SMS送信にかかる料金はいくら?個人・法人の料金や安く抑える秘訣を紹介
SMSは、企業が顧客とコミュニケーションを取るための手段のひとつです。主にプロモーションの送信や顧客サポートに利用されますが、送信量が多い場合には費用が膨らむケースも少なくありません。当記事では、SMS送信にかかる費用やコストを抑えるための方法を紹介します。
目次
SMS送信にかかる料金はいくら?
SMSは受信料がかからない一方で、送信側に料金が発生します。また、送信料は1通あたりの文字数や契約しているキャリア、さらには個人利用と法人利用でも変わります。ここでは、個人利用と法人利用それぞれの費用相場を見ていきましょう。
個人利用の費用
個人がSMSを送信する場合、費用相場は1通あたり3円から33円程度です。文字数が1文字~70文字までは3円(税別)で送信できますが、文字数が増えれば増えるほど、料金は上がります。
ただし、同じキャリア同士でSMSを送信し合う場合や、契約しているプランの内容によっては、料金がかからないケースもあります。
法人利用の費用
法人がSMSを送信する場合、国内直収接続サービスと国際網接続サービスのどちらを用いるかによって、料金が異なります。
国内直収接続サービスとは、domokoやau、SoftBankのキャリア設備と直接接続してSMSを送信する仕組みです。到達率が高い反面、フィッシング詐欺防止のためにキャリアの事前審査が行われます。
国際網接続サービスとは、海外のキャリアや海外配信事業者を経由してSMSを送信する仕組みです。国内直収接続サービスと比較すると、到達率が低い特徴があります。
国内直収接続サービスの場合
国内直収接続サービスでSMSを送信する場合、1通あたり10〜18円が費用相場です。国際網接続サービスに比べると、1通あたりの料金が高い傾向にありますが、迷惑メールとみなされてブロックされる確率が減ります。そのため、本人確認や請求など重要な連絡は、国内直収接続サービスの利用をおすすめします。
国際網接続サービスの場合
国際網接続サービスでSMSを送信する場合、1通あたり8円前後が費用相場です。そのため、国内直収接続サービスよりも料金を安く抑えられます。しかし受信者側の設定次第では、迷惑メールやスパムメールと判断され、ブロックされるおそれがあります。
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大手携帯キャリアのSMS送信費用
ここでは、大手携帯キャリアのSMS送信費用をお伝えします。
docomo
docomoのSMSの送信費用は、次のとおりです。いずれも国内宛の場合の料金です。また、利用している機種やアプリによって1回に送信できる文字数は異なるので、注意してください。
送信文字数 | 1回あたりの料金 |
1~70文字(半角英数字のみの場合1~160文字) | 3.3円(税込) |
71~134文字(同161~306文字) | 6.6円(税込) |
135~201文字(同307~459文字) | 9.9円(税込) |
202~268文字(同460~612文字) | 13.2円(税込) |
269~335文字(同613~765文字) | 16.5円(税込) |
336~402文字(同766~918文字) | 19.8円(税込) |
403~469文字(同919~1,071文字) | 23.1円(税込) |
470~536文字(同1,072~1,224文字) | 26.4円(税込) |
537~603文字(同1,225~1,337文字) | 29.7円(税込)27円(税込29.7円) |
604~670文字(同1,378~1,530文字) | 33円(税込) |
au
auのSMSの送信費用は、次のとおりです。なお、ここで紹介するのはau携帯電話・国内他社携帯電話・PHS宛の場合の料金で、海外他社携帯電話・PHS宛の料金は異なります。また、無料通話つきプランの場合、SMS送信は無料通話に含まれます。
送信文字数 | 1回あたりの料金 |
1~70文字(半角英数字のみの場合1~160文字) | 3.3円(税込) |
71~134文字(同161~306文字) | 6.6円(税込) |
135~201文字(同307~459文字) | 9.9円(税込) |
202~268文字(同460~612文字) | 13.2円(税込) |
269~335文字(同613~765文字) | 16.5円(税込) |
336~402文字(同766~918文字) | 19.8円(税込) |
403~469文字(同919~1,071文字) | 23.1円(税込) |
470~536文字(同1,072~1,224文字) | 26.4円(税込) |
537~603文字(同1,225~1,337文字) | 29.7円(税込) |
604~670文字(同1,378~1,530文字) | 33円(税込) |
SoftBank
SoftBankのSMSの送信費用は、次のとおりです。絵文字や特殊文字を使う場合、送信文字数が異なるケースがあるため、注意してください。
2バイトで換算した場合の送信文字数 | 1回あたりの料金 |
1~70文字(半角英数字のみの場合1~160文字) | 3.3円(税込) |
71~134文字(同161~306文字) | 6.6円(税込) |
135~201文字(同307~459文字) | 9.9円(税込) |
202~268文字(同460~612文字) | 13.2円(税込) |
269~335文字(同613~765文字) | 16.5円(税込) |
336~402文字(同766~918文字) | 19.8円(税込) |
403~469文字(同919~1,071文字) | 23.1円(税込) |
470~536文字(同1,072~1,224文字) | 26.4円(税込) |
537~603文字(同1,225~1,337文字) | 29.7円(税込) |
604~670文字(同1,378~1,530文字) | 33円(税込) |
楽天モバイル
楽天モバイルの場合、Rakuten Linkというアプリを利用してSMSを送信すれば費用はかかりません。通常のSMSを利用した場合の料金は、次のとおりです。
送信文字数 | 1回あたりの料金 |
1~70文字 | 3.3円(税込) |
71~134文字 | 6円(税込) |
135~201文字 | 9.9円(税込) |
202~268文字 | 13.2円(税込) |
269~335文字 | 16.5円(税込) |
336~402文字 | 19.8円(税込) |
403~469文字 | 23.1円(税込) |
470~536文字 | 26.4円(税込) |
537~603文字 | 29.7円(税込) |
604~670文字 | 33円(税込) |
SMSの費用を安く抑えるための秘訣
SMSは1通あたりの料金は安くても、送信メール数が増えればその分コストがかさみます。ここでは、SMSの送信使用をできるだけ抑えるためのポイントをお伝えします。
文字数を制限して簡潔にまとめる
SMSの送信費用を抑えるためには、1通あたりの文字数を70文字以下に収めましょう。SMSの料金は、1通あたりの文字数で大きく変動します。70文字以下であれば、3円(税別)で送信できますが、最大の670文字では30円(税別)かかります。
そのため、メッセージを簡潔にまとめることで、その分費用を抑えることが可能です。多くの情報を伝えたい場合は、情報を掲載しているWebサイトのURLを記載して誘導するなどの工夫をしましょう。
状況に応じてメールを併用する
送信内容に応じてSMSとメールを使い分ければ、最適なコストで運用ができます。例えば、緊急時は相手に開封してもらいやすいSMSを利用し、長文を送りたい時はキャリアメールやフリーメールを利用するのがよいでしょう。パケット定額プランなど使い放題の契約をしていれば、データ通信量のみでやり取りができます。
無料プランを利用する
携帯キャリアの中には、SMSの送信費用が無料になるプランを用意している会社もあります。auの場合、SMSの送信料は通話料に含まれるとされているため、各料金プランの無料通話分の対象となっています。
また、同じキャリア同士や特定のキャリアへのSMS送信が無料となるプランもあるので、SMSの送信頻度や送信先のキャリアなどを踏まえて、料金プランを見直してみてください。
SMS送信と別のサービスの費用対効果の違い
顧客にサービスなどを案内する際に、SMS送信と別のサービスでは費用対効果に違いがあります。はがきDMとメール配信のケースを例に、費用対効果を見ていきましょう。
はがきDMとSMS送信
はがきDMとSMS送信では、SMS送信の方が費用を抑えられます。はがきDMを1,000通送付する場合、1通あたり70~80円が料金相場です。一方、SMS送信は、仮に国内直収接続サービスを使ったとしても、1通あたり15円程度です。
また、はがきDMの開封率の測定は難しい反面、SMS送信は開封率が90%以上とされているので、マーケティングの手段としても優れていると言えます。
SMS送信とメール配信
SMS送信は1通ごとに費用が生じるため、メール配信の方が費用を抑えられる傾向にあります。一方で開封率は、メール配信よりもSMS送信の方が高いと言われています。
メール配信の利点としては、SMSよりも多くの情報を掲載できる点が挙げられるでしょう。メール配信は画像を差し込むなど受け取り手の興味を引くような工夫ができるため、送信内容によってSMS送信とメール配信を使い分けることが大切です。
SMS送信にかかる費用の相場を理解しておこう
SMS送信は、個人利用か法人利用かによって費用が変わります。個人のビジネスでSMSを利用する場合、費用を抑えるためにも簡潔な文章を心がけることがポイントです。法人でSMSを利用する場合は、到達率の高い国内直収接続サービスを選ぶことをおすすめします。SMSの費用相場について理解し、用途や目的に応じて使い分けましょう。
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