【完全版】メルマガ施策の改善ガイド!担当者必見のチェックポイントとは?

記事更新日:2022/11/12

メール配信システム

@マークのオブジェ・メルマガのコンセプトイメージ

メルマガを配信しているものの、効果が上がらずに悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。件名や配信頻度など、さまざまな施策を手探りで進めている人もいるでしょう。本記事では、そんなメルマガ担当者に向けて、施策の改善方法を開封率・クリック率・解除率の3つに分けて解説します。

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メルマガの改善指標とは

メルマガの効果が思うように上がらない場合には、改善が必要です。ここでは、改善をする際に確認すべき3つの指標についてお伝えします。

(1)開封率

開封率は、送付したメルマガをどれだけの読者が開封してくれたかを示す数値です。メルマガを配信しても、読者が読んでくれなければ意味がありません。そのため、開封率はメルマガ配信において、もっとも改善が必要な指標です。

メール配信システムを提供しているBenchmark社が2020年に行った調査によると、業種別の平均開封率は以下の通りです。

業種 平均開封率
広告・マーケティング・デザイン 21.94%
コンサルタント・HR・人材 25.92%
保険 21.38%
小売・消費サービス 27.29%
テクノロジー・通信 25.33%
観光・エンターテイメント 26.86%

[引用:Benchmark Email「業種別・地域別(国別)平均メール開封率レポート【2022年版】」より]

平均開封率に比べて自社の開封率が低い場合は、改善の検討が必要です。

(2)クリック率

メルマガを受信した人のうち、何割がコンテンツ内のリンクをクリックしたのかを表すのがクリック率です。クリック率は、メルマガからどのくらいの効果が上がったのかを測る指標でもあるため、とても重要です。

メルマガの本文内にある商品購入や資料請求、アンケートなどのURLをクリックしてもらわないことには、メルマガの本来の目的は達成されません。メルマガ配信の効果を上げるためには、クリック率を上げることが急務です。

Benchmark社による調査結果によると、業種別の平均クリック率は下表の通りです。2020年の調査ではおおむね3%台となっています。

業種 平均クリック率
広告・マーケティング・デザイン 3.35%
コンサルタント・HR・人材 3.23%
保険 2.58%
小売・消費サービス 3.42%
テクノロジー・通信 3.26%
観光・エンターテイメント 3.36%

[引用:Benchmark Email「業種別・地域別(国別)平均メール開封率レポート【2022年版】」より]

(3)解除率

解除率とは、配信数に対して配信停止を選択したユーザーの割合です。つまり、自社のメルマガを不要だと判断した、ユーザーの数を表しています。

メルマガの解除は、「特定電子メール法」という法律で、簡単に解除ができる仕組みにすることが定められています。そのため、解除率を下げるために、わかりにくい解除方法を用いることは避けなければなりません。

前掲の調査内容を見ると、平均解除率(平均配信停止率)はおおよそ0.1%~0.2%となっています。100%解除されないメルマガはないという前提で、業種別の平均値と比較しながらメルマガ施策を推進しましょう。

業種 平均配信停止率
広告・マーケティング・デザイン 0.16%
コンサルタント・HR・人材 0.18%
保険 0.10%
小売・消費サービス 0.16%
テクノロジー・通信 0.22%
観光・エンターテイメント 0.18%

[引用:Benchmark Email「業種別・地域別(国別)平均メール開封率レポート【2022年版】」より]

メルマガの開封率を改善するには?

メルマガの開封率を上げるには、どのような点を改善すれば良いのでしょうか。ここでは、有効なポイントを5つご紹介します。

(1)件名の文字数は14~15文字まで

メルマガの件名の文字数は、14~15文字までにしましょう。これはメーラーの受信一覧に表示されるときに、件名をすべて表示させた方が良いからです。

パソコンの場合には、多くのメーラーで件名欄に30文字以上表示できますが、スマートフォンの場合、機種やメールアプリによっては15文字程度です。そのため長すぎる件名だと、表示される部分が一部になり、どんな内容なのかが把握できずに削除される可能性が高くなります。

多くのユーザーは最初の10〜15文字程度で開封/未開封を判断するともいわれているので、適度な文字数を心がけることが、開封率の改善につながると考えられます。

(2)開封したくなるキーワードを件名に入れる

件名にユーザーが開封したくなるキーワードを入れることも、有効な改善方法です。具体的には、以下のようなものです。

限定型 『今だけ』『先着〇名様』『期間限定』など
緊急型 『もうすぐ終了』『売り切れ間近』など
お得型 『ポイント還元』『無料プレゼント』など
情報型 『〇〇のポイント』『知らないと損をする』など
簡易型 『1分でわかる』『今さら聞けない』など

ただし、大げさな件名にならないように注意が必要です。件名と内容が一致しなければ、ユーザーは不信感を持ちます。あくまでも興味を惹くための手法であることを理解した上で、メルマガ施策に生かしましょう。

(3)差出人の名前を担当者に設定する

差出人の名前の設定も開封率を左右する要素の1つです。見覚えのないメールアドレスや差出人のわからないメールは、迷惑メールとして扱われてしまうことが多くなります。

ユーザーに警戒心を与えないようにするため、差出人の名前を担当者に設定することがポイントです。企業名やサービス名よりも担当者名の方が、私信に見える効果があります。特に個別営業などの場合は、効果が見込めるでしょう。

(4)ターゲットに合わせた配信時間にする

配信時間の工夫も、大切な改善ポイントです。メルマガの配信時間は、ターゲットに合わせたものにしましょう。ユーザーがメールを確認する時間帯について、以下のような調査結果が報告されています。

1位 2位 3位
仕事用メールアドレス 12:00~15:00 ~9:00 10:00~11:00
プライベート用メールアドレス 21:00~23:00 19:00~21:00 12:00~15:00

[引用:Benchmark Email「メールマガジン購読状況調査 2021年度版」より]

近年はパソコンではなく、スマートフォンでメールの確認をしている人が大多数です。BtoBかBtoCか、学生か社会人かなど、ユーザーにはさまざまな生活スタイルがあります。

詳細なペルソナを設定し、ターゲットとなるユーザーの生活スタイルを考えることが最初のステップです。メールの開封率が上がる時間帯や曜日を狙って、配信を行いましょう。

(5)迷惑メールに入らないようにツールを使用する

せっかく工夫を凝らしたメルマガを配信しても、相手先のメールサーバーに迷惑メールとみなされてしまうと、成果は得られません。

迷惑メールに入らないようにするために、配信専用ツールの利用がおすすめです。専用ツールを使うことで、相手先のメールサーバーのルールに準拠したメルマガが送信できたり、送信元アドレスの安全性などが証明できます。

メルマガのクリック率を改善するには?

次に、メルマガのクリック率を改善する方法を確認していきましょう。

(1)リンクの設置場所や設置方法をABテストしてPDCAを回す

メルマガ内のリンクの設置場所や設置方法について、ABテストを行いながら、PDCAサイクルを回すことがポイントです。魅力的な内容のメルマガでも、リンクの設置場所がわかりにくいと、クリック率は上がりません。

  • URLをそのまま貼り付ける
  • 画像をクリックする
  • バナーやボタンをクリックする

など、いくつかのパターンを一斉配信し、より効果の高かったパターンを採用します。設置場所についても、冒頭・文中・文末など、複数のパターンを組み合わせて効果測定を行うのがおすすめです。

(2)セグメントに合わせた内容を配信する

年齢・性別・購買履歴・サービスの利用頻度などによって、ユーザーの目的は異なります。セグメント配信は、ユーザーを条件別にグループ分けし、それぞれのニーズに合った内容のメルマガを配信する手法です。

ユーザーのニーズに寄り添った内容のメルマガが配信できるため、クリック率の向上が期待できます。セグメント配信の精度を高めるには、顧客リストの整理や精査も重要です。

(3)HTMLメールを使用する

メールにはテキストメールとHTMLメールの2種類があります。文字だけのテキストメールと異なり、HTMLメールには、以下のようなメリットがあります。

  • Webサイトのような見栄えが実現できる
  • メール配信の成果の効果測定ができる
  • テキストメールよりもコンバージョン率が上がる

HTMLメールは、画像の埋め込みやボタンデザインなどができるため、テキストメールよりもクリック率が高くなる傾向にあります。

ただし、HTMLメールの作成には専門知識が必要なため、スキルがない場合には簡単に作成できる専用ツールの利用も検討してみましょう。

(4)コンテンツの種類を変更して配信する

コンテンツの種類を変更しながら配信することも、クリック率を上げるポイントです。毎回同じような内容や宣伝色の強い内容では、ユーザーに避けられてしまいます。それが続くようだと、配信解除や迷惑メールに振り分けられてしまうでしょう。

商品・サービスの導入事例、ニュースコラム記事の配信など、バリエーションを増やしてユーザーを飽きさせないことが大事です。

メルマガの解除率を改善するには?

メルマガの解除は営業先や見込み顧客を失うことにつながるため、最小限に抑えなくてはなりません。ここでは、解除率を改善する3つの対策をご紹介します。

(1)配信頻度を減らす

2021年にBenchmark Japanが行った「メールマガジン購読状況調査 2021年度版」では、メルマガを配信解除する理由として以下のようなケースが報告されています。

解除理由 割合
内容に興味がない 38.8%
配信数が多すぎる 33.1%
配信を希望しない 12.9%
読みづらい 8.8%
その他 6.4%

[出典:Benchmark Email「メールマガジン購読状況調査 2021年度版

この調査結果からもわかるように、配信の頻度が多いという理由で、33.1%もの人がメルマガを解除しています。

あまりにも配信頻度が多いとユーザーは煩わしいと感じ、内容に関係なく登録を解除してしまう傾向にあるようです。配信の頻度を減らすことで、解除率が改善できる可能性は十分にあるので、自社のメルマガ配信回数を見直すことも検討してみましょう。

(2)解除フォームにアンケート(任意回答)を付ける

メルマガの改善を行うために、解除フォームに任意回答のアンケートをつけるのも良いでしょう。自由記入ではなく、選択方式にすることで回答率が上がります。

  • 間違って購読申し込みをした
  • 配信の頻度が多い
  • 内容に興味がない
  • 読みづらい

など、配信解除の理由として当てはまりそうな選択肢を準備し、回答を促しましょう。ユーザーの生の声を収集することで、メルマガの改善点が見つかるはずです。

(3)読者目線のメルマガを配信する

メルマガの内容は、読者目線であることを心がけましょう。先ほどお伝えした、Benchmark社の調査でも報告されているように、配信解除の理由は「内容に興味がない」が1位です。約4割のユーザーが自分に関係がない、もしくは興味のないメルマガを配信解除しています。

自社の商品やサービスのアピールだけに意識を向けてしまうと、本当に読者が求めていることを見失ってしまいます。読者が何を知りたいか、どんな情報を必要としているかを考えたコンテンツ作りを心がけましょう。

メルマガ改善のチェックポイントリスト

ここまで、メルマガ改善のチェックポイントをお伝えしてきました。次のチェックリストを使って、自社のメルマガに改善すべき点がないかを確認してみましょう。

項目
①件名の文字数は14~15文字になっているか
②開封したくなるようなキーワードが件名に入っているか
③差出人の名前が担当者名・社名などになっているか
④ターゲットに合わせた配信時間になっているか
⑤迷惑メールにならないよう対策を講じているか
⑥リンクの設置場所や設置方法についてABテストを行っているか
⑦セグメント配信が実施できているか
⑧HTMLメールを利用しているか
⑨コンテンツはマンネリ化していないか
⑩配信頻度は適切か
⑪解除フォームにアンケートを設置しているか
⑫メルマガ配信に関するPDCAサイクルはきちんと回っているか

メール配信システムを導入すべき理由

メール配信システムは、メールマーケティングを効率的に行えるツールです。メールの配信に関する時間や手間を大きく削減し、より効果的なメール配信業務が可能になります。

メール配信システムのメリットには、以下のようなものがあります。

  • 大量の一斉配信を効果的に行える(スパム判定を避けることが可能)
  • HTMLメールを簡単に作成できる
  • セグメント配信ができる
  • メール配信に関する効果測定ができる
  • リストクリーニングが自動でできる
  • セキュリティ対策が簡単にできる

メール配信システムの機能には、コスト削減ができるものが多くあります。専門的な知識がない担当者でも、簡単に効果的なメルマガ配信ができるでしょう。

導入に費用がかかりますが、現状の人件費や工数を考えると、高い費用対効果を得られるケースもあります。コストを削減しながらより効果的なメルマガ配信を目指すためにも、配信システムの導入を検討しましょう。

目標を立てて徐々にメルマガを改善していくことが大切

メルマガの効果を上げるためには、開封率・クリック率・解除率を指標にして、改善を繰り返す必要があります。ここで紹介した改善のポイントを参考にして、ぜひ取り組んでください。

ただし、一度の改善策ですぐに大幅な効果が出るわけではありません。それぞれの指標に目標を立てた上で、徐々に改善していくことが大切です。そして、より効率的で効果的なメルマガ配信を行うために、メール配信システムの導入も検討してみましょう。

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