翻訳におすすめのクラウドソーシングサイト|初心者でも稼ぐコツも紹介

最終更新日時:2023/09/25

クラウドソーシング

翻訳におすすめのクラウドソーシング

働き方の多様化から普及している「クラウドソーシング」。日本のグローバル化に伴い、翻訳案件が増加し需要が高まっています。本記事では、初心者・大学生向けの翻訳におすすめできるクラウドソーシングサイトを、メリット・デメリットや初心者・大学生が稼ぐコツとあわせて紹介します。

翻訳におすすめのクラウドソーシングサイト【初心者・大学生でも可な案件あり】

翻訳におすすめのクラウドソーシングサイトを6つ紹介していきます。初心者や学生でも活用できるサービスもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.クラウドワークス

クラウドワークスは、圧倒的な国内シェア、取引額を誇る国内最大規模のクラウドソーシングサービスです。翻訳案件も日英をはじめ複数ジャンルで掲載しているため、希望の案件を見つけるのに役立ちます。

また、単価などを細かに指定して案件検索ができるため、適正価格の仕事だけを閲覧できるのが魅力です。中国語・フランス語・韓国語など、言語別にも探せます。

運営会社株式会社クラウドワークス
案件の種類翻訳、校正、添削ほか
手数料○会員登録料:無料

○システム手数料

  • 20万円超の部分:5%
  • 10万円超20万円以下の部分:10%
  • 10万円以下の部分:20%
  • タスク形式での場合:20%
特徴案件単価、スキルジャンルなど各種検索機能、音信不通時サポート機能など
URL公式サイト

2.ランサーズ

ランサーズはさまざまなジャンルの案件を掲載しているクラウドソーシングサービスです。翻訳案件も多数取り扱いがあります。

ランサーズでは、自身の希望報酬や仕事内容をパッケージとして購入してもらう機能が利用できます。企業側からのアプローチで案件獲得が目指せるため、対応言語や翻訳スキルなどを詳細にアピールすると良いでしょう。

運営会社ランサーズ株式会社
案件の種類翻訳、ライティング、ネイティブチェックほか
手数料
  • 会員登録料:無料
  • システム手数料:16.5%
特徴パッケージ機能、スカウト機能、ランク制度など
URL公式サイト

3.ココナラ

ココナラでは、自身のスキルで可能なサービスを「出品」という形で掲載し、クライアントに購入してもらうクラウドソーシングサービスです。日英翻訳やその他言語の翻訳案件も多数掲載されており、自身のサービスの購入を待つ傍ら案件に応募することも可能です。

また、ココナラではブログの投稿機能なども搭載されています。自分の持つスキルやノウハウで役立つ情報を発信していくことで、案件獲得にも繋げるといった多角的なアプローチが可能です。

運営会社株式会社ココナラ
案件の種類翻訳、校正、字幕作成ほか
手数料
  • 会員登録料:無料
  • サービス販売時の手数料:22%
特徴サービス出品機能、スキル・経験登録機能、ブログ投稿機能など
URL公式サイト

4.Conyac

Conyacは3万以上のクライアント企業を抱えるクラウドソーシングサイトです。日英以外の言語翻訳案件も多数掲載しているため、さまざまなジャンルの翻訳者が使えるサービスとなっています。レベルテストで力量も図れることから、自分の現在地を把握しながら仕事を進めていきたい方におすすめです。

運営会社Xtra株式会社
案件の種類翻訳、校正、ローカライズ、ネイティブチェックほか
手数料
  • 会員登録料:無料
  • 取引手数料:10%
特徴レベルテスト、Paypal対応、後払い機能など
URL公式サイト

5.Gengo

翻訳専門のクラウドソーシングサイトに、Gengoが挙げられます。Eコマースからビデオゲームまで、さまざまなジャンルの翻訳案件から選択可能です。

利用するには2段階テストの受検が必要で、合格後は晴れて翻訳の仕事を受注できます。プロレベルのテストに合格すると、難易度や報酬レートが高い案件にもチャレンジできる仕組みです。

運営会社株式会社Gengo
案件の種類翻訳
手数料
  • 会員登録料:無料
  • 取引手数料

PayPal経由: 報酬の1.50%

Payoneer経由:無料 ※Payoneerでの出金時に手数料が発生

特徴70言語ペア対応、選択と筆記の2段階テストなど
URL公式サイト

6.訳すYAQS

訳すYAQSは、英語や中国語をはじめ13もの言語に対応している翻訳専門のクラウドソーシングサイトです。SNSの文言作成からサイトの翻訳まで、レベル別の翻訳案件を取り扱っています。

マッチング形式で依頼がくるほか、マッチング中の案件をサイト上から確認も可能です。一度に依頼されるのは一案件のみのため、集中した環境で翻訳作業に取り組めます。

運営会ワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社
案件の種類翻訳
手数料
  • 新規翻訳者登録:無料
  • PayPalアカウント払出手数料:150円/1回
特徴13言語対応、個人でも法人でも会員登録無料、3つの料金プランを提供など
URL公式サイト

【2023年】クラウドソーシングのおすすめサイト12選比較!副業初心者でも稼ぐコツ

クラウドソーシング翻訳の主な仕事内容

クラウドソーシングサイトでの翻訳業務は、主に3種類です。「実務翻訳」「出版翻訳」「ニュース翻訳」について、それぞれ解説していきます。

実務翻訳

業務上使用するマニュアルやプレスリリースなど、企業が作成する各種文書の翻訳を行うのが実務翻訳です。特許関連の文書や契約書などの翻訳も実務翻訳に含まれるため、言語能力以外の専門的なスキルと知識が問われます。

また、グローバル化が急速に進む現代において、実務翻訳は非常に高い需要を抱えています。自身に特化している分野や知識があれば、チャレンジする価値の高い領域の翻訳といえるでしょう。

出版翻訳

海外で出版された書籍を翻訳するのが出版翻訳です。出版翻訳には、小説や詩などのフィクションと、実務書などのノンフィクション作品が存在します。翻訳出版の権利を持っている出版社より依頼を受け、翻訳業務を行うのが一般的な流れです。

翻訳者としての実績が少ない場合は、大まかな翻訳を担当する「下訳」を任されることが多いでしょう。書籍のジャンルや専門性の高さによっても価格が左右されます。

ニュース翻訳

ニュース翻訳は、海外で注目される報道情報を翻訳する業務です。ビジネス、経済から芸能ゴシップまで、多岐に渡るジャンルが特徴といえます。元記事の内容をチェックし、ニュースに適した日本語に訳していきます。

ニュース翻訳は数百文字程度の短い文章を翻訳するため、数本の記事をまとめて受注可能です。比較的カジュアルな翻訳業務であり、継続的に依頼される可能性もあるでしょう。

データ入力におすすめのクラウドソーシングサイト5選!仕事内容や収入の目安

クラウドソーシング翻訳の収入相場

クラウドソーシングサイトの翻訳報酬はさまざまで、内容やクライアント次第で大きく変わります。参考として、一般社団法人日本翻訳連盟が提供している翻訳料金の目安を確認してみましょう。

英日・日英翻訳の場合(単位:英日の場合は原文の英語 1 ワードあたり、日英は和文原稿の1文字あたりの価格)

文書の種類/分野英日翻訳:英文→和訳(税別)日英翻訳:和文→英訳(税別)
コンピューターマニュアル28円20円
一般科学・工業技術28円21円
金融30円25円
経営管理・財務・契約書30円25円
医学・医療・薬学35円30円
特許明細書26円30円

出典:一般社団法人日本翻訳連盟「翻訳料金(クライアント企業の翻訳発注価格)の目安」(参照2023.9.21)

料金表の価格は、翻訳会社が依頼を受ける際の目安額です。個人に仕事がまわるときには、差額が生じる可能性があることに留意してください。

表のケースは文字単価制ですが、案件単価制の場合もあるでしょう。翻訳のジャンルによっても単価は大きく異なるほか、自身の知識やスキルレベルも影響します。で

中国語翻訳の収入相場

中国語から日本語への翻訳相場は、1文字あたり10〜14円程度です。日本語を中国語に訳す場合は、やや単価が上がります。案件として多いのはニュース翻訳の仕事でしょう。ニュース記事は毎日発生するため、安定して仕事を請け負いたい場合におすすめです

中国語翻訳は需要の高さに比べて翻訳家が少なく、英語の翻訳案件よりも好条件で受けられる傾向にあります。

韓国語翻訳の収入相場

韓国語翻訳の収入相場は、1文字2円から14円ほどまでと幅広くなっています。専門性を問わない案件は単価が低く、契約書や医療文書など専門的なジャンルの翻訳ほど高額です。

K-POP人気の高まりも受け、ファンレターの翻訳など個人からの依頼も期待できる分野でしょう。通常は受ける機会のないニッチな韓国語の案件も、クラウドソーシングサイトであればスキルを活かして受注できます。

クラウドソーシング翻訳の仕事で収入を得るコツ

クラウドソーシングサイトで翻訳の仕事を獲得し、収入を得るためのコツを4つ紹介していきます。翻訳業務の初心者・大学生に向けてのポイントも解説するので、参考にしてみてください。

翻訳スキルを身につける

まずは翻訳スキルを身につけましょう。具体的に求められるスキルとしては、以下が挙げられます。

  • 対象の言語を正しく理解するスキル(単語力、文法理解など)
  • 原文を日本語に変換するスキル(文章構築力、語彙など)

意味の直訳だけでなく、正しい文法や慣用語を用いた自然な文章への翻訳力も重要です。英語であればTOEICのスキルテストを受けるなど、言語に応じた学習法でスキルを身につけましょう。

翻訳以外の専門知識をつける

翻訳はジャンルによってできる仕事や報酬に差があるため、訳述スキル以外の専門知識を会得するのもおすすめです。たとえばITや医療に精通していれば、その領域の翻訳案件を受けやすくなります。

大学で受けている専攻科目を武器にするのも良いでしょう。初心者で専門分野がない場合には、何か一つ特化する領域を決めて、その業界のニュースや専門書を読んで学ぶのがおすすめです。

クラウドソーシングでの翻訳実績を積む

スキルと知識が身についたら、クラウドソーシングで翻訳実績を積んでいくことが必要です。過去の実績はクライアントへのアピール材料となるため、積めば積むほど案件獲得の近道となります。実務経験を重視して翻訳を依頼するクライアントも珍しくありません。

初心者のうちは高単価の案件に固執せず、量をこなして実績を積むという考え方もあります。大学生であれば夏休みや冬休みなど、長期休暇を利用して実績を稼ぐ方法も挙げられるでしょう。

プロフィール・提案文にスキルを裏付けする内容を盛り込む

プロフィールや提案文には、できるだけ自身のスキルの裏付けとなる内容を盛り込んでいきましょう。「英語が得意です!」と書くよりも、「TOEICでは900点のスコアを持っている」と書いた方が具体性があり、企業の信用を得やすくなります。

国家・民間を問わず資格を記載するほか、語学を専攻していれば明記するのがおすすめです。留学経験など、言語スキルのアドバンテージになる要素を入れるのも有効でしょう。

クラウドソーシングで稼げない12の理由|稼ぐための秘訣も紹介

クラウドソーシングを活用し翻訳スキルを向上させよう

翻訳は語学スキルがあればチャレンジ可能で、能力や案件次第では高収入も期待できるジャンルです。クラウドソーシングで実績を積めば、副業から本業の翻訳者にキャリアアップすることも夢ではないでしょう。翻訳業務に興味のある方は、ぜひ本記事の内容を参考に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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