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ログ管理は無料でできる?フリーソフトの注意点や有料版との違い

2024/12/03 2024/12/05

ログ管理システム

無料のログ管理

セキュリティ対策の一環として行われる「ログ管理」。社内のITシステムの操作履歴やアクセス履歴を管理・分析することを指しますが、ログ管理は無料でもできるのでしょうか。本記事では、無料で使えるログ管理システムを紹介し、システムの選び方や注意点などを詳しく解説します。

フリーソフトやOSSを活用すれば「ログ管理」は無料でできる

ログ管理を始めたいけれど、コストが心配だという方も多いのではないでしょうか。実は、フリーソフトやオープンソースソフトウェア(OSS)を活用すれば、無料でログ管理を行うことが可能です。

これらのソフトは導入費用がかからないだけでなく、基本的な機能も十分に備えているため、多くの企業で利用されています。特に、導入しているシステムが小規模な場合や、初めてのログ管理を行おうとする場合には、有力な選択肢になるでしょう。

【無料で使える】ログ管理システム

ここでは、無料のプランがあるログ管理システムを紹介します。

Datadog

Datadogは、無料でも使えるモニタリング・セキュリティプラットフォームです。インフラストラクチャーからアプリケーションまで、さまざまな環境を監視できます。状況に応じたログデータの分析や調査を行えるため、トラブルシューティングやデータ調査に役立つでしょう。

また、ユーザーセッションごとにロード時間やエラー、リソースなどを可視化できるため、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。重要な問題が発生した場合にはアラートで通知されるため、迅速な対応も可能となるでしょう。

提供元Datadog, Inc.
初期費用要問い合わせ
料金プラン■インフラストラクチャー
  • Free:無料
  • Pro:$18.75
  • Enterprise:$28.75
  • ※その他ネットワークパフォーマンスモニタリングやネットワークデバイスモニタリング等の料金設定あり

導入実績25,000社以上
機能・特徴ダッシュボード、インフラストラクチャー、コラボレーション、アラート、API、機械学習、APM、ログ、Syntheticsなど
URL公式サイト

LogStare Collector

LogStare Collectorは、無料でも使えるセキュリティ運用ソフトウェアです。導入・初期設定が簡単で、最短3分ですぐに運用を開始できます。また、純国産ソフトウェアであり、日本語・日本時間に完全に対応したサポートがあるため安心です。

自社に必要な機能のみを購入できるため、予算が少ない場合や、徐々に導入していきたい場合にも適しているでしょう。問題発生個所が一目でわかるリアルタイム監視画面やダッシュボード、直観的に操作できるUIを備えており、設定した条件で自動アラートを発することもできるため効率的な運用ができるでしょう。

提供元株式会社LogStare
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • Free:無料
  • Limited:26万4,000円(税込)/年
  • Pro:39万6,000円(税込)/年
導入実績5,600ユーザー
機能・特徴最短3分で構築完了、問題発生個所が一目で分かるDSV、ダッシュボード、自動アラート、日本国内で運用に適したサポート体制など
URL公式サイト

EventLog Analyzer

EventLog Analyzerは、あらゆるログを可視化できる統合ログ管理ツールです。無料で使えるプランも用意されています。優れた検索機能を備えており、異なるデバイスであっても横断的にログを検索することができ、テキストベースでの検索も可能です。

ログ収集はエージェントレスでも実行でき、自動でレポート化することもできます。アラート通知も可能で、ログのアーカイブファイルを暗号化しZIPファイルのタイムスタンプを付与することで改ざんの防止にもつながるでしょう。

提供元ゾーホージャパン株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • 評価版:無料
  • 通常ライセンス:48万3000円~
  • 年間ライセンス:16万1,000円~
導入実績累計導入実績5,300社以上
機能・特徴ログの収集、Windowsイベントログ管理、Syslogサーバー・Syslog管理、ログのインポート、ログの検索、ログアーカイブ、アラート通知など
URL公式サイト

フリーFFSログコレクター

フリーFFSログコレクターは、Windowsフォレンジック用の無料ログ収集ツールです。通常のコピー操作では収集できないレジストリなどのファイルを強引にコピーするコマンドを実装しており、マウスだけで簡単に操作できるため、担当者がログ管理未経験でも使用できます。

バッチファイルの形で作成・配布されているため、簡単にソースコードを読むことができ、フォレンジックツールの学習材料としても活用可能です。

提供元株式会社Dr.セキュリティ
初期費用無料
料金プラン無料
機能・特徴簡単なハッキングでコピー防止機能を突破、標準的なWindowsの機能だけで実現、フォレンジックツールの学習材料としても役立つなど
URL公式サイト

Graylog

Graylogは、セキュリティとIT運用の両方を簡素化し、効率性を高めるために設計されたツールです。リスクに応じて優先順位が付けられ、データからの検出・実行までを数分で行うことができます。

UIも直感的なため、効率的にログの分析が可能です。AIを活用した概要とタイムラインの視覚化によって、問題点を迅速に把握し、対応することができます。

提供元Graylog, Inc.
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • 無料ツール:無料
  • グレイログエンタープライズ:$1,250/月~
  • グレイログセキュリティ:$1,550/月~
  • Graylog API セキュリティ:$1,500/月~
導入実績25万ユーザー
機能・特徴ログ収集とフリート管理、検索、イベントとアラート、スケーラブルなアーキテクチャ、統合、レポートとダッシュボード、アクセス制御など
URL公式サイト

ログ管理システムの無料版と有料版の違い

ログ管理システムの無料版と有料版の大きな違いは、利用制限の有無です。無料版はコストを抑えて始められる一方、対応できるデータ量や機能に制限が設けられている場合が多いです。

有料版では、無料版のような制限がなく、より高度な分析やサポートを受けられるのが特徴です。無料版は試用や小規模な運用に適し、有料版は本格的な運用に最適だといえます。導入目的やシステム規模に応じて、自社に適した選択肢を選びましょう。

【2024年最新】おすすめのログ管理システム13選比較|無料製品やメリットを解説

無料で使えるログ管理システムの選び方・注意点

無料のログ管理システムを選ぶ際には、利用目的や制限に注意するようにしましょう。ここでは具体的な選び方と注意点を紹介します。

自社が求めるログ管理の目的を達成できるか

ログ管理システムを選ぶ際には、そのシステムで自社の目的を達成できるかを確認することが重要です。特に、管理できるログの種類やシステムの台数に制限がないか、無料版の仕様をしっかり確認しましょう。

例えば、収集できるログが限られている場合、必要なデータを見落としてしまう可能性があります。また、大規模なシステム運用をしている場合には、台数制限があると管理が難しくなることもあるでしょう。目的に合った選択が、効果的な運用のカギなのです。

ログの監視方式は何か

どのような監視方式が採用されているかを確認することも、ログ管理システムを選ぶ際の確認ポイントです。

監視方式によって、リアルタイムでの異常検知や、効率的なログ収集の仕組みが異なるため、自社の運用に適したシステムを選ぶ必要があります。具体的な監視方式の種類や特徴について、以下で詳しく見てみましょう。

エージェント方式

エージェント方式とは、各システムに専用のソフトウェア(エージェント)をインストールしてログを収集する方法です。この方式の特徴は、システムごとに詳細な情報を効率よく収集できる点にあります。

エージェントが動作するため、ネットワークの負荷を抑えながらリアルタイムでデータを収集できます。また、特定の条件でアラートを発する設定も可能で、セキュリティ対策や迅速なトラブル対応に適しているでしょう。

一方で、システムにエージェントを導入する手間が発生する点には注意が必要です。

エージェントレス方式

エージェントレス方式とは、専用のソフトウェアをインストールせずにログを収集する方法です。ネットワークを介してデータを直接取得するため、ソフトウェアのインストール作業が不要であり、導入が簡単なのが特徴です。

この方式では、複数のシステムを一元的に管理でき、特に管理対象が多い環境に便利です。ただし、ネットワーク状況やシステム負荷の影響を受けやすく、リアルタイム性や収集範囲に制限が生じる場合もあります。導入時には、自社の環境や運用方法に合わせて選択しましょう。

遠隔操作は可能か

ログ管理システムを選ぶ際には、遠隔地にあるデバイスやシステムも監視できるかを確認するようにしましょう。テレワークや多拠点展開が進む現在、離れた場所のログを一元的に管理できる機能は欠かせません。遠隔操作が可能であれば、セキュリティの強化やトラブルの早期発見が可能になります。

また、遠隔での操作性も確認することで、自社の環境に最適なシステムを選ぶことができるでしょう。

自社のニーズに合うシステムを活用しよう

ログ管理システムには無料版と有料版があり、メリットと制限が異なります。重要なのは、自社の目的や運用環境に合ったシステムを選ぶことです。必要な機能や対応可能な範囲をしっかり確認し、無理なく導入できるツールを活用しましょう。

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ビズクロ編集部
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