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決済代行の手数料相場とは?種類や手数料が安いおすすめのサービスを紹介

2024/10/18 2024/10/18

決済代行サービス

決済代行の手数料

企業や事業者の決済業務を代行する「決済代行」。決済サービス導入の手間や費用を削減できる反面、利用にはさまざまな手数料が発生するため、各サービスの比較が重要です。本記事では、決済代行の手数料について、種類や相場、手数料が安いおすすめのサービスを紹介します。

決済代行とは?

決済代行とは、企業や事業者が顧客からの支払いをスムーズに受けるために、多様な決済方法に一括で対応できるようにした仕組みのことです。

近年は現金を使用しない決済方法であるキャッシュレス化が進み、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、さまざまな決済方法が誕生しました。

決済方法の多様化は、支払いの滞りや顧客層の偏りを防ぐことにつながります。その反面、一企業がさまざまな決済サービス提供者と個別に直接契約を締結しようとすると、膨大な工数となるのは避けられません。

この問題を解決できるのが決済代行です。決済代行サービスを利用することで、企業は複数の決済サービスを一括で契約でき、さらに顧客からの支払いを一つの窓口で受けられるため、業務の効率化を図れます。

決済代行とは?サービスの仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説

決済代行の利用にかかる費用の種類

決済代行サービスを利用する場合、主に以下の6つの費用が発生します。

  • 初期費用
  • 月額費用
  • 決済手数料
  • 振込手数料
  • 取り消し手数料
  • トランザクション費用

それぞれ、詳しく説明します。

初期費用

初期費用はサービス導入時に発生します。ほかの費用とは異なり、導入時の一度のみの費用です。

初期費用は、決済端末や導入サポートの有無など、決済代行サービスがどのようなサービス内容を提供しているかによって変動しますが、おおよそ5万円前後と設定しているサービスが多いようです。なかには初期費用を無料としているサービスもあります。

月額費用

月額費用は、基本的な運用コストとして、毎月固定額の料金が発生するものです。

月額費用は、主にサービス利用料やセキュリティ維持費、カスタマーサポート費などに該当します。

決済手数料

決済手数料は、顧客が商品やサービスの購入決済を行うごとに発生する手数料です。

決済1件ごとに発生し、クレジットカードや電子マネーなど、決済方法に応じて異なるパーセンテージの手数料が設定されています。

振込手数料

振込手数料は、顧客の支払いによって生じた売上金を決済代行サービスが取りまとめ、顧客企業の口座に振り込む際に発生する費用です。

振込手数料は売上高や入金サイクルなど、口座に振り込む金額や回数によって変動する傾向にあります。

取り消し手数料

取り消し手数料は、顧客が購入をキャンセルした際に発生する費用です。

例えば、クレジットカードでの支払いが行われたあとに返金が必要になった場合、決済代行サービスが行う手続きや管理コストに対して取り消し手数料が発生します。

トランザクション費用

トランザクション費用は、顧客が決済を行うタイミングで発生する一連の情報処理にかかる費用です。具体的には、決済情報のやり取りや認証処理を行う際の通信費を指します。

決済1件ごとに発生する費用のため、顧客の1回あたりの購入金額が少なく、決済回数が多くなりがちなビジネスモデルの場合、トランザクション費用が増大するリスクがあります。

決済代行の手数料の相場

決済代行サービスを利用する場合、それぞれの手数料がどの程度かかるのかという見積もりができていないと、想定以上の金額を請求されて困ることにもなりかねません。

ここでは各種手数料の相場について解説しますので、予算を組む際の参考にしてください。

決済手数料

決済手数料は、決済手段によって異なります。主な決済手段にかかるおおよその手数料は以下のとおりです。

決済手段手数料の相場
クレジットカード決済3〜10%
コンビニ決済100〜200円
電子マネー決済1〜3%

振込手数料

振込手数料は、1か月に何回振り込みがあるかという入金サイクルによって月間の総額が変わりますが、一般的には数百円から数千円程度が相場となっています。

取り消し手数料

取り消し手数料は、購入のキャンセルなど、顧客の都合によって発生するため、ほかの手数料に比べて手数料の概算が読みにくいといえるでしょう。

とはいえ、おおよその相場については、数百円から数千円程度となることが多いようです。

トランザクション費用

トランザクション費用は、決済が発生するごとに数十円〜数百円程度発生すると想定しておくとよいでしょう。

決済代行を利用するメリット

決済代行サービスを導入することは、企業の成長にとって多くのメリットがあります。ここでは決済代行サービスを利用するメリットを5つご紹介しましょう。

決済サービス導入にかかる手間・費用を削減できる

通常、企業が複数の決済方法を自前で導入しようとすると、各決済サービスへの個別の申し込みや審査、セキュリティ対策などに多くの時間とコストがかかります。

このような煩雑な手続きをひとまとめにできるのが、決済代行サービスの大きなメリットです。

決済代行サービスを利用することで、個別に直接契約を結ぶ場合の手間やコストを削減しながら、スピード感をもって決済手段の導入ができます。

多様な決済手段を導入できる

決済代行サービスを利用することで、クレジットカードや口座振替、銀行振込、電子マネーなどの多様な決済手段を一度に導入できることもメリットです。

本来であればこれらの決済サービスは一つひとつ契約しなければならず、それぞれを問題なくシステムに統合することが難しい場合があります。

例えば、個別契約によって複数の決済手段を用意したとしても、決済サービスごとに異なる端末を取り出すような対応では、オペレーションが複雑化するだけでなく、顧客の満足度にも影響を与えてしまう可能性もあります。

また、手間やコスト面の問題で、そもそも決済手段を複数導入できない場合も考えられます。

こうした問題を回避し、多様な決済手段を揃えることができる決済代行サービスの活用は、販売機会の拡大や顧客満足度の向上に加えて、オペレーションの効率化にもつながるでしょう。

決済管理の手間を省ける

複数の決済手段を個別に契約していると、各決済サービスごとに異なるタイミングでの入金や処理が発生します。そのためどうしても手間がかかりますが、決済代行サービスを利用するとそれらがひとまとめになるため、管理業務の簡素化を実現可能です。

企業は資金の流れを把握しやすくなるため、管理業務の効率化も期待できるでしょう。結果としてより戦略的な業務に注力できるようになる点も、決済代行サービスを導入するメリットの一つなのです。

決済システム開発費用を削減できる

決済代行サービスを導入すれば、企業は自社で独自の決済システムを開発する必要がなくなります。

セキュリティ対策やシステムメンテナンスも決済代行サービス側が行うため、企業はコストを抑えつつ安心してサービスを利用することができます。

こうしたメリットによって、企業は顧客への体験価値の提供に注力し、競争力を高めることができるでしょう。

決済トラブルに関するサポートを得られる

決済サービスを活用する際、「エラーが発生してうまく処理されない」「顧客のクレジットカードの不正利用が判明し、返金を求められた」などのトラブルは避けられません。

このような決済トラブルを自社で対応しようとすると、システム専門の人材を登用する必要があるなど、負担が増えてしまいます。

そのため、専門のサポートチームを持つ決済代行サービスを利用することは、トラブル発生時の迅速な対応を実現するために大いに役立つでしょう。

手数料が安い決済代行会社の選定ポイント

決済代行サービスは取引単位で手数料が発生する性質上、なるべく手数料が安い決済代行会社を選びたいものです。ここでは、手数料の安さに加えて、自社に適した決済代行会社を見極めるための4つのポイントを紹介します。

提供している料金体系を確認する

初期費用や月額費用、トランザクション費用などの各費用は代行会社ごとに異なり、一見安く見えても、取引件数や決済方法によってコストが大きく変動する料金体系である場合もあるため注意が必要です。

また、決済手数料などが個別に設定されておらず、月額費用に含まれている場合もあります。そのため、各手数料の相場を把握したうえで比較を行うとよいでしょう。

対応している決済手段を確認する

どれほど料金プランが安くても、利用できる決済手段が少ないと本末転倒です。

クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、提供する決済手段が多いほど機会損失を避けやすいため、料金プランと対応している決済手段の数とのバランスが重要だといえるでしょう。

ただし、基本的に決済手段ごとに手数料が異なるため、決済手段を充実させればさせるほど、全体の費用のシミュレーションが複雑になることには注意が必要です。

セキュリティレベルを確認する

近年はサイバー攻撃の手口が巧妙化しており、クレジットカードなどの不正利用が起こる可能性もゼロではありません。

手数料の安さに惹かれてセキュリティレベルの低い代行会社を選ぶと、カードの不正利用やデータ漏えいなどのリスクが高まります。そのため、コストだけでなく、セキュリティ対策の強固さを確認することも重要です。セキュリティレベルを確認する主な方法として、以下の3種類が挙げられます。

  • クレジットカードの国際ブランド5社が共同策定したセキュリティ基準(PCI DSS)に準拠しているか
  • クレジットカード決済が3Dセキュア(本人認証サービス)に対応しているか
  • 不正利用を検知する仕組みが搭載されているか

決済代行会社の実績を確認する

導入実績を確認することも、決済代行会社の信頼性やサービスの質を判断する指標になります。特に大手企業への導入実績の有無は重要なポイントです。

大手企業は広範な顧客基盤を持っていることからも、さまざまな顧客の要望に応えられるかという観点から厳しい審査基準を設ける傾向にあります。

実際に審査で重視する項目は企業ごとに異なりますが、大手企業の導入実績が多い決済代行会社のほうが、技術力やセキュリティレベルが高く、柔軟なサポート体制を整えていると考えられるでしょう。

【2024年最新】決済代行サービス・会社おすすめ30選比較|仕組みやメリット・デメリット

手数料が安いおすすめの決済代行サービス

手数料が安い決済代行サービスの中で、特におすすめのサービスを3つご紹介します。

Epsilon

Epsilon(イプシロン)はGMOグループのGMOイプシロン株式会社が運営する決済代行サービスで、オンライン決済からビジネスをトータルサポートすることを目指し、42,000社以上の導入実績を誇ります。

クレジットカード決済を始め、コンビニ決済やキャリア決済など、豊富な手段から導入したい決済方法を自由に選択できます。また、3タイプのパッケージプランも用意されているため、手軽に導入したい場合にも便利です。

多数のプログラミング言語にも対応しているため、得意な言語で導入できるほか、審査期間が短いことも強みです。不正利用対策も豊富なため、安心して利用できるでしょう。

提供元GMOイプシロン株式会社
初期費用無料
料金プラン・手数料■法人契約の決済手数料
  • クレジットカード:2.79%~
  • コンビニ:150円~/回
  • ネット銀行:40円~
  • 代引き:360円~/回
  • スマートフォンキャリア決済:6.0%
  • 後払い決済:4.0%
  • 銀行振込(バーチャル口座):20円/回
  • 口座振替決済:120円/件
  • PayPay:3.45~9.0%
  • マルチ決済端末:3.23%

■個人契約の決済手数料

  • クレジットカード:2.79%~
  • コンビニ:150円~/回
  • ネット銀行:40円~
  • 代引き:360円~/回
  • 後払い決済:4.0%
  • 銀行振込(バーチャル口座):20円/回
  • 口座振替決済:120円/件
  • PayPay:3.45~9.0%
  • マルチ決済端末:3.23%
  • ※各決済方法に月額最低手数料あり

    ※セットプランあり(ビギナープラン・スタンダードプラン・プレミアムプラン)

    ※法人・個人ともに各種オプションサービスあり

機能・特徴主要5ブランドが使えるクレジットカード決済。豊富な不正利用対策。
URL公式サイト

Sony Payment Services

Sony Payment Services(ソニーペイメントサービス)はソニーグループによる決済サービスで、豊富な決済手段を取り揃えていることが強みです。具体的には、クレジットカード決済・オンラインID決済・コード決済・アプリ決済・コンビニ決済・ゆうちょ決済・電子マネー決済・キャリア決済・Pay-easy銀行振り込み・BtoB掛け払い決済・口座振替・銀聯カードネット決済・店舗向け決済があります。

カード会社とのダイレクト接続を実現しているため、高速レスポンスを得ることができ、決済に時間がかかることによる顧客のストレスや離脱を防止します。

提供元ソニーペイメントサービス株式会社
初期費用問い合わせ
料金プラン・手数料問い合わせ
機能・特徴主要カード会社16社・21ブランドとのダイレクトネットワークによって高速処理が可能。3Dセキュアと独自の本人認証サービス「認証アシストサービス」を導入。
URL公式サイト

PAYGENT

PAYGENT(ペイジェント)は多様なパッケージに標準搭載済みの決済サービスであり、ShopifyやEC-CUBE、WelcartなどのECプラットフォームを使用しているEC事業者に便利です。

対応している決済手段には、クレジットカード決済・銀行ネット決済・スマートフォンキャリ決済・銀行振り込み・口座振替・Pay-easy決済・後払い決済・コンビニ決済・Apple Pay・GooglePay・楽天ペイ・PayPay・Amazon Pay・d払い・au Payなどがあります。

最短5営業日で入金される点や、豊富な機能を備えた管理画面で事務作業の負担軽減が可能な点も魅力です。情報漏えいリスクを軽減するためのトークン決済や、サブスクリプションの自動引き落としなどにも対応しています。

提供元株式会社ペイジェント
初期費用問い合わせ
料金プラン・手数料問い合わせ
機能・特徴掛け払いに必要な全業務に対応。強固なセキュリティ対策も特徴。
URL公式サイト

各サービスの手数料を比較し決済代行の費用対効果を高めよう

決済代行サービスは取引単位で手数料が発生することから、手数料の体系がランニングコストに大きな影響を与えます。一方で、手数料の安さだけに注目してしまうと、決済方法の種類が少なくなったり、セキュリティ対策が疎かになったりと、さまざまな問題が発生するリスクもあるでしょう。各サービスの手数料を比較しながら自社に合った決済代行サービスを見つけ、費用対効果を高めていってください。

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ビズクロ編集部
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