【2024年最新】おすすめの管理会計システム15選を比較|導入するメリットや機能

最終更新日時:2024/01/05

管理会計システム

おすすめの管理会計システム

経営戦略を練るための予算や実績、原価を管理するには、管理会計システムの活用が効果的です。本記事では、最新のおすすめ管理会計システム15選を比較します。合わせて導入メリットや機能についても解説するので、導入時の参考にしてください。

管理会計とは?

管理会計とは、経営者が経営判断に活用するために必要な情報をまとめた、内部向けの会計のことです。経営者は、管理会計の情報をもとに自社の経営状態を分析し、意思決定を行います。

どのような情報を経営判断に役立てるのかは、経営者によって異なるため、管理会計に定められた形式はありません。手法や取り入れる情報の種類、精度はそれぞれの企業が任意で決定します。

管理会計の代表的な手法としては、予算計画と実績を分析・評価する「予算管理」や、部門や製品・サービス別などのセグメントに分けて損益を算出する「セグメント別損益管理」などがあげられます。

なお、企業の会計には管理会計のほかに財務会計があります。企業の内部向けの資料である管理会計に対して、財務会計は企業のステークホルダーに情報を開示するために作成するものです。

管理会計システムの選び方

管理会計では、毎月の実績の入力・集計や経営層に報告するための資料の作成など、非常に多くの手間がかかります。これらの業務を効率化するには、管理会計システムの導入がおすすめです。

自社にとって最適な管理会計システムを選ぶためには、いくつかの着目すべきポイントがあります。ここでは管理会計システムの選び方について詳しく解説します。

必要な機能を備えているか

管理会計システムは製品によって搭載されている機能が異なります。そのため、管理会計システムの導入を検討する際は、自社の導入目的を明確にしたうえで、必要な機能を洗い出すことが大切です。

たとえば、進捗管理や分析などを効率化したい場合は、会計ソフトとの連携や分析が可能で、予実管理の機能が優れているシステムが適しています。また、煩雑な管理会計業務をスムーズに行いたい場合は、データの取り込みやレポート出力などの単純作業を自動化する機能があると便利です。

そのほか、対応できる帳票や分析の範囲、原価の配賦方法、既存システムとの連携可否、多言語・多通貨への対応などの機能・仕様も、システムによって大きく異なります。各製品の機能を比較したうえで、自社の業種や業態、状況に適した管理会計システムを選びましょう。

システムがスムーズに移行できるか

既存のシステムやアプリからスムーズに移行できるかどうかも、管理会計システムを選ぶうえで大きなポイントです。

たとえばこれまでExcelで管理会計を行っていた場合、システムへの移行により運用方法が大きく変わるため、担当者の業務負担が増大する可能性があります。そのような場合は、Excelの操作感に近いものを選ぶとよいでしょう。

また、他システムからのデータ移行をスムーズに行えるものを選ぶことも大切です。Excelをはじめ、表計算や主要な会計ソフトのデータを簡単にインポートできるシステムを選ぶことで、よりスムーズに導入・運用できます。

無料のトライアル期間があるか

管理会計システム導入後、担当者が使いこなせなかったり、自社の運用体制になじまなかったりするケースもあります。いったん契約してから解約するとなると、無駄なコストが発生しかねません。

そのため、管理会計システムの導入を検討する際は、無料トライアル期間が用意されているかチェックしましょう。無料トライアルを利用することで、事前に実際の画面や操作性などの使用感を確かめられるため、導入後のシステムとのミスマッチを防げます。

サポート体制は充実しているか

管理会計は経営判断に欠かせないものであるため、システムを運用するうえでの不明点やトラブル発生には迅速に対応しなければなりません。安定的かつ効率的に運用していくためには、サポート体制が充実している製品を選ぶ必要があります。

サポートの受付時間や問い合わせ方法、サポート回数の制限の有無などをチェックしておくとよいでしょう。また、社内にIT知識を持つ人材がいない場合は、導入時のサポート内容やマニュアル・FAQが手厚い管理会計システムを選ぶとより安心です。

【大企業向け】管理会計システムおすすめ7選比較

管理会計システムにはさまざまな種類があり、企業の規模によって適したサービスは異なります。ここでは、大企業・上場企業での導入実績が豊富な、大企業向けの管理会計システムを7つ紹介します。

1.Oracle Cloud EPM Planning

Oracle Cloud EPM Planningは、管理会計や予算管理に必要なあらゆる機能が搭載されている、オールインワンパッケージのシステムです。財務報告や予算編成、計画、予測、統制、アナリティクスなどのビジネスプロセスを統合して、よりスピーディーで効果的な意思決定をサポートします。

地域・製品・組織といった複数の軸に分類してデータを格納できるため、多角的にデータを分析することが可能です。また、チャートと数値を組み合わせて視覚的に概要を確認できるダッシュボードや、Excelレポート機能も搭載されています。

提供元日本オラクル株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴プランニング、予算編成、予測、シナリオ計画、労働力プランニング、資本資産支出計画、財務諸表計画 ほか
URL公式サイト

2.SuperStream-NX

SuperStream-NXは、会計、固定資産管理、人事給与、経営管理の各システムを統合した、バックオフィス業務の最適化を実現するための経営基盤ソリューションです。

会計ソリューションでは、財務会計だけでなく、配賦処理や予算管理、セグメント管理といった管理会計を協力にサポートする機能が搭載されています。また、固定資産管理や手形管理、ファクタリング機能など、経理業務に求められるあらゆる機能を包括しているのが特徴です。

提供元スーパーストリーム株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績10,000社以上
機能・特徴仕訳入力機能、帳票出力・照会機能、決算機能、本支店管理機能、資金繰管理機能、トレーシング機能、セグメント管理機能、予算管理機能、配賦処理機能 ほか
URL公式サイト

3.EXPLANNER/Z

EXPLANNER/Zは、AIやIoTといった先端技術を活用した、NECが提供するERP(Enterprise Resource Planning)です。

内包された会計システムでは、部門・セグメント・プロジェクトなどの切り口での予実管理に加え、見込仕訳、非会計仕訳、多段階配賦処理といった強力な管理会計機能を提供しています。運用に合わせて自由に帳簿を追加できるため、複数の帳簿データを組み合わせたさまざまな視点からの残高管理が可能です。

提供元日本電気株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績30,000本以上
機能・特徴定期仕訳、軽減税率対応、セグメント残高管理、プロジェクト管理、複数帳簿管理、資金管理、キャッシュ・フロー管理、EXデータ出力、自動仕訳 ほか
URL公式サイト

4.OBIC7会計情報ソリューション

OBIC7とは、会計を中心に、企業経営に必要な情報を一元管理するERPです。会計情報ソリューションには、財務会計や管理会計をはじめ、あらゆる会計情報を管理できるシステムが豊富に用意されています。

管理会計システムでは、任意の集計階層設定や多段階自動配賦、予算配賦、非会計情報の活用などの機能を備えており、会計情報を的確かつ迅速な意思決定に活用できます。また、組織別業績のほか、セグメント別業績の分析も可能です。

提供元株式会社 オービック
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴財務会計システム、管理会計システム、債務・支払い管理システム、旅費・経費ワークフローシステム、手形管理システム、固定資産管理システム、連結会計システム、グループ管理会計システム、経営分析システム ほか
URL公式サイト

5.BizForecast BC

BizForecast BCは、「活Excel」によって管理会計業務の課題解決を図る管理会計システムです。優れた入力インターフェースや豊富な関数・グラフといったExcelの長所と、データベースによる一元管理や他システムとの連携といったシステムの長所が組み合わさっているのが特徴です。

さらに、さまざまな分析軸からのレポーティングや原因分析、シミュレーションなど、Excelでは困難な作業も対応可能です。Excelの使いやすさを活かしながら、Excelのデメリットである業務属人化を解消し、業務効率化や情報共有の円滑化、意思決定の迅速化を実現できます。

提供元プライマル株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン

■Standard Edition

  • 年払いプラン 3ユーザ計 55,000円(税込)/月あたり
  • 月払いプラン 3ユーザ計 60,500円(税込)/月

※最低利用ユーザ数 3名~

■Standard Edition ユーザ追加費用

  • 年払いプラン 1ユーザ 5,500円(税込)/月あたり
  • 月払いプラン 1ユーザ 6,050円(税込)/月

■Enterprise Edition

  • 要問い合わせ

※最低利用ユーザ数 20名~

機能・特徴配賦処理機能、通期見込機能、Webクライアントによる運用、外部システムとのデータ連携、柔軟なレポーティング、容易な画面・レポート設計、任意のテーブル作成による多様なデータの管理・分析 ほか
URL公式サイト

6.Sactona

Sactonaは、予算編成や予算管理、見込管理、事業計画、予算実績管理などの管理会計・経営管理業務を支える経営管理システムです。連結・部門別・製品別・支店別・販売店別・プロジェクト別管理などのさまざまな領域に適用できます。

Microsoft製品との親和性が高く、ExcelやEdgeをユーザーインターフェースとしているため、導入時のトラブルが少なく、社内への展開がしやすいのが特徴です。また、Automation(オートメーション)機能が標準装備されており、レポート出力や共通費の配賦などの定型業務を自動化できます。

提供元アウトルックコンサルティング株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴
  • 計画・見込みなどの将来予測をExcelの使い勝手はそのままに、各拠点・子会社等のデータを効率よく収集
  • 会計システムとのデータ連携、予実差・見通し差については差異理由などのコメント情報も同時に収集し一元管理
  • 集計作業・整合性チェック・締切管理のような「ムダな手作業」を徹底的に排除
URL公式サイト

7.iFUSION

iFUSIONは、Excel業務の効率化を実現するための運用サポートシステムです。Excelに関する作業や手間のかかる部分を自動化し、データベースを自分で作ることができます。

現在利用しているExcelフォーマットをそのままの形で入力インターフェースとして使えるため、システム導入にあたって難しい操作を覚える必要はありません。また、アウトプット項目を自由に設定できるため、会計システムやERPパッケージなど他システムとの連携が容易に実現できます。

提供元株式会社インプレス
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴Excelの活用、データベース化、承認機能、組織情報の履歴管理、Webデータ照会、進捗確認、エラーチェック、権限設定、操作ログ ほか
URL公式サイト

【中小企業向け】管理会計システムおすすめ8選

大企業を中心に導入が進んでいる管理会計ですが、近年は経営資源に制約のある中小企業にこそ必要であると言われており、管理会計に対する関心が高まっています。

ここでは、中小企業経営の心強い味方となる、おすすめの管理会計システムを8つ紹介します。

1.freee会計 法人版

freee会計 法人版は、経理がはじめての方や簿記の知識のない方でも使いやすい会計システムです。

損益レポートや資金繰りレポートなどのレポート機能が搭載されており、損益やキャッシュフローの状況・推移を一目で把握できます。さらにプランによっては、部門別管理や予実管理、プロジェクト管理などの管理会計機能も利用可能です。

提供元freee株式会社
初期費用0円
料金プラン

■年払い

  • ミニマム 2,178円(税込)/月あたり
  • ベーシック 4,378円(税込)/月あたり
  • プロフェッショナル 43,780円(税込)/月あたり
  • エンタープライズ 要問い合わせ

■月払い

  • ミニマム 2,948円(税込)/月
  • ベーシック 5,808円(税込)/月
  • プロフェッショナル 52,536円(税込)/月
  • エンタープライズ 要問い合わせ
導入実績33万社以上(2021年12月末時点の有料課金ユーザー数)
機能・特徴財務会計(決算・申告・取引登録・取引データ連携・会計帳簿・財務諸表)、債権債務管理、帳票管理、管理会計(可視化、集計/分析、部門別管理、予実管理、プロジェクト管理、月次予算) ほか
URL公式サイト

2.弥生会計オンライン

弥生会計オンラインは、簿記・会計の知識がなくても簡単に使える会計システムです。契約初年度は1年間無料で利用できるため、じっくり時間をかけて使用感や自社との相性を確認したいという企業におすすめです。

レポート機能が搭載されており、入力データから損益レポートや残高試算表などのレポートを自動で作成できます。取引先別・科目別のレポートがグラフで表示されるため、自社の経営リスクをいち早く見つけることができ、迅速な経営判断に役立てられます。

提供元弥生株式会社
初期費用0円
料金プランセルフプラン 28,600円(税込)/年
ベーシックプラン 38,720円(税込)/年
※初年度無料キャンペーン終了後の料金
導入実績280万ユーザー以上(2022年9月時点)
機能・特徴決算書の作成、仕訳・記帳の自動化、経営状況の見える化、税理士・会計事務所連携、金融機関連携、店舗効率化・POSレジ連携、請求書連携、スマホアプリ、インボイス制度・電子帳 ほか
URL公式サイト

3.マネーフォワード クラウド会計

マネーフォワード クラウド会計は、日々の取引の入力など面倒な作業を自動化し、業務効率を大幅に改善してくれる会計システムです。

キャッシュフローレポートや収益レポート、費用レポートといった会計レポートの自動作成に対応しており、経営状況をリアルタイムで把握できます。また、会計だけでなく、請求書・経費・勤怠・給与などのマネーフォワードのサービスもまとめて利用できるため、経理業務全体を効率化したい企業にもおすすめです。

提供元株式会社マネーフォワード
初期費用0円
料金プラン

【基本料金】

■年額プラン

  • スモールビジネス 3,278円(税込)/月
  • ビジネス 5,478円(税込)/月

■月額プラン

  • スモールビジネス 4,378円(税込)/月
  • ビジネス 6,578円(税込)/月

※基本料金のほか従量料金が必要(4名以上 300円/1名)

機能・特徴他社会計ソフトから乗り換え簡単、取引明細は自動で取得、スキマ時間にアプリで仕訳、充実した連携サービス、仕訳の勘定科目を自動提案、仕訳ルールの学習機能
URL公式サイト

4.HANJO 法人会計

HANJO 法人会計は、飲食店の経理に特化した法人用会計システムです。スマホでレシートや領収書を撮影するだけで、面倒な記帳や仕訳が自動でできるため、経理業務の効率化が実現できます。

儲かるお店づくりをサポートしてくれる「経営NAVI」という機能が搭載されており、売上・客数・客単価などの推移を月次・週次・日次の期間でグラフ表示できます。また、経営における指標を前年・前月・前日のデータと並べて表示できるため、各指標の達成具合を一目で把握できます。

提供元株式会社CXDネクスト
初期費用要問い合わせ
料金プラン無料プラン 0円
有料プラン 2,178円(税込)/月
機能・特徴スマホ・タブレット対応、自動入力推測仕訳、所属別集計、勘定式決算書、固定資産登録、申告書・帳票自動作成、未処理タスク表示、事業推移、改善策提案 ほか
URL公式サイト

5.スマイルワークス

スマイルワークスは、プロジェクト別の収支管理を主軸とした、財務会計・販売管理・給与計算などの業務を統合的に効率化できるクラウドERPです。

財務会計機能の「会計ワークス」には、間接費を部門・プロジェクト別に自動配賦できる配賦機能をオプションで追加でき、適切な収益管理や管理会計に役立てられます。複雑な人件費の配賦を自動計算できるほか、月別で配賦率の設定を変更することも可能です。

提供元株式会社スマイルワークス
初期費用
  • 標準プラン 33,000円(税込)
  • Enterpriseプラン 165万円(税込)
  • インボイス特別プラン 0円
料金プラン

■標準プラン

会計ワークス 11,000円(税込)/月

  • Enterpriseプラン 22万円(税込)/月
  • インボイス特別プラン 

基本 3,300円/月
+会計オプション 2,000円/月

機能・特徴販売管理(案件管理・販売管理・仕入管理など)、財務会計(日次管理・月次管理・決算管理・工事台帳など)、給与計算(勤怠管理・給与管理・年末調整など) ほか
URL公式サイト

6.勘定奉行クラウド

勘定奉行クラウドは、インボイス制度・電帳法に求められる「標準的な経理業務」と「経理DX」を実現できる財務会計システムです。制度要件を満たすだけでなく、経理業務全体のプロセスを最適化し、スムーズな運用を支援します。

管理会計用の自由な科目体系・部門体系で帳票を作成できるため、自社独自の視点で経営状況を分析することが可能です。また、部門の人数や売上実績などさまざまな配賦基準に基づいて部門共通費を配賦することで、部門別損益を容易に把握できます。

提供元株式会社オービックビジネスコンサルタント
初期費用中小企業向け
  • iAシステム 55,000円(税込)
  • i-Bシステム 66,000円(税込)
  • iSシステム 77,000円(税込)
料金プラン中小企業向け
  • iAシステム 21,450円(税込)/月~
  • iBシステム 25,850円(税込)/月~
  • iSシステム 30,800円(税込)/月~
機能・特徴取引入力・自動起票、会計帳票・分析帳票・管理会計帳票、決算・消費税申告/納税、拡張オプション(オリジナル帳票作成・証憑自動読取、外貨管理など)、API&CSV連携 ほか
URL公式サイト

7.らんらん財務会計8

らんらん財務会計8は、中小・零細企業向けの会計ソフトです。操作者に合った入力方法を選択できるなど、初心者から熟練者、経営者にいたるまで誰でも使いやすい設計になっているのが特徴です。

経営ツール機能では、売上月次推移グラフ・財務構成グラフ・損益分岐点グラフを用いて、数値化された自社の状況をリアルタイムで把握できます。また、部門別の損益状況の比較や、特定部門の活動状況の把握ができる部門別集計機能を備えており、事業の統合や再分割といった方針の決定や部門ごとの目標設定に役立てられます。

提供元株式会社コラボ
初期費用パッケージ販売のためなし
料金プラン標準パッケージ 46,200円(税込)
エコパッケージ 39,600円(税込)
ダウンロード販売 37,400円(税込)
機能・特徴伝票、帳簿入力、元帳、財務諸表、部門集計表、売上分析、財務諸表分析、科目分析、決算書、消費税、固定資産管理 ほか
URL公式サイト

8.会計王

会計王は、インストール型ソフトならではの軽い動作とクラウドの利便性を兼ね備えた、個人事業主・中小企業向けの会計ソフトです。

摘要別集計表や部門別実績集計表、予算実績管理表などの多彩な集計機能が搭載されているため、自社の経営状況を一目で把握できます。また、連続5期経営分析や損益分岐点分析などの分析機能も充実しており、経営課題の明確化や有効な改善策の立案に役立ちます。

提供元ソリマチ株式会社
初期費用パッケージ販売のためなし
料金プラン44,000円(税込)
機能・特徴業種別テンプレート、らくらくエスコート、ダイレクトメニュー、他社製品データ取込み、消費税情報のかんたん設定、専用クラウドでデータ管理、MoneyLink(マネーリンク)、多彩な入力方式、お決まり仕訳登録、高機能な仕訳検索、仕訳の承認機能
URL公式サイト

管理会計システム導入によるメリット

管理会計はExcelでも可能なため、専用システムを導入していない企業は少なくありません。しかし、管理会計システムを導入することで、経営状況の把握・改善や効率化といったさまざまなメリットが得られます。

ここでは、管理会計システムの導入によるメリットについて解説します。

経営状況の把握や改善につながる

管理会計システムには入力したデータの自動集計機能が備わっているため、正確な情報をスピーディーに収集できます。日々の数値を比較し、リアルタイムで情報を確認できることで、スピード感を持った経営判断が下せるようになります。

また管理会計システムでは、収集したデータをもとに多角的な視点で分析することも可能なため、的確に自社の経営状況を把握し、より実効性のある改善策につなげていけます。

業務の効率化につながる

Excelを使って管理会計を行う場合、手作業での入力・集計が必要となるため、多くの手間や時間がかかります。

管理会計システムを導入すれば、自動仕訳や会計情報の迅速な収集、他システムとの連携などの機能により、業務効率化を実現できます。入力ミスも大幅に削減されるため、正確なデータを収集でき、決算書の正確性向上にもつながります。

また、業務の属人化を防ぎ、経理管理を自動化できるため、担当者の業務負担軽減に役立つのもメリットです。

管理会計システム導入によるデメリット

管理会計システムの導入を検討する際は、メリットだけでなくデメリットについても理解しておく必要があります。

ここでは、管理会計システムの導入によるデメリットについて解説します。

導入〜運用にコストが発生する

管理会計システムを導入し、運用していくためにはコストが発生します。

導入にかかる初期費用や月額費用などのほか、新しい会計運用ルールの整備に関わる人件費なども必要です。さらに、システムを開発したりカスタマイズしたりする場合には、開発費やオプション費用も用意しなければなりません。

また、新たな運用方法やシステムの操作に慣れるまでには一定の時間がかかり、特に導入初期はシステム担当者への問い合わせが集中することも考えられます。管理会計システムを導入する際は、費用や時間、手間がかかることを踏まえたうえで、余裕を持って計画を立てることが大切です。

情報漏えいのリスクがある

管理会計システムを導入する場合、データの漏えいや改ざん、消失などのリスクがあることについて理解しておかなければなりません。

クラウド型の場合はインターネットを利用して作業を行います。システムの提供元でもセキュリティ対策を強化していますが、インターネットに接続する以上、セキュリティリスクを完全になくすことはできません。

また、データの保存場所についても注意が必要です。自動バックアップ機能によりデータ消失リスクは減少していますが、特に重要なデータの保管場所については、アクセス制限やパスワード保護などの対策を講じておくことをおすすめします。

管理会計システムを比較して自社に適したシステムを導入しよう

管理会計システムを導入することで、迅速かつ効率的に情報を収集・分析できるようになるため、管理会計業務を大幅に効率化できます。また、経営状況を的確に把握できるため、経営戦略の立案・策定やスピーディーな意思決定に役立てられます。

管理会計システムを導入する際は、自社の状況や業種に合ったものを選ぶことが大切です。本記事で紹介したサービスを比較し、自社に適した管理会計システムを導入しましょう。

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