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ダイレクトリクルーティングの市場規模とは?拡大している理由・今後の展望

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採用市場の激化やジョブ型雇用の普及により市場規模が拡大している「ダイレクトリクルーティング」。新しい採用手法として定着し取り組む企業が増えつつありますが、今後の採用手法の主軸になるのでしょうか。本記事では、ダイレクトリクルーティングの市場規模について解説します。

ダイレクトリクルーティングとは?

ダイレクトリクルーティングとは、企業が人材に対して直接アプローチを行う能動的な採用手法を指します。

従来は、求人媒体や人材紹介会社を通じて候補者を募る方法が主流でしたが、この方法ではどうしても企業側が受け身にならざるを得ないという課題がありました。

一方、ダイレクトリクルーティングでは、企業がスキルやキャリアなどの情報を基に候補者をスクリーニングして直接連絡を取るため、効率的かつ能動的な採用活動が可能になります。

ダイレクトリクルーティングは、採用市場の変化や技術の進化によって注目されるようになり、現在は多くの企業が採用しています。

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新卒・中途採用におけるダイレクトリクルーティングの市場規模

株式会社矢野経済研究所の調査によると、2023年度のダイレクトリクルーティングサービス市場規模は事業者売上高ベースで1,074億円に達しました。

この数値は前年度比で23.2%増と大幅な成長を記録しており、ダイレクトリクルーティングの需要が急速に拡大していることが伺えます。また、同調査では市場規模の推移や将来的な予測についても触れられており、今後数年間にわたり継続的な成長が見込まれています。

[出典:株式会社矢野経済研究所「2023年度のダイレクトリクルーティングサービス市場規模は前年度比23.2%増の1,074億円」]

新卒採用におけるダイレクトリクルーティングの取り組み状況

HR総研の調査によると、2023年および2024年新卒採用において、ダイレクトリクルーティングサービスを利用する企業の割合が増加傾向にあることが明らかになりました。

大企業においては約7割もの企業がダイレクトリクルーティングを活用しており、中小企業でも約4割が個別採用の一環として導入していると回答しています。

このデータから、ダイレクトリクルーティングは企業規模を問わず積極的に選ばれていることが分かります。

[出典:HR総研「HR総研:2023年&2024年採用動向調査(6月) 結果報告」]

中途採用におけるダイレクトリクルーティングの取り組み状況

新卒採用だけでなく、中途採用分野においてもダイレクトリクルーティングの活用事例は増加しており、その効果が広く認知されています。

マイナビとHR総研の調査によると、2021年度までの過去3年間で「実際に利用した手法」や「採用成功につながった手法」の上位にダイレクトリクルーティングがランクインしています。

また、企業側は今後さらにこの手法を積極的に活用していく意向を示していることから、今後ますます市場が拡大していくことが予測されます。

ダイレクトリクルーティングの市場規模が拡大している理由

ダイレクトリクルーティングの市場規模が拡大している主な理由を2つ解説します。

潜在層も含めた求職者へ積極的なアプローチが必要となったため

まず、既に転職活動をしている顕在層だけでなく、すぐに転職は考えていない潜在層へのアプローチも要していることが挙げられます。

急速に進むデジタル化や年々深刻さを増している人材不足により、企業の採用難易度は年々高まり、人材獲得競争も激化の一途を辿っています。ただでさえ人を採用しにくくなった近年において、即戦力となる優秀な人材を確保するために、従来とは異なる能動的かつ積極的な採用手法が求められるようになりました。

このような時代的な背景が、ダイレクトリクルーティングの特性と噛み合ったことで、従来の手法に代わる手段として急速に認知されたと考えられます。

企業と求職者が直接コミュニケーションを取れるようになったため

企業と求職者が直接コミュニケーションを取りやすい環境になったことも、ダイレクトリクルーティングの拡大に影響を与えています。

従来の採用手法では、求人媒体や転職エージェントを介した間接的なやり取りが一般的でした。しかし近年は、SNSやオンラインプラットフォームの発達に加え、人材のデータベースを提供する企業が増加したことで、求職者に直接アプローチできる機会が急速に増加しています。

これを背景に、企業と求職者が直接的により密接なコミュニケーションを取るという流れが浸透していったことも、ダイレクトリクルーティング市場の拡大につながっていると考えられます。

ダイレクトリクルーティングの今後の展望

株式会社矢野経済研究所の調査結果によると、ダイレクトリクルーティング市場の拡大は今後も続く見込みです。

2024年度は市場規模が1,275億円に達し、前年度比18.7%増と予測されています。(事業者売上高ベース)このような成長の背景には、既存事業の拡大や新規事業の参入などによる、企業の採用意欲の高まりが影響しています。実際に、このような流れは民間企業に留まらず、官公庁や地方自治体にも波及しているのが実情です。

人手不足の中で効率よく即戦力となる人材を確保するためにも、ダイレクトリクルーティングに対する需要は益々高まることが予想されています。

ダイレクトリクルーティングで優秀人材を確保し企業の成長につなげよう

企業が人材に対して直接アプローチを行うダイレクトリクルーティング。従来の採用手法とは異なり、企業側が能動的に、候補者に直接アプローチするのが特徴です。

現代の社会情勢や企業の採用課題にマッチしているダイレクトリクルーティングは、その市場規模を急速に拡大しており、今後も需要が増していくことが予測されています。

ダイレクトリクルーティングをうまく活用し、優秀な人材を効率よく確保していきましょう。

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