グループウェアのシェア率はどのくらい?高シェアのグループウェアを紹介!
情報共有やコミュニケーションの円滑化を図れるグループウェア。しかし、信頼性という点からグループウェアのシェア率が気になる方も多いでしょう。そこで本記事では、グループウェアのシェア率について、市場規模と成長率から高シェアのグループウェアまで徹底解説します。
目次
グループウェアとは?
グループウェアは、組織や団体内での情報共有やコミュニケーションをサポートするソフトウェアです。スケジュール管理、メッセージ機能、ファイルの共有、掲示板機能など多岐にわたる機能を持ち、円滑に業務が進むようにサポートします。
日常の業務プロセスを効率化するためのツールとして、多くの企業や団体で利用されていることが特徴です。
特に現代のビジネス環境では、テレワークや分散型のチームにおける業務連携を円滑に進めるための重要な役割を果たしています。適切に導入・活用することで、業務の生産性向上や情報の一元管理が期待できます。
▷グループウェアとは?種類や搭載されている機能・メリットを解説
グループウェアの市場規模
近年のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やテレワークの普及に伴い、多くの企業がグループウェアの導入や更新を検討しており、市場規模も急速に拡大しています。
特に、日本国内におけるグループウェアの市場は、多様なビジネスニーズに応える製品やサービスが展開されており、競争も激化していることが特徴です。市場の調査データによると、グループウェア市場の規模は数千億円を超えており、今後も継続的な成長が予想されます。
この成長の背景には、業務効率化やコミュニケーションの最適化を求める企業のニーズがあります。
[参照:株式会社富士キメラ総研「プレスリリース:『ソフトウェアビジネス新市場 2017年版』まとまる(2017/8/2発表 第17072号)」]
グループウェアの成長率について
DXの波やテレワークの急激な普及は、組織内のコミュニケーションや情報管理の重要性を一層高め、グループウェア市場は顕著な成長を遂げています。
統計データによると、グループウェアの市場は毎年約5.3%成長すると予測されており、このトレンドは今後も続くでしょう。
特にクラウド型のグループウェアサービスは、低コストでの導入や柔軟なカスタマイズが可能という利点から、その成長率はさらに高いといわれています。市場の拡大を背景に、新規ベンダーの参入や既存ベンダーの製品アップデートも活発に行われています。
[参照:株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」]
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シェアが高いグループウェアはクラウド型
グループウェアは、自社のサーバーに設置する「オンプレミス型」と、ネット環境があればどこからでも利用できる「クラウド型」の2種類があります。近年、ビジネスのデジタル変革が進む影響により、クラウド型のグループウェア導入が主流です。
株式会社富士キメラ総研が2022年に行った調査によると、グループウェアの市場規模は約2,679億円です。シェア率はクラウド型が約2,401億円で約89.6%、オンプレミス型は約278億円で約10.4%とされています。
従来のオンプレミス型に比べて、クラウド型は初期費用を抑えることができ、システムのアップデートやメンテナンスが容易です。また、いつでもどこでもアクセス可能なクラウド環境は、働き方の多様化にも対応しています。
このような背景から、Microsoft 365やサイボウズ Office、Garoonなど、クラウド型グループウェアのシェアは高まっています。クラウド型は企業の成長や変化に柔軟に対応できるため、、今後もシェアを拡大していくでしょう。
[参照:株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」]
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高シェアのおすすめグループウェア
ここからは、高シェアのおすすめグループウェアを4つ紹介します。
1.Microsoft 365
Microsoft 365は、Microsoftが提供するクラウドベースのサブスクリプション型サービスです。従来のOffice製品にOneDrive、Teamsなどのコミュニケーションツールやクラウドストレージが統合されています。
特に、Microsoft Teamsはビデオ会議が可能で、テレワークが普及する現代において急速に導入が進められています。
安全性や柔軟性、シームレスな統合が、Microsoft 365の強みとしてあげられます。また、定期的なアップデートにより、最新の機能やセキュリティ対策が提供されることも特徴です。
提供元 | Microsoft Corporation |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■個人および家庭向け
■一般法人向け
■大企業向け(年間契約)
|
機能・特徴 | マルチデバイス対応、Web会議、ビジネス チャット、写真やファイルの保存・共有・編集、外部システム連携、2段階認証プロセス、不正アクセス対策など |
URL | 公式サイト |
2.サイボウズ Office
サイボウズ Officeは、スケジュール管理、掲示板、ワークフロー、顧客管理など、多岐にわたる機能を持ち合わせています。
使い勝手の良さと高度なカスタマイズ性が特徴で、中小企業から大手企業まで、さまざまな規模の組織で採用されています。さらに、定期的なバージョンアップで新しい機能の追加や使いやすさの向上を実現し、ユーザーのニーズに応えてきました。
パスワードの有効期間の設定や2要素認証の設定機能などを搭載し、セキュリティ面での安心感もユーザーから高く評価されています。日本のビジネス文化や業務フローに適した設計が、多くの企業にとっての選択理由となっています。
提供元 | サイボウズ株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 月額
年額
※契約は5ユーザー以上から |
導入実績 | 約70,000社 |
機能・特徴 | スケジュール管理、タスク管理、報告書、ファイル共有、ワークフロー、タイムカード、掲示板など |
URL | 公式サイト |
3.Garoon
Garoonもサイボウズ社が提供するグループウェアの一つで、予定管理やコミュニケーション機能、ToDoリストやデスクトップリマインダーなど、幅広い機能を備えています。オンプレミス型とクラウド型のどちらも提供されており、ニーズに応じて選ぶことが可能です。
さらに、APIを通じてほかのシステムとの連携が容易である点も魅力です。これにより、既存の業務システムとの統合や、新たな業務フローの構築がスムーズに行えます。
データの自動バックアップや障害対策によって安全性にも配慮されており、企業の業務効率向上とともに、情報管理の信頼性も高められます。
提供元 | サイボウズ株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 月額
年額
※利用人数は10人から |
導入実績 | 7,000社 |
機能・特徴 | スケジュール管理、施設予約、ファイル管理、業務フロー、掲示板、コンタクト管理、ユーザー管理など |
URL | 公式サイト |
4.desknet's NEO
desknet's NEOは高いカスタマイズ性と拡張性を備えており、企業の業務効率の向上をサポートします。
メール、スケジュール、ワークフローなどの標準的な機能から、Amazonビジネス連携やSAML連携などの連携機能まで、組織の特定のニーズに合わせて追加機能を組み込むことも可能です。
特にワークフローシステムが強化されており、書式と経路の連動や柔軟な経路設定などによって、業務承認の流れやドキュメントの管理が効率的に行える点が評価されています。
セキュリティの面でも、SSLによる通信の暗号化やBASIC認証などの機能により、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられる構造です。さらに、システム障害や災害に備えて、サービス拠点とは別の遠隔地で定期的にバックアップを行うなど、大切なデータを守る対策も万全といえます。
提供元 | 株式会社ネオジャパン |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | クラウド版基本プラン:440円(税込)/月/1ユーザー スモールライセンス:43,780円(税込)/5ユーザー~ ※2年目以降は年間サポートサービス料が別途発生 エンタープライズライセンス:55万円(税込)/100ユーザー~ ※年間サポートサービス料込み |
導入実績 | 販売実績500万人以上 (※2023年8月時点) |
機能・特徴 | スケジュール、設備予約、議事録、来訪者管理、文書管理、ウェブメール、ワークフロー、回覧・レポート、電子会議室、プロジェクト管理、備品管理ほか |
URL | 公式サイト |
グループウェアのシェア率や今後の成長率を押さえておこう
グループウェアの導入は、企業の業務効率向上や情報共有の最適化に欠かせない要素です。
本記事で紹介したグループウェアはそれぞれの特色と強みを持っており、企業のニーズに合わせて選択することが大切です。シェア率を見ることで、どのグループウェアが現在の市場で支持されているかのヒントを得られます。
グループウェアに関する情報を常に更新し、適切な選択を行うことで、業務の質や効率をさらに向上させることができるでしょう。
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