動画編集におすすめのクラウドソーシングサイト|単価の相場や初心者でも案件を獲得するコツ
昨今の動画広告市場の拡大から需要が高まっている、動画編集。専門知識を必要とする業種ですが、クラウドソーシングで動画編集に携わるためにはどうすれば良いのでしょうか。本記事では、動画編集におすすめのクラウドソーシングサイトを、案件獲得のコツとあわせて紹介します。
目次
動画編集におすすめのクラウドソーシングサイト4選
クラウドソーシングサイトは、「仕事を外注したい人」と「仕事を受注したい人」をマッチングするサービスです。副業やフリーランス人口の増加によって自社の業務を外注する企業も増えており、スキルを持つ人材を探す際に使用されています。
クラウドソーシングサイトでは、記事制作、プログラミングなどさまざまな案件が募集されており、近年の動画市場の拡大を受け、クラウドソーシングサイトには動画編集の仕事も数多く掲載されています。ここからは、動画編集の案件を受注するのにおすすめのクラウドソーシングサイトを4つご紹介します。
1.クラウドワークス
クラウドワークスは、約480万人のワーカーが登録している国内最大級のクラウドソーシングサイトです。案件数が豊富で、動画編集に関わる案件は2023年11月時点で4万件以上掲載。初心者可の募集が多いのも特徴です。
クラウドワークスでは、クライアントが報酬の仮払いを行ってから業務がスタートするため、未払い等のトラブルを回避できます。そのほか、悪質案件や不適正報酬のチェックも行われ、安心して取引ができる環境が整えられています。保険や業務サポートなどの福利厚生サポートも充実しており、フリーランスとして働きたい方にもおすすめのサイトです。
提供元 | 株式会社クラウドワークス |
対応可能業務 |
など |
初期費用 | 会員登録無料 |
料金プラン | ■システム手数料
※一部有料オプションあり |
機能・特徴 |
|
URL | 公式サイト |
2.ランサーズ
ランサーズも、クラウドワークスと並んで国内最大級のクラウドソーシングサイトで、350種類以上の仕事カテゴリが用意されています。初心者はもちろん、中級者、上級者向けの案件も豊富で、自分のレベル感に合った案件を探すことができるでしょう。
ランサーズの特徴は仕事獲得のサポートが充実している点です。活動実績に応じて、レギュラー・ブロンズ・シルバー・認定ランサーというランクを付与。認定ランサーに近づくほどに発注者からの信頼も得やすく、受注率アップにつながります。
提供元 | ランサーズ株式会社 |
対応可能業務 |
など |
初期費用 | 会員登録無料 |
料金プラン | システム手数料:契約金額 (税込)の16.5% |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
3.ココナラ
ココナラは、個人のスキルやノウハウを売り買いできるスキルマーケットです。「企業のPR動画を作成します」「YouTube動画の編集を代行します」など、自分の得意分野に絞ってスキルを出品できます。価格に関しては、制作系であれば1,000円~100万円の範囲で自由に設定が可能です。
さらに、出品だけでなく公募されている仕事への提案や、ココナラサービス内でのブログ投稿もできます。購入検討者へ自分のスキルを積極的にPRすることで、受注率アップも期待できるでしょう。
提供元 | 株式会社ココナラ |
対応可能業務 |
など |
初期費用 | 会員登録無料 |
料金プラン | サービス販売時のシステム手数料は22% |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
4.Bizseek
Bizseekは、システム手数料の安さが特徴のクラウドソーシングサイトです。クラウドソーシングサイトにおけるシステム手数料は10%~20%が一般的ですが、Bizseekは5%~10%。差し引かれる手数料が少ないため、自分の手元に入る報酬額が多くなるというメリットがあります。
クラウドワークスやランサーズと比べると案件数自体は少ないものの、登録ユーザーもまださほど多くないため、競争率が比較的低くて案件獲得を狙いやすいサイトといえるでしょう。
提供元 | 株式会社ビズシーク |
対応可能業務 |
など |
初期費用 | 会員登録無料 |
料金プラン | ■システム手数料
※有料オプションあり |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
▷【2023年】クラウドソーシングのおすすめサイト12選比較!副業初心者でも稼ぐコツ
動画編集案件をクラウドソーシングで探すメリット
動画編集案件をクラウドソーシングで探すメリットは主に2つあります。それぞれ詳しく説明します。
動画編集の実務経験がなくても仕事ができる
動画編集の実務経験がない人が、ゼロから仕事を獲得するのは難易度が高いものです。しかしクラウドソーシングサイトでは、現在実務経験がなくても、クラウドソーシングサイト上で経験を積みながらさまざまな仕事に挑戦できます。
そのため、初級者向けの案件を受注するところからスタートし、実績を積み上げていくことで、さらにレベルの高い案件にも挑戦できるようになるでしょう。
動画編集案件が多数掲載されている
クラウドソーシングサイトには、さまざまな動画編集案件が掲載されており、自分の得意分野に応じた案件に応募できます。たとえば以下のような案件があります。
- YouTube動画の編集
- TikTokやInstagramなどSNS動画の編集
- 企業や団体などのPR動画の編集
- サービスや商品の紹介・PR動画の編集
- 結婚式やイベントの動画編集
近年はYouTubeが拡大したことに加え、SNSにおいても動画配信が主流となってきました。企業・個人問わず、動画編集の需要は高まっています。数多くの動画編集案件に出会えるのもクラウドソーシングサイトのメリットです。
▷個人事業主がクラウドソーシングを利用する際の注意点|流れやおすすめサイトを紹介
クラウドソーシング動画編集の単価の相場
クラウドソーシングサイトにおける動画編集案件は、1本あたり5,000円~10,000円ほどが相場です。単価は動画の長さや内容によって大きく異なり、SNSなどのショート動画であれば2,000円~3,000円、長めのYouTube動画になると20,000円~30,000円ほどの案件もあります。さらに企業のPR動画となると、50,000円~10万円以上になることもあるようです。
未経験可の案件は単価が安い傾向にありますが、実績を積むことで高単価な案件にも挑戦できるようになるでしょう。
クラウドソーシング動画編集案件の報酬獲得までの流れ
ここからは、実際にクラウドソーシングサイトで動画編集案件を受注し、報酬を得るまでの流れを解説します。おおまかな流れは以下のとおりです。
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 動画編集案件に応募する
- 受注〜成果物の納品
- 報酬を受け取る
1.クラウドソーシングサイトに登録する
まずはクラウドソーシングサイトに登録しましょう。サイトごとに掲載している案件は異なるため、複数のサイトに登録するのがおすすめです。
登録はサイト上において名前やメールアドレスなどの基本情報を入力するだけで完了します。登録したプロフィール上では、稼働時間や対応業務の設定もできます。発注の判断基準にもなるため、可能な範囲で設定するとよいでしょう。
同時に案件の応募に備えてポートフォリオの作成も進めておきましょう。過去の実績をまとめたポートフォリオは、どのような動画編集ができるかを発注者へPRできる材料となります。まだ受注経験がない場合は、自分で撮影した動画を編集するなどして作成しても問題ありません。
▷クラウドソーシングとは?メリット・デメリットを簡単にわかりやすく解説
2.動画編集案件に応募する
応募の準備が整ったら、案件に応募します。クラウドソーシング上に掲載されている案件は以下の3種類に分けられます。
タスク | 打ち合わせや契約を行わない単発での案件 |
プロジェクト | 発注者と受注者が制作物の内容や報酬などを話し合ったうえで契約する案件 |
コンペ | 募集内容に対して受注者が自由に提案し、発注者が気に入った提案に報酬を支払う案件 |
動画編集の案件は主にプロジェクト案件が多いです。発注者とのやりとりが発生するためコミュニケーション力や交渉力が必要となりますが、互いに納得のいく仕事ができた場合には継続して受注しやすい傾向にあります。
気になる案件が見つかったら、応募メッセージを送ります。受注につながるよう、自己紹介や過去の実績を提示しながら自分の強みをPRしましょう。
3.受注〜成果物の納品
無事受注することができたら、納品物の方向性や納期について確認し、業務に取り掛かります。完成次第、納品となりますが、ときには修正依頼が発生する場合もあります。修正依頼が発生しても余裕を持って対応できるよう、納期よりも早めの完成を目指すとよいでしょう。また、途中経過を報告し、随時方向性を確かめながら業務を進めることで、修正のない納品物に仕上げることができます。
もし修正が発生した場合には、修正内容をしっかりとヒアリングし、迅速に対応することで高評価につながります。
4.報酬を受け取る
納品後、発注者による検収が完了することで、報酬を受け取れます。ここで注意したいのは、クラウドソーシングサイトではシステム手数料が発生するという点です。報酬額のすべてを受け取れるわけではなく、報酬額からシステム手数料や源泉徴収税などが差し引かれた分が、ワーカーの手元に入ります。
システム手数料に関しては煩わしく思う方もいるかもしれません。しかしその分クラウドソーシングサイトでは報酬未払いトラブルや悪質案件に対する対策がとられており、安心して取り引きすることができます。
なかには、手数料が発生しない「直接契約」を打診する発注者もいるようですが、ルール違反であるのに加えトラブルの原因となるため注意しましょう。
▷クラウドソーシングの始め方!準備内容・登録方法・初心者でも稼ぐコツ
初心者がクラウドソーシングで案件を獲得する秘訣
最後に、初心者がクラウドソーシングで案件を獲得するための秘訣を紹介します。
案件を獲得するためには、「この人に依頼したい」と思ってもらうことが重要です。ポイントをつかむことで、効果的に自分のスキルをアピールでき、受注率アップが期待できるでしょう。それぞれの内容を詳しく説明します。
動画編集の実力を身につける
仕事をこなしていくためには、まず動画編集の実力を身に付けなければなりません。動画編集の実力を身に付けることで、さまざまな案件に挑戦できるようになります。
動画編集のスキルを身に付ける方法としては、以下のものがあります。
- 動画編集の専門書で独学する
- YouTubeの講座で独学する
- オンライン講座やスクールを活用して学ぶ
動画編集の手法やツールは日々進化しています。継続して動画編集の仕事をしたいのならば、一度学んで満足するのではなく、スキルを磨き続ける必要があるでしょう。
プロフィール・ポートフォリオの内容を充実させる
クラウドソーシングサイトでは、登録者のプロフィールやポートフォリオが公開されています。どちらもクライアントが応募者を選ぶ際の重要な判断材料です。発注者が知りたい情報が記載されていなければ案件獲得が難航するため、内容を充実させる必要があります。
プロフィールやポートフォリオには以下の情報を盛り込むとよいでしょう。
- これまでの経歴
- 動画編集の実績
- 得意分野・対応可能分野
- 自分の強み
- 稼働時間
内容とともに、読みやすさも重要なポイントです。一目で見て分かりやすいプロフィールやポートフォリオとなるよう、箇条書きを活用する、一文を短くするなどの工夫をしましょう。
応募する際の文面を充実させる
案件に応募する際は発注者にメッセージを送ります。その際の文面にも気を付けなければなりません。たとえば以下の2つのメッセージがあったとします。
- 「頑張りますのでよろしくお願いします。」
- 「私はYouTube動画の編集を〇年行ってまいりました。過去には再生回数〇万回を超える動画も多数作成しており、視聴者の興味を惹く動画を制作できる自信があります。どうぞよろしくお願いいたします。」
上記の2つを比べた際、2番目のメッセージの方が好印象でしょう。自分にどのようなスキルがあるのか、なぜこのプロジェクトに参加したいのかなどを、熱意を持って伝えることが案件獲得につながります。
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コツをおさえクラウドソーシングの動画編集案件を多数獲得しよう
動画編集におすすめのクラウドソーシングサイトや、案件獲得のポイントを解説しました。動画編集案件は今後も募集の増大が期待される分野です。クラウドソーシングサイトを活用するコツをおさえて、動画編集案件を獲得しましょう。
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