居酒屋向けのおすすめPOSレジ6選|失敗しない選び方やメリット・導入までの流れ
居酒屋などの飲食店では、注文スピードやスムーズな会計処理が顧客満足度に大きく影響します。これらの業務効率を改善するには、居酒屋の経営に特化したPOSレジがおすすめです。本記事では、居酒屋向けのPOSレジを厳選し、選び方やメリットと併せて紹介します。
目次
居酒屋に適したPOSレジの種類は?
飲食店向けのPOSレジには、居酒屋の経営を支えるための便利な機能が揃っています。例えば、メニューのオーダー管理から会計処理まで、スムーズな流れを確保するための機能などです。
特に、ピークタイムでの注文の取りこぼし防止や売上データの集計が簡単にできる点が大きなメリットでしょう。こうしたPOSレジの機能は、日々の業務を効率化し、スタッフの負担軽減や顧客満足度の向上にも役立つため、経営の強い味方となります。
従来型POSレジ
従来型のPOSレジは、一般的なキャッシュレジスターに売上管理などのPOS機能を追加したタイプです。つまり、会計処理だけでなく、売上データの集計や商品管理なども行えるため、基本的な経営サポートが可能です。
テーブルオーダーやリアルタイムの在庫管理など居酒屋の営業に役立つ機能を搭載していますが、機能性や利便性が高い分、初期費用やランニングコストが高めになるでしょう。
クラウド型POSレジ
クラウド型のPOSレジは、パソコンやタブレットに専用のPOSシステムをインストールし、レジとして活用するタイプの機器です。キャッシュレジスターよりもコンパクトな機器を活用できるため、設置スペースを取りません。
さらに、インターネット経由での更新も行えるので、リアルタイムで情報を確認しやすく、効率的な店舗運営に役立ちます。操作が簡単で、かつ初期費用やランニングコストを抑えて利用したい方におすすめのタイプです。
▷【簡単解説】POSレジとは?POSシステムとの違いや機能・種類、導入メリットを紹介
居酒屋におすすめのPOSレジ6選
ここでは、居酒屋の運営に役立つ、おすすめのPOSレジ6種類をご紹介します。機能や利便性を比較し、自店にぴったりな1台を見つけましょう。
スマレジ
スマレジは、居酒屋の運営に役立つ機能を備えたクラウド型のPOSレジで、注文の効率化や売上管理に強みを持っています。例えば、ピークタイムに素早く対応できる注文管理機能や、売上データを自動で集計して分析する機能が充実しており、経営効率を高められるのが特徴です。
また、クラウド型であり店舗外でもデータを確認できるため、オーナーへの報告などの手間も削減されます。操作もシンプルで、スタッフがすぐに使いこなせる点も魅力です。
提供元 | 株式会社スマレジ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
|
サービス内容 | 基本のレジ機能、充実の周辺機器対応、売上分析、キャッシュレス決済、予算管理、免税対応、軽減税率対応、インボイス対応、商品別税設定、トレーニングモードなど |
URL | 公式サイト |
POS+food
POS+foodは、飲食店向けに特化した機能が豊富なPOSレジです。オーダーからキッチンとの連携、キャッシュレス連携、セルフオーダーといった飲食店専用の機能を搭載しています。
シンプルで分かりやすい画面設計で、簡単に操作できる親切なユーザーインターフェースが特徴です。さらに、使い方のトレーニングメニューが充実しており、導入後のサポート体制も万全なので、安心して長期的に使えるでしょう。
提供元 | ポスタス株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 15,400円(税込)/月~ |
サービス内容 | レジ機能、メニュー管理、注文入力・ハンディ連携、キッチン伝票出力、顧客管理、売上管理、複数店舗管理、365日電話サポートなど |
URL | 公式サイト |
Airレジ
Airレジは、初めてPOSレジを導入する居酒屋にも使いやすい、シンプルで直感的な操作が特徴のPOSレジです。基本的な会計や注文管理に加え、売上や在庫の状況を手軽に確認でき、経営に必要な情報がすぐに把握できます。
特に、低コストで導入しやすいため、小規模な店舗や新規オープンの居酒屋にとっても魅力的な選択肢です。また、レジで会計するだけで自動的に売上集計や分析ができるため、計算や日報作成の手間もかかりません。
提供元 | 株式会社リクルート |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
サービス内容 | レジ機能、商品管理、顧客管理、売上分析、商品登録・設定、売上・客数・在庫数の自動集計、席管理・予約管理、サービス連携で確定申告など |
URL | 公式サイト |
blayn
blaynは、居酒屋の現場で役立つ機能を豊富に備えている、飲食業界に特化したPOSレジです。注文管理から売上集計、分析まで一括して行えるため、日々の業務がスムーズに進みます。
また、売上データをグラフやレポート形式で確認でき、経営判断にも活かしやすいのが特徴です。さらに、メニューや操作ボタンを4か国語で表示できるため、インバウンド対応の接客にも役立つでしょう。
提供元 | ブレイン株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
サービス内容 | 4か国語で音声案内、さまざまなキャッシュレス決済に対応、釣り銭機とも連動、複数台での利用、売上集計、メニュー変更、レシート設定など |
URL | 公式サイト |
Square
Squareは、シンプルで柔軟性が高いPOSレジとして、居酒屋での活用にも適しています。特に、基本的な機能は無料で利用できる点が魅力で、初期コストを抑えたい店舗にぴったりです。
Squareでは、注文・会計から売上管理、在庫チェックまで一括で管理可能で、データもリアルタイムで確認できます。また、カード決済にも対応しているため、キャッシュレス対応を進めたい店舗にもおすすめです。直感的な操作性で、初めて使うスタッフもすぐに慣れるでしょう。
提供元 | Block, Inc. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
※決済端末購入費、決済手数料は別途必要 |
サービス内容 | 主要なクレジットカードブランドやリンク型決済などの決済手段に対応、コードレスで使いやすい決済端末、売上データ分析、スタッフ管理、在庫管理など |
URL | 公式サイト |
funfo
funfoは、居酒屋の現場にも最適な飲食店のためのPOSレジで、特に注文管理や簡単明快な操作性が強みです。オーダー管理機能が充実しており、ピークタイムでも効率的に対応できるため、店舗運営がスムーズに進みます。
また、売上データを用いた分析も可能なので、メニュー改善や販売促進対策にも役立つでしょう。直感的な操作で初心者でも扱いやすく、居酒屋の効率的な経営をサポートする頼もしいツールです。
提供元 | ファンフォ株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
|
サービス内容 | メニュー作成、QRコード配置、モバイルオーダーに最適化した独自のPOS機能、複数端末連携、モバイルオーダー決済、LINEとの連動など |
URL | 公式サイト |
居酒屋向けPOSレジの選び方
居酒屋の業務に合ったPOSレジを選ぶことは、効率的な店舗運営に欠かせません。ここでは、選び方のポイントをご紹介します。
店舗の運営に必要な機能が揃っているものを選ぶ
居酒屋のスムーズな運営には、会計や注文管理、在庫確認など、日常業務を支える基本的な機能が備わったPOSレジを選ぶことが大切です。特に、ピークタイムでの注文対応や売上の集計が迅速にできる機能があると、スタッフの負担軽減にもつながります。
また、売上データの分析機能が付いていると、メニューや経営の改善にも役立つでしょう。これらの機能を持つPOSレジなら日々の業務効率が上がり、経営の強力なサポート役となるのでおすすめします。
適切な費用で導入できるものを選ぶ
POSレジの導入には、初期費用や月々の運用コストがかかることが多いため、予算内で収まる製品を選ぶことが重要です。
高機能なPOSレジは便利ですが、必ずしもすべての機能が居酒屋に必要とは限りません。まずは、自店に必要な機能を見極め、その機能に絞り無駄な費用を省くのが賢明です。
導入後も維持コストが負担にならないよう、予算に合わせた選択を心掛けると、長期的な経営の安定にもつながります。
拡張性の高いものを選ぶ
POSレジは、将来的な店舗の成長やサービスの拡充を考慮し、拡張性の高い製品を選ぶとよいでしょう。他のシステムと連携できる機能があると、予約管理や在庫管理などの業務も一元化しやすくなり、効率が向上します。
また、必要に応じて新しい機能を追加できる柔軟なシステムであれば、予算に応じた運用が可能です。こうした拡張性のあるPOSレジなら、長期的に店舗運営をサポートしてくれるでしょう。
サポートが充実しているものを選ぶ
POSレジを選ぶ際には、提供会社のサポート体制がしっかりしているかも重要なポイントです。万が一のトラブル時に迅速に対応してくれるサポートがあれば、業務が滞るリスクを最小限に抑えられます。
特に、操作に不慣れなスタッフが多い場合や、ピーク時にトラブルが発生した際にも、充実したサポートがあると安心です。導入後のサポートが手厚い製品なら、店舗運営を安定して続けられ頼れるパートナーとなるでしょう。
▷おすすめのPOSレジ11選を比較|導入事例や料金目安・比較ポイントを紹介
居酒屋にPOSレジを導入するメリット
居酒屋でPOSレジを導入することで、業務効率化や売上管理の向上など、さまざまなメリットが得られます。その具体的なメリットをご紹介します。
メニューの管理を効率化できる
メニューの多い居酒屋においては特に、POSレジにメニュー情報を登録しておけば、従業員がメニュー内容や価格を覚える負担が減り、オーダーがスムーズに進むメリットがあります。新人スタッフでも安心して対応できるため、接客の質も安定するでしょう。
また、メニュー変更時もすぐにシステムを更新できるため、スタッフ全員に最新情報が共有され、誤注文の防止につながるのも利点です。POSレジを活用することで、効率的でミスの少ないメニュー管理が実現します。
会計ミスを防止できる
POSレジにメニューと金額を登録しておくことで、オーダーと会計が自動的に紐づけられるため、会計ミスを減らせます。従業員が手動で金額を確認する手間が省け、特に忙しい時間帯でも正確な会計が可能です。
また、割り勘やクーポン適用などの複雑な計算もシステムがサポートするため、スピーディーかつ安心して会計業務が行えるでしょう。POSレジは、顧客との信頼を築くうえで大切な役割を果たします。
顧客満足度の向上につながる
POSレジを導入することで、オーダーや会計の業務が効率化され、正確かつスムーズな対応が可能になります。会計ミスやオーダーの取り違えが減り、待ち時間も短縮されるため、顧客満足度が自然と向上するでしょう。
特に忙しい時間帯でも迅速に対応できるため、来店した顧客に気持ちよく過ごしてもらえる環境を提供できるのが居酒屋にとって大きな魅力です。POSレジの活用は、リピート率の向上にもつながる重要なポイントです。
経営の改善・店舗拡張が期待できる
POSレジで集めた売上や注文のデータは、店舗運営の改善に大いに役立ちます。例えば、どのメニューが人気なのか、ピークタイムの時間帯や来店客数の傾向などを把握することで、効率的な人員配置やメニュー構成の見直しが可能です。
また、収集したデータや分析結果を基に次の店舗展開の戦略を練ることもできるため、経営の強化や新規出店にもつながります。データ活用は、持続的な成長を目指すうえで欠かせないポイントです。
スタッフ教育にかかる時間やコストを削減できる
POSレジを導入すると、操作が直感的で分かりやすいため、スタッフの教育にかかる時間やコストを大幅に削減できます。複雑な計算や記憶に頼らず、レジ画面の指示に従うだけで簡単に業務が進められるため、特に新しいスタッフでもすぐに現場で活躍できるようになるでしょう。
また、教育期間が短縮されることで、スタッフが早く現場に慣れ、効率的な業務が可能になり、店舗全体の生産性が向上します。
居酒屋にPOSレジを導入するまでの流れ
POSレジの導入は、計画から設置、運用開始までの手順をしっかりと把握することが大切です。ここでは、導入の流れをご紹介します。
POSレジ導入後の見通しを立てる
POSレジを導入する際には、まず導入の目的を明確にし、店舗運営に必要な機能や使いたい種類、実際の運用スタイルをしっかりとイメージしておくことが大切です。例えば、売上管理を効率化したいのか、オーダーのスムーズな処理が目的なのかによって、求める機能も変わってきます。
また、クラウド型やタブレット型など、どのタイプが自店に合うかも考慮が必要です。導入前に具体的なビジョンを持つことで、より効果的なPOSレジの活用が期待できます。
導入したいPOSレジを比較・検討する
POSレジを導入する際には、予算や必要な機能をふまえ、さまざまな機種を比較・検討する工程が重要です。居酒屋の規模や業務量に応じて、複数台の設置が必要であれば台数も含めて検討します。
価格帯や基本機能、アフターサポートの有無、また他のシステムとの連携が可能かなども考慮しながら、自店に最も適したモデルを選びましょう。
POSレジを購入・設置する
選定を終え導入するPOSレジが決まったら、いよいよ購入と設置の工程に進みます。
設置は単純に機器を置くだけで済む場合もありますが、ネットワーク配線や電源工事が必要となるケースでは、その分の費用も考慮が必要です。
また、設置後にスムーズに運用できるよう、スタッフに操作方法を周知する準備も忘れずに行いましょう。導入の段取りをしっかりと整えておくことで、スムーズな稼働を実現できます。
POSレジの初期設定をする
POSレジの導入後、運用に向けた初期設定を行う必要があります。これには、メニュー情報の登録や価格設定、税率の設定などが含まれ、店舗に合わせた細かい調整が必要です。
POSレジ会社によっては、初期設定をサポートしてくれるサービスも提供されており、特に設定が複雑な場合には利用すると便利でしょう。初期設定をしっかり行うことで、稼働後にトラブルなくスムーズに運用できるようになります。
POSレジの運用を開始する
POSレジを導入したあとは、実際に使用しながら操作に慣れることが大切です。スタッフがスムーズに操作できるようにしておくことで、日常業務が一層効率化されます。
また、POSレジが収集する売上データや来店時間などを分析し、メニューやサービス改善に活用することで、経営の質も向上するはずです。日々のデータを積極的に活かしながら、運用面でも効率を高めていけば、店舗運営が安定しやすくなるでしょう。
居酒屋にPOSレジを導入する際の注意点
POSレジ導入には利便性が多い一方、慎重に検討すべきポイントもあります。ここでは、導入時の注意点についてご紹介します。
本体購入費とは別に追加費用がかかる
POSレジを導入する際、本体の購入費用だけでなく、周辺機器や環境の整備にも追加費用が発生することがあります。例えば、レシートプリンターやキャッシュドロワーなどの周辺機器、また、ネットワーク配線や電源設備の工事が必要になるケースも少なくありません。
さらに、クラウド型の場合は月額の利用料が発生することもあります。こうした追加費用を考慮して予算を組むことで、後からの予想外の出費を防ぎ、スムーズな導入が実現できるでしょう。
ネット障害や停電の際には使えなくなってしまう
POSレジはネットワーク障害や停電などのトラブルに弱く、これらが発生すると業務が一時的に停止してしまう恐れがあります。
ネットワーク型のPOSレジの場合、ネット接続がないと注文の入力や会計ができなくなることがあり、特に繁忙期には大きな影響を受けかねません。
また、データが保存されずに紛失してしまうリスクも考慮する必要があります。バックアップ方法や代替手段をあらかじめ検討しておくと、万が一の際にも対応しやすくなるでしょう。
POSレジを活用して居酒屋の会計業務を効率化しよう
POSレジの導入は、居酒屋の会計業務や日常の店舗運営を効率化する大きな助けとなります。オーダー処理から売上管理や在庫管理まで一括で行えるため、業務のスムーズな進行が可能です。
また、データの活用により、経営の改善やサービス向上にもつながります。居酒屋経営をより効率的に行い、顧客満足度を高めるためにも、POSレジの導入をぜひ検討してみてください。
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