アフィリエイトリンクとは?種類や仕組み・貼り方をわかりやすく解説
アフィリエイトで収益を得るためには、「アフィリエイトリンク」を設置する必要があります。アフィリエイトリンクについての知識が不十分では、思ったような成果を得られない可能性があるため、しっかり理解しておきましょう。本記事では、アフィリエイトリンクの種類や作り方、ポイントなどを解説します。
目次
アフィリエイトリンクとは?
アフィリエイトリンクとは、広告主が自社商品やサービスの広告を配信するためにASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)を通じて発行するリンクです。
アフィリエイターは、このリンクを自分のWebサイトやブログに貼り付け、訪問者がリンクをクリックして商品を購入したりサービスを利用したりすることで、報酬を得ることができます。
アフィリエイトリンクは広告主とアフィリエイターをつなぐ重要なツールであり、Webサイトの収益化を図るために広く利用されています。ASPが提供する管理画面にて簡単に入手できるため、初心者でも設置が容易なのが特徴です。
アフィリエイトリンクの仕組みとは?
アフィリエイトリンクは、ASPサイトのURLとアフィリエイト専用の計測パラメータの2つの要素で構成されています。アフィリエイトリンクをクリックすると、ASPサイトを瞬時に経由して広告主のサイトや商品・サービスの案内ページに遷移する仕組みです。
計測パラメータがあることで、訪問者がどの記事のどのリンクから商品を購入したのかを判別することができます。
アフィリエイトリンクの種類は大きく2つ
アフィリエイトリンクには大きく分けて2つの種類があります。それが「広告リンク」と「商品リンク」です。ここではこの2つの違いについて見ていきましょう。
広告リンク
広告リンクとはアフィリエイトリンク全般を指す言葉であり、さまざまな形式があります。このリンクを使うことで、Webサイトやブログの訪問者を広告主のサイトに誘導することができ、商品の購入やサービスへの登録などの成果を達成することができるのです。
具体的な形式としては、テキストリンクやバナーリンク、ボタン型リンク、メール形式リンクなどがあり、それぞれの形式が異なる特徴を持っています。適切なリンク形式を選ぶことで、サイトのコンテンツや訪問者層に合わせた効果的なアプローチにつながるでしょう。
テキストリンク
テキストリンクは、文字にリンクを挿入する形式のシンプルなアフィリエイトリンクです。例えば、ブログの記事中に「こちらをクリック」や「詳しくはこちら」といったテキストを用意し、そこにリンクを埋め込むことで、訪問者を広告主のサイトへ誘導します。
テキストリンクは自然な流れで訪問者の目に触れるため、記事の流れを損なわずに広告を表示できる点がメリットです。また、SEO効果を高めるためにも有効だといえます。
バナーリンク
バナーリンクは、写真やイラストなどの画像にリンクを設定するアフィリエイトリンクです。視覚的に目を引くデザインとすることで、訪問者の関心を引きやすくなります。
また、バナーリンクはサイトのサイドバーやヘッダー、記事内など、目立つ場所に配置することでクリック率を高めることができます。ただし、記事を読むうえでは邪魔になりやすく、広告感が強いため、近年は効果的とはいえなくなっているようです。
ボタン型リンク
ボタン型リンクは、その名のとおりボタン形式のアフィリエイトリンクです。「購入はこちら」や「詳細を見る」といった文言を含むボタンをサイト内に配置することで、訪問者のクリックを促します。
ボタン型リンクは視覚的なアピール効果が強く、記事の中に含まれていても邪魔にならないため、クリックを促す効果が高いといえます。
メール形式リンク
メール形式リンクは、メール本文にテキストリンク(URL)を挿入する形式のアフィリエイトリンクです。メールマーケティングを行う際に活用され、購読者に対して直接リンクを送ることができます。
メール形式リンクは手軽に利用できるというメリットがあり、セットにするメール本文を自由に変更することもできるため、アフィリエイターの文章力によっては、より効果的な訴求につながるでしょう。
商品リンク
商品リンクは広告リンクの一部であり、アフィリエイター自身が用意した画像やテキストを使ったリンクのことです。商品リンクを利用すると、個別の商品ページなどへ訪問者を直接誘導することができます。
商品リンクは訪問者に具体的な商品情報を提供しやすいメリットがあるため、特定の商品を紹介する記事やレビュー記事で使用されることが多いです。
バナー生成
バナー生成は、広告主のサイトにある画像を使ってバナー広告を作成する方法です。既存の素材を活用することで、視覚的にわかりやすいリンクを作成することができます。
最近では映像を組み込んで動きを表現するなど、さまざまな手法が用いられているのも特徴です。
フリー素材生成
フリー素材生成は、アフィリエイト用のURLのみを作成する方法です。リンクのURLのみのため、メールマガジンへの挿入に利用されます。
この際、広告主のサイトURL以外へのリンクを生成・使用すると、ASPとの提携が解除されるリスクがあるため注意しましょう。
テキスト生成
テキスト生成とは、アフィリエイターが自ら執筆したテキストに広告主のサイトへのリンクを設定し、テキストタイプのアフィリエイトリンクを生成する方法です。
どのようなテキストにするかは自分で工夫できるため、アフィリエイターの腕の見せどころともいえるでしょう。ただし、テキスト内容が不適切な場合には提携解除となる恐れがあるため、あくまで広告主の商品・サービスを誠実に紹介する内容にする必要があります。
▷アフィリエイトの始め方・やり方について|準備するものや覚えておくべき知識
アフィリエイトリンクの見分け方はある?
Webサイトやブログに掲載されているリンクがアフィリエイトリンクかどうかを見分ける方法はいくつかあります。
まず、リンク先のURLを確認してみましょう。多くのアフィリエイトリンクは、特定のドメイン名やパラメータを含んでいます。また、リンクの貼ってあるテキストやバナーに「広告」や「スポンサー」などの表記が含まれている場合もアフィリエイトリンクである可能性が高いです。
さらに、リンクをクリックした際に、URLに「afi」や「ref」などの文字列が含まれている場合もアフィリエイトリンクだとわかります。
アフィリエイトリンクの作り方・貼り方
アフィリエイトリンクの種類や見分け方がわかったところで、実際に活用するためにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、アフィリエイトリンクの作り方と貼り方について解説します。
アフィリエイト広告を掲載するメディアを作成する
アフィリエイト広告を掲載するためには、まず掲載先であるメディアを作成することが前提です。Webサイトやブログを立ち上げ、ターゲットとする訪問者層の興味を引くコンテンツを充実させましょう。
例えば、特定のテーマに特化したブログや商品レビューサイトなどが考えられます。テーマを絞ることで関心の高い訪問者を引きつけることができ、アフィリエイトリンクをクリックしてもらいやすくなるでしょう。
質の高いコンテンツと使いやすいサイトデザインが、成功のカギだといえます。
▷アフィリエイトサイトとは?作り方の流れや成功するためのポイント
ASPへ登録をする
掲載するメディアを作成できたら、ASPに登録しましょう。ASPに登録することで、広告主が提供するさまざまなアフィリエイトリンクを取得できるようになります。
この際、自分のサイトのテーマや訪問者層に合ったジャンルの広告を提供しているASPを選択してください。
メディアに掲載するアフィリエイト広告を選ぶ
ASPへの登録後は、メディアに掲載するアフィリエイト広告を選びます。ここでのポイントは、自分のメディアの内容やターゲットに合った広告を選ぶことです。
例えば、美容ブログであれば、化粧品や美容サービスの広告が適しています。ASPの管理画面から提供される広告リストを確認し、親和性の高いものを選びましょう。
選んだ広告が訪問者の興味を引くものであるほど、クリック率や成果が向上します。
広告を掲載するための申請をする
広告を掲載するためには、ASPを通じて広告主に提携申請を行う必要があります。提携申請は、ASPの管理画面から簡単に行うことができ、広告主から承認されるとリンクを取得できるようになるのです。
提携申請が承認されるまでに時間がかかる場合もあるため、早めに申請を行いましょう。
アフィリエイトリンクを取得する
広告主への申請が承認されたあとは、アフィリエイトリンクを取得します。ASPの管理画面で提携が承認された広告を選び、リンクを生成するだけのため簡単です。
リンクの形式はテキストリンクやバナーリンクなど複数あるため、メディアのデザインやコンテンツに合うものを選びます。
メディアにアフィリエイトリンクを設置する
アフィリエイトリンクは、メディア内でも訪問者がクリックしやすい場所に配置することがポイントです。記事の中やサイドバー、フッターなど、視認性の高い場所がよいでしょう。
また、自然な流れでクリックを促せるように工夫し、文章の流れを損なわないようにすることが重要です。リンクの適切な位置への設置は、収益を上げるための基本だといえるでしょう。
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アフィリエイトリンクのクリック率を高めるポイント
クリック率を上げるためには、アフィリエイトリンクの貼り方が重要です。ここでは、具体的なポイントを見ていきましょう。
ユーザーがクリックしやすい場所に貼る
アフィリエイトリンクのクリック率を高めるためには、訪問者がクリックしやすい場所に配置することが重要です。
例えば、記事の冒頭、途中、そして最後にリンクを貼ることで、訪問者の目に触れる機会を増やすことができます。冒頭に貼るリンクは、最初に目に入るためクリックされやすく、途中に貼るリンクは記事内容と関連づけることで自然な流れでクリックを促せるでしょう。
また、最後に貼るリンクは、記事を読み終えて興味関心や意欲が高まった訪問者に行動を促す効果が高いです。
複数のアフィリエイトリンクを組み合わせる
クリック率を上げるためには、ボタン型リンクとテキストリンクを組み合わせる方法が効果的です。
ボタン型リンクは視覚的に目立つためユーザーの注目を集めやすく、テキストリンクは文章の中に自然に埋め込むことができるため、読者の流れを妨げずにリンクをクリックしてもらうことができます。
また、短い説明文や「詳細はこちら」といったマイクロコピーを活用することで、クリックのハードルを下げることにもつながります。このように、複数のタイプのリンクを適切に組み合わせることで、ユーザーにとって自然でクリックしやすい環境を作り出すことができるのです。
ABテストで検証する
クリック率を改善するためには、ABテストを行うとよいでしょう。ABテストとは、異なるデザインや配置のリンクを用意し、どちらがより高いクリック率を得られるかを比較検証する方法です。
例えば、同じページに対して異なるリンク形式や配置を試し、それぞれの結果をデータとして収集します。このような比較によって、最も効果的なリンクの配置やデザインを見つけ出すことができるのです。
定期的にABテストを実施し、結果を分析することで、アフィリエイトリンクの配置を常に最適な形に調整しましょう。
アフィリエイトリンクを設置する際の注意すべきポイント
アフィリエイトリンクを貼る際には、いくつかの注意点を守ることが大切です。具体的な内容を見ていきましょう。
アフィリエイトリンクの改変はしない
ほとんどのASPでは、アフィリエイトリンクの改変が禁止されています。リンクを改変すると、成果が正しく計測されなくなり、報酬が支払われない可能性があるため注意しましょう。
また、アフィリエイトリンクの改変は、ASPや広告主との信頼関係を損ねることにもつながりかねません。アフィリエイトリンクは発行されたままの形で使用し、意図的に変更しないことが重要です。
アフィリエイトリンクはHTMLに貼り付ける
アフィリエイトリンクは基本的にHTMLコードで記載されているため、HTMLに貼り付ける必要があります。リンクを正確にHTMLコード内に挿入することで、Webページ上で正しく表示されるのです。
例えば、WordPressなどのCMSを使用している場合でも、テキストエディタモードでリンクを挿入することが推奨されます。HTMLに正しくリンクを埋め込むことで、表示の崩れを防ぎ、訪問者にとって見やすいページを維持できるでしょう。
アフィリエイトリンクは貼りすぎない
アフィリエイトリンクを貼りすぎると、メディアのユーザビリティが低下し、訪問者が離脱する原因となります。過剰なリンク設置はページの読み込み速度を遅くし、訪問者にとって煩わしいものとなってしまうのです。
そこで、適切な数のリンクを配置し、自然な形でコンテンツに組み込むことが重要です。訪問者が快適にサイトを利用できるようにしながら、必要な情報を効果的に提供するというバランスを心がけましょう。
アフィリエイトリンクを適切な場所に設置し収益につなげよう
アフィリエイトリンクは適切な場所に設置することが重要です。訪問者の目に留まりやすく、クリックしやすい場所に配置することで、収益を最大化することができます。注意点を守りながら、リンクを効果的に活用し、安定した収益を得られるよう努めましょう。
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