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ChatGPTが自分だけの英会話学習の先生に?

ChatGPTを活用した学習方法やプロンプト例をご紹介

公開日:2024/11/14
ChatGPTが自分だけの英会話学習の先生に?

ChatGPTはビジネスシーンによる利用が注目されがちですが、実は、使い方次第で個人の英会話学習にも活用できることをご存じでしょうか。今回はChatGPTを使った英会話学習をテーマに、具体的な学習方法やプロンプト例、注意点をご紹介します。

そもそもChatGPTとは

ChatGPTはアメリカのOpenAI社が提供する生成AIです。プロンプトと呼ばれる指示を入力することで、テキストや画像といったさまざまなコンテンツを生成したり、ユーザーの質問に対する回答や情報を提供することができます。

2024年5月には新モデルのGPT-4oがリリースされ、アウトプットの高速化に加え、テキストや音声に関する機能がさらに向上しました。

GPT-4oは無料版でも利用できますが、無料版と有料版(ChatGPT Plus)では、時間当たりの回数制限などが異なるため、より活用したい場合は、有料版への切り替えが望ましいでしょう。

ChatGPTが自分だけの英語の先生になる?

ChatGPTは文章制作はもちろん、画像などのクリエイティブ制作を目的に使われることが多いですが、実は英会話の学習ツールとして活用する人も増えているのです。

ChatGPTを用いた英会話学習では、プロンプトを調整することで自分のレベルにあった学習を実現できます。また会話形式で学習できるため、まるで自分だけの英会話の先生に教えてもらうかのように進めていくことが可能です。

現在は音声会話機能も無料利用できるうえ、GPT-4oで音声認識機能が強化されたことで、より効率的な学習が可能となっています。

ChatGPTで英会話を学習する方法

ChatGPTを活用して英会話を学習する方法としては、主に以下のようなものが挙げられます。

・ロープレによって日常会話表現の幅を広げる

英会話のロープレをするようにプロンプトで指示を出すことで、特定シーンにおける英会話の練習が可能です。そのロープレ内容をさらに自然な表現にするように依頼することもでき、表現の幅を広げられます。

・自分に合った単語集を作成する

海外サイトにある英文などをコピーし、その文から日常会話に役立つ単語を抽出する指示を出すことで、より実践的な単語を把握できます。

・スピーキングのテーマ出し

スピーキングを学習する際、ChatGPTにテーマ出しを依頼できます。テーマや細かな質問などを出してもらい、それに対して英語でスピーチするといった形で活用できるでしょう。

・英語に関するさまざまな疑問の解消

英語でどのように表現するのかについて、例えば「○○を英語でいうとどうなる?」のようなプロンプトを入れると即座に回答が得られます。

・日常会話だけでなくビジネス英会話の学習も

ビジネスメールのテキストやビジネススピーチの原稿などをプロンプトに入力し、添削してもらうことで、ビジネスに即した英語表現を学習できます。

英会話学習で使えるプロンプト例

ここで英会話学習において使えるプロンプト例をいくつかご紹介します。

・ロープレ時のプロンプト例

私は英会話の初級者です。英会話の練習のために以下の条件でロールプレイをしたいです。・シーン:海外のホテルに宿泊しており、ホテル内の施設について何があるのかを、ホテル従業員に尋ねたいと思っている。・役割:私は宿泊客。ChatGPTはホテル従業員。

私から会話を始めるので、それに対して回答を行ってください。


・英文からの単語抽出時のプロンプト例

以下の英文から日常会話に役立つ単語を選びだし、日本語訳とともにリストを作成してください。

※英文を貼り付け


・英文の添削をしてほしい際のプロンプト例

以下の英文について文章構造と単語、文法の観点に分けて添削し、それぞれ改善すべきポイントを具体例とともに教えてください。

※英文を貼り付け

英会話学習でChatGPTを使う際の注意点

ChatGPTの回答内容がすべて過去のデータに基づいている点には注意すべきです。

例えば最新モデルのGPT-4oでは2023年10月までのデータを学習していますが、GPT-3.5などは2021年9月までのデータしか学習していないのです。そのため最新情報までは反映されておらず、時に誤った情報を返してしまうこともあります。

また入力するプロンプトによって、こちらの意図からずれた認識をしてしまい、想定していたような学習ができないケースもあるでしょう。

こういった事態を防ぐには、前提条件などを具体的かつ簡潔に伝えるなど、プロンプト入力について工夫する必要があるのです。

ChatGPTを自分だけの英会話先生として活用しよう!

従来ビジネスパーソンが英会話を学習するには、英会話スクールに高い費用を出して通ったり、教材を買い込んで自習したりすることが一般的でした。

しかし今ではChatGPTを上手く活用することで、高い費用をかけることなく、自分のレベルにあった英会話学習を実現できます。

相手はAIであるため「間違ったらどうしよう、恥ずかしい」と考える必要もなく、失敗を重ねながら着実に英会話スキルを高めていくことができるでしょう。

ぜひ本記事をお読みの皆さんも、ChatGPTを自分専属の英会話先生として活用してみてください。

ビズクロ編集部
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