アメリカで利用できるおすすめのVPNサービス|無料製品や安全性について紹介
海外渡航時にインターネットを安全に利用するには「VPN」が有効です。では、出張や旅行で訪れることも多いアメリカでVPNを利用する場合には、どんなサービスが最適なのでしょうか。本記事では、アメリカで利用できるおすすめのVPNサービスについて詳しく紹介します。
目次
VPNとは?
VPNとは「Virtual Private Network」の略語で、専用の機器やソフトウェアを用いて物理的に距離の離れた拠点間を専用ネットワークでつなぎ、安全な通信環境を構築する仕組みやサービスのことです。
公衆回線であるインターネットにおいては、基本的には誰でもインターネット上の情報に自由にアクセスできます。しかし、なかには個人情報のような「他人に見られてはいけない情報」があるため、不正アクセスを図る悪意ある第三者への対策が必要となります。
VPNを活用すると、このような機密性の高い情報を保護し、安全な通信を行うことができるのです。
海外渡航時にVPNが必要な理由
海外渡航時にVPNが必要となる理由は「アメリカからでは日本のWebサイトにアクセスできない」といった制限を乗り越えるためです。
世界中の多くのWebサイトは、ユーザーのIPアドレスから位置情報を判断し、定められたエリア外からの通信を制限する仕組みになっています。例えば、日本国内で利用可能な動画配信サービスやニュースサイトが、海外からのアクセスでは利用できないことがあるのです。
しかし、VPNを活用すれば「利用者のIPアドレスが日本にあるかのように見せかけること」ができるため、渡航先であっても日本のコンテンツに自由にアクセスできます。
また、中国やロシアのようにインターネット利用に厳しい規制がある国では、VPNがなければ一般的なWebサービスへのアクセスすら困難な状況です。VPNはこうした状況下において、通信の自由さと安全性を保証してくれるサービスと言えるでしょう。
▷【2024年最新】VPNのおすすめサービス14選を比較!個人向け・安さなどの選び方を解説
アメリカで利用できるおすすめのVPNサービス
アメリカへの渡航時におすすめのVPNサービスを、以下に紹介します。
MillenVPN
MillenVPNは、日本企業が運営する実績豊富なVPNサービスです。
日本の法令に準拠していながらも、国境を超えたWebサービスの利用を可能としています。例えば、日本から海外の動画コンテンツを視聴したり、逆に海外から日本の動画コンテンツを視聴するといった使い方が可能です。価格がとても安価なため、コストを重視する場合には強くおすすめしたいVPNサービスです。
提供元 | アズポケット株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■サブスクプラン
■ワンタイムプラン
|
機能・特徴 | 簡単に使えるアプリ、高いセキュリティ、無制限のデータ利用量、世界中のVPNサーバー、ノーログポリシー、複数のデバイスで同時利用など |
URL | 公式サイト |
ExpressVPN
ExpressVPNは、世界的なメディアからも高い評価を受けているVPNサービスです。
ExpressVPNの最大の特長は、接続スピードの速さです。世界中に多くの利用者がおり、第三者からも高い評価を得ていることなどからも、サービス品質の高さが伺えます。世界各地にサーバーがあるため、あらゆるエリアでの通信環境を保証してくれます。
提供元 | Express Technologies Ltd. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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導入実績 | アプリダウンロード数5,000万以上 |
機能・特徴 | パスワードマネージャー、トラッカーをブロック、広告ブロック、TrustedServerセキュリティ、Network Lockキルスイッチなど |
URL | 公式サイト |
Surfshark
Surfsharkは、2022年以降に複数の受賞歴を持つVPNサービスです。
価格は他のサービスと同等であるのにもかかわわず、接続デバイス数に制限がない点が大きな魅力です。また、一般的なセキュリティ保護機能に加えて、許可していないアプリからカメラへのアクセスをブロックする機能が、ユニークな特徴と言えます。個人利用からチームでの利用まで、幅広いニーズに応えるラインナップになっているため、海外への小旅行にも十分活用できます。
提供元 | Surfshark B.V., KvK |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■1か月
■12か月
■24か月
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機能・特徴 | 無制限のデバイス、キルスイッチ、スプリットトンネリング、広告をブロック、専用IP、ダイナミックMultiHop、24時間年中無休のライブサポートとビジュアルガイドなど |
URL | 公式サイト |
NordVPN
NordVPNは、世界中に何千台ものサーバーを設置することで、通信量無制限かつスムーズな動作を実現しているVPNサービスです。
1つのアカウントで最大10台のデバイスが同時接続でき、10種類以上のOSやブラウザに対応しています。メールやライブチャット、サポートセンターなどによる24時間のサポート体制も構築されているため、初めてVPNを導入する方も安心です。
提供元 | nordvpn S.A. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■1か月プラン
■1年プラン
■2年プラン
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機能・特徴 | 脅威対策Pro、メッシュネットワーク、ダークウェブモニタリング、固定IPアドレス、VPNセキュリティ、複数デバイス対応、ユーザー追跡なしなど |
URL | 公式サイト |
CyberGhost
CyberGhostは、90を超える国に合計9,000台以上のサーバーを持つVPNサービスであり、カバー範囲の広さは業界でもトップクラスです。
大規模なインフラによって安定した接続環境が構築されていますが、比較的安価に利用できます。初回3か月間の無料プランも用意されているため、使用感を確かめたうえで導入を検討できる点も魅力の一つです。また、時期によっては大幅な割引キャンペーンを展開しているので、定期的にチェックしてみるとよいでしょう。アメリカのみならず、世界中を飛び回る方に最適です。
提供元 | CyberGhost S.R.L. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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機能・特徴 | ノーログポリシー、強力な暗号化、多数のサーバー、高速通信、返金保証、24時間365日のサポートなど |
URL | 公式サイト |
【無料】アメリカで利用できるおすすめのVPNサービス
ここでは「無料VPNサービス」に絞って、アメリカでの活用をオススメしたいVPNサービスを紹介します。
AdGuard VPN
AdGuard VPNは、隠密性の高い通信を実現してくれるVPNサービスです。
毎月3GBまでの無料VPN通信が保証されているほか、世界70か国以上にサーバーを構えているため、ほぼ制限なく世界中のコンテンツにアクセスすることができます。ブラウザの拡張機能として導入することもできるため、初心者でもかんたんにVPNを扱うことが出来る点も特徴です。無料版でかなりの機能が実現されているため、ひとまずVPNを試してみたいという方にもよい選択肢でしょう。
提供元 | Adguard Software Limited |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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導入実績 | 3億7,500万人以上 |
機能・特徴 | ユーザーのプライバシーと安全性、高速で安全な独自開発プロトコル、DNSサーバーを使って広告をブロック、無料版はデバイス2台の同時接続をカバーなど |
URL | 公式サイト |
Hide.me
Hide.meは、シンプルな使い心地に特化したVPNサービスです。
他のサービスとは異なり、hide.meを使い始めるにあたって高度な知識は一切不要です。ガイダンスに従って操作を進めれば、わずか数分間でVPNを用いた通信を確立できるでしょう。また、ゼロログ機能が備わっており、ユーザーのデータや行動のログを取得する機能がそもそも存在しないシステムで運営されています。
提供元 | eVenture Ltd. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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機能・特徴 | 完全なるプライバシー、高度なセキュリティ、バイパスジオブロッキング、ノーログVPN、SmartGuardなど |
URL | 公式サイト |
アメリカで利用できるVPNの選の選び方
アメリカで利用できるVPNを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。以下に詳しく解説します。
セキュリティレベルが高いか
通信の安全性を確保するためには、セキュリティレベルの高いVPNを選ぶことが非常に重要です。
高いセキュリティレベルのVPNは、ファイアウォール、侵入検知システム、データ暗号化などの機能を提供し、サーバーへの不正アクセスやデータの漏えいを防ぎます。サービスを選択する際には、提供元がこれらのセキュリティ対策をどの程度実装しているかをよく確認しましょう。
ビジネス利用であれプライベート利用であれ、セキュリティ面はVPNの最重要機能として重視してください。
サーバー数が多いか
サーバー数の多さは、安定したVPNサービスを実現するために非常に重要です。
なぜなら、世界各地へのサーバー設置数が豊富であればあるほど、一部に障害や不具合が発生しても、他のサーバーに素早く切り替えてサービスを継続することが可能となるためです。また、サーバー数の多さは、アクセスできる国の範囲にも直結する要素です。
利用実績が多いか
利用実績の多さは、VPNサービスの品質と顧客満足度を推測するうえで、極めて重要な指標となります。
なぜなら、一度でも大きな事故を起こしたサービスからは、ユーザーが離れてしまうためです。裏を返せば、長期間かつ大人数へのサービスを続けてきた実績は、品質の高さを強く証明してくれるでしょう。
サポート体制が充実しているか
VPNを選ぶ際には、サポート体制の充実度がとても重要です。
ユーザーは通信の安全性をVPNに依存することとなるため、万が一の際に迅速かつ的確なサポートが受けられるかどうかは、心理的な安全性を大きく左右します。充実したサポート体制の測り方としては、24時間365日のカスタマーサポート、詳細なFAQ、ユーザーガイドの充実度などをチェックするとよいでしょう。
コストパフォーマンスが高いか
コストパフォーマンスの高さは、VPNを選ぶうえで最も気になる観点でしょう。
一般的には、価格とサービスの品質に比例関係があることは確かです。しかし、VPNの場合では、同時接続できる端末数や要求する通信速度によっては、格安のサービスでも充分なクオリティを担保することが可能です。
ユーザーがどんな通信に安全性を担保したいのかによって最適な選択肢はさまざまですので、まずは自身のニーズをよく理解することが大切です。ニーズさえ把握できれば、コストパフォーマンスの高いサービスは自然と絞られるはずです。
無料VPNは推奨しない理由
無料のVPNサービスは多く存在しますが、当記事では利用をあまり推奨していません。
その理由について、以下に解説します。
安全性に欠ける
無料VPNの最大の懸念は、安全性が確保されていない点です。
なぜなら、一部のサービス提供者が、無料という利点を前面に出しながら実際にはユーザーの情報を抜き取ることを目的としているリスクがあるためです。また、無料サービスでは、利益を得るために第三者とデータを共有するケースも多く見られ、この構造はプライバシー上の大きな問題となり得ます。
つまり、長期的な通信の安全性を確保するためには、信頼できる有料VPNを選択したほうが賢明と言えます。
通信速度が遅い
無料VPNには、通信速度と接続の安定性に課題があります。
無料サービスでは提供するサーバーの数や能力が限られているため、多くのユーザーが同時にアクセスすることで通信の品質が悪化しやすい傾向があります。とりわけ、ビデオストリーミングや大規模なファイル転送を行う場合、この欠点はユーザーにとって大きなストレスとなるでしょう。
安定した高速通信を求める場合には、有料のVPNサービスを選ぶことを推奨します。
海外渡航時は有料VPNサービスを利用しよう
アメリカなどへの海外渡航時には、安全性と通信速度を確保するためにVPNサービスの利用が推奨されています。
ただし、無料VPNでは、セキュリティリスクや通信速度の低下などが問題となることが多いため、信頼性の高い有料VPNを選ぶことが賢明です。最適な有料VPNを導入すれば、多くの国からの通信に高度なセキュリティを提供し、快適で安全なインターネット接続を実現してくれるでしょう。
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