オンライン商談ツールとWeb会議システムの違いは?機能やメリットを比較

最終更新日時:2023/03/06

オンライン商談ツール

オンライン商ツールとWeb会議の違い

営業や会議で活用されているオンライン商談ツールとWeb会議システム。双方非対面でのやり取りが可能ですが、他の違いは何か疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。本記事ではオンライン商談ツールとWeb会議システムの違いを、機能やメリットとあわせて解説します。

オンライン商談ツールとWeb会議システムの違い

オンライン商談ツールとWeb会議システムの違いを解説します。Web会議システムは、インターネット回線を用いて会議をおこなうことを目的としたシステムです。

一方、オンライン商談システムは、電話回線を用いるシステムで営業活動をする際に用いられます。また、「オンプレミス型」「クラウド型」「ブラウザ型」の3つのタイプがあり、自社もしくは提供会社のサーバーを利用するかの違いで、選択肢が変わります。

オンライン商談ツールとWeb会議システムの機能・メリットを比較

オンライン商談ツールとWeb会議システムの機能・メリットを比較し、表にまとめたので、参考にしてみてください。


Web会議システムオンライン商談システム
デバイスあらゆるデバイスに対応
あらゆるデバイスに対応
導入費用無料割高
資料共有双方向での資料共有向き
一方向での資料共有向き
対応規模
数百人が同時に参加可能
大規模な会議・イベント向き
基本的に1対1の参加
商談向き
招待方法インストール必要インストール不要
機能性シンプル機能が豊富
参加場所どこからでも利用可能どこからでも利用可能
音質・画像・通信速度音声・映像もインターネット回線で送受信音声は電話回線で
映像のみインターネット回線

オンライン商談ツールとWeb会議システムの共通点

オンライン商談ツールとWeb会議システムの共通点を5つ紹介します。利用シーンや搭載されている機能が異なりますが、どちらにも共通した点として、「業務の効率化」があげられます。

  • 移動時間の削減
  • 資料作成の必要がない
  • 1日の商談数の増加
  • 日程調整が容易
  • 録音録画機能の活用

場所を問わずに開催できて移動時間を削減できる

パソコンやスマートフォンなどのデバイスとインターネット環境があれば、営業先や商談先へ出向かなくても会議を開催できます。

これまでは遠隔地の顧客を新規顧客を獲得するのは難しく、営業をおこなったとしても利益を獲得できるとは限りませんでした。しかし、システムを活用することで移動時間と交通費の削減になり、商談設置のハードルが低くなったことは大きなメリットといえるでしょう。

資料の印刷が不要でペーパーレス化につながる

対面で実施する商談だと資料を人数分作成したり、紙で印刷した後はまとめるといった準備が必要でした。しかし、オンライン商談やウェブ会議システムでは、事前に作成した資料をシステム上で共有ができるので、資料作成の簡略化が可能でペーパーレス化につながり、用紙や印刷コストの削減にも効果的です。

システムには高いセキュリティ機能が搭載されているので、情報漏えいを防ぐことにも役立ちます。

日程調整がしやすく商談設置数を最大化できる

会議のURLを共有するだけで顧客と商談ができるので、当日またはその翌日に会議を実施できます。対面の商談では、移動時間を考えると1日におこなえる商談数は数件が限度でしたが、日程調整がしやすくなったことで移動時間を考える必要がありません。

1日に可能な商談数が増えると、成約率の向上も見込めます。パソコン上の画面上で顔を合わせながら話し合うので、対面と比べると緊張せずに話を進めることができるのもメリットの1つです。

商談の様子を録画できる

オンライン商談ツールやウェブ会議システムといったサービスには「録画機能」が搭載されています。録画をしておくと、後で発言や言質を確認したり、復習の研究資料として商談スキル向上にも役立つのです。

さらに、社内にナレッジ共有する際にも有効活用できます。他の社員がベテラン社員の商談のノウハウを把握できると、社内全体の営業スキルの品質が向上し、商談獲得数の向上にも期待ができるでしょう。

おすすめのオンライン商談ツール

おすすめのオンライン商談ツールを4つ紹介します。それぞれの機能や料金等もご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

bellFace

bellFaceは、使用するデバイスとブラウザが無制限であり、顧客側のインストールが不要のため、スムーズなオンライン商談を実現できるのがポイントです。

デジタル名刺での自己紹介機能が搭載されていたり、商談の契約に必要な電子契約サービスなどと連携できたりするので、営業業務の効率化にも優れています。

提供元ベルフェイス株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン

要問い合わせ
※利用IDに応じて変動

機能・特徴かんたんSMS接続機能、録音録画機能、デジタル名刺の自己紹介機能、共有メモ機能、組織管理機能、トークスプリクト機能など
URL公式サイト

VCRM

VCRMは、商談だけではなく、社内ーティングや採用面接といったシーンにも活用できるツールです。ユーザー数の制限もなく、1ルームあたり5 ,000円(税込)/月〜と低価格のため、ランニングコストをおさえながら導入しやすいといったメリットがあります。

企業のスムーズな導入・運営サポートを目的とした、レクチャーやコンサルティングと支援をおこなっているので、オンライン商談の使用がはじめてでも安心して相談できます。

提供元KnowledgeSuite
初期費用10万7800円
料金プラン月額5,500円(税込)/1ルーム〜
※1ルーム追加するごとに+5,500円(税込)
機能・特徴画面のリアルタイム共有、資料の共有、録画機能、ロート機能、非公開商談メモ機能、最大10人まで同時通話可能、Web通話切り替え可能など
URL公式サイト

B-Room

B-Roomは、自社と顧客ともに、インストールの不要がないオンライン商談ツールで、導入に手間がかかりません。マニュアルがなくても誰もがすぐに使えるサービスを目指し、わかりやすい画面や直感的に操作がしやすい点が特徴的です。

商談の接続方法には2通りあり、メールアドレスを知らない新規顧客には「URL接続」を使用したり、URLやメールアドレスを閲覧できない状況には「ワンタイムパスワード接続」といった状況に合わせて選ぶことができます。

提供元株式会社Bloom Act
初期費用要問い合わせ
料金プラン1ルーム:35,000円/月
3ルーム:69,000円/月
20ルーム:40万円/月
※100ルーム以上の場合、特別プランあり
機能・特徴4拠点接続、Web上での名刺交換可能、プレゼンモード機能、トークスクリプト機能、ワンクリックで資料の受け渡し可能、AIによる音声自動議事録、チャット機能など
URL公式サイト

ビデオトーク

ビデオトークには、位置情報送信機能が搭載されており、事故現場や自動車の故障といった状況で位置情報の共有ができるので便利です。商談終了後の画面にテキストやURLを表示させることができるので、事前に商談中に関してのアンケートを誘導する際に利用できます。

提供元NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴カメラ撮影送信機能、リモートスクリーンショット機能、位置情報送信機能、通話状況レポート機能、通話終了画面カスタマイズ機能など
URL公式サイト

おすすめのWeb会議システム

おすすめのWeb会議システムを4つ紹介します。無料で利用可能なサービスが多いですが、プランをアップグレードすると機能性が向上し、業務の効率化にもつながるので参考にしてみてください。

Zoom

Zoomは、教育現場からオンライン商談まで幅広いシーンに活用できるだけでなく、無料で使用できるのもおすすめポイントです。プランをアップグレードすると、商談中のチャット履歴を残すことができます。

また、パソコン・スマホ・タブレットなどのあらゆるデバイスにも対応しており、商談に参加するユーザーはアカウント登録をする必要がないので、顧客側に商談の提案をしやすいです。

提供元Zoomビデオコミュニケーションズ
初期費用要問い合わせ
料金プラン基本:無料
プロ:20,100円/年
ビジネス:26,900円/年
ビジネスプラス:31,250円/年
導入企業数世界75万以上の企業や組織
機能・特徴ワンクリックで会議参加可能、ユーザー一覧表示、会議室のロック機能、Web会議をそのまま録画可能、資料共有など
URL公式サイト

Microsoft Skype

Microsoft Skypeは、商談のレコーディング中に利用できるリアルタイム字幕機能があり、商談内容を後から見返しやすく便利です。あらゆるデバイスに対応しており、プライベートから採用面接・オンライン商談といったシーンで柔軟に活用することできます。

基本的に無料で使用できますが、スマートフォンや固定電話等にも接続が可能なうえ、Skypeのサブスクリプションサービスを契約すると、特定の通話先に格安料金で発信することも可能です。

提供元Microsoft
初期費用要問い合わせ
料金プラン基本無料
※Skypeからモバイル・固定電話に発信する場合のみ別途料金が発生します
機能・特徴スマホ・タブレットなどデバイスからでも参加可能、チャット履歴にいつでもアクセス可能、通話の記録(最大30日間保管可)、背景ぼかし機能、画面共有機能など
URL公式サイト

Google Meet

Google Meetは、Googleアカウント所有者であれば誰でも利用することができ、他のGoogleサービスと連携することで、業務の効率化にもつながります。たとえば、顧客にメールで商談URLを自動送信してくれたり、カレンダーに予定を組んだりすることができ便利です。

提供元Google LLC
初期費用要問い合わせ
料金プランBusiness Starter:748円(税込)円/月
Business Standard:1,496円(税込)/月
Business Plus:2,244円(税込)/月
Enterprise:要問い合わせ
機能・特徴500人まで招待可能、スマホ・タブレットなどのデバイスからでも参加可能、レイアウトの自動切り替え機能、スケジュール設定機能など
URL公式サイト

オンライン商談ツールとWeb会議システムの違いを理解し活用しよう

オンライン商談ツールとWeb会議システムは似ているようで、使用する回線や利用シーンが異なるので、業務内容の目的に合わせて、どちらのシステムが自社に優れているか検討していくことが大切です。

オンライン商談ツールとWeb会議システムの共通点は、業務の効率化を実現できるのが強みです。ぜひ、今回ご紹介したシステムの違いや、おすすめのサービスを参考にして導入し、業務の効率アップをしていきましょう。

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