プッシュ通知サービスのおすすめ12選を比較!無料のサービスや費用相場
マーケティングにおいて顧客のエンゲージメントを高めるには、プッシュ通知が効果的です。今回は、おすすめのプッシュ通知サービス12選を比較します。無料サービスのほか、有料の費用についても紹介するので、利用を検討している方は参考にしてください。
目次
プッシュ通知サービスとは?
プッシュ通知サービスとは、Webブラウザ、アプリの画面に通知を送信して表示するサービスを指します。ユーザーに対するマーケティングを目的として利用されるのが、一般的です。
例えば、セールやキャンペーンの情報、クーポンなどを通知して、ユーザーに興味を持ってもらったり、購買を促進したりします。
通知は、受け取りを許可したユーザーにのみ送信されますが、頻度が高すぎると、かえって見られなくなることもあるので、注意が必要です。また、通知のタイミングも、適切にしなければなりません。
メール告知サービスとの違い
メール告知サービスとは、広告メールやメルマガなど、メールを利用してユーザーに告知をするサービスのことです。
メールを送信するためには、事前にユーザーのメールアドレスを収集しなければなりません。自社に興味を持ってもらった上で、ユーザー登録してもらう必要があります。さらに、メールを開封して読んでもらわなければなりません。
一方、プッシュ通知サービスは、ダイアログでユーザーに通知を許可してもらうだけで済みます。通知を受け取ったユーザーは、ポップアップをクリックすれば情報を入手できるので簡単です。
おすすめのプッシュ通知サービス12選を比較
プッシュ通知サービスは、サービスによって機能・費用が異なるため、自社の利用目的に合ったものを選択することがポイントです。おすすめのプッシュ通知サービス12選を紹介しますので、機能や費用を比較してみてください。
1.PUSH ONE
アプリを使わずにWebブラウザからのプッシュ通知を行うプッシュ通知サービスですが、アプリと同じように、通知エリアに表示させる点が特徴です。
オーディエンスデータと連携することで、性別・年代・地域などの属性別に配信する自動セグメント配信機能を搭載しています。
提供元 | 株式会社シグニティ |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | オーディエンスデータと連携したセグメント配信、各種プッシュ通知、タグマネージャー連携、スケジュール配信、効果測定、API利用、独自ドメイン、ロック画面での通知、PWAの無料サポートなど |
URL | 公式サイト |
2.b→dash
必要な機能をオールインワンで搭載し、データマーケティングを強力にサポートするプッシュ通知サービスです。メール、LINE、SMSなどでもアプローチできます。
導入から運用の充実したサポートにより、施策・分析の実施までを、1〜3か月という短期間で実現することも可能です。
提供元 | 株式会社データX |
初期費用 | 50万円 |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入企業数 | 600社以上(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | データパレット(Customer Data Platform)、メール/MA、BI、Web接客、LINE連携、レコメンド、Push通知、SMS配信、CMS、カスタマーウォッチなど |
URL | 公式サイト |
3.SATORI
問い合わせ前の匿名客にも働きかけ、商談の機会を創出するマーケティングツールで、見込み顧客を獲得するために活用できるプッシュ通知です。
例えば、製品資料ページへのポップアップをトップページに表示したり、自社サイトを閲覧していないユーザーのブラウザにプッシュ通知を表示して再来訪を推進したりする機能が搭載されています。
提供元 | SATORI株式会社 |
初期費用 | 33万円(税込) |
料金プラン | 16万2,800円(税込)/月(年間契約) |
導入企業数 | 1,500社以上(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | アクセス企業リスト、セグメント、ポップアップ表示、パーソナライズ、ウェブページ制作、フォーム作成など |
URL | 公式サイト |
4.PUSHCODE
プッシュ通知に特化したサービスで、スケジュール配信やセグメント配信機能はもちろん、プッシュ通知内容のABテスト機能も搭載されています。そのため、どのような通知がマーケティングに効果的なのかの検証が可能です。
また、自社のシステムと連携し、「One to One」配信で1人単位まで内容をパーソナライズ化できるため、ユーザーに応じた通知を送信できます。精度の高いプッシュ通知を配信したい企業におすすめのサービスです。
提供元 | EDOCODE株式会社 |
料金プラン |
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機能・特徴 | スケジュール配信、セグメント配信、通知許諾機能、A/Bテスト、配信レポート、自動パラメータ連携、API利用、iOS配信など |
URL | 公式サイト |
5.Repro
Reproは、マーケティングツールと運用支援をワンストップで提供するサービスです。Webサイトの売上を最大化する「コンバージョン最大化サービス」は、ポップアップなどを活用したデジタル接客ツールとマーケティングスタッフによるサポートの双方が支えます。
また、「アプリ収益最大化サービス」は、プッシュ通知機能などを搭載したアプリマーケティングツールと精鋭チームによるサポートが収益増を実現します。
Webサイトとアプリのマーケティングについて、両方とも力を入れたい企業におすすめのサービスです。
提供元 | Repro株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入企業数 | 7,300以上のサービスで導入(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | Webプッシュ通知、ユーザーの行動にあわせたコミュニケーションシナリオ、A/Bテスト、有意差自動判定機能、アプリ内接客ポップアップ、アプリ解析/分析など |
URL | 公式サイト |
6.GMOおみせアプリ
店舗の魅力をユーザーに伝える、公式アプリ制作サービスです。セミオーダーアプリであるため、自由度が高く安価なのが魅力です。
プッシュ通知では、お知らせやクーポンが待受画面に直接表示されます。また、セグメント配信で、より効果的に情報を伝えられます。
提供元 | GMOデジタルラボ株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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導入企業数 | 3,000社/9,700店舗(2023年4月時点) |
機能・特徴 | つながり強化機能(会員証・会員ランク・回数券他)、集客・情報発信機能(プッシュ通知・セグメント配信他)、販売チャネル拡大機能(makeshop連携・EC・サブスク)、顧客管理機能(顧客行動分析・集計)など |
URL | 公式サイト |
7.Appvisor Push
30分で導入ができ、すぐに利用できる高性能なプッシュ通知サービスです。ユーザーに有益な情報を配信し、定着につなげます。
アプリサーバーの負荷を軽減させるための自動的な「分散配信」、プッシュ配信時に画像やWebページを表示させる「リッチプッシュ配信機能」など、きめ細やかなプッシュ通知が可能です。
提供元 | bravesoft株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 予約配信、即時配信、基本セグメント、起動数推移、ユーザーリスト/CSVダウンロード、効果測定(反応率)、URLスキーム、任意セグメント、パラメータ、配信リストCSVアップロード、API連携、絵文字機能、個別通知、テンプレート機能、配信の再利用、他ASPからの乗り換え、24時間メール受付、分散配信、リッチプッシュ配信機能など |
URL | 公式サイト |
8.Mobile backend
プッシュ通知などの、スマホアプリでよく利用される機能をクラウドから提供するサービスです。フォームに入力するだけで、誰でもプッシュ通知を配信し、開封率の確認も行えます。
Androidのプッシュ通知を、中央に大きく表示されるダイアログ形式で配信する機能など、プッシュ通知開封率を向上させる仕組みが搭載されています。
提供元 | 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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機能・特徴 | プッシュ通知、会員管理・認証、SNS連携、データストア、位置情報検索、スクリプト、アラート機能、テクニカルサポート、コラボレート機能、SLA設定、データストアへのインデックス設定など |
URL | 公式サイト |
9.Growth Push
配信速度が150万通/分という、高速で高機能のプッシュ通知サービスです。セグメント配信機能を搭載しているほか、最大10個まで作成できるA/Bテスト配信や、繰り返し配信機能なども充実しています。
また、プッシュ通知の効果を測定する解析機能も強固で、ユーザーの課金などのアクションも計測できます。
提供元 | 株式会社シロク |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | A/Bテスト配信、予約配信、繰り返し配信、ユーザー属性別配信、ユーザー行動別配信、ユーザー個別メッセージ、カスタムフィールド、絵文字、CSVインポート、効果計測、デバイストークンインポート、APIインポートなど |
URL | 公式サイト |
10.Push7
導入まで3分と、手軽に利用を開始できるプッシュ通知サービスです。特定のページを閲覧したユーザーや、コンバージョンに至らなかったユーザーを検知して配信することができるため、ユーザーに合ったアプローチができます。
また、分析ダッシュボードでは、送信数や開封率だけでなく、開封後の遷移まで計測できるため、メッセージがユーザーにどの程度浸透しているかの把握が可能です。
提供元 | 株式会社GNEX |
料金プラン | Personal:無料 Business:要問い合わせ |
導入企業数 | 1万を超えるサイトに導入(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | 絵文字・画像対応のWebプッシュ通知、スケジュール指定配信、WordPress/RSSでの自動配信、ABテスト、分析ダッシュボード、セグメント配信、API連携、他ソリューションとの連携など |
URL | 公式サイト |
11.CORE PUSH
10万件〜100万件/分の高速プッシュ通知サービスです。ユーザー数が100までは、プッシュ通知を何回しても無料なので、まずは使用感を試してみることもできます。
プッシュ通知後のサーバへのアクセス集中を防ぐ時間別通知による「負荷分散機能」、指定したエリアに存在するユーザだけにプッシュ通知を送る「位置連動通知」など、便利な機能を搭載したサービスです。
提供元 | 株式会社エッセンティア |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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導入企業数 | 600社以上(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | リアルタイム通知、送信ステータス確認、A/Bテスト、セグメント通知、位置連動通知、個別通知、リッチ通知、絵文字、API通知(SDKなし通知)、繰り返し通知、アクティブ数測定、送信ログなど |
URL | 公式サイト |
12.ChatPlus
ChatPlusは、プッシュ機能を搭載したチャットボットです。顧客対応に適したさまざまな機能を搭載し、人件費を大幅に削減することができます。
自社に合った理想のチャットボットを手軽に設定、運用できる点もポイントです。
提供元 | チャットプラス株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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導入企業数 | 1万社以上(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | AI会話機能、シナリオ設定、Q&A予測表示、ウィンドウデザイン、Excelで管理、レポート・データ分析、ファイル添付機能、有人チャット、回答支援・簡易入力、外部サービス連携、API連携、IPアクセス制限など |
URL | 公式サイト |
プッシュ通知サービスを利用する際の選び方
プッシュ通知サービスを利用する際の選び方を3点、確認しておきましょう。自社のマーケティング戦略に合ったサービスを選ぶ参考にしてください。
対応しているブラウザで選ぶ
プッシュ通知サービスは、サービスによって対応しているブラウザに違いがあるため、事前に確認しておかなければなりません。
ポイントは、自社の中心的なユーザー層が、どのブラウザを利用しているかという点です。特に、iOSの標準ブラウザであるSafariに対応しているかどうかは確認しておくことをおすすめします。
搭載されている機能で選ぶ
プッシュ通知サービスに搭載されている機能は、サービスによってさまざまです。自社でどのような機能を利用したいのかを整理した上で選ぶ必要があります。
例えば、リピーターとして何度も購買客となっているユーザーだけにクーポンを届けたい場合には、セグメント配信機能が必要です。機能が多ければよいとは限りません。自社の目的に沿った機能をチェックしておきましょう。
無料プランの有無や内容で選ぶ
無料トライアルができるサービスの場合は、利用してみて自社の目的にかなっているか、操作しやすいかなどを確認しましょう。
トライアルのほか、無料版が用意されているプッシュ通知サービスもあります。ただし、有料版と比べると、ユーザー数など、利用できる機能が制限されていることが一般的です。
まずは無料版を利用してから、有料版に切り替えるか判断することをおすすめします。
プッシュ通知サービスを利用するメリット
プッシュ通知サービスを利用する主なメリットは、次の3点です。
広告の視認率が高くなる
幅広い年代にスマホが普及したことにより、プッシュ通知は、多くの人に見てもらえるようになりました。日常生活の中で、ブラウザやアプリを立ち上げる機会は頻繁にあり、その際にプッシュ通知が届けば広告を目にする機会も増えるでしょう。
また、メール広告のように、メールを開封する手間がないこともメリットです。
広告配信の手間が少ない
プッシュ通知サービスを利用すると、手間をかけずに広告配信ができます。アプリ開発などの必要もなく、すぐに配信できるのが魅力です。メルマガ配信のように、メールアドレス収集などの手間もかかりません。
広告配信にかかる手間が少ないため、必要に応じて、タイムセールの告知や新商品の入荷情報なども迅速に届けられ、ビジネスチャンスを逃さないこともメリットといえるでしょう。
初回訪問者への効果にも期待できる
Webサイトを初めて訪問したユーザーに対しても、Webプッシュ通知サービスにより、ポップアップ通知を送信できます。
例えば、たまたまサイトを訪問しただけの、自社商品やサービスのユーザーとなっていない人に対しても広告、メッセージを届けられます。そのため、Webサイトの滞在時間を伸ばし、コンバージョン獲得につながるでしょう。
また、企業の魅力や、キャンペーンなどの有益な情報がユーザーに伝われば、再利用率や再訪問率の向上にも期待できます。
プッシュ通知サービスで注意すべきデメリット
メリットのあるプッシュ通知サービスですが、注意すべきデメリットもあるので、押さえておきましょう。
不快に感じるユーザーがいる
広告配信の手間が少ないからといって、プッシュ通知を高頻度で送信していると、ユーザーの中には不快に感じる人も出てくることは、デメリットのひとつです。通知頻度が多すぎると通知をオフにされたり、ポップアップ通知が目ざわりでサイト訪問者が減少したりということもあります。
また、通知のタイミングも重要です。早朝、深夜などの通知はユーザーにとっては迷惑で、不快感につながることもあるでしょう。通知の頻度やタイミングについては、ユーザーへの配慮が必要です。
悪用される可能性がある
Webプッシュ通知には、詐欺に悪用されるセキュリティリスクがあることもデメリットです。例えばWebサイトにポップアップ通知を付けて、キャンペーンページにリンクを張った場合、第三者が不正なポップアップ通知を作成するケースがあります。
不正な通知から張られたリンク先がフィッシング詐欺サイトであり、ユーザーが被害に遭うこともあるのです。悪用を避けるためには、セキュリティ対策が強固なプッシュ通知サービスを選択することが重要です。
顧客情報などの連携にコストがかかる
会員管理システムなどに蓄積された顧客情報と連携することによって、ターゲットを正確に絞り込んだセグメント配信など、より効果的なプッシュ通知が可能になります。
ただし、他ツールや顧客情報との連携負担が大きく、想定よりも運用コストがかかる可能性がある点はデメリットです。
コストとベネフィットとのバランスを考慮して、連携させることを検討する必要があります。
プッシュ通知サービスの導入のためにおすすめのサービスを比較しよう
プッシュ通知サービスは、マーケティングで役立つツールのひとつです。
プッシュ通知サービスの導入により、視認率の高い広告を少ない手間で配信できるだけでなく、初回訪問者にも有効な手立てが打てるようになります。
導入にあたっては、おすすめのサービスを比較してみましょう。その上で、通知の頻度やタイミングに気をつけつつ、セキュリティ対策を万全にして、プッシュ通知サービスを利用してみてください。
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