【2024年最新】おすすめ予算管理システム16選!機能や費用を徹底比較
予算管理システムを探しているが、なかなか自社に合うものが見つからない人もいるでしょう。本記事では、2024年最新版の予算管理システムのおすすめを16個厳選してご紹介しています。機能や費用を比較しており、また選び方も解説しているので参考にしてください。
目次
予算管理システムとは?
予算管理システムとは、予算の管理や編成、分析やレポートなどを効率的に行なうためのツールです。
これまで多くの企業で予算管理はExcelで行なわれていましたが、最近ではExcelのような操作ができ、機能を向上させた予算管理システムの活用が主流となりつつあります。
▷予算管理とは?目的や基本の手順から効率化するコツ・分析方法を解説
予算管理システムを選ぶ上での比較ポイント・選び方
ここでは、予算管理システムを選ぶ上での比較ポイントや選び方について解説していきます。
(1)どの程度の費用がかかるか
予算管理システムを選ぶ上で、どの程度費用がかかるのか確認しておくことは重要です。
予算管理システムを導入する際には、システムの導入費用、初期設定やカスタマイズの費用がかかります。ほかにも、クラウド型サービスの利用契約の内容などによって、かかる費用は変わってきます。
複数の企業から見積もりをとり、業務効率や経営改善効果など費用対効果を比較検討して、予算管理システムを選びましょう。
(2)自社システムとの連携ができるか
予算管理システムの導入を検討している企業は、すでにシステムを導入している場合が多いです。そのため、現在利用しているシステムと連携できるかどうか確認をしましょう。
特に、会計システムなどと連携できると作業効率が上がるのでおすすめです。
(3)多言語・多通貨に対応しているか
海外に拠点がありグローバルな事業展開をしている企業や、今後海外進出を考えている企業は、多言語・多通貨に対応している予算管理システムの導入をおすすめします。
システムのなかには、英語や中国語などの他言語での表示が可能なものや、多くの外貨を使用できるもの、日本円の換算レートに指定ができるシステムなどがあります。
(4)Excelからのデータ移行ができるか
予算管理をExcelで行なっている企業は多くあります。しかし、業務改善や効率化のために予算管理システムの導入を検討している企業も少なくありません。
予算管理システムのなかには操作性がExcelに近く、Excelファイルからデータを直接インポートできる機能を持つシステムもあります。
Excelでの予算管理に慣れた担当者の作業移行をスムーズに進めるためにも、Excelからデータ以降ができるか確認しましょう。
(5)無料のトライアル期間があるか
システムの操作性や、備わっている機能などを確認して導入したいと考えている場合は、無料トライアルが利用できる予算管理システムを選ぶと良いでしょう。
導入前に無料トライアルが可能かどうかは、資料請求時に担当者に確認してみてください。
(6)システム導入をサポートしてくれるコンサルの経験値は高いか
予算管理システムを導入するには、新システムへの移行時にシステムの設定や要件定義をする必要があります。
予算管理システムによっては、コンサルタントによる導入コンサルが含まれているものもあります。初期設定から自社で行なうことを想定していなければ、専門のコンサルタントに作業をお願いすると導入までがスムーズです。
しかし、コンサルタントの経験値もさまざまです。また、サポート範囲も各システムで要件が違います。コンサルタントの導入を考慮する場合は、どこまでの範囲をどのようなコンサルタントがサポートしてくれるのか、事前に確認しておくと安心です。
▷予算管理でよくある問題点とは?システム導入で改善できる5つの課題
機能・料金を徹底比較!おすすめの予算管理システム16選
ここから、予算管理システムを機能や料金の面から徹底比較し、おすすめの予算管理システム16選を紹介します。
(1)BizForecast
Excelの入力インターフェースや集計・分析機能の長所を活かした、グループ経営管理システムです。データベースの一元管理ができ、一度入力したデータはデータベースに格納されるので任意の出力箇所にデータを反映することができます。リアルタイムで進捗確認ができ、セキュリティも万全です。
提供元 | プライマル株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 情報収集機能、報告機能、集計加工機能を担う連結会計システムほか |
URL | 公式サイト |
(2)iFUSION
今あるExcelをそのまま活用し業務を効率化する予算管理システムです。計算式やフォーマットに自動で保護がかかるので、入力時にせっかく作った計算式を壊されたりする心配がありません。ユーザー単位でアクセス権限を付与でき操作ログのデータも取得できるので不正などにも安心です。
提供元 | 株式会社インプレス |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | Excelの活用、データベース化、承認機能、組織情報の履歴管理、WEBデータ照会、エラーチェック、権限設定ほか |
URL | 公式サイト |
(3)Workday Adaptive Planning
柔軟なプランニングと業種を問わず使える予算管理システムです。予算編成やシナリオプラン、レポートを使用して継続的にプランニングを行うことができます。またワールドクラスのセキュリティで、会社の大切な情報を安全に保つことができます。
提供元 | ワークデイ株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 公表なし |
機能・特徴 | Excelインポート、ドリルダウン、ローリングフォーキャスト、ダッシュボード、多言語ほか |
URL | 公式サイト |
(4)bixid
会計データの可視化から月次決算やキャッシュフローまで容易に予算管理ができます。毎月の数字が確定したら会計ソフトからデータをアップロードするだけなので操作も簡単です。パソコンだけでなくスマホアプリからも数値確認がリアルタイムにできるので、素早い経営判断に役立ちます。
提供元 | 株式会社YKプランニング |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | フリー:0円/月 ライト:660円(税込)/月 |
導入実績 | 1万4,000社以上 ※2020年10月21日の調査より |
機能・特徴 | 月次報告レポート、単年シミュレーション、経営計画(予算作成)、社内外の共有機能、会計データチェックほか |
URL | 公式サイト |
(5)Board
部門を横断して連携できるので、会社全体の数値が容易に確認できる予算管理システムです。分析や計画、予測・シミュレーションといった機能を単一プラットフォームで操作できます。高度なデータによる予測分析などにも長けています。
提供元 | BoardJapanInc. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 2000社以上 |
機能・特徴 | リアルタイムでの計画と分析、シミュレーション機能、レポート機能、セルフサービス分析ほか |
URL | 公式サイト |
(6)YoJiTSU
会計ソフトはそのままで、すべての会計ソフトと連動できる予算管理システムです。RPAを利用して毎月の分析資料を自動で作成し、予算作成も5分程度で簡単に作成できます。
提供元 | 株式会社シスプラ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 5,500円(税込)/月 |
機能・特徴 | 予算作成、予算見直し、摘要分析、売上細分化、資金繰予定表、STORY、月次報告書ほか |
URL | 公式サイト |
(7)CCH®Tagetik
財務データや予算管理はもちろん、過去のデータとの比較分析や予算プランの策定など、搭載されている機能が豊富な予算管理システムです。経理・経営企画部門に関わる全ての業務プロセスとデータを管理・強化してくれます。連結会計プロセス全体を自動化できるので、業務効率の向上にもつながります。
提供元 | TagetikJapan株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 世界の顧客数1,600以上 |
機能・特徴 | 予算編成、予算計画、リアルタイムの分析・シミュレーション、ダッシュボードによるリアルタイムのデータ可視化ほか |
URL | 公式サイト |
(8)Jedox
自由度の高い業務データ管理プラットフォームを構築できるシステムです。データ統合から入力管理、見える化までを、単一のプラットフォームで行なうことができます。
提供元 | 株式会社KSKアナリティクス |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | インメモリDB、データ連結機能、スケジュール機能、データ加工機能、データ閲覧権限設定ほか |
URL | 公式サイト |
(9)クラウドERPZAC
案件や契約、プロジェクト単位で業務進行をする業種に適したクラウドシステムです。プロジェクトが頻発してもタイムリーに損益管理ができるほか、必要なデータを一元管理し、バックオフィスの業務を効率化できます。
提供元 | 株式会社オロ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 900社以上 |
機能・特徴 | 予定表、コンタクト管理、文書管理、販売管理、経費管理、在庫管理、工程管理、経営モニタリングほか |
URL | 公式サイト |
(10)Manageboard
計画プランやバランスシートなどを自動連動させて、計画策定から計画のアップデートや予測、シミュレーションなどの作業を効率化してくれるシステムです。連動する会計ソフトが多いので、自社で今使っているソフトをそのまま活用することができます。
提供元 | 株式会社ナレッジラボ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | タグによる多軸分析、詳細計画、カスタムレポート、ユーザー権限のカスタマイズ、会計ソフトとの連携ほか |
URL | 公式サイト |
(11)Sactona
経営管理を高度化し、効率化するためのクラウドパッケージシステムです。予算の編成や予算管理、見込み管理などに必要な情報提供から、実行・改善するというサイクルを行ってます。
提供元 | アウトルックコンサルティング株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 会計システムとのデータ連携、データ収集、予定差・見通し差の一元管理、各社データ入力と同時に外貨換算や品目別・組織別などのさまざまな階層での自動集計ほか |
URL | 公式サイト |
(12)DivaSystemFBX
グループ予算の管理など、グループ経営管理業務に必要なデータ収集とレポーティングを行なってくれるアプリケーションです。進捗状況も一目で把握でき、ファイルのバージョン管理も容易なのでファイルが混在するなどの問題が防げます。
提供元 | 株式会社ディーバ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 各種マスタ設定、権限設定、ファイル配布、即時データベース保存、データチェック、集計・処理、レポーティングほか |
URL | 公式サイト |
(13)fusion_place
独自開発のデータベースによって、経営管理情報を一元管理できる予算管理システムです。専任のコンサルタントが導入支援や、経営管理業務の包括的なサポートを行ってくれるので初めて予算管理システムの導入を検討している企業も安心です。
提供元 | 株式会社フュージョンズ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■standard:0円/年 ■premium
■cloud
|
導入実績 | 180社以上 |
機能・特徴 | オンメモリ多次元データベース、超高速なオンメモリー集計、数値データと非数値データの一元管理、集約レベル入力ほか |
URL | 公式サイト |
(14)SAPBusinessOne
企業全体のデータに基づいて、リアルタイムの数値でレポートが作成できる予算管理システムです。多彩なレイアウトでレポートを作成できるので業務効率にもつながります。さまざまなデバイスでデータの確認ができるので便利です。
提供元 | SAPジャパン株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 財務会計、購買管理、販売管理、在庫管理、入出金管理、生産管理、MRPほか |
URL | 公式サイト |
(15)STRAVIS
連結会計や管理会計、グループ経営データ収集基盤として、業務の効率化をサポートしてくれるシステムです。連結決算業務などのアウトソーシングサービスも提供しています。
提供元 | 株式会社電通国際情報サービス |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 950社 |
機能・特徴 | 連結会計業務に対応、複数業務の集約・一元化、データ収集、IFRS対応 |
URL | 公式サイト |
(16)Loglass
表計算ソフトで管理する予算や見込みデータ、会計ソフトから取り込む実績データなどが瞬時に集まり、面倒な集計作業などを効率化してくれるシステムです。タイムマシン機能で各部門から提出されたデータの可視化に対応しているのでミスの早期発見ができます。
提供元 | 株式会社ログラス |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 編成プロジェクト機能、実績インポート機能、タイムマシン機能、コメント機能、ダッシュボード機能ほか |
URL | 公式サイト |
予算管理システムを導入するメリット
ここからは、予算管理システムを導入することで得られるメリットについてご紹介していきます。
(1)予算管理業務の効率化が見込める
予算管理システムを導入することで、業務の効率化が見込めます。
予算管理システムを導入すると、さまざまなデータを一元管理できるようになり、予算や経費の支払いなどを部門ごとに分析することも可能です。▷予算管理の具体的な業務や必要なスキルとは?企業における重要性も解説
(2)セキュリティを強化できる
データ管理関連のセキュリティが強化できるのも、予算管理システムを導入するメリットです。
予算管理システムでデータを一元管理することで、データのやりとりで起こる誤送信やデータ削除などの問題を減らすことができます。
さらに、クラウド型のシステムであれば自動でバージョンアップされるため、常に最新版の利用ができます。そのため、機密情報の外部漏えいを抑止できたりウィルスのリスクを軽減したりできます。
(3)属人化の解消や防止につながる
予算管理システムは、専門知識がなくても利用できます。また、社内全体での情報共有も簡単に行なうことができるので、属人化の防止にもつながります。
(4)予算シミュレーションの利用
予算管理システムを導入することで、予算管理プロセスが可視化でき、経営戦略と予算計画の関連性を理解しやすくなります。
社内の数字目標や、新着管理なども共有し、分析やシミュレーションを繰り返し行なうことも可能になるので、予算編成の精度向上にもつながるでしょう。
▷予算管理システム導入のメリット・デメリットをそれぞれ徹底解説!
予算管理システムを導入するデメリット
予算管理システムを導入することでデメリットもあります。ここからは、デメリットについて紹介します。
(1)多額のコストがかかるケースがある
無料で利用できるExcel管理と比べて、予算管理システムはコストがかかります。業者によって価格に違いはありますが、初期費用と月額費用が発生します。
初期投資を抑えたい場合は、クラウド型のシステムを導入すると良いでしょう。費用対効果も考えた上で、自社に必要な機能とコストを確認してください。
(2)システムの選択肢が限られるケースがある
予算管理システムを利用するときは、会計ソフトなどと連携することでより業務の効率化が可能です。そのため、自社で使用しているシステムと互換性が低いと、使いにくいなどの問題点が生じます。
使用しているシステムによって選べるシステムが制限されることがあるので注意してください。
▷予算管理はどの部署の仕事?各部門の担当者の予算策定についても解説
おすすめの予算管理システムを選んで業務を効率化!
Excelで行なっている予算管理は、システムを導入することで効率化することが可能です。
予算管理システムではさまざまなデータを一元化することで、業務の効率化を図るだけでなく、予算管理プロセスを可視化したり、経営戦略や予算計画を立てる際にも役立ちます。さらに、クラウド型のシステムを導入すれば社内での情報共有もしやすくなり、社員の情報管理範囲も広がります。
予算管理システムは運営会社によって、特徴や機能もさまざまです。また、初期費用やランニングコストも違うので、導入をするときは比較検討することをおすすめします。自社の状況や改善ポイントなどをしっかり洗い出して、予算管理システムを導入し業務を効率化させましょう。
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