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無料で使える安否確認システムを比較|有料版との違いや選び方を解説

2024/12/07 2024/12/09

安否確認システム

無料の安否確認システム

事業の継続に必要な「安否確認」。緊急時の混乱の中、全従業員の安否確認を迅速かつ確実にするためには安否確認システムの利用がおすすめです。本記事では、無料で使える安否確認システムを比較、有料版との違いや無料版の選び方、導入のメリットなどを詳しく解説します。

安否確認システムとは?

安否確認システムとは、緊急時に企業・組織が行う従業員の安否確認を迅速かつ確実にするためのシステムのことです。災害発生直後に従業員に安否確認メッセージを一斉送信でき、回答状況の集計も自動で行います。

従業員の安否状況をリアルタイムで把握できるため、復旧作業もスムーズに進められるでしょう。企業の損失を最小限に抑え、適切な初期対応を行うためには安否確認システムの利用がおすすめです。

安否確認システムの役割

安否確認システムには、主に以下のような役割があります。

安否確認の効率化・適正化

安否確認システムでは、災害発生後すぐに安否確認メッセージを一斉送信できます。また、回答状況は自動で集計し、リアルタイムで確認できるため、効率的かつ適正な安否確認が可能です。

災害時の情報共有

安否確認システムを利用すると、災害時に必要な情報を従業員に対して適切に共有できます。得た情報から各部署や地域がどのような被害を受けているか把握し、従業員に適切な指示を行うことで、部署間の連携もスムーズにできるでしょう。

災害時の不安解消

安否確認システムを利用することで災害発生時にとるべき行動の指示ができるため、従業員の不安解消につながります。また、従業員の家族などにも安否情報を提供できるので安心してもらえるでしょう。

安全配慮義務の遂行

多くの国や地域では、企業・組織に従業員の安全に配慮する義務が課せられており、日本においても、労働契約法や労働安全衛生法で安全配慮義務が定められています。安否確認システムを利用することで、この安全配慮義務の遂行が可能です。

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安否確認システムの主な機能

安否確認システムの主な機能は以下の通りです。

機能内容
安否確認の一斉・自動配信機能災害発生時に従業員に対して安否確認メッセージを自動で一斉送信する機能。製品によっては気象庁の地震情報などとも連携可能。
安否確認内容の設定機能「ケガの有無」「出社の可否」など安否確認メッセージ内の設問を設定する機能。
安否情報の管理・可視化機能従業員からの回答を自動で集計し、グラフなどで可視化する機能。
家族の安否確認機能従業員に加え、登録した家族に対しても安否確認メッセージを送信する機能。
掲示板機能従業員同士で情報交換やメッセージのやりとりができる掲示板を設置する機能。

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安否確認システムの有料版・無料版の違い

安否確認システムには無料版もあり、導入・運用にかかるコストを大幅に抑えられるメリットがあります。しかし、搭載機能が少なく、利用制限があることに注意しなければなりません。

ここでは、安否確認システムの有料版・無料版の違いについて解説します。

搭載機能の違い

有料版と無料版では、搭載されている機能に差があります。無料版は自動配信機能がない場合が多く、担当者が手動で安否確認メッセージを送らなければなりません。したがって、休日や夜間などの業務時間外に災害が発生した場合、初動対応が遅れる可能性があります。

また、無料版は自動集計機能を搭載していないケースも少なくありません。担当者が回答を一つずつ確認しなければならなくなるため、膨大な手間がかかります。

一方、有料版は災害情報に連動した自動配信機能や回答の自動集計機能を備えており、スムーズで確実な安否確認が可能です。

利用制限の有無の違い

無料版は利用できる人数や送信回数、メッセージの文字数などに制限があるものがほとんどです。よって、従業員数全員を登録できなかったり、緊急時に十分な内容を共有できなかったりする点に注意する必要があります。

一方、有料版では必要な人数や機能を備えたプランを選択でき、利用制限を気にせず使用できます。従業員数の多い企業で使用する場合や緊急時に確実に情報を伝えたい場合は、有料版がおすすめです。

システムの安定性の違い

無料版と有料版では、システムの安全性も異なります。有料版システムは品質保証がされていることも多く、災害時においても安定したシステム稼働が担保されています。

一方、無料版は有料版よりもシステムの安定性が低い場合が多いので注意が必要です。システムによって安定性が異なるため、しっかり確認してから選びましょう。

無料で使える安否確認システムの選び方

無料で使える安否確認システムを選ぶ際は、どのような点をチェックすればよいのでしょうか。ここでは、無料で使える安否確認システムの選び方について解説します。

求める機能が搭載されているか

無料で使える安否確認システムは搭載されている機能に限りがあるため、求める機能が備わっているか確認することが大切です。例えば、自動一斉配信・自動集計機能などを備えたものなら、安否確認業務をスムーズに進められます。

利用できる人数・配信回数はどのくらいか

多くの無料で使える安否確認システムには利用制限があるので、利用できる人数・配信回数もチェックしましょう。自社の従業員全員を登録でき、必要な情報をしっかり届けられるシステムを選ぶことが大切です。

製品によってはグループを作成できるものもあり、部署やチームごとの配信もできます。

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無料で使える安否確認システムを比較

ここでは、無料で使える安否確認システムを紹介します。

e-安否

e-安否は利用人数20名まで無料で使える安否管理システムです。通常メール・緊急メールの一斉配信ができ、未回答の従業員に対して自動で再送信する機能も備えています。また、GPS位置情報報告機能もあり、回答と併せて位置情報の提供も可能です。

回答の集計も自動で行うため、スムーズで確実な安否確認ができます。さらに、スマートフォン・ガラケー・パソコンといったマルチデバイスに対応しているのも特徴です。

提供元株式会社ラビックス
初期費用
  • ライトプラン:要問い合わせ(〜20名まで無料)
  • プロプラン:要問い合わせ
料金プラン
  • ライトプラン:10,450円(税込)〜/月

    ※〜20名まで無料

  • プロプラン:11,000円(税込)〜/月
機能・特徴GPS位置情報報告/メール一斉配信・回答/回答集計/マルチデバイス対応
URL公式サイト

あんしん連絡網 You-OK

あんしん連絡網 You-OKは、スマホ・ガラケーのメールを利用した安否管理システムです。20名まで無料で、安否確認メールの一斉配信や回答の自動集計ができます。さらに、メンバーが個人間でやりとりできるメッセージ機能も備えています。

確認項目だけではなく、メールの文面もテンプレートとして設定が可能です。また、グループ作成機能により、部署やチームごとの配信もできます。

提供元株式会社ラビックス
初期費用
  • プランフリー:無料(〜20名まで)
  • 有料プラン:要問い合わせ
料金プラン
  • プランフリー:無料(〜20名まで)
  • 有料プラン:1,000円(税込)〜/月
機能・特徴一斉配信/確認項目・テンプレートの設定/回答時に任意のコメントを記載可能/自動集計/グループ作成機能/メッセージ機能
URL公式サイト

Google パーソンファインダー

Google パーソンファインダーは、誰でも無料で利用できる安否管理システムで、ブラウザにURLを入力することで、パソコン・携帯電話などから利用できます。

自身の安否を伝える機能に加えて、ほかの人の安否情報の入力も可能です。自身で入力できない人に代わり、代理で安否情報を伝えられます。また、従業員・家族・友人などの安否情報は名前を入力することで検索可能です。

提供元Google LLC
初期費用無料
料金プラン無料
機能・特徴自分・他人の安否情報の入力/登録された安否情報の検索/パソコン・携帯電話などから利用可能
URL公式サイト

災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板

災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板は東日本電信電話株式会社が運営する安否管理システムです。災害が発生して被災地への通話がつながりにくくなった場合にのみ利用できます。

災害用伝言ダイヤルは電話を利用し、30秒以内の伝言を最大20件まで録音でき、災害用伝言板はインターネットを利用して最大20件までの伝言を最大6か月保存できます。

災害用伝言板はあらかじめ通知先の利用者登録ができ、伝言を登録するとメール・電話で通知が可能です。さらに、災害用伝言ダイヤルとの連携も可能で、それぞれに登録された内容を相互に確認できます。

提供元東日本電信電話株式会社
初期費用無料
料金プラン無料
機能・特徴
  • 災害用伝言ダイヤル

    電話を利用/30秒以内の伝言を録音/電話番号あたり1~20の伝言を蓄積/伝言の再生/災害用伝言板との連携

  • 災害用伝言板

    インターネットを利用/ 最大20件の伝言を最大6ヵ月保存/メール・電話での通知

URL公式サイト(災害伝言ダイヤル)公式サイト(災害用伝言板)

無料で使える安否確認システムを導入するメリット

無料版なら、コストをかけずに安否確認システムの導入が可能です。また、月額費用などのランニングコストがかからないのもメリットといえます。

無料版は可能な限りコストを抑えて安否確認体制を構築したいと考えている、小規模な企業におすすめです。

安定性を求めるなら有料版安否確認システムがおすすめ

より安定性の高いものを導入したい場合は、有料版の安否確認システムを選びましょう。無料版よりも有料版のほうが、より安定性の高い基盤を導入していることが多いため、災害時でも安心して利用できます。

有料版は無料版よりも機能が充実しており、より確実でスムーズな安否確認・事業復旧体制を整えられるでしょう。また、無料版とは異なり、有料版は利用できる人数・配信回数などの利用制限がありません。

特に、従業員数の多い大企業などでは、安定性に優れた有料版の安否確認システムがおすすめです。

無料版・有料版それぞれの特徴を理解し最適なシステムを導入しよう

安否確認システムは災害時に従業員の安否確認を行い、企業のスムーズな事業復旧をサポートするシステムです。無料版はコストを抑えて利用できるメリットがありますが、機能数や利用範囲に制限があるなどのデメリットもあります。

一方、有料版は利用にあたってコストはかかりますが、安定性に優れており、利用制限もなく機能が充実しています。無料版・有料版それぞれの特徴を理解して、自社に最適な安否確認システムを導入しましょう。

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