ランディングページ(LP)のワイヤーフレームの作り方|作成手順やテンプレート
成果を上げるLPには「ワイヤーフレーム」が必要です。ワイヤーフレームは必要な情報を整理して効果的に盛り込み、関係者間でイメージを正確に共有するための重要な役割を持っています。本記事では、LPのワイヤーフレームの作り方について解説します。
目次
ランディングページ(LP)におけるワイヤーフレームとは?
ワイヤーフレームとは、LPの設計図や構成図を指し、ページの各要素がどこに配置されるかがひと目で分かるようにするものです。
ワイヤーフレームが必要なのは、ページの目的に合わせたデザインを事前に確認・修正するためです。ワイヤーフレームを作成することで、情報の伝え方を最適化できるでしょう。
ランディングページ(LP)のワイヤーフレームの作り方
LPのワイヤーフレームの作り方を、作成手順に沿って詳しく説明します。
ランディングページ(LP)を作成する目的を決める
まず、LPを作成する目的を明確にしましょう。ユーザーにどのようなアクションを起こしてほしいのかを具体的に考えることが重要です。例えば、商品の購入、資料請求、問い合わせフォームの送信などによって、ページの構成やデザインは大きく変わります。
目的が明確であれば、ユーザーに対して適切なメッセージを伝えられ、成果を上げるLPを作成できるでしょう。
ペルソナを決め訴求内容を決める
次に、LPのターゲットとなる顧客像となるペルソナを決めることが重要です。ペルソナ設定では、実在する人であるかのように、性別や年齢、職業、家族構成、ライフスタイル、性格傾向などを具体的に決めます。このペルソナを基に、ニーズや潜在的・顕在的な課題を挙げ、その解決策を訴求内容としてLPに盛り込みます。
ペルソナが求めている情報や解決したい問題に応じた魅力的なメッセージを伝えることで、効果的なLPを作成することができるのです。
ランディングページ(LP)に掲載する情報・要素を決める
訴求内容が決まったら、LPに掲載する具体的な情報や要素を決めましょう。
特に必要となる要素は、キャッチコピーや画像、CTA(コール・トゥ・アクション)ボタン、商品説明、ベネフィット説明、口コミなどです。
魅力的なキャッチコピー画像は、ユーザーの興味を引く効果があります。商品やサービスの価値を伝えるために、商品説明やベネフィット説明も欠かせません。また、CTAボタンは、商品購入や問い合わせなどを促す役割を持ち、口コミは信頼性を高める要素となります。
これらの要素をバランスよく配置することで、効果的なLPを作成できるでしょう。
ランディングページ(LP)の構成・レイアウトを決める
LPの構成とレイアウトを決める際には、基本構成であるファーストビュー、ボディ、クロージングに沿って情報や要素を配置しましょう。
ファーストビューでは、関心を引くキャッチコピーやビジュアルを配置し、第一印象を強化します。ボディ部分は、商品の説明やベネフィット、具体的な特徴を詳述し、ユーザーに価値を伝える重要なパートです。クロージングでは、CTA(コール・トゥ・アクション)ボタンを効果的に配置し、ユーザーに行動を促します。
この流れを意識することが成果を上げるLPにするために大切です。
ワイヤーフレームを作成する
ワイヤーフレームを作成する際はまず、全体の構造を視覚化できるよう、ページの各要素を配置したラフを作成します。その後、ワイヤーフレーム作成用のツールなどを利用しながら清書しましょう。
清書する際は、デザイナーや開発者に分かりやすく伝わるよう意識することが大切です。詳細な配色やフォントの要望なども追加で記載します。
成果を上げるランディングページ(LP)にするポイント
成果を上げるLPにするためのポイントについて、詳しく説明します。
成果を上げているランディングページ(LP)を参考にする
実際に成果を上げているLPは、自社でLPを作成する際に参考になります。成功事例を参考にすることで、自社のLPも成果を上げる可能性が高まり、より効果的なページを作成できるのです。
まずは、自社の業種や目的に合った参考LPを見つけましょう。そのうえで、デザインや構成、メッセージの伝え方など、良い部分を分析します。分析を通じて、自社のLPに取り入れるべき要素が明確になります。
ユーザーの求めている情報を最優先に表示する
ユーザーが一番知りたい情報を最優先に表示することで関心を持ってもらいやすく、次のアクションへ自然に誘導できます。
LPの基本的な流れとしては、「結起承転」を意識します。優先度の高い情報を、ストーリー性を持たせて配置することで、ユーザーに魅力を伝えやすくなるでしょう。
コンテンツはセクションを分けて分かりやすくする
商品説明、ベネフィット、口コミなどの各コンテンツは、セクションを分けて分かりやすく表現することが重要です。
それぞれの情報を明確に区分することで、ユーザーは必要な情報をスムーズに理解できます。セクションを分けたうえでレイアウトを工夫し、直感的に情報を探しやすいLPを作成することが、成果を上げるためのポイントです。
キャッチコピーを盛り込む
キャッチコピーは、商品の魅力を瞬時に伝えるための要素です。どのような商品なのか、自分にとって必要かどうかが直感的に分かるよう、ベネフィットを盛り込んだキャッチコピーを作成しましょう。
例えば、「これ1つで仕事効率が倍増!」のようなキャッチコピーは、商品の効果を簡潔に伝えられます。魅力的なキャッチコピーでユーザーの関心を引き、さらに詳細な情報へと誘導できるのです。
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ランディングページ(LP)のワイヤーフレーム作りに役立つテンプレート
ここからは、LPのワイヤーフレーム作りに役立つテンプレートを提供しているツールを紹介します。
CVX
CVXは、初心者からプロまで幅広く利用できる優れたテンプレートを提供しています。約200種類ものLPデザインテンプレートから選べ、穴埋めに近い感覚で誰でも簡単に作成できるのが特徴です。スピーディーかつ効果的にLPを設計し、成果を最大化することが期待できます。
直感的な操作性と豊富な機能を兼ね備えたCVXは、ビジネスの成長をサポートする強力なパートナーとなるでしょう。
提供元 | 株式会社ポストスケイプ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 約200種類のLPデザインテンプレートを標準搭載、パソコン・スマホ・レスポンシブに対応、記事型LPテンプレートを搭載、ページ制作、A/Bテスト、ページ分析、クリエイティブ改善ほか |
URL | 公式サイト |
Cacoo
Cacoo(カクー)は、オンラインで手軽に使える作図ツールで、ワイヤーフレームの作成にも適しています。直感的な操作が可能で、チームメンバーとリアルタイムでコラボレーションできるため、効率的にデザインを進められるのがメリットです。
豊富なテンプレートやアイコンも揃っており、幅広い業種のユーザーに利用されています。Cacooを活用して、効果的なLPのワイヤーフレームを作成しましょう。
提供元 | 株式会社ヌーラボ |
料金プラン | 月契約
年契約
|
機能・特徴 | シート数無制限、豊富なテンプレート、リンク1つで簡単共有、ビデオ通話・コメント、エクスポート、外部サービス連携、サイトへの図の埋込み、プレゼンテーション、変更履歴、2段階認証ほか |
URL | 公式サイト |
Adobe XD
Adobe XDは、デザインとプロトタイプ作成を一元管理できるツールです。PhotoshopやIllustratorといったグラフィックソフトとの親和性に優れ、柔軟かつ迅速に高品質なワイヤーフレームを作成できます。
また、リアルタイムでのコラボレーション機能を活用することで、チーム全体で効率的にデザインプロセスを進めることが可能です。なお、Adobe XDの単体販売は終了していますが、「Creative Cloud」のコンプリートプランにて利用可能です。
提供元 | Adobe Inc. |
料金プラン | ■Creative Cloud コンプリートプラン
|
機能・特徴 | デザイン、プロトタイプの作成、共有・書き出し・レビュー、Creative Cloudライブラリと連携したデザインシステムほか |
URL | 公式サイト |
ランディングページ(LP)におけるワイヤーフレームの重要性を理解しよう
LPのワイヤーフレームは、設計段階でしっかりと作成することで情報の整理ができ、ユーザーが求める情報を効果的に伝えられます。また、チーム全体での共有や修正もスムーズに行えます。
ワイヤーフレームの重要性を理解し、より成果を上げるLPを作成するために活用しましょう。
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