クラウド型の在庫管理システム8選|メリットや失敗しない選び方を解説

2024/01/05 2024/01/05

在庫管理システム

クラウド型の在庫管理システム

在庫管理業務を一元化する、「在庫管理システム」。近年は、従来のオンプレミス型からクラウド型在庫管理システムへと移行する企業が増えています。そこで本記事では、クラウド型在庫管理システムを導入するメリットや選び方を紹介し、おすすめのシステム8選を紹介します。

クラウド型在庫管理システムとは?

在庫管理システムは、商品や仕掛品、仕入品などの在庫を過不足なく管理するためのシステムです。

一般的に、在庫数の管理、入出庫の追跡、データ分析機能などを備えており、在庫管理業務を効率化してくれます。

従来は、自社サーバーなどのローカル環境でシステムを運用するオンプレミス型が主流でしたが、近年は、インターネットを介して機能を提供するクラウド型在庫管理システムを導入する企業が増えています。

クラウド型在庫管理システムは、オンプレミス型と同様に在庫管理業務に必要な機能が網羅的に搭載されているのはもちろん、アクセス性の高さが大きな特徴です。

インターネット環境とデバイスさえあれば、場所を問わずにシステムへアクセスできること、また、スマートフォンやタブレットなどにも対応していることなど、柔軟性や利便性の高さが現代の働き方にもマッチしたことから注目を集めているのです。

在庫管理システムの機能

在庫管理システムには次のような機能があります。

機能詳細内容
在庫の一元管理機能在庫の種類や数量、保管場所などの情報の一括管理
入出庫管理機能商品の入出庫データの管理
データの自動連携機能IoTマット、RFID、ハンディターミナルなどによって読み取った在庫情報の自動入力
データ分析機能在庫の回転率や過去の出庫記録などによる需要予測などの分析
棚卸管理機能理論在庫と実在庫データの自動照合などを含む棚卸管理機能
帳票出力機能在庫管理に関連した帳票の発行

在庫管理を自動化する方法!重要性やおすすめのツールを紹介

クラウド型在庫管理システムの選び方

さまざまな種類があるクラウド型の在庫管理システムは、どのように選べばよいのでしょうか? 導入後のミスマッチを避けるための選び方のポイントを解説します。

搭載されている機能で選ぶ

クラウド型在庫管理システムの選定にあたって、まず考えるべきなのは、自社の在庫管理に必要な機能が搭載されているか、という点です。クラウド型在庫管理システムは多くのベンダーが扱っていますが、商品によって機能はさまざまです。自社の在庫管理に必要な機能、今後必要となりそうな機能が備わっているか確認することが最初のステップです。

業種によっては、バーコードリーダーに対応する必要がある場合や、販売システムや会計システムとの連携が必須となることもあるでしょう。その場合は、既存システムとの連携の可否や連携方法についても必ず確認しておきましょう。

費用で選ぶ

導入費用、運用コストが賄えるかどうかも、検討しなければなりません。クラウド型在庫管理システムのほとんどは、月額や年額で使用料金が請求されるサブスク型の料金体系が採用されています。

料金の幅は、使用する機能やユーザー数によっても異なるため、自社での運用を想定した上でのコストを見積もり、しっかりと見極めましょう。

クラウド型在庫管理システムの費用の相場は、月額10,000円から 70,000円ほどで、初期費用は無料のシステムも多く、おおむね100,000円以内に収まることがほとんどです。

操作性の高さで選ぶ

操作性が良いか、使いやすいか、ということは、選定にあたって大切なポイントです。使い勝手によっては、効率が悪くなったり教育コストが高くなったりしてしまうため、直感的に操作しやすいものを選びましょう。導入前にデモやトライアルを利用して操作性を確認しておくことをおすすめします。

セキュリティ対策・サポート体制の充実度で選ぶ

セキュリティ対策とサポート体制の充実度も重要なポイントです。

そのため、ISO27001を取得しているか、どのようなデータセンターを利用していて、災害時の対策はどうなっているのか、といった点は必ず確認しておきましょう。

サポート体制については、運用している中で生じる疑問点にどう対応してくれるか、トラブルが発生したときの対応がどのようになっているのかという点を前もってよく確かめておく必要があります。

サポート窓口の対応手段(電話、メール、チャット等)や、レスポンスの速さ(1営業日以内にレスポンスがあるか)、緊急時の対応(24時間365日対応できるか)についてもチェックしましょう。

在庫管理の課題・問題点とは?解決する方法やおすすめのシステムを解説

在庫管理の見える化とは?メリットや成功事例・改善方法を解説

クラウド型の在庫管理システム8選

ここからは、厳選したクラウド型在庫管理システムを8種類紹介します。

zaico

zaicoは、直感的で使いやすいインターフェースが特徴のクラウド型在庫管理システムです。スマートフォンやタブレットから簡単に在庫を管理でき、小規模から中規模のビジネスに適しています。

初期費用が無料のため、初期投資を抑えたい企業にも向いているでしょう。freee会計、kintone、Salesforceとの連携をはじめ、ネットショップやPOSレジとの連携もスムーズに行えます。

提供元株式会社ZAICO
初期費用無料
料金プラン
  • 無料プラン:無料
  • ミニマム:4,378円(税込)/月/3ユーザー
  • ライト:10,780円(税込)/月/3ユーザー
  • フル:43,780円(税込)/月/10ユーザー
  • エンタープライズ:10万円~
導入実績16万社(※2023年11月時点)
機能・特徴物品登録・編集、入庫・出庫、在庫確認、棚卸機能、外部連携ほか
URL公式サイト

eee CLOUD

eee CLOUDは、製造業、サービス業、小売業など、業界を選ばずすべての業種に対応でき、幅広い導入実績があります。登録ユーザー数が無制限の割に価格は抑えられており、無料のお試し期間もあるため、導入しやすいシステムといえるでしょう。

直感的に操作できる画面構成で、カスタマイズ性も高く、オプションでハンディターミナルをつけることもできます。

提供元テックポート株式会社
初期費用
  • お試し版:無料
  • Quick版:無料
  • Lite版:11万円(税込)
  • Standard版:11万円(税込)
料金プラン
  • お試し版:無料
  • Quick版:1,078円(税込)/月/1ユーザー
  • Lite版:22,000円(税込)/月/ユーザー数無制限
  • Standard版:33,000円(税込)/月/3ユーザー
機能・特徴マスタ管理、在庫管理、受発注管理、帳票ほか
URL公式サイト

在庫管理 Tana

在庫管理 Tanaは、大学の研究室で「実験に必要な機材が欠品してしまう」という悩みを解決するために開発された在庫管理システムです。

シンプルながらも在庫の共同管理に最適な機能を備え、11種類のバーコードに対応できるほか、英語にも対応しています。導入コストは低価格で、中小企業やスタートアップ企業にとっても導入しやすいといえるでしょう。

提供元Instoll株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • 1名で利用:無料
  • スタンダードプラン:220円(税込)/月/1ユーザー
  • アカデミックプラン:110円(税込)/月/1ユーザー
機能・特徴在庫の共同管理、スマホでバーコードスキャン、11種類のバーコードに対応、入庫・出庫・棚卸、英語に対応ほか
URL公式サイト

ロジクラ

ロジクラは、iphoneで在庫確認や入出庫管理が行えることが特徴のシステムです。初期費用は無料、ハンディターミナルなどの在庫管理のための機材を導入する必要もありません。

複数ユーザーで、複数拠点の在庫管理ができ、NEXT ENGINEやShopify、fulfillment by Amazonとの連携も可能です。

提供元株式会社ロジクラ
初期費用無料
料金プラン【月額契約】
  • ライトプラン:16,280円(税込)/月
  • プレミアムプラン:53,900円(税込)/月

【年間契約】

  • ライトプラン:14,080円(税込)/月
  • プレミアムプラン:44,000円(税込)/月
導入実績20,000社以上
機能・特徴在庫管理、​倉庫管理、入荷・入庫、受注、出荷予定、ピッキング、検品、送り状・納品書作成、追跡番号管理、受注システム連携ほか
URL公式サイト

アラジンオフィス

アラジンオフィスは、販売管理・在庫管理を中心としたパッケージです。生産管理や輸入管理、プロジェクト管理などのオプションも用意されており、オンプレミス型とクラウド型の両方に対応可能で、あらゆる業種・業態に対応できます。各種会計システムやWeb受注システム、WMS(倉庫管理システム)など、外部システムとの連携にも強いため、既存のシステムとも連携しやすいでしょう。

導入実績も多数あり、応答率97%を超えるコールセンターも設置されており、サポート体制も充実しています。

提供元株式会社アイル
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績5,000社
機能・特徴見積管理、受注管理、売上管理、請求・入金・支払管理、債務管理、出荷管理、入荷管理、在庫管理(ハンディーターミナル連携)ほか
URL公式サイト

FLAM

FLAMは「1000行の明細も瞬時に表示」できる高速レスポンスが特徴のクラウド型販売管理システムです。販売管理の基本機能がワンパッケージ化されており、その中に在庫管理機能も含まれています。

受払、棚卸、在庫と在庫管理で必要とされる機能はカバーされ、帳票類も豊富に用意されています。在庫管理機能だけでなく販売管理システムの導入を考えている場合や、処理するデータ量が多い場合には、おすすめのシステムです。

提供元株式会社フリップロジック
初期費用無料
料金プラン
  • STANDARD:10,230円(税込)/月
  • PROFESSIONAL:21,780円(税込)/月
  • PREMIUM:54,780円(税込)/月
機能・特徴売上管理、仕入管理、在庫管理、環境設定、帳票印刷、データ連携ほか
URL公式サイト

商蔵奉行クラウド

商蔵奉行クラウドは、幅広い業種に適応する汎用性と高度なカスタマイズ機能を備えたクラウド型販売管理システムです。必要な業務単位で段階的な運用が可能になっており、「在庫管理・棚卸業務・在庫管理帳票」の機能から導入することもできます。

他社の販売管理システムからのデータ移行もスムーズで、多くの外部システムとの連携も可能。OBCサポートセンターが設置されており、リモートサポートも含めたさまざまな方法でサポートが受けられます。

提供元株式会社オービックビジネスコンサルタント
初期費用◼︎商奉行クラウド(単体)
  • iEシステム:無料
  • iJシステム:50,000円
  • iAシステム:50,000円
  • iBシステム:60,000円
  • iSシステム:70,000円

◼︎蔵奉行クラウド(単体)

  • iEシステム:無料
  • iJシステム:50,000円
  • iAシステム:50,000円
  • iBシステム:60,000円
  • iSシステム:70,000円

◼︎商蔵奉行クラウド(セット)

  • iEシステム:無料
  • iJシステム:50,000円
  • iAシステム:50,000円
  • iBシステム:60,000円
  • iSシステム:70,000円
料金プラン◼︎商奉行クラウド(単体)
  • iEシステム:7,340円/月、88,000円/年
  • iJシステム:10,000円/月、12万円/年
  • iAシステム:17,000円/月、20万4,000円/年
  • iBシステム:20,250円/月、24万3,000円/年
  • iSシステム:24,000円/月、28万8,000円/年

◼︎蔵奉行クラウド(単体)

  • iEシステム:7,340円/月、88,000円/年
  • iJシステム:10,000円/月、12万円/年
  • iAシステム:17,000円/月、20万4,000円/年
  • iBシステム:20,250円/月、24万3,000円/年
  • iSシステム:24,000円/月、28万8,000円/年

◼︎商蔵奉行クラウド(セット)

  • iEシステム:13,000円/月、15万6,000円/年
  • iJシステム:18,000円/月、21万6,000円/年
  • iAシステム:27,500円/月、33万円/年
  • iBシステム:32,100円/月、38万5,000円/年
  • iSシステム:36,700円/月、44万円/年
機能・特徴見積・受注・売上管理、請求処理、債権・入金管理、分析帳票、発注・仕入管理、在庫管理・棚卸業務・在庫管理帳票ほか
URL公式サイト

キャムマックス

キャムマックスは「中小企業の、中小企業による、中小企業のためのERPシステム」がコンセプトのクラウドERP(Enterprise Resources Planning)です。標準機能として、販売・購買・在庫・WMS(倉庫管理システム)・財務会計が備わっており、実店舗、EC、卸・小売のマルチチャネルに対応できます。外部システムとの連携も豊富であり、在庫管理だけではなく、全社的にバックオフィス業務をシステム化したい場合におすすめのシステムです。

提供元株式会社キャム
初期費用50,000円
料金プラン基本料金50,000円/月+ライセンス利用料20,000円/1ライセンス/月
導入実績100社以上
機能・特徴販売管理、購買管理、生産管理、在庫管理、財務会計、機能連携ほか
URL公式サイト

クラウド型在庫管理システムを導入するメリット

クラウド型の在庫管理システムの導入には、さまざまなメリットがあります。主だった5つのメリットについて解説します。

導入費用を抑えられる

クラウド型在庫管理システムを導入する大きなメリットの一つは、初期費用が抑えられることでしょう。オンプレミス型を導入する際のサーバー設置やシステムの開発費用が不要で、オンラインで簡単にセットアップでき、導入にかかる時間的な負荷も少なくて済みます。

定期的なメンテナンスやアップグレードも、ベンダーが行うため、長期的な運用でもコスト効率が高まります。

【2023年最新】在庫管理システムおすすめ18選比較|機能や種類・選び方を解説

リアルタイムの情報を共有できる

在庫は、日々増減したり、移動したりします。手作業で管理している場合、タイムラグによる誤差や書き間違いなどが避けられません。クラウド型在庫管理システムを導入することで、在庫情報の一元管理とリアルタイムでの情報共有が可能になります。在庫情報が即時に更新されるため、タイムラグや連携ミスなどの課題が解決でき、在庫を確認する手間も省けます。

場所を選ばずに利用できる

クラウド型在庫管理システムを導入すると、インターネットを介して、どこからでも最新の在庫状況にアクセスできるようになります。場所を問わずに在庫の確認ができるため、倉庫や拠点が増えたときや、リモートワークなどへの対応も簡単です。

スマートフォンやタブレットなどのデバイスに対応していれば、より利便性が高まるでしょう。

運用の手間がかからない

クラウド型在庫管理システムは、運用に関する手間を大幅に削減します。サーバーの設置やメンテナンス、ソフトウェアのアップデートなどの作業が不要で、導入後はすぐに使い始めることができます。サーバーの管理もサービス提供者が行うため、自社の従業員に担当させる必要がなくなります。

拡張性に優れている

クラウド型在庫管理システムには、拡張性が高いというメリットもあります。ビジネスが成長し、在庫管理の要件が複雑化しても、プランを変更したり、オプションを追加したりすることで、柔軟に対応できます。オンプレミス型では自社に合わせたカスタマイズができますが、クラウド型よりも時間や労力、コスト上の負担が大きくなることは否めません。

クラウド型在庫管理システムを導入しよう

クラウド型在庫管理システムの導入には、多くのメリットがあります。システム化の際には、業務フローの見直し、標準化は必須であり、業務改善を図るよい機会にもなるでしょう。

システム導入により業務の自動化が進めば、人的ミスの削減やコア業務への集中したリソースの配分も可能です。クラウド型在庫管理システムを導入して、さらなるビジネスの成長を実現しましょう。

在庫管理システムの記事をもっと読む

在庫管理システムの記事一覧

ビズクロ編集部
「ビズクロ」は、経営改善を実現する総合支援メディアです。ユーザーの皆さまにとって有意義なビジネスの情報やコンテンツの発信を継続的におこなっていきます。

おすすめ関連記事

出張手配のやり方とは?注意点や効率化する方法・外注するメリットを紹介

最終更新日時:2024/07/25

出張管理システム

最終更新日時:2024/07/25

出張管理システム

無料で利用できるVPN6選!リスクや安全性・有料VPNサービスとの違いを解説

最終更新日時:2024/07/25

VPN

最終更新日時:2024/07/25

VPN

BTM(ビジネストラベルマネジメント)とは?メリットや選び方を解説

最終更新日時:2024/07/24

出張管理システム

最終更新日時:2024/07/24

出張管理システム

バーチャルオフィスとは?メリット・デメリットやサービス内容をわかりやすく解説

最終更新日時:2024/07/24

バーチャルオフィス

最終更新日時:2024/07/24

バーチャルオフィス

更新頻度はSEOに関係する?目安や高めることで得られる効果・更新する際のポイント

最終更新日時:2024/07/25

SEOツール

最終更新日時:2024/07/25

SEOツール

Googleペナルティとは?原因やチェック・解除する方法、ペナルティを受けないための対策

最終更新日時:2024/07/25

SEOツール

最終更新日時:2024/07/25

SEOツール

画像SEOとは?重要性や効果的な施策・注意点、上位表示されるメリットを解説

最終更新日時:2024/07/25

SEOツール

最終更新日時:2024/07/25

SEOツール

VPN接続で通信速度が遅い理由とは?原因と対策をわかりやすく紹介

最終更新日時:2024/07/24

VPN

最終更新日時:2024/07/24

VPN

VPNとは?必要性や仕組み、利用するメリット・デメリットをわかりやすく解説

最終更新日時:2024/07/24

VPN

最終更新日時:2024/07/24

VPN

SEOとドメインの関係性とは?ドメイン名の決め方・注意点やドメインパワーを高めるポイント

最終更新日時:2024/07/24

SEOツール

最終更新日時:2024/07/24

SEOツール