クラウドソーシングで稼げない12の理由|稼ぐための秘訣も紹介
昨今利用者が増加しているクラウドソーシングは、スキマ時間を有効に使える等の理由から注目されていますが、「クラウドソーシングでは稼げない」という声も上がっているようです。本記事では、クラウドソーシングで稼げない12の理由を、稼ぐための秘訣とあわせて紹介します。
目次
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングとは、クラウド(群衆)とソーシング(業務委託)を組み合わせた言葉で、企業や個人がインターネット上で不特定多数の人に仕事を発注できるサービスのことです。
仕事を受注したい人は、クラウドソーシングのサイトに登録することで、企業が募集している案件に応募できます。
募集されている仕事内容はイラスト作成やWebデザイン、ライティングなどの業務が多く、成果物を納品することで報酬を受け取れる仕組みになっています。価格交渉や作業指示、納品といったクライアントとのやりとりは、チャットやメールなどで行うのが基本です。
クラウドソーシングは雇用契約を結ぶ必要がなく、気軽に仕事を発注・受注できることから近年高い注目を集めています。副業をしたい会社員やスキマ時間を有効に使いたい主婦・主夫、学生なども利用しやすい環境が整備されており、働き方の多様化にマッチするサービスとして、今後ますます利用が拡大していくでしょう。
▷クラウドソーシングの始め方!準備内容・登録方法・初心者でも稼ぐコツ
クラウドソーシングのメリット
働き方改革の推進に伴い、副業を解禁する企業が増えていることから、クラウドソーシングを利用して仕事を始める人も増えています。
ここでは、クラウドソーシングで仕事を受注するメリットについて解説します。
好きな時間・場所で仕事ができる
クラウドソーシングのメリットは、時間や場所を選ばずに仕事を進められることです。
クラウドソーシングの報酬体系には、主に固定報酬制と時間単価制の2種類がありますが、多くの仕事では固定報酬制が採用されています。固定報酬制の仕事の場合は作業指示に沿って成果物を作成し、納期までに提出する必要がありますが、働く時間や場所の制約はありません。
そのため、本業の仕事が終わったあとや休日、家事の合間など、空いている時間を活用して仕事ができます。またクラウドソーシングでは、基本的に自分のパソコンやスマートフォンで作業を行うため、自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースといった好きな場所で仕事することも可能です。
初心者でもできる仕事がある
クラウドソーシングで募集されている仕事は多種多様であり、自分のスキルや適性に合った仕事を選べます。
データ入力などの単純作業や、未経験でもできる記事作成といった仕事もあるため、クラウドソーシングを初めて利用する方やスキルに自信がない方でも応募しやすいのがメリットです。
低単価の案件から受注して実績やスキルを積み、クラウドソーシングサイト内での評価を上げていければ、より条件の良い案件を受注することも可能となります。頑張れば頑張った分だけ評価や報酬に反映されるため、モチベーションを高めやすいのもメリットといえるでしょう。
▷クラウドソーシングとは?メリット・デメリットを簡単にわかりやすく解説
クラウドソーシングのデメリット
メリットの多いクラウドソーシングですが、気になる点もいくつかあります。実際にクラウドソーシングで仕事を始める前にメリット・デメリットを比較し、自身に合っているか確認しましょう。
仕事を獲得するのが難しい
クラウドソーシングでは数多くの募集がされていますが、必ず仕事を受注できるわけではありません。応募状況や自身のスキルによっては仕事を獲得するのが難しく、収入や稼働ペースが安定しないというデメリットがあります。
クラウドソーシングは年々ニーズが高まっており、登録者数も増え続けています。特に初心者向けの案件は人気が高く、募集人数の何十倍もの応募者が殺到することも少なくありません。
また、クライアント側はできるだけ高品質な成果物を求めているため、高いスキルや実績を持つ人に優先的に発注します。そのため、クライアントにアピールできるスキルや実績が不足しているうちは、仕事を獲得するのが難しいといえるでしょう。
単価が低くなかなか稼げない
クラウドソーシングは誰でも登録でき、仕事を受注できることから、案件の単価が低く設定される傾向があります。特に初心者向けの案件は低単価であることが多く、1時間あたりの金額に換算すると「アルバイトをしたほうが良い」と感じるかもしれません。
クラウドソーシングで一定以上の収入を得るには、高単価の案件を安定して受注する必要があります。高単価案件の選考では、ワーカーの保有スキルに加え、受注実績やクライアントからの評価も重視されるため、稼げるようになるまでには時間がかかることを覚えておきましょう。
クラウドソーシングで稼げない12の理由
クラウドソーシングは稼げるという方がいる一方で、あまり稼げない方も存在しているのが現状です。なぜ、人によって差が出てしまうのでしょうか。
ここでは、クラウドソーシングで稼げない12の理由を紹介します。
希望する業務の競争率が高い
クラウドソーシングサイトには多くのワーカーが登録しており、好条件の仕事には応募が集中する傾向があります。特に高単価の案件や難易度の低い案件は人気が高く、数倍~数十倍もの競争率となることも少なくありません。
そのため、実際に業務をこなせるスキルを備えていても、ライバルの多さからなかなか受注に結びつかず、結果として稼げないという事態になってしまうのです。
クラウドソーシングの実績がない
クラウドソーシングでは、プロフィールやポートフォリオに加え、過去の受注実績やクライアントからの評価も重要な判断基準とされます。
経験値の低いワーカーは業務品質や対応のレベルが分からないため、クライアントとしても発注しづらいものです。特に高単価の案件では、より慎重に選考が行われるため、クラウドソーシングの実績がない方がいきなり受注するのは難しいでしょう。
クラウドソーシングで稼いでいくには、まずは低単価の案件をコツコツこなして実績を積み、クライアントからの評価を着実に獲得していくことが大切です。
能力に見合わない量の仕事を受けている
自分の能力に見合わない量や難易度の仕事を受注することも、クラウドソーシングで稼げない要因となります。
自分がこなせない量の仕事を受けてしまうと、作業に遅れが生じ、納期までに成果物を納品できないおそれがあります。また、実力以上のスキルが必要とされる案件を受注した場合も、クライアントが求める品質を担保できず、再納品や契約解除となることも考えられるでしょう。
納期遅延や低品質によりクライアントからの評価が下がってしまうと、その後の受注にも大きな影響を及ぼします。まずはできる範囲の仕事を受注し、一つひとつ丁寧にこなすようにしましょう。クライアントとの信頼関係が構築されることで、継続受注に結びつく可能性もあります。
低単価の仕事ばかり受けている
いつまでも低単価の仕事ばかり受けていると、効率的に稼げない事態に陥ります。
例えばライティングであれば1文字あたり1円~、ロゴやイラストの作成であれば3万円~が平均的な報酬単価です。これらの平均単価を大きく下回る報酬設定になっている場合、数をこなさなければ一定額以上の収入を得ることは難しいでしょう。
クラウドソーシングで効率的に稼ぐには、受注実績やスキル、クライアントからの評価に応じて、受注する仕事の条件や内容を適宜見直していくことが大切です。
長期継続の仕事を獲得するのが難しい
単発や短期の案件が多く、長期継続の仕事を獲得するのが難しいことも、クラウドソーシングが稼げないとされる理由の一つです。
単発や短期の案件は納品が完了したら、また次の仕事を探さなければなりません。次の仕事を見つけても「応募」「トライアル」「採用」という流れがあり、仕事を始めるまでに通常1週間~1ヵ月程度の時間がかかります。
さらに、クライアントや案件が変わるたびにマニュアルや作業手順を覚える手間が発生するため、単発や短期の案件ばかり受注するのは非効率です。クラウドソーシングでコンスタントに稼ぐには、長期継続の仕事の受注が不可欠といえるでしょう。
報酬が成果物を対象としているため収入が安定しない
クラウドソーシングの案件の多くは、記事執筆やデザイン、動画制作など成果物の納品によって報酬が発生する固定報酬制となっています。
そのため、クライアントとのやりとりや差し戻しが増えると、1案件あたりの手間や時間がかかってしまい効率的に稼げません。また、長期的に取引できるクライアントを見つけても、発注数が安定するとは限らず、時期によってはまったく依頼がないということも考えられるでしょう。
応募している仕事の数が少ない
クラウドソーシングでは、募集されている案件に応募したからといって必ずしも受注できるわけではありません。クライアントは多数の応募者の中から選考を行うため、トライアルまで進める、さらには受注に至れる案件は限られます。
エントリー数が少なければ、その分仕事を受注できる確率は低くなってしまいます。特に初心者のうちは多数の案件に応募しないと、なかなか受注に結びつかないのが現状です。
また、クラウドソーシングサイト上には数多くの案件があるものの、同じ企業が同じ案件を繰り返し募集しているケースも少なくありません。仕事を探すタイミングによっては、応募できる案件自体が少ないということも十分考えられます。
クラウドソーシングサイトの手数料が高い
クラウドソーシングサイトでは、クライアントが支払った報酬から利用手数料を差し引いた金額がワーカーに支払われるのが一般的です。サイトによって料率は異なりますが、契約金額の5~20%程度の手数料が引かれてしまうため、「思ったより稼げない」「割に合わない」と感じる人も多いようです。
また、サイトや契約内容によっては、銀行口座への振込手数料を負担したり、源泉徴収税額が差し引かれたりするケースもあります。クラウドソーシングを利用する際は、提示されている報酬金額だけでなく、実際に支払われる金額についてもチェックすることが大切です。
スムーズに業務を開始できない
クラウドソーシングを利用している企業の中には、仕事の依頼に不慣れなクライアントも多数存在します。マニュアルが整備されていない、クライアントとこまめに連絡が取れないなどの問題があると、スムーズに業務を開始できず、報酬を獲得するまで時間がかかってしまうおそれがあります。
案件を受注する際は、事前にクライアント側の募集実績をチェックし、ワーカーからの評価が低いクライアントは避けるようにしましょう。
報酬のベースアップが難しい
クラウドソーシングサイトには多数のワーカーが登録していることから、案件をこなし実績を積んでいっても、高単価の案件を獲得するのは容易ではありません。また、クライアント側も提示した条件で仕事を受けてくれるワーカーを優先するため、応募時に報酬アップの交渉をしても受注できない可能性が高いでしょう。
特別なスキルや多くの実績を持っているなど、他のワーカーとの差別化が図れていない場合は、報酬のベースアップは難しいといえます。
ただし案件やサイトによっては、納品数や成果物の品質に応じて報酬が上がる「報酬アップ制度」が設けられていることもあります。単価交渉をするのが難しいという方は、報酬アップ制度のある案件に応募してみるのも一つの方法です。
公開しているプロフィール情報が少ない
プロフィールが充実していないと、なかなか受注に結びつけることはできません。クライアントは応募者の自己PRやスキル・経歴などのプロフィールを主な判断材料として選考しています。
また、ポートフォリオとして提示できるものがあれば、積極的にアピールしましょう。特に初心者のうちは受注実績や評価が少ないため、クライアントの目にとまるには、プロフィールやポートフォリオを充実させることが重要となります。
クラウドソーシングサイトがスキルにあっていない
クラウドソーシングサイトにはそれぞれ特色があり、豊富な種類の案件を取り扱っているサイトから、ライティングや翻訳など特定の業務に特化したサイトまでさまざまです。特化型のサイトであれば高単価の案件が狙える一方、スキルや経験が不足していれば受注は難しいでしょう。
クラウドソーシングを利用する際は、自分のスキルや得意分野とサイトの傾向がマッチしているかを見極める必要があります。
クラウドソーシングは実際どのくらい稼げるのか?
クラウドソーシングで仕事をしたいと思っているものの、実際どのくらい稼げるのか気になるという方は多いでしょう。クラウドソーシングで稼げる金額は人により大きく異なります。
ここでは、専門スキル・経験がある場合と初心者の場合で、それぞれ報酬の目安金額を紹介します。
専門スキル・経験がある場合
専門的な知識やスキル、経験を保有している場合、高単価の案件を受注できる可能性が高まります。
たとえばライティングの場合、専門性の高い記事の作成で、ある程度の執筆経験があれば、報酬単価は1文字あたり3円程度が相場です。仮に1記事あたりの文字数が5,000字程度、月に7~10本の記事作成を受注したとすると、1ヵ月で10~15万円程度の報酬を獲得できます。
またクラウドソーシングでは、弁護士や税理士、宅建士などの資格や、医療やITのように専門性の高い分野での経験・知識が重宝されます。特殊な資格や経験を持っている方は、自分のスキルを活かせる仕事に応募してみましょう。
クラウドソーシング初心者の場合
専門的なスキルや経験がなく、クラウドソーシングでの実績も少ない初心者の場合は、いきなり高単価の案件を受注するのは難しいでしょう。
先ほど例に挙げたライティングでいうと、初心者であれば報酬単価は1文字あたり0.7~1円程度が相場です。仮に1記事あたりの文字数が5,000字程度、月に5~7本程度の記事作成を受注したとしても、1ヵ月で1.5~3.5万円程度しか稼げません。
特にクラウドソーシングを始めたばかりの時期は、低単価の案件でもなかなか受注できないのが現状です。まずは比較的受注しやすいデータ入力やアンケート回答などの業務から始め、少しずつ実績を積んでいきましょう。
▷データ入力におすすめのクラウドソーシングサイト5選!仕事内容や収入の目安
クラウドソーシングで稼ぐための秘訣
初心者の方がクラウドソーシングで稼ぐには、コツを押さえておく必要があります。
ここでは、クラウドソーシングで稼ぐための秘訣を9つ紹介します。これからクラウドソーシングで仕事を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
実績を積むこと・評価を確立することに専念する
クラウドソーシングでは、受注実績やクライアントからの評価が重視されます。そのため、まずは低単価の案件を受注して実績を積み、評価を確立することに専念しましょう。
クライアントからの高評価を獲得することで、「品質の高い成果物を提出できる」「納期を守れる」「丁寧な対応で信頼関係を築ける」ということの証明になります。実績を積み重ねていけば、他のクライアントの目にもとまりやすくなり、次の案件獲得につなげていけるでしょう。
また、クラウドソーシングサイトによっては、選考不要で誰でも作業ができる「タスク形式」の案件を取り扱っていることもあります。アンケートや数百字程度のライティングといった簡単な業務が多く、初心者の実績作りやスキマ時間にお小遣いを稼ぎたいという方に適しています。
好きな分野・できる仕事を把握する
自分の好きな分野を把握し、自分にできる仕事を見つけていくのも有効な方法です。
例えば「文章を書くのが好き」という方は、ライティングの仕事にチャレンジできるでしょう。本業の仕事や趣味、育児など、これまでの経験で培った知識を活かせば、より付加価値の高い記事を執筆することも可能です。
近年はイラスト作成やデザイン、写真撮影、動画制作といった分野でも、クラウドソーシングの普及により仕事として取り組みやすくなっています。まずは自分の好きなことや得意分野を見つけ出し、知識・経験を活かせる仕事がないか探してみましょう。
スキル・できることをクライアントにアピールする
自分のスキルや好きなこと、得意分野などの強みは、積極的にクライアントにアピールしていきましょう。
多数の応募者の中から選ばれるには、クライアントに自分の強みを知ってもらい、「この人に発注すればメリットがある」と思ってもらわなければなりません。そのためには、プロフィールを充実させたり、応募時のメッセージに自己PRを記載したりすることが大切です。
プロフィールの書き方に悩むときは、受注実績が多いワーカーのプロフィール欄を参考にしてみるのも1つの方法です。保有スキルや経験、対応できる業務、得意なジャンルといった情報をわかりやすく記載し、自分にできることをしっかりアピールしましょう。
Web・IT系業務のスキルを身につける
効率的に稼ぎたいなら、Web関連やIT系のスキルを身につけるのも有効です。クラウドソーシングサイトで募集されているWeb・IT系業務の仕事としては、以下のようなものがあります。
- ホームページ制作
- プログラミング
- アプリ開発
- データベース設計・構築
これらの業務は専門的なスキルや知識が必要になることから、報酬単価が高めに設定されています。高単価の案件を受注できれば、少ない件数でも効率的に稼ぐことが可能です。
契約終了に備え仕事を常にチェックしておく
クラウドソーシングでは単発・短期の案件が多いため、安定的に稼ぐには継続して仕事を獲得できるよう動かなければなりません。また長期継続予定の案件であっても、クライアント側の都合により突然契約終了となることも多いため、先を見越して準備していくことが大切です。
1つの案件が終了してから新しい案件を探すとなると、応募からトライアル、採用までの時間が空白期間になってしまいます。いつ契約が終了してもいいように、常に新しい募集案件をチェックしておきましょう。
クライアントの要望には柔軟に応える
受注確率を高めたりリピート受注を増やしたりするには、クライアントの要望に対して柔軟に応えていくことも大切です。要望の内容はさまざまですが、以下のようなことを求められるケースが多いでしょう。
- 選考時や打ち合わせでのオンラインミーティングへの参加
- クラウドソーシングサイト外でのやり取り
- 納期の短縮や作業の追加
- 提出した成果物の修正
どうしても対応できない場合やサイトの利用規約に違反する内容でなければ、できるだけ要望には応えるようにしましょう。自社のニーズに応えてくれるワーカーだと判断されれば、信頼関係構築やその後の継続依頼にもつながります。
仕事の進捗・納期管理を徹底する
クラウドソーシングを利用して仕事をする際は、受注した案件の進捗・納期の管理を徹底しなければなりません。特に同時に複数の案件を受注したり、本業の合間に作業を進めたりする場合は、作業時間の確保やスケジュールの調整が難しくなるため注意が必要です。
納期を守れなかったり進捗報告を忘れたりすると、場合によっては契約解除となる可能性もあります。一度クライアントからの評価が下がってしまうと、回復するのは容易ではないため、今後の案件獲得にも悪影響を及ぼすでしょう。
クライアントからの信頼を獲得し、継続して仕事を受注していくには、進捗・納期の管理は最も大切なことであるといえます。
仕事の適正価格を把握し悪質な業者を見極める
初心者のうちは、低単価かつ簡単な作業内容の案件で実績を積む必要がありますが、著しく低単価の案件を受注するのはおすすめできません。クラウドソーシングサイトで仕事を募集している企業の中には、低価格でワーカーを利用し、成果物を集めようとする業者も存在します。
悪質な業者を回避するためには、仕事の適正価格を把握することが何よりも大切です。仕事に応募する際は、類似の案件と比較して報酬単価が大幅に乖離していないかチェックしましょう。また、クラウドソーシングサイトによっては、仕事の種類別に報酬単価の目安を掲載しているところもあります。
また高単価の案件でも、指示が非常に細かかったり作業量が膨大であったりすると効率的に稼げません。作業内容に見合った報酬が設定されているか、しっかり見極めたうえで仕事を受けることが大切です。
複数のクラウドソーシングサイトを活用する
クラウドソーシングサイトによって、募集されている案件やクライアント企業の傾向は異なります。1つのサイトだけでは思うように受注できなかったり、応募できる案件が限られていたりすることもあるでしょう。
安定的に稼ぐには、複数のクラウドソーシングサイトに登録して、広く仕事を探すことが大切です。専門的なスキル・経験を持っている場合は、特定の業務に特化したクラウドソーシングサイトにも登録しておくのがおすすめです。
▷【2023年】クラウドソーシングのおすすめサイト12選比較!副業初心者でも稼ぐコツ
【総合型】初心者におすすめのクラウドソーシング5選
初心者の方は、まずは「総合型」のクラウドソーシングサイトに登録するのがおすすめです。総合型のサイトではさまざまなジャンルの仕事を取り扱っており、誰でもできる簡単な案件も多数掲載されているため、実績作りや自分の適性・強みの把握にも役立ちます。
ここでは、初心者の方におすすめの総合型クラウドソーシングサイトを5つ紹介します。各サイトの特徴を比較し、自分に合うサービスを選びましょう。
1.クラウドワークス
クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサイトです。企業と個人が直接仕事を発注・受注できるため利便性が高く、470万人のフリーランスと、78万社の企業が利用しています。
アンケートやデータ入力などの簡単な作業から、ライティングやデザイン、動画制作、システム開発まで、幅広いジャンルの仕事を取り扱っているのが特徴です。初心者向けの案件が多く、サイトの操作性も高いため、初めてクラウドソーシングで仕事を探す方でも利用しやすいでしょう。
提供元 | 株式会社クラウドワークス |
初期費用 | 無料 |
手数料 | 基本利用料:無料 システム手数料:報酬の5~20% |
導入企業数 | 78万社 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
2.ランサーズ
ランサーズは日本初のクラウドソーシングサイトであり、高い人気と知名度を誇っています。仕事カテゴリは350種類以上あり、初心者から高スキル保有者まで、個人の能力にあった仕事が見つけられます。
仕事の募集方法は「プロジェクト方式」「コンペ方式」「タスク方式」「求人募集形式」となっており、基本的な仕組みはクラウドワークスと同様です。さらに、ランサーズには自分のビジネススキルを出品できる「パッケージ方式」もあり、自分の希望にあわせて働くスタイルを選べます。
提供元 | ランサーズ株式会社 |
初期費用 | 無料 |
手数料 | 基本利用料:無料 システム手数料(クライアント):報酬の5.5% システム手数料(ワーカー):報酬の16.5% |
導入企業数 | 40万社以上 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
3.ココナラ
ココナラは、個人のスキルを売買できるクラウドソーシングサイトであり、ビジネスだけでなくプライベートでも広く利用されています。仕事のカテゴリは450種類以上あり、ライティングやイラスト作成、マーケティング、ビジネス代行などさまざまなスキルを販売できるのが特徴です。
他のクラウドソーシングと大きく異なる点は、ワーカー側が能力を発信し、クライアントが購入するシステムになっているところです。得意なことでお金を稼ぎたいと考えている方に適しています。
提供元 | 株式会社ココナラ |
初期費用 | 無料 |
手数料 | 基本利用料:無料 システム手数料:支払額の22% |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
4.シュフティ
シュフティは、名前の通り主婦ワーカーをターゲットにしているのが特徴です。空いた時間を利用してできるような、簡単な作業や短時間でこなせる案件が多数掲載されています。
サポート体制が整っており、メールやチャット、電話で問い合わせできます。専任の担当者がついてくれるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。
提供元 | 株式会社うるる |
初期費用 | 無料 |
手数料 | 基本利用料:無料 システム手数料:報酬の10% 後払いシステム手数料:報酬の5% |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
5.ママワークス
ママワークスは、子どもを持つ女性でも働きやすい案件が多数掲載されているクラウドソーシングサイトです。在宅でできる仕事だけでなく、正社員やアルバイトの求人も掲載されています。
職務経歴を登録するとキャリアカウンセリングを受けられるのもメリットのひとつです。「応募してもなかなか受からない」「自分には特別なスキルがない」といった悩みを抱えている方に適しています。
提供元 | 株式会社アイドマ・ホールディングス |
初期費用 | 無料 |
手数料 | 無料 |
導入企業数 | 1,626社以上 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
【業務特化型】初心者におすすめのクラウドソーシング3選
やりたい仕事は決まっているものの、総合的に仕事を探せるクラウドソーシングでは、なかなか気に入った仕事を見つけられないという方には特化型のサイトがおすすめです。業種や仕事のジャンルが限定されているため、条件を比較しやすいでしょう。
ここでは、業務特化型のクラウドソーシングサイトを3つ紹介します。
1.サグーワークス
サグーワークスは、記事作成に特化したクラウドソーシングサイトです。サイトに登録すると、スキルに合った仕事の案件が届きます。執筆後は内容のフィードバックを受けられるため、初心者のスキルアップに最適です。
また、ライターランクによる報酬アップ制度を導入しているため、初心者でもモチベーションを維持しやすいでしょう。
提供元 | 株式会社ウィルゲート |
初期費用 | 無料 |
手数料 | 無料 |
導入企業数 | 4,000社以上 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
2.SKIMA
SKIMAは、イラストレーターとイラストを描いてほしいと思っている人を結びつけるためのマッチングサービスです。SKIMAのサイトでは、イラストやキャラクター、文章などの販売が行われています。
また、自身のスキルを販売することも可能で、金額や大まかな内容は自身で設定できます。イラストの作成スキルを上げたいと考えている方に適しています。
提供元 | 株式会社ビジュアルワークス |
初期費用 | 無料 |
手数料 | 基本利用料:無料 システム手数料:販売価格の11~22% |
導入企業数 | 20万人以上 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
3.gengo
gengoは、翻訳者向けのクラウドソーシングサイトです。70以上の言語ペアに対応しており、旅行業界や通信業界の大手企業にも利用されています。翻訳のほか、文字起こしや校正、コンテンツ作成、コピーライティングなど幅広い仕事から選べるのが特徴です。
gengoでは、テストを受けて合格したレベルに合わせて、案件の難易度と報酬金額が決まります。そのため、日本語以外にネイティヴレベルで理解できる言語がある方におすすめです。報酬は米ドル建てとなっており、レートによっては日本向けの仕事に比べて高額になります。
提供元 | 株式会社Gengo |
初期費用 | 無料 |
手数料 | 基本利用料:無料 システム手数料:報酬の1.5% |
導入企業数 | 65,000件以上 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
クラウドソーシングで稼ぐための秘訣を実践して報酬アップを目指そう
クラウドソーシングの仕事は、時間と場所を選ばずに気軽にできるのがメリットです。副業で稼ぎたいと考えている会社員の方や、スキマ時間を有効活用したい主婦・主夫や学生なども取り組みやすいため、近年クラウドソーシングを始める人が増えています。
クラウドソーシングは稼げないという声を聞くこともありますが、初心者でも頑張りしだいで月1~3万円程度は獲得できる可能性があります。「実績を積む」「好きなことを仕事にする」など、できる対策を取りながら仕事の獲得・報酬アップを目指しましょう。
稼ぐための秘訣やおすすめのクラウドソーシングサイトを紹介した今回の記事も、ぜひ参考にしてみてください。
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