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【2024年版】CMSのシェア率を比較!日本・海外のトレンドの違い・選び方を解説

2024/06/27 2024/06/28

CMS

CMS

CMSのシェア率

CMSの導入時に参考となる「CMSのシェア率」。Webサイトの制作ツールとして世界的に主流となっているCMSですが、どのような製品が利用されているのでしょうか。本記事では、2024年版のCMSのシェア率を比較し、日本・海外のトレンドの違いや選び方を解説します。

CMSとは?

CMSとは「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称であり、HTMLやサイト構築などの専門知識がなくても、美しく機能的なWebサイトの制作や更新ができるシステムです。

なぜCMSは必要なのか?

CMSは、Webサイト制作・運営の負担を減らし、効率化を図るために開発されました。

しかし最近は、インターネットを活用したデジタルマーケティングを戦略的に展開するうえでも、必要不可欠なものとなっています。ネットが普及するにつれて、Webサイトを活用したデジタルマーケティングに注力する企業、あるいはインターネット上での購買や取引をする機会が大幅に増えたためです。

近年のCMSは、アクセス解析・スコアリングなどの分析機能が充実しているため、ただwebサイトを構築・管理するだけではなく、販路や売上の拡大などにも役立てられています。

【初心者向け】CMSとは?メリット・デメリットや種類、機能をわかりやすく解説

国内のCMSシェア率

日本国内におけるCMSシェア率トップ10は、2024年時点では以下の通りです。

CMS名シェア率
WordPress82.4%
Shopify2.8%
Adobe Systems2.8%
Color Me Shop1.9%
JustSystems Homepage Builder1.7%
Jimdo1.6%
EC-Cube1.6%
MakeShop Japan1.1%
Hatena Blog1.0%
Futureshop0.5%

CMSの国内シェアはWordPress一強ともいえる状況です。個人・法人を問わず幅広くWordPressが利用されています。

[出典:W3Techs「Distribution of content management systems among websites that use Japanese」]

海外のCMSシェア率

同様に、海外におけるCMSシェア率トップ10は、2024年時点では以下の通りです。

CMS名シェア率
WordPress62.8%
Shopify6.3%
Wix3.8%
Squarespace3.0%
Joomla2.5%
Drupal1.5%
Adobe Systems1.4%
PrestaShop1.1%
Webflow1.0%
Google Systems1.0%

国内ほどではないものの、WordPressのシェア率は世界的にも抜きんでて高いことが読み取れます。

[出典:W3Techs「Usage statistics and market shares of content management systems」]

国内・海外のトレンドの違い

どちらの市場でもWordPressが圧倒的シェアを占めている要因は、ごく低いコストで、知識のない人でも直感的にサイトを作成できるためです。また、プラグインの豊富さやカスタマイズ性の高さを備えているため、ユーザーの大多数を占める初心者のニーズに合致してることが、広い支持につながっているようです。

続く2位・3位は、いずれも豊富な機能と高い操作性を兼ね備えたCMSがランクインしているのは、両者の共通点です。一方で、4位・5位はエリアごとの認知度がランキングに影響しており、日本と海外で大きな違いが見られます。

CMSの選び方

自社に合ったCMSの選び方を、7つ紹介します。

導入・運用の目的に合っているかで選ぶ

CMSは導入・運用の目的に合ったものを選ぶことが大切です。なぜなら、どんなに高性能なCMSでも、自社の導入・運用の目的が果たせなければ意味がないためです。

CMSによって「ECに特化している」、「拡張性に制限がない」などと特徴が変わってくるため、まずは自社がどのような目的でCMSを導入しようとしているのかを明確にしましょう。

必要な機能が搭載されているかで選ぶ

自社にとって必要な機能が搭載されているCMSを選ぶことも大切です。

多くのCMSにはプラグインが用意されており、後から柔軟に機能を追加できるよう設計されています。しかし、プラグインの追加に費用が発生する製品も多いため、導入前に必ず無料で扱える機能を確認しておきましょう。

操作性・利便性で選ぶ

操作性・利便性もCMS選定の重要なポイントです。運用担当者の知識やスキルは組織によって異なるうえ、当事者たちにとって使いにくいものでは生産性が低下したり、使われなくなったりする恐れがあるためです。

専門知識やスキルがなくてもWebサイトを構築できることがCMSの利点ですが、最低限のWebサイトの知識や制作スキルが求められることは確かです。無理なくスムーズに導入・運用するためにも、担当者が十分に使いこなせるものを選ぶ必要があります。

【2024年最新】おすすめのCMS16選比較|種類や機能・選び方を解説

サポート体制・セキュリティ対策の充実度で選ぶ

サポート体制・セキュリティ対策の充実度もしっかりチェックしましょう。

たとえば、国内外において圧倒的なシェアを誇るWordPressは、オープンソースを採用しているため運営サポートなどはなく、すべてのトラブルに自分たちで対応する必要があります。書籍やネット検索で大概の問題は解決できますが、そのような作業に不慣れな場合には、使いこなすのが難しい可能性があります。

一方で、有料のCMSにはサポート体制が充実している傾向が強いため、自社の状況と照らし合わせて検討すると良いでしょう。

作成するWebサイトの規模に合っているかで選ぶ

自社が作成しようとしているWebサイトの規模に合っているかどうかも、事前にチェックすべきポイントです。

たとえば、Webサイトを構築した後、頻繁に更新や情報発信をしたい場合は、更新に必要な機能が充実したものや、複数のSNSと連携できるものを選ぶ必要があります。

一方で、数ページで構成されたほとんど動きのないWebサイトであれば、そもそもCMSを使うまでもないケースもあるでしょう。

導入・運用にかかる費用で選ぶ

導入・運用の費用で選ぶのもひとつの方法です。すべてのCMSに当てはまるわけではありませんが、CMSの運用には以下のようなコストが発生する場合があります。

  • CMSの月額使用料
  • セキュリティ対策費用
  • バージョンアップ費用

また、導入や運用にかかる人件費も必要です。どのような作業にコストがかかるかは、導入するCMSによって大きく異なります。自社の予算や重視したいポイントにあわせて、あらゆるコストを確認・試算しておきましょう。

無料で使えるおすすめのCMS10選を比較|無料製品の選び方やメリット・デメリット

静的CMSか動的CMSかで選ぶ

CMSは「静的CMS」と「動的CMS」の2種類に大別することができ、導入時点で両者の特徴をよく理解しておく必要があります。

それぞれのメリット・デメリットを、以下に解説します。

静的CMS

静的CMSとは、事前にHTMLでWebページを作成し、そのコンテンツをWebサーバーに保管するタイプのCMSです。ユーザーのブラウザから要求を受ける度に、同じコンテンツを送信します。

企業のコーポレートサイトなど、比較的更新頻度が少なくセキュリティを重視したい場合に適した形式です。

静的CMSとは?動的CMSとの違いやメリットとデメリット・選び方について

動的CMS

動的CMSとは、基本的なコンテンツは準備しつつも、ユーザーのブラウザから要求を受ける度に、そのユーザーに適したコンテンツを生成するCMSです。

例えば、Webショッピングに用いられるECサイトや、ログインが必要な会員サイトなどが動的CMSに該当します。拡張性・汎用性・カスタマイズ性が求められるWebページに適しています。

国内・海外それぞれのシェア率を参考に自社に最適なCMSを導入しよう

専門知識やスキルがなくてもWebサイトを構築・運用できるCMSは、デジタルマーケティングに重きが置かれる昨今においては、分析や販路拡大のためのツールとしても幅広く活用されています。

国内外共に、最も多く利用されているCMSは「WordPress」ですが、オープンソースのため公式の技術サポートがなく、ある程度の知識やスキル、問題解決能力が求められます。

他にもさまざまな特長を備えたCMSがあるため、自社の導入・運用目的を明確にし、自社に適したCMSを賢く導入しましょう。

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ビズクロ編集部
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