ホームーページを作成できるおすすめのスマホアプリ｜メリットや注意点を解説

スマホでホームページを制作するメリット

ホームページを制作する場合、外注でも自作でも基本的にはパソコンを用いますが、実はスマホだけで制作することも可能です。ここでは、スマホでホームページを制作するメリットについて紹介します。

簡単にホームページを作成できる

スマホでのホームページ制作は、パソコンで作成する場合とは異なり、専門知識が不要な点が大きなメリットといえます。制作フローの例としては下記の通りです。

1. アプリをインストールする
2. テンプレートを選択する
3. コンテンツを作成する
4. ホームページを公開する

画面をタッチするというスマホの特徴を生かし、テンプレートにドラッグ&ドロップ機能を使って要素を加えていく直観的な操作が基本となります。

こうした操作の手軽さは、パソコンを持っていない、または使い慣れていない人にとって特に嬉しい点でしょう。使い慣れたスマホで誰でも迅速に美しいページをデザインできるため、外注にかかる費用と時間を節約することができます。

場所・時間を問わずに更新作業ができる

スマホでホームページを制作すると、場所や時間に縛られることなく更新作業を行えるようになります。例えば出先や移動中でも、インターネットに接続できれば即座に内容の修正や新しい情報の追加が可能です。

このように、一度オフィスに戻るといった手間なしに情報をタイムリーに更新できることは、情報が重要視される昨今のビジネスシーンにおいて大きな価値を発揮します。より早く最新情報を届けることができれば、新規ユーザーの獲得や既存ユーザーの満足度向上につながるでしょう。

短時間・低コストでホームページの作成ができる

短時間でコストを抑えてホームページを作成できることも、スマホでホームページを作成する魅力です。高価なソフトウェアの導入、専門のデザイナーへの依頼、あるいは高額な外注費は必要はありません。なぜなら、多くのアプリは基本的な機能を無料で提供しているからです。

スマホであれば、直感的な操作で手軽に好みのデザインを作り上げることができます。特にスモールビジネスやスタートアップ、個人プロジェクトなど、予算や時間の制約が大きい場合に、プロフェッショナルな外観のサイトをスピーディーに作成できる利点は大きいでしょう。

▷ホームページ作成ツールおすすめ9選比較！無料・初心者でも使えるツールを紹介

【無料版あり】スマホでホームページ制作する際におすすめのアプリ

ここでは、スマホでホームページを制作する際におすすめのアプリについて紹介していきます。

WordPress-サイトビルダー

WordPress-サイトビルダーは、世界中で最も多く使われているホームページ制作ツールです。無料で使えるテンプレートが多数あり、ドラッグ&ドロップで簡単にページをデザインできます。

スマホアプリも提供されており、出先でもサイトの更新や管理が可能です。特にアプリ版は、オフライン環境でもローカルデバイス上に下書きが保存されるため、電波が入りにくい場所でも安心して作業を行えます。個人のブログからビジネス用のサイトまで、さまざまなニーズに応える柔軟性を持っているのがWordPress-サイトビルダーなのです。

Jimdo

Jimdoはスマホやタブレットでの直感的な操作でホームページを簡単に作成できるサービスです。その場で撮った写真のアップロードや文字編集ができるため、タイムリーな情報公開に適しています。注文チェックやステータスの変更など、ショップに関する機能を利用できる点も、出先から状況を確認したい運営者に最適です。

パソコンブラウザでは、デザインやスタイルの変更、コンテンツの編集、外部ツール連携といったさまざまな設定ができるため、スマホ版と組み合わせて使用することで、よりオリジナリティの高いサイトを作成できるでしょう。

Crayon

Crayonは、複雑な操作が不要でホームページの作成・更新ができるホームページ作成ツールです。アプリだけで完結するため、最短3分でホームページを公開できます。

このように非常に手軽ながら機能の充実度も高く、ネットショップのクレジットカード決済や、予約システムなどを手数料なしで利用可能です。また、ページに鍵をかけることもできるため、プライベートな写真やブログ投稿を知り合いにだけ共有する使い方もできます。

さらに、わからないことはサポートに質問でき、初心者でも安心です。一部有料プランのみの機能もあるため、無料プランで使い勝手を確認してから有料プランの導入を検討するとよいでしょう。

Wix Owner

Wix Ownerはホームページ制作だけでなく、ビジネスに役立つさまざまな機能を兼ね備えた多機能モバイルアプリです。高度なホームページ作成ツールを利用できるため、ブログの開設といった簡易なものからネットショップなどの複雑なものまで、あらゆるタイプのホームページを構築することができます。また、ライブチャット機能やロゴメーカーなどの無料ツールを活用すれば、思い描いた通りのホームページに近付けられるでしょう。

Wix Ownerは、実際のビジネスの現場で便利に活用できることも特徴です。例えば、ネット予約管理システムやチケットのスキャン機能を使えば、イベント関連の管理がスムーズになります。また、オーダーを管理し、ステータスごとに印刷するといった機能は、飲食店などでの利用が見込めます。

Strikingly

Strikinglyは、「ノーコード」がコンセプトのホームページ制作サービスです。レスポンシブに優れている点や、美しいデザインを多く取り揃えている点も魅力といえます。また、動的テンプレートも多いため、他とは違ったホームページを作りたい場合にも適しているでしょう。

ページ遷移せず、上から下にスクロールすることで完結するシングルページが中心であることも特徴。伝えたい内容やストーリーに沿って情報を配置できるこの形式は、スマホでの閲覧が多い現状にもマッチしています。ショップの管理や質問フォームへの回答も簡単に行えるため、顧客満足度の向上も期待できます。

SimDif

SimDifは、パソコン、スマホ、タブレットのどの端末でもまったく同じ機能を使うことができるホームページ制作ツールです。そのため、デバイスを変えてもスムーズに作業を続けることができます。

また、公開前に検索エンジンの最適化テストを実施することができるため、SEO対策を意識したホームページやメディアを作成したい場合にも最適です。直観的なインターフェースや、スマホを回転させることでパソコンブラウザでの表示も確認できるなど、便利な機能も備えています。

SimDifには複数のプランがありますが、無料版を維持するためには、少なくとも6カ月に1度はサイトを公開する必要がある点に注意が必要です。

無料のスマホアプリでホームページ制作をする際の注意点

ここでは、スマホの無料版アプリでホームページを制作する場合の注意点について紹介していきます。

機能制限がある

無料のスマホアプリでホームページを制作する場合、全ての機能を利用できるわけではないことに注意が必要です。多くのアプリは基本的な機能を無料で提供していますが、高度なデザインや特別な機能を使用するには追加料金や有料プランへの移行が必要な場合が多いでしょう。

また、無料版では、ストレージの容量や作れるホームページの数、ホームページ当たりのページ数にも制限がある場合が多いです。無料版でホームページを制作する際は必要な機能が含まれているかを事前に確認し、必要に応じてプランの見直しも検討しましょう。

サービス終了時の移行に手間がかかる

無料のスマホアプリを利用してホームページを制作すると、そのサービスが終了する場合にサイトの移行に手間がかかることがあります。特にデータのバックアップや移行には専門知識が必要なプロセスもあるでしょう。例えば、テキストコンテンツや画像データの転送、SEO設定の再調整などがその一例です。

サービスを選ぶ際は、サポート体制やデータのエクスポート機能についても確認し、将来的に移行が必要になった場合にスムーズに実行できるかを見極めておきましょう。

広告が表示される

無料のスマホアプリでホームページを制作すると、サイト内に広告が表示されることがあります。無料のサービスにはよくあることですが、広告があると、ホームページの見た目や印象を損ねる可能性があり、場合によっては訪問者を煩わせるかもしれません。

特にビジネス目的のホームページの場合、プロフェッショナルな印象を与えるには、広告表示がないプランへのアップグレードを検討する余地があるでしょう。

▷ホームページを自分で制作する方法！初心者におすすめのツールや自作のメリット・デメリット

スマホでのホームページ制作はおすすめアプリを活用しよう

スマホでのホームページ制作は、時と場所を選ばずクリエイティブな作業ができるのが大きなメリットです。また、ドラッグ＆ドロップで直感的な操作ができる点も魅力でしょう。

ただし、機能制限やサービス終了時の移行の手間など、無料アプリならではの注意点があることも忘れてはなりません。機能やサポートを確認して最適なアプリを選び、ビジネスの顔となるホームページを効率的に構築しましょう。