クラウド型のe-ラーニングシステムおすすめ10選比較|選び方やオンプレミス型との違い
モバイル端末やリモートワークの普及により導入企業が増えている「クラウド型eラーニングシステム」。導入や運用の手間・費用を減らせるなど、導入のしやすさが特徴です。本記事では、クラウド型eラーニングシステムのおすすめ10選を比較し、選び方やオンプレミス型との違いを解説します。
目次
クラウド型eラーニングシステムとは?
クラウド型eラーニングシステムとは、パソコンやスマホを使い、クラウド上のシステムにアクセスして受講するオンライン学習システムを指します。
集合研修とは異なり、インターネットに接続できる環境であれば場所や時間を選ばずに学習できるのがメリットの1つです。そのため、多くの企業で導入が進んでいます。
クラウド型eラーニングシステムに備わっている機能は、受講機能だけではありません。多くは教材の作成・配信機能や受講者の学習履歴を把握する機能、受講促進を促すメール配信機能なども搭載されています。こうした機能の活用により、受講者の学習をサポートでき、効率的な学習が実現するでしょう。
クラウド型とオンプレミス型eラーニングシステムの違い
eラーニングシステムには、クラウド型とオンプレミス型があります。
クラウド型は、ベンダーが用意したクラウド上のシステムにインターネットを通じてアクセスして利用します。そのため、自社でサーバーを準備しなくて済むため、導入のハードルが低いと言えるでしょう。また、サーバーやシステム構築を担当する人材が必要ないので、費用も抑えられます。
ただし、カスタマイズ性が低いのが難点です。既存のシステムとの連携や、管理画面の操作性の向上などが難しいケースもあるため、導入前にシステム連携などについてチェックしてください。
一方、オンプレミス型は自社でサーバーを用意し、システムを構築する必要がありシステムの構築に加え、保守・管理も自社で行うので、専門の人材が求められます。システム構築費用や人件費などが必要となるため、導入費用もランニングコストも高額になりやすい傾向があります。
ただし、自社でシステムを構築するので、カスタマイズ性に優れていると言えるでしょう。既存の人事システムなどとの連携もしやすく、学習履歴と人事情報の一括管理も容易です。
クラウド型 | オンプレミス型 | |
構築形態 | ベンダー側が用意したシステムを利用 | 自社でシステムを構築 |
保守・管理 | ベンダー側が行う | 自社で行う |
費用 | 低価格 | 高価格 |
カスタマイズ性 | 低い | 高い |
クラウド型eラーニングシステムの選び方
ひと口にクラウド型eラーニングシステムと言っても、搭載している機能や料金などはシステムによって異なります。比較検討する際のポイントをご紹介しましょう。
導入目的に合った学習ができるかで選ぶ
クラウド型eラーニングシステムの教材やカリキュラムを確認し、導入目的に合った学習ができるかどうかをチェックしてください。
クラウド型eラーニングシステムは、自社の教材をアップロードして使用するタイプと、あらかじめ教材が用意されているタイプがあります。業務に直結したスキルや技術、自社製品に関する知識などの習得が目的であれば、自社の教材をアップロードできる機能が求められます。システムの中には、アップロードできるファイル形式が限定されている場合があるため、確認が必要です。
ビジネスマナーや情報セキュリティ、マネジメントなどビジネススキルの習得が目的であれば、関連する教材を用意しているシステムを選びましょう。階層別・職種別に教材を用意しているタイプもあるので、活用すれば教材作成の手間を省けます。
必要な機能が搭載されているかで選ぶ
クラウド型eラーニングシステムには受講以外の機能が搭載されているので、自社で必要とする機能の有無も必ず確認してください。
主な搭載機能として、受講状況の把握機能、メッセージ機能、集合研修の申込・出欠管理機能などがあります。メッセージ機能があれば、未受講の従業員に受講を促すことができ、学習の遅れを防げるでしょう。
eラーニングだけではなく集合研修も行っている場合、eラーニングシステムに集合研修の申込・出欠管理機能があれば、従業員教育を一括して管理できるので便利です。アンケート機能を有していれば、研修内容や教材の改良にもつなげられるでしょう。
ただし、機能が多すぎても使いこなせず、費用が無駄になってしまいます。機能と費用のバランスを検討しながら選んでください。
セキュリティレベルで選ぶ
導入時に必ずチェックしたいのが、クラウド型eラーニングシステムのセキュリティレベルです。オンプレミス型と比較すると、クラウド型はインターネットを利用するため、不正アクセスなどのリスクがあります。
企業情報の漏洩などを防ぐためにも、クラウド型eラーニングシステムが利用しているサーバーやセキュリティ対策、ウイルス対策などを確認しましょう。そして、システムのセキュリティレベルを自社のセキュリティポリシーと照らし合わせてください。
利用人数は合っているかで選ぶ
eラーニングシステムの利用人数と、料金プランの人数のバランスも確認したいポイントです。
クラウド型の場合、利用人数を基準に料金プランが設定されているケースが大半です。利用人数が少ないにもかかわらず、大人数向けの料金プランしかないシステムを導入してしまうと、無駄なコストがかかってしまいます。また、利用者数が多い場合、値引きをしてくれるベンダーもあるため、事前に相談をするとよいでしょう。
モバイル端末に対応しているかで選ぶ
スマホなどモバイル端末への対応状況も、あらかじめ調べておきましょう。
スマホなどに対応していれば、移動時間など隙間時間を使って効率的に学習を進められます。見やすさや操作性も確認したいポイントです。無料トライアルを利用する際は、パソコンからだけではなく、スマホやタブレットからもアクセスし、使いやすさをチェックしてください。
カスタマイズが可能かで選ぶ
クラウド型はオンプレミス型に比べるとカスタマイズ性は劣りますが、システムによっては簡単なカスタマイズなら可能な場合もあります。カスタマイズ性も確認し選ぶ基準にしましょう。
機能の追加や操作画面の変更などにより、使い勝手は大きく変わります。不明点があれば、ベンダーに問い合わせてください。
クラウド型eラーニングシステムおすすめ10選比較
ここからは、おすすめのクラウド型eラーニングシステム10選をご紹介します。それぞれの機能や特徴、料金を比較して、自社に合ったシステムを見つけてください。
Learning Tracker
「Learning Tracker」は、講座の内容や修了条件などを柔軟に設定できるシステムです。「学習」「テスト」「レポート」「アンケート」を単体または組み合わせて講座を作成できるうえ、「テストの問題をランダムに出題する」などの条件も設定できます。また、初級編・中級編・上級編とステップアップ設定も可能です。
受講者へのお知らせは、トップページやログインページに掲載されるので、スムーズな情報共有が実現するでしょう。受講設定は組織や所属で紐づけられ、出張や産休中のメンバーを受講免除できる機能もあります。一括メールやフォローメールを送信する機能により、受講を促す手間も削減可能です。
提供元 | 関西ビジネスインフォメーション株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | マルチデバイス対応、CSVファイルでの保存が可能、「学習」「テスト」「レポート」「アンケート」を単体または組み合わせて講座を作成、ステップアップ設定、受講免除の設定、一括メール・フォローメール送信機能、無料トライアル(1か月間)ほか |
URL | 公式サイト |
LEARNING ROOM
「LEARNING ROOM」は、eラーニングの受講に加え、集合研修管理も行えるシステムです。システム上で、集合研修の参加申し込みから参加の承認、出席状況の確認まで対応できます。eラーニングと集合研修を組み合わせることで、より学習効果を向上させられるでしょう。
自社で使用しているパワーポイントやPDFの資料をアップロードして教材として利用できるほか、ブラウザ上で音声や映像付きの教材も作成できます。テストの作成機能やレポート提出機能も搭載されているので、受講者の学びを深められるでしょう。英語と中国語にも対応しているため、外国籍の従業員を抱える企業にも適しています。
提供元 | ソフトバンク株式会社 |
初期費用 | 33,000円(税込) |
料金プラン |
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機能・特徴 | 集合研修管理、受講者・教材登録はCSVでの一括登録も可能、ブラウザ上で教材作成が可能、パワーポイントやPDFの資料の教材利用が可能、テスト作成、多言語対応(英語、中国語)、無料トライアル(最大2か月間)ほか |
URL | 公式サイト |
etudes
「etudes」は、企業内教育を行うアルー株式会社が手掛けるシステムで、自社教材は無制限でアップロードが可能です。さらにetudes Plusプランを選ぶと、階層別・スキル別のeラーニング教材で学習できます。これは、今までの同社が提供してきた企業向け研修の知見をふまえて作成されたものです。
自社教材を使えば、個人の課題に合ったコース選定も自由にできます。集合研修の申し込み管理や出欠管理もできるので、eラーニングと集合研修の一括管理ができ便利です。
提供元 | アルー株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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導入企業数 | 取引企業総数:1493社(※2022年6月時点) |
機能・特徴 | ストレージ無制限、Microsoft Azureのセキュリティシステムを採用、階層別・スキル別ラーニング教材、コース検索・コース評価、集合研修の申し込み管理・出欠管理、SCORM1.2教材ほか |
URL | 公式サイト |
Smart Boarding
「Smart Boarding」は、eラーニングを通じたインプットとオンラインライブレッスンによるアウトプットを組み合わせ、知識の定着を図るシステムです。
教育計画の作成や教育プログラム作成ワークショップにより教育担当者をサポートする仕組みも備わっています。階層別・部門別の学習プログラムを用意しているため、教材作成の負担も軽減できるでしょう。
手厚いサポート体制も「Smart Boarding」の特徴です。無料トライアル中には、ヒアリングをふまえ会社に合わせた専用コースを作成します。導入後は月に一度担当者からメールまたは電話でフォローを受けられるため、導入後の困りごとも解消できるでしょう。
提供元 | 株式会社FCE |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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機能・特徴 | オンラインライブレッスン、教育プログラム作成ワークショップ、自社オリジナルコースの作成、テスト作成機能、学習進捗管理、階層別・部門別学習プログラム、無料トライアル(14日間)ほか |
URL | 公式サイト |
Cloud Campus
「Cloud Campus」は、ソフトバンクグループが運営するフルオンライン大学「サイバー大学」が独自に開発したeラーニングプラットフォームです。利用料は月額で固定されており、ユーザー登録が無制限なので、利用者が増えてもコストは増えません。コスト管理に優れたシステムと言えます。
コンテンツの作成も容易です。「Cloud Campus」にPDFをアップしWebカメラで動画を撮影し、組み合わせればコンテンツを作成できるので、特別な技術は必要ありません。自社でコンテンツ作成が難しい場合は、100本以上のeラーニング教材が見放題のパックを別途購入することも可能です。
提供元 | 株式会社サイバー大学 |
初期費用 |
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料金プラン |
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導入企業数 | 250社以上(※2024年7月時点) |
機能・特徴 | マルチデバイス対応、登録者数無制限、顔認証、シングルサインオン、API連携、24時間365日サーバー監視、無料トライアルほか |
URL | 公式サイト |
Generalist/LW
「Generalist/LW」は、600コース以上のコンテンツが用意されたLMSです。コンテンツの内容はビジネスマナーからリーダーシップ、情報セキュリティと幅広く用意されています。コンテンツのみ購入することも可能で、コンテンツを購入せず自社オリジナルの教材を使うこともできます。
ID数によって細かく料金が分かれているうえ、LMSを利用する月のみ支払うプランも用意されているので、無駄が生じません。受講期限が迫っている受講者にフォローメールを送信する機能も搭載されているので、進捗の遅れを防げます。IPアドレス制限により、セキュリティも担保しています。
提供元 | 東芝デジタルソリューションズ株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■使う月だけお支払いプラン
■毎月お得な定額プラン
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機能・特徴 | 600コース以上、マルチデバイス対応、既製コンテンツ購入・配信、オリジナルコンテンツの作成・配信、自動メール送信、IPアドレス制限、トライアルありほか |
URL | 公式サイト |
eden LMS
「eden LMS」は、Webブラウザ上で簡単に教材を作成できます。自社で所有しているパワーポイントの教材をそのままスライドショーや動画に変換可能なうえ、ナレーションの追加も簡単に行えます。PythonをWebブラウザ上で実行できる演習課題も作成できるので、デジタル人材の育成にも貢献するでしょう。AIによるコンテンツ作成支援機能により、研修担当者の負担を軽減します。
学習状況の把握に加え、受講催促や集合研修の参加募集や受講履歴管理もできるので、従業員の学習状況を一括で管理できます。月単位で利用プランの変更を受け付けているため、コストの無駄を減らせるでしょう。
提供元 | エデン株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■同時アクセス数プラン(ユーザーID数無制限)
■ユーザーID数課金プラン(全員が同時アクセス可能)
■休止プラン:1,650円(税込)/月(税別) |
導入企業数 | 400社以上(※2024年7月時点) |
機能・特徴 | Webブラウザ上で教材作成可能、穴埋めテスト作成可能、学習状況把握・受講催促、集合研修参加募集・履歴管理、シングルサインオン、月単位で利用プラン変更可能、無料トライアルほか |
URL | 公式サイト |
AirCourse
「AirCourse」は、動画やスライド、テストやアンケート、提出課題を組み合わせてオリジナルコースを作成し配信できるシステムです。さらに階層別・テーマ別の動画研修コンテンツが用意されているので、自社独自のコンテンツと組み合わせて学習効果を高められるでしょう。コンテンツは一元管理できます。
グループや組織ごとに情報共有ができるディスカッション機能やZoomと連携させたオンライン研修機能も備わっているので、目的に応じた柔軟な活用が実現するでしょう。また、受講が未完了の従業員に自動リマインドメールを送信する機能や、ユーザーの役割に応じた権限設定も搭載されています。
提供元 | KIYOラーニング株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■ベーシックプラン ・月間契約 396円(税込)/月/ライセンス ・年間契約
■コンテンツプラスプラン ・月間契約 660円(税込)/月/ライセンス ・年間契約
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機能・特徴 | 自社オリジナルコース作成・配信、動画研修コンテンツを受け放題、ディスカッション機能、オンライン研修機能、受講オプション設定、4つの権限設定、無料お試しほか |
URL | 公式サイト |
KnowledgeC@fe
「KnowledgeC@fe」は、eラーニングや集合研修など企業内研修全体の運用に利用できるシステムです。eラーニングに特化した「KnowledgeC@fe for eラーニング」もあり、自社に適したサービスを選択できます。
Webブラウザ上で教材の作成やアップロードができるうえ、従業員同士が学び合えるように、画面上には他の受講者の投稿を表示する機能も搭載しています。英語や中国語など多言語にも対応しているので、外国籍の従業員への教育にも役立つでしょう。
セキュリティ対策にも注力しており、セキュリティ専門チームが24時間365日体制で情報セキュリティ対策を行っています。
提供元 | 株式会社富士通ラーニングメディア |
初期費用 |
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料金プラン |
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導入実績 | 2,230社(※2024年7月時点) |
機能・特徴 | モバイル端末対応、Webブラウザ上で教材作成・アップロードが可能、Web API、多言語対応(英語、中国語、フランス語、タイ語、ベトナム語、ドイツ語、スペイン語、インドネシア語、韓国語、ポルトガル語)、他の受講者の投稿表示、4つの権限設定、24時間365日体制で情報セキュリティ対策を実施ほか |
URL | 公式サイト |
学びばこ
「学びばこ」は、使いやすいポップなアイコンとインターフェースを有するLMSです。料金プランは3種類で、スタンダードプランまたはプレミアムプランを選択すると、UI・文言の変更や機能追加などのカスタマイズもできます。
導入後も専任のサポートチームが問い合わせに対応してくれるので、安心です。AD連携によるシングルサインオンにより、受講者はスムーズに学習ができるでしょう。人事システムとの連携が可能なので、受講状況を人事評価に反映できます。
PDFやmp4で作成した自社の教材をアップロードしたり、外部のURLを登録してコンテンツ化したりできるので、自社に合った教育が実現するでしょう。
提供元 | 株式会社テクノカルチャー |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■クラウド価格 ・ライトプラン
・スタンダードプラン
・プレミアムプラン
■オンプレミス価格
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導入実績 | 約300社(※2024年7月時点) |
機能・特徴 | UI・文言の変更や機能追加などカスタマイズが可能(スタンダードプラン、プレミアムプラン)、外部URLの教材登録可能、AD連携によるシングルサインオン、人事システムとの連携、専任のサポートチーム、マルチデバイス対応、無料トライアルほか |
URL | 公式サイト |
クラウド型eラーニングシステムを導入するメリット
クラウド型eラーニングシステムは、クラウド型であることによる多くのメリットがあります。代表的なメリットをお伝えするので、ぜひご一読ください。
eラーニングシステムの導入・運用の手間・費用を抑えられる
クラウド型のメリットは、導入・運用の手間や費用を大きく抑えられる点が挙げられます。すでにベンダーがサーバー上のクラウドにシステムを構築しているため、インターネットを通じてアクセスするだけで利用できるのです。
さらに、オンプレミス型に比べると、低価格のシステムが多いため、教育費用も抑えられるでしょう。
システム構築不要で気軽に導入できる
クラウド型は、自社でシステムを構築する必要がなく初期設定も比較的簡単なため、導入のハードルが低いというメリットがあります。社内でシステムを構築する場合、サーバーの購入や構築・保守運用を担当する人材と、時間も費用も多く必要です。
クラウド型の場合、保守運用やセキュリティ対策、トラブル時のサポートはベンダー側が行ってくれるため、自社の負担が少ないと言えるでしょう。
オンプレミス型はカスタマイズしやすいメリットがありますが、最近ではクラウド型の中にも他システムとの連携に長けたシステムも発売されています。人事システムなど他システムと連携する際にも、ベンダー側から支援を受けられるタイプもあります。積極的に利用しましょう。
インターネット環境があれば場所を選ばず受講できる
クラウド型eラーニングシステムは、インターネット環境さえあれば、場所や時間の制約を受けずに学習ができるのがメリットです。
集合研修の場合、会議室を用意し、受講者に集まってもらう必要があります。集合研修を受けるために移動時間が発生するうえ、場合によっては会議室代や交通費もかかってしまうでしょう。
クラウド型はインターネットを通じて受講するので、スマホやタブレットで移動時間を使って学んだり、テレワーク中の従業員が自宅で学習したりできます。時間を有効活用できるため、学習がスピーディーに進むでしょう。
BCP対策になる
クラウド型は、クラウド上にデータが保存されるため、BCP対策にもつながるでしょう。
自社サーバー内に研修資料を保存している場合、地震や災害によりデータが失われる可能性があります。クラウド型は、ベンダーが複数拠点でデータを管理しているため、地震や災害でデータが失われる可能性を減らせます。
クラウド型eラーニングシステムを導入する際の注意点
クラウド型eラーニングシステムはメリットが多いものの、決して課題がないわけではありません。導入時に知っておきたい注意点をお伝えします。
利用人数や利用期間の長さによって費用が高額になる可能性がある
クラウド型の料金は、利用人数や利用期間によって決まるケースが中心です。利用者が増加したり、利用期間が長くなったりすれば、その分コストがかかります。
オンプレミス型はシステム構築や保守運用にコストがかかるものの、利用者が多い場合は、オンプレミス型の方がコストを抑えられる可能性があります。利用者数や利用期間を事前に想定したうえで、クラウド型の方がメリットが大きいのであれば、クラウド型を選ぶようにしましょう。
ベンダー都合によるサービス停止リスクがある
クラウド型は、メンテナンスやサービス提供終了などベンダー側の都合によってサービスが停止するリスクがあります。
サービス停止で、それまでに作成した教材や従業員の学習履歴が失われる恐れもあるでしょう。あらかじめ人事システムと連動して、従業員の学習履歴を保存するなど、対策をとるようにしてください。
クラウド型eラーニングを活用して効率的に学習しよう
企業の競争力を高めるためには、従業員のスキルアップは欠かせません。時間や場所を選ばずに学習ができるクラウド型eラーニングは、従業員のスキルアップに大きく貢献します。クラウド型eラーニングを活用し、効率的な学習を進めていきましょう。
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