SFAの平均費用はどれぐらい?主な営業支援システムの価格を徹底比較!
昨今ビジネスにおける重要性が上がってきているSFAですが、SFAにかかる導入費用や月額費用はどれくらいなのでしょうか。本記事では、初期費用・月額費用の平均額や、おすすめSFAをプランごとの料金表付きで紹介します。3つの価格帯に分けてSFAの特徴も記載しているので、導入時の参考にしてください。
目次
SFA(営業支援システム)とは
SFAは企業の営業プロセスを可視化し、営業活動の効率化を図るシステムです。顧客ごとに担当者の連絡先・商談状況・過去のやりとりをSFA上に管理し、営業活動での無駄を削減します。
「訪問不足のため顧客との関係が深まっていない」、「別の顧客に時間を回すべき」など、データに基づく客観的な意見を得られる点が特徴であり、優先順位が高い顧客から積極的に商談を重ねる営業戦略にモデルチェンジを図れます。
さらに、SFA上で見積書・週報・経費精算書などの書面作成ができるため、商談間の空き時間を有効に活用できるだけでなく、デスクワークの時間が取れずに見積書の発行が遅れ、チャンスを逃してしまうといった課題も解決できるでしょう。
また、案件規模・受注確率・課題など、商談状況を可視化できる点もSFA導入のメリットです。契約受注のためのデータを一元管理できるため、営業マンが注力するべき案件の優先順位が明確になり、迅速な行動が可能になるのです。
行き詰まった場合でも上司が商談状況をSFA上で確認できるため、素早いフォローが期待できます。契約受注後はSFA上で成功事例を共有できるため、部署全体の活性化にもつなげられるでしょう。
SFAの基本機能とその他機能について、以下の表にまとめました。参考にご活用ください。
表:SFAの基本機能
機能 | 内容 | 期待される効果 |
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顧客管理 |
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案件管理 |
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商談管理 |
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プロセス管理 |
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売上管理 |
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表:その他機能
機能 | 内容 | 期待される効果 |
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スケジュール管理 |
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タスク管理 |
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ワークフロー (作成~承認) |
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分析・集計・出力 |
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SFAの平均費用はどれぐらい?
SFAの導入や運用にかかる平均費用は、システムや機能によって異なるのが現状です。
月額利用料金は最低利用人数を設定しているベンダーも多く、ランニングコストと利用できる範囲のバランスは、SFAのコストパフォーマンスを比較する際の大きなポイントになります。また、カスタマイズ費用は特別な設定が必要にならない限りは発生しないのが一般的です。
(1)初期費用
無料で利用できるSFAもある一方、数万円以上の初期費用がかかるSFAも存在します。
初めてSFAを導入する場合は使い勝手を確認するため、無料プランが用意されているSFAを利用するのもひとつの選択肢です。
(2)月額費用
SFAの月額料金は、主にユーザー利用料金+基本料金+サポート費用などがかかります。
ユーザー利用料金だけでも、1ユーザーから使えるプランや、10名まで利用可などの使用人数の上限が決められているプランまでさまざまあり、料金も数千円〜10万円を超える料金プランまでの広い価格幅となっています。そのため、必要な機能の見極めは、慎重に行うべきといえるでしょう。
また、基本料金やサポート費用は非掲載としているベンダーが多く、価格の詳細を把握するためには、見積書の提示を依頼する必要があります。
(3)その他カスタマイズ費用
SFAに搭載している機能以外に追加予定が無ければ、基本的にカスタマイズ費用は発生しません。ただし、グループウェア・CRM・MAなど、外部サービスと連携強化を図る場合は、カスタマイズ費用が発生するケースもあります。導入前に社内で必要な機能を共有してから選定作業を進めると良いでしょう。
価格帯別のSFAの特徴
SFAは価格帯によって3種類に分類できます。
- 高費用で高機能なSFA
- 中間的な機能・価格のSFA
- 機能を絞りリーズナブルなSFA
高費用で高機能なSFAは資金的に余裕があり、SFAのノウハウがある企業向けといっていいでしょう。そして、最も使いやすいのが中間的な機能・価格のSFAで、中小企業〜大企業まで幅広い企業で利用されています。
ただし、初めてSFAを利用する場合、もしくは業務のシステム化に慣れていないといったケースでは、リーズナブルなSFAをおすすめします。
(1)高費用で高機能なSFA
営業活動の効率化に加え、顧客との関係強化やマーケティング戦略にも役立てられる点が特徴です。各機能の連携強化によって顧客満足度を高め、売上拡大を実現できます。新たな商品・サービスの開発を求められるメーカー向けのサービスです。
ただし、SFAに関して理解が乏しい場合は機能を十分に使いこなせず、高額な費用に見合うパフォーマンスや結果が得られないことがあります。導入を検討する際は、まず無料トライアルを利用し、SFAのどの機能が自社に必要かを把握しておくことをおすすめします。
(2)中間的な機能・価格のSFA
顧客管理・商談管理・売上管理など、営業活動の効率化に向け必要な機能を搭載した、コストパフォーマンスに優れたSFAです。ユーザー利用料金も月額1ユーザー数千円と比較的低コストに設定されており、多くの企業で有効活用が望めます。
ただし、ここに分類されるSFAは種類が多岐に渡るため、どのSFAを導入するべきか迷ってしまうこともあるでしょう。導入前に自社でどのような課題を抱えており、SFAでどんな目標を達成したいか明確化することが重要です。
(3)機能を絞りリーズナブルなSFA
ランニングコストを最小限に抑えられるSFAです。1ユーザーあたり数百円で利用できるシステムもある他、SFAによっては無料プランも用意されています。
高機能SFAと比べると使える機能は少ないものの、顧客管理や案件管理など、営業活動を効率化するための基本的な機能は搭載しています。まずは、SFAの機能性を把握したいという目的であれば十分な機能といえるでしょう。
選択したSFAが自社と合わなかったとしても最小限の投資で済むため、金銭的な負担が少なく、予算を確保しやすい点もメリットです。
主要なおすすめSFA10選【プラン別の料金表付き】
ユーザーから評価が高いSFAを10個紹介します。
- Salesforce Sales Cloud
- intra-mart DPS for Sales
- UPWARD
- eセールスマネージャーRemix Cloud
- Freshsales Suite
- pipedrive
- ネクストSFA
- Microsoft Dynamics 365
- Senses
- GENIEE SFA/CRM
一つひとつ特徴を解説します。
(1)Salesforce Sales Cloud
世界No.1のシェアを誇るSFAです。世界中で15万社以上が導入をしており、日本企業では、大手旅行会社やIT企業、食品メーカーなど、幅広い業界の企業がSales Cloudを利用しています。特徴はCRMとSFAの要素を兼備した多機能性です。
過去の商談履歴・顧客情報・顧客別の商談状況など、営業活動に必要な情報は全てシステム上に保存されています。Facebook・Twitter・LinkedInなど、SNSを顧客先が利用している場合はアプリに投稿された内容を読み込み、今後の営業戦略に活用することも可能です。
また、ワークフローの自動承認機能によって、無駄な残業時間を削減できます。商談の隙間時間に経費精算、残業・有給申請など、承認申請が完結できるため、限られた時間を有効に活用することで、仕事の生産性を高められます。
顧客から急いで見積書や提案書を欲しいと依頼された場合もすぐに対応できるようになるため、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
#1: 料金表
料金プランは以下の4種類から選べます。
最もユーザーに利用されているプランであるEnterpriseでは、顧客管理・売上予測・ワークフローの自動化など、営業活動の効率化と受注率向上に必要な機能が全て利用可能です。さらに、見積書・注文書・契約書の発行などの機能により、バックオフィス業務の効率化も望めるでしょう。
Unlimitedプランでは、オンラインでのサポート・カスタムアプリケーションの開発・カスタムオブジェクトの作成の他、制限無くサポートを得られます。
Essentials | Professional | Enterprise | Unlimited | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 3,300円 | 9,900円 | 19,800円 | 39,600円 |
顧客管理 |
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売上予測 | × |
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価格設定 見積書作成 請求書処理 | × |
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プロセスの自動化 |
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*価格は全て税込価格。
(2)intra-mart DPS for Sales
Excelで保管していたデータと名刺データを最大限に活用できるSFAです。前者はExcelで作成していたデータ引き継ぎ、移行の手間を削減します。SFA上にはリアルタイムでの情報が反映されており、Excelデータと連動したオリジナル帳票も作成可能です。
帳票作成にプログラミングの知識は必要ありません。また、モバイルアプリから名刺データをSFA上に取り込み、営業活動と紐づけた活用ができます。
#2: 料金表
コストパフォーマンスに優れたプランは、パブリッククラウドです。初期費用やシステム構築費が不要な上、メンテナンスやアクシデント時の対応もベンダーに任せられるため、自社で管理・運用を行う必要がありません。
また、セキュリティレベルやカスタマイズの自由度を高めたい場合は、プライベートクラウドがおすすめです。オンプレミスに関しては、社内にITスキルに優れた人材がいない場合、運用が困難となることもあるため注意しましょう。
クラウド(パブリッククラウド) | プライベートクラウド | オンプレミス | |
---|---|---|---|
ライト | 2,750円 | 1,650円 | 33,000円 |
フル | 4,950円 | 3,850円 | 110,000円 |
無料プラン | あり(5日間利用可能) | あり(5日間利用可能) | 問い合わせ |
システム構築費用 | なし | 302,500円~ | 1,100,000円~ |
初期費用 | なし | 要相談 | 要相談 |
メンテナンス代 | なし | なし | ライト:6,600円/年フル:22,000円/年 |
購入可能単位 | 1ユーザー | 1ユーザー | 1ユーザー |
最低ユーザー数 | 10ユーザー※フルプラン対象 | 10ユーザー※フルプラン対象 | 10ユーザー※フルプラン対象 |
最低利用期間 | 1年 | 1年 | 無制限 |
*価格は全て税込価格。
表:クラウドとオンプレミスの比較
クラウド(パブリッククラウド) | プライベートクラウド | オンプレミス | |
---|---|---|---|
メリット |
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デメリット |
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(3)UPWARD
営業活動の効率化を目指したSFAです。GPS機能によってスマートフォンに取引先の場所を表示し、最短での訪問ルートを表示します。また、位置情報から活動時間を自動記録・検知し、商談内容をワンタップで報告可能です。
煩雑な入力作業の負担を軽減し、コア業務に集中できる環境を整えます。
主な機能
- 顧客管理
- 地図表示
- ルート検索
- 自動チェックイン・チェックアウト
- かんたん報告
- Salesforceとの連携
#3: 料金表
ENTERPRISEは大手企業に特化したカスタマイズ仕様のため、基本的にはSTARTERかSTANDARDのいずれかのプランとなります。STARTERプランでシステムの特徴や使い勝手に慣れてから、STANDARDに移行するのもいいでしょう。
STARTER | STANDARD | |
---|---|---|
料金 | 1ユーザー:2,420円/月 | 1ユーザー:6,050円/月 |
利用可能な機能 |
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*価格は全て税込価格。
(4)eセールスマネージャーRemix Cloud
大手電機メーカーや大手ガス会社など、5,500社以上が導入する国産のSFAです。定着率95%の数字からも分かるように、ユーザーから高い評価を得ています。eセールスマネージャーRemix Cloudの特徴は、豊富な機能性と充実のサポート体制です。
一度の活動報告で顧客情報・案件情報・実績管理表など、各種データが登録され、商材ごとに個別管理が可能です。そのため、幅広い商品を扱う商社や販売代理店の営業でも細かい管理が実現するでしょう。
一方、サポート体制は導入・稼働・定着の3段階で直面する課題に対し、担当アドバイザーが柔軟な対応を行います。集合型研修の実施や支援サイトの設立を行い、システムへの理解を深めるための取り組みも実施しています。
#4: 料金表
料金プランは3種類用意されています。顧客管理・案件管理・商談登録を活用するためには、スタンダードプランを利用しなくてはいけません。ナレッジシェアの場合は案件情報や商談登録を行えず、参照のみの利用に留まります。
また、名刺のデジタル化やマップライセンスなど、自社の営業スタイルに合わせてオプションを追加できます。
表:料金プラン
スケジュールシェア | ナレッジシェア | スタンダード | |
---|---|---|---|
月額料金 | 3,000円/1ユーザー | 6,000円/1ユーザー | 11,000円/1ユーザー |
顧客管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
タイムライン | 〇 | 〇 | 〇 |
Excel連携 | 〇 | 〇 | 〇 |
スケジュールTODO管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
日報週報 | × | 〇 | 〇 |
月間行動予実 | × | 〇 | 〇 |
案件管理 | × | △ | 〇 |
商談登録 | × | △ | 〇 |
表:オプション各種
名刺デジタル化 | マップライセンス | リーダーライセンス(閲覧のみ) | オーサーライセンス(作成・編集・閲覧) | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 35円/枚 | 1,000円/ユーザー | 1,900円/ユーザー | 3,500円/ユーザー |
内容 |
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(5)Freshsales Suite
AIを活用したデータ分析と業務自動化が特徴のSFAです。データ分析では、見込み客との商談データをAIによって分析し、受注までの課題や購買意欲の高さを可視化できる点がメリットです。購買意欲の高い見込み客へ集中して営業活動を行う体制を確立し、売上拡大を実現します。
一方、業務の自動化ではトランザクションメール・ワークフロー・AI搭載予想コンタクトなど、時間を要するメールや書類作成が自動化でき、営業担当者の業務負担を軽減できます。
#5: 料金表
料金プランは以下の4種類です。目的に応じてプラン選択のポイントは異なります。これからインサイドセールスを始めようとしている企業であれば、SFAやインサイドセールスに関しての知見を深める目的でFreeプランを選択するのもおすすめです。
一方、営業活動の効率化を目的とする企業は、顧客管理の最適化を目指すJourney Builderやワークフローを搭載したGrowthプランが良いでしょう。営業部署が複数存在する場合はProプランを選択し、売上拡大を目指してください。
ちなみに、EnterpriseはSFAの知識や資金が豊富な大企業向けのプランとなっています。
Free | Growth | Pro | Enterprise | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | 15ドル(約1,787円) | 39ドル(約4,647円) | 69ドル(約8,221円) |
主な機能 |
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(6)pipedrive
世界179カ国、約95,000社以上の企業が導入しているユーザー満足度の高いSFAです。特徴はUI(ユーザーインターフェース)の視認性の高さといった優れたデザイン性にあります。
シンプルなデザインで案件の進捗状況や課題をすぐに把握でき、期限が近づくとリストの上位に案件が自動表示されるため、対応漏れのリスクを最小限に抑えることが可能です。
また、取引先へのメール・見積書作成・契約書締結など、ルーティンワークをワークフローオートメーションによって自動化し、営業活動の効率化を図れます。
そして、データの暗号化・アクセス制限・バックアップ機能など、セキュリティ対策も高いレベルで講じています。
主な機能
- パイプライン管理
- ワークフローオートメーション
- WEBフォームの作成
- レポート
#6: 料金表
4つの料金プランをまとめました。なかでも、利便性と安全性を兼備したプランとして、Professionalプランが推奨されています。
表:料金プラン比較
Essential | Advanced | Professional | Growth | |
---|---|---|---|---|
料金 | 1,800円/1ユーザー | 3,600円/1ユーザー | 7,200円/1ユーザー | 120,000円/1ユーザー |
内容 |
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(7)ネクストSFA
使いやすさを追求したSFAです。インサイドセールス・アウトバウンドセールス・ルートセールスなど、多様な営業手法に対応できるよう豊富な機能を搭載しています。
例えば、アプローチ管理機能で自社営業マンとのダブルブッキング回避できる他、管理機能によって商談内容を記録し、今後の営業戦略に反映します。
また、案件管理の入力項目は、ドロップ&ドラッグで自由にカスタマイズ可能。さらに、free・マネーフォワード・チャットワークなど、多くの外部サービスとも連携しており、バックオフィスの効率化も実現できます。
そして、データ移行・初期設定・マニュアル作成などのサポートを無料で実施しており、導入後も安心して利用できます。
#7: 料金表
ネクストSFAは1プランのみのシンプルな料金体系です。基本利用料に10ユーザー分の利用料金が含まれており、10人で利用する場合は50,000円で利用できます。初期費用やサポート費用も掛からないため、予算が限られている企業にも導入しやすいSFAです。
表:料金プラン
初期費用 | 基本利用料 | ユーザー利用料 |
---|---|---|
0円(サポート費用含む) | 55,000円/月 (10ユーザー分の利用料金含む) | 4,400円/月 |
*価格は全て税込価格。
(8)Microsoft Dynamics 365
Microsoft社が提供する高機能・高価格SFAであり、AIを活用した高精度のデータ分析が特徴です。
会話インテリジェンス機能の活用で、顧客の感情・キーワード・市場へのセンチメントなどから提案商品に対しての購買意欲を測り、今後の営業戦略に反映します。
SFA上には受注確率が高い案件から表示されるため、営業マンが次の行動に迷う心配はありません。売上予測も案件の進捗状況を加味したリアルタイムでの情報を反映しているため、高精度の売上予測を実現可能です。
一方、料金は最低でも、月額で1ユーザー7,070円となっているため、SFAに関する知識がなく、Microsoft Dynamics 365に搭載されている豊富な機能を使いこなせなければ、コストパフォーマンスが下がってしまう点には注意が必要です。
#8: 料金表
料金プランは以下の4つです。 最も安いProfessionaプランを選んだ場合でも案件管理・顧客管理・請求書の自動発行など、営業活動の効率化を実現する基本的な機能は搭載されています。
Outlook・Excel・OneDriveなど、業務での利用頻度が高いオフィスソフトも問題なく利用できます。価格が上がるほどワークフロー自動化・予測スコアリング・リレーションシップ分析など、業務の自動化や高度なデータ分析を持つ機能が利用可能です。
表:料金プラン比較
Sales Professional | Sales Enterprise | Sales Premium | Microsoft Relationship Sales | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 7,070円/ユーザー | 10,330円/ユーザー | 14,680円/ユーザー | 17,576円/ユーザー |
営業 | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
オフィス統合 | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
レポート作成と分析 | △ | △ | △ | △ |
カスタマイズおよび拡張性 | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
LinkedIn Sales Navigator | × | × | × | 〇 |
コンテキスト インサイト | × | △ | 〇 | アドイン |
営業アクセラレータ | × | △ | 〇 | アドイン |
会話インテリジェンス | × | △ | 〇 | アドイン |
(9)Senses
売上拡大に向けた日々の営業活動に寄り添ったSFAです。最も安いStarterプランでも顧客管理・案件管理・行動管理など、営業活動の効率化に向けての基本的な機能が搭載されています。
さらに、コンタクト管理やアクションレコメンドの活用で、見込み客の育成も同時に進められます。また、MA・グループウェア・財務会計ツールなど、多くのサービスとも連携しており、マーケティングや経理にも横展開が可能なSFAです。
#9: 料金表
料金プランは以下の3種類です。なかでも、多くの企業に選ばれているプランがGrowthです。SFAの基本機能に加え見積書発行やAI予測など、営業活動の効率化を促す機能が搭載されています。
また、10人分のユーザー料金が月額料金に含まれている他、設立5年以内のベンチャー企業を対象に、ライセンス料金を最大50%割引するスタートアップ支援も行っています。
表:料金プラン比較と主な機能
Starter | Growth | Enterprise | |
---|---|---|---|
料金 | 27,500円/月(税込)~ (5人分のユーザー料金含む) ※追加ユーザー1人につき5,500円/月(税込) | 110,000円/月(税込)~ (10人分のユーザー料金含む) ※追加ユーザー1人につき11,000円/月(税込) | 330,000円/月(税込)~ (20人分のユーザー料金含む) ※追加ユーザー1人につき16,500円/月(税込) |
顧客管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
案件管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
行動管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
名刺管理 | 〇 | ||
見積書発行 | 〇 | 〇 | |
AI予測確度 | 〇 | 〇 | |
iPaaS連携 | 〇 | 〇 | |
無制限のカスタム | 〇 |
(10)GENIEE SFA/CRM
ベンダーのGENIEEはソフトバンクグループに所属しており、SFAを構成する全ての機能を自社で開発しています。特徴は日々培われている技術力の高さです。ビッグデータを活用し、日々の営業活動で得た名刺や商談データを素早く取り込みます。
広告配信で利用するシステム基盤を採用しており、データ量が増えても通信スピードは落ちません。また、業界トップクラスの安全性を誇るAWS環境の採用とソフトバンクの通信サービス運用で得たノウハウを組み合わせ、セキュリティを高いレベルで実現します。
#10: 料金表
料金プランは以下の4つです。ベンダーが推奨する「プロ」プランでは、利便性と安全性を高いレベルで実現しています。名刺管理・帳票管理・MA連携など、多くの外部サービスと連携しており、見込み客の効果的な育成が可能です。
また、権限の設定では、部署単位で閲覧可能なファイルを制限し、内部流出の抑止力を高めることもできます。併せて定期的な脆弱性診断を実施しており、不正アクセスのリスクを最小限に抑えることのできるセキュリティ対策も特徴のひとつといえるでしょう。
表:料金プラン比較
ライト | スタンダード | プロ | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|
月額費用※1ユーザーあたり | 1,628円(税込) | 3,278円(税込) | 5,478円(税込) | 10,780円(税込) |
モバイルアプリ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタムオブジェクト | 3個 | 10個 | 20個 | 50個 |
ガジェット | 50個 | 200個 | 500個 | 無制限 |
レポート | 30個 | 100個 | 300個 | 無制限 |
権限設定 | 3個 | 10個 | 20個 | 50個 |
Gmail・カレンダー連携 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
名刺管理 | × | × | 20枚 | 50枚 |
帳票管理 | × | × | 〇 | 〇 |
MA連携 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
注意点
- 最低利用人数10人以上
- 最低使用年数1年以上
- 初期費用発生
どれくらいの料金のSFAを選ぶべき?
ご紹介した通り、ひと口にSFAといっても、価格帯や機能はさまざまです。
自社に合うSFAを選ぶ基準は、導入目的や置かれている状況によって異なるでしょう。そのため、初めてSFAを導入するのであれば、機能を絞ったリーズナブルな価格のSFAから運用をスタートするのがおすすめです。
一方で、営業活動の効率化や課題の可視化を実現したい場合は、搭載機能とコストのバランスがいい、中間的な機能・価格のSFAを、さらに、売上拡大・事業拡大を目指す大企業向けには、高費用・高機能なSFAが良いでしょう。
費用を比較して自社に最適なSFAを選択しよう
この記事では以下の4点を解説してきました。
- SFAの導入にかかる平均費用
- 価格帯別のSFAの特徴
- おすすめのSFA
- どれくらいの料金のSFAを選ぶべきか
SFAにかかる費用はシステムによって異なり、機能性が高くなるほど初期費用やランニングコストがかかります。ただし、SFAに関するノウハウが自社にない場合、多機能SFAを選んでも使いこなせず、コストに見合う導入効果が得られません。
自社に合っているSFAを選択するためにも、無料トライアルやベンダーサポートは積極的に活用しましょう。まずは自社に必要な機能を知ることが重要です。
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