6時間睡眠が最多、過半数が睡眠の質に不満を示す
調査結果から見えてくる睡眠の質向上に有効な取り組みとは?
睡眠は食事とともに人間の健康にとって大きな役割を果たします。この記事では株式会社NEXERと株式会社MySaunaが共同で実施した「普段の睡眠時間」に関するアンケートをもとに、睡眠の実態や質改善に向けた取り組みなどに迫ります。
6時間睡眠が最多となる結果に
本調査によると、普段の睡眠時間として最も多くなったのは「6時間(33.6%)」でした。
[引用:株式会社NEXER・株式会社MySauna「【睡眠の質満足できてる?】6割が「満足していない」睡眠時間の平均は...?」PRTIMES(2024年11月29日)掲載]
次点は7時間が26.8%で、5時間(17.8%)、8時間(15.0%)と続きます。この結果を見ると平均的な睡眠時間は6〜7時間であり、半数以上の人が厚生労働省が推奨する成人における適正睡眠時間である6〜8時間の睡眠がとれているといえるでしょう。
回答者の6割以上が睡眠の質に不満を示す
しかし、「睡眠の質」にフォーカスしてみると、実に過半数を超える60.2%の回答者が「質」に対しては、不満を示しているのです。
[引用:株式会社NEXER・株式会社MySauna「【睡眠の質満足できてる?】6割が「満足していない」睡眠時間の平均は...?」PRTIMES(2024年11月29日)掲載]
満足していないと回答した人の多くは、満足していると回答した人よりも睡眠時間が短い傾向にあり、具体的な回答として以下のような点が挙げられています。
- 眠気が取れない
- 起きた後に疲れが溜まっている感覚がある
- 本当はもう少し寝たい
- 寝つきが悪く、途中で目が覚める
一方、8時間や7時間などの睡眠を取れている人は満足している傾向が高く、「起きた後にすっきりと感じる」「身体的な不調はない」といった回答をしています。
寝る前の習慣・ルーティンがあると回答したのは約3割
寝る前の習慣やルーティンの有無に関する調査結果としては、「ある」と回答した割合が27.5%となっています。
[引用:株式会社NEXER・株式会社MySauna「【睡眠の質満足できてる?】6割が「満足していない」睡眠時間の平均は...?」PRTIMES(2024年11月29日)掲載]
ストレッチとスマホ閲覧が習慣の上位を占める結果に
寝る前の習慣・ルーティンとして、目立って多い結果となったのは「ストレッチ(25.5%)」と「スマホの閲覧(23.2%)」です。
[引用:株式会社NEXER・株式会社MySauna「【睡眠の質満足できてる?】6割が「満足していない」睡眠時間の平均は...?」PRTIMES(2024年11月29日)掲載]
ストレッチを挙げた理由としては「スッキリするから」「リラックスできる」などが見られます。スマホ閲覧の理由は「寝る前に動画やSNSを見るのが癒し」「明日のスケジュール確認」などが挙げられていました。
その他の習慣としては以下のようなものが見られました。
- 水を飲む
- 足つぼマッサージ
- アニメを見る
- 静かな音楽を流す
睡眠の質を良くする努力をしている回答者は3割に留まる
睡眠の質に対して多くの回答者が不満を覚えているなか、質改善に向けた努力をしている回答者は29.6%に留まる結果となりました。
[引用:株式会社NEXER・株式会社MySauna「【睡眠の質満足できてる?】6割が「満足していない」睡眠時間の平均は...?」PRTIMES(2024年11月29日)掲載]
睡眠の質を改善するための取り組みをしていると回答した人は、具体的に以下のようなことを意識しています。
- フィットする枕を使用する
- 就寝前にスマホやPCを見ない
- 寝る30分前から照明を暗くする
- 水分を取らない(トイレなどで目を覚まさないように)
- ホットタオルで目を温める
サウナ後の睡眠の質向上を感じた回答者は80%にのぼる
睡眠の質改善に対して「サウナを利用することがある」と回答した人はわずか3.8%ですが、実際に利用した人の80%が「睡眠の質向上を実感した」と回答しています。
[引用:株式会社NEXER・株式会社MySauna「【睡眠の質満足できてる?】6割が「満足していない」睡眠時間の平均は...?」PRTIMES(2024年11月29日)掲載]
どのように実感したのかという問いについては、以下のような回答が見られました。
- 寝つきが良かった
- 翌朝よく眠れたという実感を得た
- 程よく疲れて眠れる
- サウナからあがってしばらくするとウトウトしだすから
睡眠の質向上にはいかにリラックス状態を作れるかがカギに
睡眠はプライベートや仕事に大きな影響を及ぼします。上質な睡眠を取ることができれば、仕事のパフォーマンスや生活の充実感も増すでしょう。
しかし今回の調査においては多くの人が睡眠の質に不満を感じているものの、改善に向けた対策を講じている人は少ないという結果が見られました。
睡眠の質を高めるには、いかに就寝前にリラックスした状態を作れるかがカギとなります。
スマホやPCを閲覧しない、照明を暗くするなどの工夫をこらし、就寝への意識を高めて質の改善に取り組みましょう。