2025年に搭載予定のZoom新機能をご紹介!
会議の要約・書き起こしとアクション管理の連携が可能に
Zoomミーティングのあと、会議で決まったアクション(タスク)の割り振りなどに手間取った経験をした方も多いのではないでしょうか。2025年は、その煩わしさがなくなるZoomの新機能がリリース予定とのこと。そこで、ミーティングからタスク管理に至るまでに発生する業務が丸っと自動化できるZoomの新機能をご紹介します。
ZoomとServiceNowが提携|新機能をリリース
Zoomは、ワークフロー構築などのクラウドプラットフォームを提供する「ServiceNow」と提携し、2025年に新たな機能をリリースします。
この新機能は、それぞれの生成AIテクノロジーである「Zoom AI Companion 」とServiceNowの「ServiceNow Now Assist」が2025年上期に統合されることによって実現されます。s
現在でもZoomは文字起こしや会議内容の要約といった、ビジネスシーンに役立つ機能を搭載していますが、リリース予定の新機能によって、さらに活用の場が広がることが期待できるでしょう。
追加される新機能の概要
Zoomミーティングの要約から抽出したアクションアイテムを、ServiceNowのワークフローに連携したタスクへと変換する機能が追加されます。
また変換したタスクから、ServiceNowにおけるチケットを自動で作成し、チームメンバーへの割り当てなどが可能となるのです。これらの機能により、タスク管理などの工数を削減でき、より重要な業務へとリソースを割くことができます。
なおこの新機能を利用するには、Zoom AI Companionのカスタムアドオンと、ServiceNow Now Assistの両方を購入する必要があります。Zoom AI Companionのカスタムアドオンは、2025年上期に月額12ドル/ユーザーで提供される予定です。
新機能が追加される背景
ServiceNowは新機能を追加する背景として、プロジェクト推進において従業員の生産性向上や、ビジネスアプリケーションを横断して支援するAIツールの需要が高まっていることを挙げています。
またガートナー社の調査によると、従業員の92%が管理業務を支援するAIを求めているという結果も出ており、そういったニーズを受け、生成AIによる業務プロセスの効率化・合理化の支援をすべく提携に至ったといえるでしょう。
[参考:ガートナー社「Predicts 2024: AI’s Impact on the Employee Experience」]
そもそもZoom AI Companionとは?
Zoom AI Companionとは、Zoomに組み込まれている生成AIであり、Zoomを用いた業務の生産性向上や効率化を図ることが可能です。Zoom AI Companionは主に以下のような機能を搭載しています。
- ミーティングやチャットスレッドの要約
- ネクストアクションの生成
- ミーティング中に質問することで聞き逃した内容を把握できる
- メール文面の生成
- 独自画像の生成
なおZoomの有料アカウントを持つユーザーは、追加料金を支払うことなく利用できます。
ServiceNowについて
ServiceNowは、現在SaaS業界で注目を集めている新サービスです。ワークフローをデジタル上で構築できる機能や、業務の進捗レポートによる可視化など、タスク管理を効果的に実施できる機能が豊富に搭載されています。
ワークフロー自体がデジタル化されるため、場所に囚われずにフローを進められ、リモート環境においても業務効率を維持・向上できるでしょう。
Zoomの新機能を活用して業務効率を高めよう!
人材確保が難しくなる時代において、業務効率化や生産性向上への取り組みは避けて通ることはできません。そのため多くの企業で、DXをはじめとした業務改善に迫られているといえるでしょう。
Zoomの新機能はそういった課題に対する有力な解決策の一つとなります。新機能を活用することで、ミーティングからタスク管理に至るまでの一連の業務プロセスを効率化できるため、リソースの最適化が可能です。
ぜひZoomの新機能を有効活用し、業務効率化や生産性向上を実現しましょう。
[参考:ServiceNow Japan合同会社「ServiceNowとZoom、生成AIを活用したアクション管理で生産性の最大化を支援」PR TIMES(2024/10/23)掲載]