数 | 要問い合わせ |
URL | 公式サイト |
TunnelBear VPN
「TunnelBear VPN」は世界中にある5,000以上のサーバーを活用したVPNアプリです。料金プランは無料のほか、UnlimitedとTeamsが用意されているので、使い方に合わせたプランを選択できます。
アクセスしたWebサイトに対してはIPアドレスを秘匿し、Cookieなどのトラッカーからプライバシーを保護します。さらに、国をまたいでデータをトンネリングさせることで、匿名性を確保しているので安心です。iPhoneやAndroid、Mac、Windowsなどに対応しています。
提供元 | TunnelBear, LLC |
料金プラン |
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本拠地 | カナダ |
サーバー設置数 | 5,000以上 |
同時接続台数 | 無制限 |
URL | 公式サイト |
VPN by CyberGhost
3,600万人以上のユーザーが利用しているのが「VPN by CyberGhost」で、サーバーは100か国以上に設置しています。ISPの監視やハッカーの詮索などを行い、強力な暗号化でIPアドレスを隠すため、スキャミングなどからユーザーのデータを保護します。
利用場所に応じて最適なサーバーと自動的にマッチングするだけではなく、お気に入りのサーバーはリストに追加でき、常に簡単にアクセスできるのも特徴と言えるでしょう。ライブチャットで24時間サポートしてくれるので、安心です。最大7台まで同時に接続できます。
提供元 | CyberGhost S.R.L. |
料金プラン | 320円/月 ※2年プランで2か月無料 |
本拠地 | ルーマニア |
サーバー設置数 | 126か所 |
同時接続台数 | 最大7台 |
URL | 公式サイト |
Surfshark
「Surfshark」は、1つのサブスクリプションを契約すれば、無制限で同時に接続できます。サーバー設置数は100か国以上で3,200台以上にのぼるため、ジオブロックが回避できるでしょう。
個人情報やオンラインのアクティビティデータ、居住地などの情報は追跡・収集しないので、安心して利用できます。ウイルス対策が行われているほか、VPN接続が切断されても個人情報漏洩を防ぐ対策もなされています。7日間の無料トライアルが用意されているので、本格導入の前に操作性を試してみましょう。
提供元 | Surfshark B.V. |
料金プラン | 1月プラン
12月プラン(+3延長月)
24月プラン(+3延長月) |
本拠地 | オランダ |
サーバー設置数 | 3,200台以上 |
同時接続台数 | 無制限 |
URL | 公式サイト |
ExpressVPN
「ExpressVPN」のサーバーは105か国に設置され、日本語を含む19言語に対応しています。カスタマーサービスは24時間受け付けてくれるうえ、日本語での対応が可能なので、トラブル時にも相談しやすいでしょう。
VPN接続が中断された際に、すべてのインターネットトラフィックを停止するネットワーク保護機能が搭載され、IPアドレスやロケーションを非公開にした利用も可能です。7日間の無料トライアルが用意されているので、操作性を確認できます。また、すべての料金プランで30日間の返金保証も用意されています。
提供元 | ExpressVPN |
料金プラン |
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本拠地 | 英領ヴァージン諸島 |
サーバー設置数 | 要問い合わせ |
同時接続台数 | 最大8台 |
URL | 公式サイト |
Thunder VPN
「Thunder VPN」はアメリカやヨーロッパ、アジアなどにグローバルVPNネットワークを構築しており、大半のサーバーは無料で利用できます。サーバーは、フラグをクリックすれば簡単に変更が可能です。広告はほとんどなく、ユーザーインターフェースが適切に設計されているので、操作性に優れていると言えるでしょう。
設定する必要がなくボタン操作をするだけで、すぐに利用可能です。インターネット接続が暗号化されるうえ、ノーログポリシーを宣言しているので、セキュリティに関する心配をせずに使えます。
提供元 | Secure Signal Inc. |
料金プラン | 無料 |
本拠地 | アメリカ合衆国 |
サーバー設置数 | 要問い合わせ |
同時接続台数 | 要問い合わせ |
URL | 公式サイト |
Windscribe VPN
「Windscribe VPN」は無料機能とプロ機能があります。データ容量は、無料機能の場合は毎月10GBまで、プロ機能は無制限です。無料機能は、アメリカやカナダ、イギリスなど10か国でサーバーにアクセスでき、プロ機能は69か国・130以上のデータセンターにアクセスできます。
厳格なノーログポリシーを掲げているうえ、DNSレベルのマルウェアと迷惑フィルタリングにより、安心して利用できるでしょう。地理的制限されたコンテンツのブロックも解除します。
提供元 | Windscribe Limited |
料金プラン |
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本拠地 | カナダ |
サーバー設置数 | 134か所 |
同時接続台数 | 要問い合わせ |
URL | 公式サイト |
ProtonVPN
「ProtonVPN」はセキュリティ対策に注力しているVPNアプリです。データは、AES-256と4096 RSAで保護され、ノーログポリシーを宣言しています。
対象となるのは、Android、iOS、Windows、macOS、Linuxなどです。無料版と有料版が用意されています。有料版は、最大10台まで同時接続が可能です。無料版は、無料サーバーに1台のみ接続できます。ダウンロードできる量に制限はありません。
提供元 | Proton AG |
料金プラン | ■無料版:無料 ■有料版 ・Proton VPN Plus
・Proton Unlimited
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本拠地 | スイス |
サーバー設置数 | 6,587台 |
同時接続台数 |
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URL | 公式サイト |
Betternet VPN
「Betternet VPN」は無制限のVPNアプリで、広告が表示される無料版と、広告が表示されないプレミアムがあります。プレミアムの場合、最大10台まで同時接続が可能です。
利用にあたり、登録する必要はありません。利用時は、現在地を自動的に検出し、最も近くて最速のサーバーに接続します。使っている間は、IPアドレスと場所が変更されるため、利用者のアクティビティは追跡されません。マルウェアやフィッシングをブロックするため、安心して使えるでしょう。iOSやAndroid、WindowsやMacOS、Chromeに対応しています。
提供元 | Betternet, LLC |
料金プラン | ■無料版:無料 ■有料版
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本拠地 | アメリカ |
サーバー設置数 | 1,000台以上 |
同時接続台数 |
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URL | 公式サイト |
VPNアプリの危険性・注意点
VPNアプリは利便性が高い反面、危険性や注意点もあります。利用前に知っておくべき危険性や注意点について、お伝えしましょう。
通信記録が流出する可能性がある
セキュリティ面が脆弱なVPNアプリの場合、VPNプロバイダーから通信記録が流出する恐れがあります。利用する前に口コミや実績を十分に確認し、セキュリティ面に信頼をおけるVPNアプリのみを利用してください。
IPアドレスを特定される可能性がある
セキュリティ面で気を付けたいポイントとして、IPアドレスの特定があります。十分なセキュリティ対策を取っていないVPNアプリの場合、第三者によってIPアドレスが特定される可能性が否めません。IPアドレスが特定されると、居住地や閲覧履歴など個人情報が流出してしまいます。セキュリティ対策についてもチェックしましょう。
安全なVPNアプリの入手方法
個人情報の漏洩などを防ぐためにも、App StoreやGoogle Playなど公式ストアからダウンロードしたVPNアプリのみを使うようにしましょう。公式ストアでは、事前に審査が行われているため、低品質のアプリや安全性に課題があるアプリはダウンロードできないようになっています。
ただし、まれに低品質なのにもかかわらず審査を通過してしまうアプリもあります。ユーザーレビューなどを確認し、評価の低いアプリは避けるようにしてください。
おすすめVPNアプリを比較し最適なサービスを導入しよう
外出先などでインターネット通信を行う際に、VPNアプリは非常に役立ちます。各VPNアプリを比較し、安全性が高く信頼がおけるVPNアプリを活用してください。
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