自社に適したCMSの選び方!選定のポイントや注意点を詳しく解説

2024/05/01 2024/05/01

CMS

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CMSの選び方

専門知識がなくても簡単にWebサイトの構築・運用ができる「CMS」。CMSは製品によって特長が異なるため、導入効果を高めるためには自社にあった製品選びが大切です。本記事では、自社に適したCMSの選び方について、選定のポイントや注意点を解説します。

CMSとは?

CMSとは「Contents Management System」の略で、Webコンテンツの管理を補助するためのシステムを意味します。

CMSを使うことで、文章を書く、写真をアップする、新しいページを加える、といったコンテンツの作成作業を、高度な技術や知識がなくても、簡単かつ直感的な操作だけで行えるようになるのが大きな魅力です。

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CMSを選定する前に確認しておくべきポイント

CMSを選定する前に確認しておくべきポイントを、いくつか紹介していきます。

CMS導入の目的を明確にする

CMSを導入する際には、まず目的をはっきりさせることが重要です。

例えば、リード(見込み顧客)獲得数を増やしたいのか、それとも誰でも簡単にWebサイトを作成・編集できる環境を整えたいのか、目的によって最適なCMSの選び方が異なります。そのため、目的を明確にすることで、はじめて自社に最適なCMS選定へと進むことができます。

Webサイトを構築する要件を確認する

CMSを選ぶ前に、Webサイト構築に関する具体的な要件を整理しましょう。一例としては下記のような要件があります。

  • Webサイトの規模
  • Webサイトのデザイン
  • 構築、運用担当者のスキル
  • 構築、運用にかけられる工数

事前に構築する要件を大まかにでも定めておくことによって、最適なCMSの選択とスムーズな運用をサポートすることができます。

CMSにおける要件定義の考え方とは?成功させる秘訣と選定ポイントを紹介

CMSにかけられる予算を確認する

CMSの導入から運用までに、どの程度の予算を確保できるのか定めておきましょう。CMS導入には、下記のように工程ごとの費用が発生するためです。

  • 要件定義
  • 設計
  • 導入〜実装
  • 運用

それぞれの工程で発生する費用は異なるため、適切な金額を算出し、予算内に納まるかを事前にチェックしておきましょう。

CMSの種類を理解する

CMSには大きく3つの種類があり、それぞれ機能や運用方法などに違いがあります。

オープンソース型CMS

オープンソース型CMSは、そのソースコードに誰でも自由にアクセスでき、無料で使用できるタイプのCMSです。

オープンソース型CMSは、インターネット上から無償でシステムをダウンロードでき、各ユーザーのWebサイトに合わせて自由にカスタマイズすることができます。また、世界中の開発者が改良に貢献しているため、多様な機能を持つプラグイン(追加機能のオプション)やテーマ(見栄えのレイアウト)が豊富に存在します。オープンソース型CMSの中で特に普及率が高いシステムとしては、Wordpressなどが知られています

パッケージ型CMS

パッケージ型CMSは、特定のベンダーによって開発された製品であり、購入後に自社のサーバーにインストールして使用するタイプのCMSです。

主な特徴として、安定した技術サポートやセキュリティの更新が受けられる点が挙げられます。また、特定領域に特化したカスタマイズ性に富んでおり、企業が特定のニーズに合わせてシステムを調整することを得意としています。

ただし、初期導入費用や機能ごとのオプション追加費用、ランニングコストなどがかかる場合があるため、予算とのバランスを考慮する必要があります。また、自社サーバーでCMSを運用するための技術力もある程度求められてきます。

クラウド型CMS

クラウド型CMSは、ベンダーがクラウド上にサーバーやシステムを用意し、ユーザーはインターネット経由でこれらにアクセスする形でWebサイトを運用します。

クラウド型CMSの大きな利点は、ハードウェアの準備やメンテナンスが一切不要であり、常に最新の機能を利用できる点です。利用料金は大抵の場合、使用した期間分だけ支払うサブスクリプションモデルが採用されており、初期投資を抑えつつ必要に応じてサービスをスケールアップ・ダウンできる柔軟性が魅力です。スタートアップや小規模企業にとって、手軽に最先端のWebサイト管理を行えるのも大きな強みと言えるでしょう。

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自社に適したCMSの選び方のポイント

自社に最適なCMSを選ぶためのポイントについて、以下にいくつか解説します。

必要な機能の有無

自社が直面している課題を解決できる機能が、CMSに搭載されているか否かは、選定の大切なポイントです。

例えば、SEO対策機能やアクセス分析ツールは、Webサイトのパフォーマンス向上に不可欠です。また、SNSとの連携機能は、ソーシャルメディアを活用したマーケティング戦略に重要となるでしょう。さらに、大規模サイトの管理体制を築くためには、使いやすいユーザー管理機能の存在も重要になります。これらの機能が自社の要件に合っているかを、事前にしっかりと確認しておきましょう。

操作性の高さ

CMSを選ぶ際には、操作性の高さも重要な判断基準の一つです。専門知識がない人でも直感的に理解しやすい見た目であれば、編集作業やコンテンツの更新がスムーズに行えます。

こうした操作性は、Webサイトの日常的な管理を効率的にし、作業の負担を軽減してくれます。また、操作性が高いと、新しいスタッフが加わったときの研修時間の短縮にもつながるでしょう。誰もが簡単に扱えるCMSを選ぶことで、Webサイトの運用をより柔軟に、効率的に行うことが可能になります。

セキュリティ対策・サポート体制

CMSを選定する際には、セキュリティ対策とサポート体制が整っているかどうかを確認することが不可欠です。

Webサイトは常にさまざまな脅威に晒されているため、脆弱性への迅速な対応が可能なCMSを選ぶべきです。また、操作に関する疑問や問題が生じたとき、専門知識を持つサポートスタッフからのレクチャーやサポートを受けられるかどうかも重要なポイントです。充実したセキュリティ対策とサポート体制を備えたCMSを選ぶことで、万が一の事態にも迅速に対応し、Webサイトの安全性を高めることができるでしょう。

導入・ランニングコスト

CMSを導入する際、トータルコストは避けて通れない重要な検討要素です。CMSの種類や選択するプラグインの量と種類によって、導入から運用にかけての費用は大きく変動します。

例えば、オープンソース型CMSは基本的に無料で利用できますが、カスタマイズや特定のプラグインの追加には費用が発生することがあります。また、パッケージ型やクラウド型CMSでは、ライセンス料やサブスクリプション料金が必要になる場合があります。さらに、システムを安定して運用するためのサポートサービスを利用する場合には、さらに追加費用がかかることもあるでしょう。

このため、CMSの選定にあたっては、初期導入コストだけでなくランニングコストを含めた総合的な費用を検討し、予算内に収める意識を持つことが大切です。

デザイン・レイアウトの自由度

CMSを選ぶ際に、デザインやレイアウトの自由度は大きな決定要因の一つです。

自社のブランドイメージやコンテンツに合わせて、サイトの外観を自由にカスタマイズできるかどうかは、将来的なデザインの幅を大きく左右します。また、テンプレートに頼らずオリジナリティ溢れるデザインを実現したい場合、カスタマイズの自由度が高いCMSの方がより望ましいでしょう。自社の理想とするWebサイトを構築するためには、デザインとレイアウトの自由度をよく確認してCMSを選定しましょう。

システムの拡張性の高さ

CMS選定時、システムの拡張性は見逃せないポイントです。将来のビジネスの成長や変化に合わせて、新たな機能を簡単に追加できるかどうかが重要になります。

プラグインが豊富に提供されているCMSであれば、必要に応じてさまざまな機能を手軽に導入できます。例えば、マーケティングツールの統合、SEO対策の強化、SNSの連携など、ビジネスのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。ただし、クラウド型CMSなどでは、導入の手軽さと引き換えに拡張性が大きく制限されているケースもあります。将来的なWebサイトの改良を視野に入れているなら、なるべくカスタマイズ性の高いCMSを選択するようにしましょう。

既存システムと連携

CMSを選ぶ際には、既存のシステムやツールとの連携能力も大切なポイントです。特に、CRM((顧客関係管理))ツールやMA((マーケティングオートメーション))ツールなど、自社が既に利用しているシステムとスムーズに連携できるかどうかを確認しましょう。

CMSと既存ツールを無理なく接続できれば、顧客データの一元管理やより効果的なマーケティング活動が可能になります。また、CMSと既存システムがうまく連携することは、作業効率の向上や顧客満足度の向上につながり、ビジネスの成長を支える重要な基盤にもなるでしょう。

シェア率

シェア率が高いCMSを選ぶメリットは、その普及度によって多くの情報やサポートを得やすい点にあります。

日本国内では、WordPressが圧倒的なシェア率を誇っており、その豊富な情報量と利用者コミュニティの規模は大きな強みです。また、多数のプラグインやテーマが提供されているため、カスタマイズの自由度も高く、さまざまなニーズに対応することが可能です。そして、シェア率が高いということは、それだけ多くのユーザーに受け入れられている証でもあり、使いやすさや安定性など、基本的な品質が保証されているとも言えます。特定の業種ごとに導入事例があるかどうかを検証するのもおすすめです。

CMSのセキュリティリスクとは?脆弱性や講じるべきセキュリティ対策

CMSを選ぶ際の注意点

CMSを選定する際には、慎重に検討すべきいくつかの注意点があります。ここでは、重要なポイントを詳しく紹介していきます。

規模が大きいサイトを運用する場合はCMSの処理能力を重視

大規模なWebサイトを安定して運用するには、CMSの処理能力が非常に重要です。

サイトのコンテンツ量が多く、毎日のアクセス数も多い場合には、それを支える強力なバックエンドの処理能力が求められます。CMS選びでは、サイトが成長した際にもスムーズに対応できるよう、サーバーの負荷分散能力やデータベースの応答速度など、システム全体の処理能力を見極めることが大切です。大規模サイトの安定的な運用を実現したいのであれば、将来のサイト規模の拡大を見越して、十分な処理能力を備えたCMSの選定が欠かせません。

CMSは簡単に変更できない

CMSの選定では、なるべく長く使い続けられるシステムを選ぶことが大切です。一度webサイトが構築され、運用が始まってしまうと、CMSを変更するには膨大な時間と労力、さらにはコストがかかるためです。

コンテンツの移行、デザインの再調整、プラグインや拡張機能の互換性確認など、CMSの移行作業には考慮しなければならない点が数多く存在します。これらの業務負担を考えると、最初によく適切なCMSを吟味することの重要性がわかるはずです。

もし、どうしても将来的な拡張規模を予測できない場合には、もしもの際の移行作業がスムーズになるように、できるだけシンプルなコンテンツ構成やデザインを採用するようにしましょう。

CMS移行を成功させる秘訣!移行を検討すべきタイミングや手順・費用を解説

自社に適したCMSを選びWebサイト運用を効率化しよう

自社に最適なCMSを選定することは、Webサイトの効率的な運用に欠かせません。

CMS選びの際には、必要な機能の有無、操作性の高さ、セキュリティ対策やサポート体制、デザインの自由度、システムの拡張性、そして既存システムとの連携能力を考慮することが重要です。また、一度選定したCMSは容易に変更できないため、初期の選定段階での慎重な検討が必要です。これらのポイントを踏まえ、自社の要件に合致するCMSを選び、効率的かつ効果的なWebサイト運用を目指しましょう。

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