【2024年最新】Web会議システムおすすめ18選比較|比較ポイントやメリット・注意点
テレワークを導入する企業が増え、インターネット上で会議を行うケースが多くなりました。会議を円滑に進めるには、自社に適した会議システムが必要です。今回は、おすすめのWeb会議システム18選を比較します。合わせて解説する選定ポイントなども導入時に役立ててください。
目次
Web会議システムの目的とは?
Web会議システムとは、インターネットを介したビデオ通話で遠隔地にいる相手と会議を行えるシステムです。
ビデオ通話だけでなく、手元の資料や作業の画面共有、会議の録画も可能です。なかには、AIを搭載して通話環境を最適化したり、音声を読み取って自動的に文字起こししてくれるものも存在します。
遠隔地にいる社員とのミーティング・商談・面接のほか、会社説明会やセミナーなど、さまざまなシーンで幅広く活用されています。
Web会議に注目が集まる理由
Web会議に注目が集まるようになった理由の1つは、スマートフォンやタブレットをはじめとするデバイスの急速な普及です。インターネット回線の高速化や低価格化も相まって、さまざまなインターネットサービスが身近なものとなりました。
もうひとつは、働き方改革により勤務形態が多様化したことが挙げられます。また、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、リモートワークの普及が進んだことも注目される理由のひとつです。自宅や会社の外で働く社員との円滑なコミュニケーションを実現するためのツールとして、さまざまなシーンでWeb会議が活用されています。
テレビ会議システムとの違い
テレビ会議システムとWeb会議システムは、以下の表のように利用環境や設備などにおいてさまざまな違いがあります。
テレビ会議システム | Web会議システム | |
利用環境 | 専用の回線・機器が必要 | インターネット回線と専用アプリ |
利用場所 | 専用回線・機器がある場所 | インターネットが繋がる場所全て |
コスト | 高価 | 安価 |
通信の安定性 | 専用回線のため安定している | ネットワークの状態に依存 |
主な機能 | ビデオ映像・音声 | ビデオ映像・音声 チャット・画面共有など |
それぞれに一長一短はあるものの、動作環境やコスト面、端末の用意のしやすさなどにおいてWeb会議システムのほうが手軽に利用できるでしょう。
おすすめのWeb会議システム18選を比較
ここからは、おすすめのWeb会議システムを18種類紹介します。
1.Skype
Skypeは、マイクロソフトが提供するWeb会議システムです。その歴史は古く、世界中で利用されています。Web会議システムの草分け的存在といえるでしょう。
ダウンロード・サインアップ不要で、アプリが入っていればあらゆるデバイスから接続可能です。さらに、1回の最大通話時間は24時間にも及びます。
Web会議だけなら無料で利用できますが、Skypeから携帯電話や固定電話にかけたい場合などは、別途費用がかかります。
提供元 | Microsoft Corporation |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 723円~/月 ※Skypeから日本の携帯電話や固定電話にかけたい場合 |
機能・特徴 | ダウンロード・サインアップ不要、音声とHDビデオによる通話、メッセージ機能、画面共有、通話レコーディング・字幕、プライベート会話など |
URL | 公式サイト |
2.Zoom
Zoomは、世界中の企業が利用し、高い評価を得ているWeb会議システムです。
通話以外のコミュニケーション手段として、チャットやホワイトボードなど多彩な機能を備えています。また、Web会議システムとしては大規模な1,000人単位の同時アクセスも可能です。
社内会議や小規模な商談にとどまらず、会社説明会や全社ミーティングなど、大規模なミーティングにも幅広く活用できるでしょう。
提供元 | Zoom Video Communications, Inc. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
※その他オプション多数 |
機能・特徴 | プランにより1,000名まで同時アクセス可能、バーチャルミーティング、チームチャット、ホワイトボード、画面共有、オンラインホワイトボード、チャット機能、バーチャル作業スペースなど |
URL | 公式サイト |
3.Google Meet
Google Meetは、その名の通りGoogleが提供しているWeb会議システムです。
Webブラウザ上で動作するため、アプリやソフトウェアのインストールが不要です。また、ネットワーク速度に応じて設定が自動調整されるため、安定性の高さも特徴となっています。
参加者100名まで、1回の通話で最大60分まで無料で利用できるため、該当する規模であれば無料版でも十分活用できるでしょう。
海外からの参加用電話番号や会議の録画・ライブストリーミング・管理設定などの追加機能を使いたい場合は別途費用が発生します。
提供元 | Google LLC |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
機能・特徴 | プランにより1,000名まで同時アクセス可能、Googleの他サービス同様のセキュリティ、Webブラウザから動作、通話中の設定自動調整、AIによる画質・音声品質自動調整、自動字幕起こし(英語のみ対応)、画面共有など |
URL | 公式サイト |
4.Slack
Slackは、150か国で20万社以上の企業が利用しているWeb会議システムです。フォーチュン100に選出されている企業のうち、実に77社が有料プランを利用しています。
Slackは、GoogleDriveやoffice365を含む2,500を超えるアプリやAPIと接続可能で、さまざまな仕事の自動化・効率化をサポートしてくれます。
Web会議だけでなく、システムを通じて業務全体の効率化を図りたい場合にも使える汎用性の高いシステムといえるでしょう。
提供元 | Slack Technologies, LLC |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
導入実績 | 20万社以上(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | Slackコネクト、チャンネル、canvas、ハドルミーティング、メッセージ、クリップ、ファイル共有、ワークフロービルダーなど |
URL | 公式サイト |
5.RemoteMeeting
RemoteMeetingは、ChatGPTを搭載した先進的なWeb会議システムです。
会議の内容をChatGPTが自動でテキスト化してくれる「AIサマリー」機能を搭載しているのが大きな特徴で、録画した会議のサマリーも生成してくれます。
同サービスのテレビ会議システムのパッケージも提供されていて、専用機器を接続するだけで自社の既存の会議室をすぐにWeb会議仕様に変更できます。
Webブラウザから動作するため、インストール・アップデート作業は不要で、すぐに最新バージョンを利用できます。
提供元 | RSUPPORT株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ベーシック課金(従量制):31円(税込)/分 ユーザー課金(定額制):1,089円(税込)/月、1ユーザーあたり(※最小購入単位5ユーザー) |
機能・特徴 | Webブラウザで動作、インストール・アップデート不要、画面共有、ドキュメント共有、描画、遠隔制御、録画、チャット、会議進行役モードなど |
URL | 公式サイト |
6.MicrosoftTeams
MicrosoftTeamsは、マイクロソフトが提供しているWeb会議システムです。
同社から提供されているSkypeと比べると、MicrosoftTeamsのほうがよりビジネス向きのツールとなっています。
たとえば、5GBのクラウドストレージで共同作業を行う、コミュニティを作成する、ウェビナーを実施するなどの機能を備えています。
個人から大企業まで、さまざまなシーンに合わせた機能やプランが用意されているため、自社に合った使い方ができるでしょう。
提供元 | Microsoft Corporation |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
機能・特徴 | 安全なオンライン会議、画面共有、背景を変える、ウェビナー、ホットデスク機能、バーチャルイベント、Teams 電話、コンタクトセンター、チャットとコラボレーション、インスタントメッセージング、ファイル共有、コラボレーション、チャットなど |
URL | 公式サイト |
7.Lite FreshVoice
ite FreshVoiceは、小規模会議に最適なWeb会議システムです。
マルチデバイスに対応しており、最大15人まで同時アクセスできます。新規でアカウントを作成し、URLを共有するだけで会議をスタートできる手軽さが魅力です。
また、Google cloud speech-to-textで会議内容をテキスト化し、会議内容を検索できる機能を搭載しているのが特徴です。
最大250人まで同時アクセスできる、オンプレミス型のWeb会議システムも別途提供しています。
提供元 | エイネット株式会社 |
初期費用 | 11万0,000円(税込) ※キャンペーンで8/31まで無料 |
料金プラン |
|
機能・特徴 | インストール不要、Web会議モード、ウェビナーモードなど |
URL | 公式サイト |
8.LoopGate
LoopGateは、官公庁や自治体、約2,700社の企業が利用している専用機タイプのWeb会議システムです。
パソコン・タブレット・据え置き型の専用機を自由に組み合わせて、安定した接続性を実現しています。「誰もが当たり前に、簡単に使える」というコンセプトに沿ったシンプル設計で、使う人を選ばない操作性の高さが特徴です。
また、米国政府や米軍でも採用されているほど強力で解読が難しいと言われるAES暗号化方式を採用しているため、セキュリティが気になる場合にもおすすめです。
提供元 | ギンガシステム株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 2,700社以上(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | ワンタッチで簡単接続、多地点接続、AES暗号化方式、フルHD対応、無線LAN対応など |
URL | 公式サイト |
9.スマートAIボード
スマートAIボードは、精密機器メーカー「アイ・オー・データ」が提供している設置型のWeb会議システムです。
65インチまたは86インチのホワイトボード型のディスプレイに、カメラ・マイク・スピーカーなど会議に必要な機材が内蔵されています。
既存の会議室にWeb会議の設備を追加したい場合などに適したシステムといえるでしょう。
提供元 | アイ・オー・データ機器 |
初期費用 | ■スマートAIボード Pro
■スマートAIボード S
|
料金プラン | なし |
機能・特徴 | カメラ・スピーカー・マイク搭載のインタラクティブホワイトボード、オートフレーム機能、ノイズキャンセリングAI、電子ホワイトボード機能、オンサイト・デリバリー保守パッケージなど |
URL | 公式サイト |
10.Cocripo
Cocripoは、簡単にウェビナーを開催できることに特化したウェビナー専用システムです。
タイトル・概要・開催日時を入力するだけでウェビナーの集客・予約募集用のページが完成します。 また、参加者の入退場履歴・チャット履歴・アンケート結果などのデータ管理や分析も可能です。
ウェビナー開催を目的にシステムの導入を検討している場合は、ぜひチェックしてみてください。
提供元 | 株式会社Innovation X Solutions |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
※1時間追加ごとに3,300円(税込) |
導入実績 | 1,700社以上(※2020年03月現在) |
機能・特徴 | 簡単操作のウェビナー専用ツール、参加者はURLをクリックするだけで参加可能、ご質問会ウェビナーによるサポートあり、動画・PDF配信機能、チャット、録画、自動アンケート表示機能、参加者のデータ管理・分析機能など |
URL | 公式サイト |
11.FreshVoice
FreshVoiceは、「7.Lite FreshVoice」の上位互換にあたるWeb会議システムです。クラウド型・オンプレミス型から選択できます。大企業をはじめ、官公庁や大学などにも幅広く導入されています。
製品リリース以来、ハッキングによる覗き見や乗っ取りといった被害に一切遭っていない堅牢なセキュリティ体制が整っているのが特徴です。また、最大250拠点で同時接続でき、1つの画面で最大16拠点まで表示することができます。
よりセキュリティ面を重視したWeb会議システムを探している場合は、オンプレミス型で導入するのがよいでしょう。
提供元 | エイネット株式会社 |
初期費用 | ■オンプレミス版
■ASP版
|
料金プラン | ■オンプレミス版
※同時接続可能端末数により変動 ■ASP版
※同時接続可能端末数により変動 |
導入実績 | シリーズ累計5000社以上(※2020年06月時点) |
機能・特徴 | ■オンプレミス版 資産計上・保守契約不要、最短1週間で導入ができ低コスト、ASPと同等の費用で閉域網での利用可能、LGWAN・SINET・NGN・他商用VPNにも対応など ■ASP版 複数拠点同時発言が可能で音声が途切れない、堅牢なセキュリティでハッキング被害ゼロ、ドキュメント共有・デスクトップ共有機能搭載、Web会議の録音・録画も可能、国内メーカーならではの手厚いサポートなど |
URL | 公式サイト |
12.Cisco Webex Meetings
Cisco Webex Meetingsは、多機能で先進的なWeb会議システムです。
高度なノイズ除去機能や文字起こしのほか、身振り手振りを認識するジェスチャー認識機能を搭載しているのが特徴です。
また、100を超えるメジャーアプリとの連携も可能なため、自分の作業環境や日常的に使用しているツールに合わせてカスタマイズできます。
さまざまな規模に対応できる優れたツールですが、海外色の強い製品のため、サポート内容などはしっかり確認しましょう。
提供元 | Cisco Systems, Inc. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
機能・特徴 | HDビデオと音声、画面共有、録画・文字起こし、双方向型ホワイトボード、ストリーミング配信、1対1およびグループメッセージ機能、外部カレンダーツールとの連携など |
URL | 公式サイト |
13.bellFace
bellFaceは、電話を使った銀行・証券リテール営業シェアNo.1の電話面談システムです。
電話を媒介とするため、相手の環境やITリテラシーを問わず接続でき、その高いセキュリティから、大手を含む多くの金融機関にも導入されています。
商談やカスタマーサポートなどのDX化・非対面化を目的にWeb会議システムの導入を検討している場合は、選択肢に入れておくべきサービスといえるでしょう。
提供元 | ベルフェイス株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 3,600社以上(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | 電話接続、録音・録画、アプリなどのインストール不要、マルチデバイス対応、各種ツールと連携可能など |
URL | 公式サイト |
14.FACEHUB
FACEHUBは、インストール・アカウント作成不要でマルチデバイスに対応したWeb会議システムです。
多彩な機能を備えながらも使いやすいシンプルな作りで、参加もURLをクリックするだけなので、はじめてでも簡単に利用できます。
少人数向けのシステムで、採用面接・商談・カスタマーサポートなどに幅広く活用されています。
提供元 | FacePeer株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 10,000円/月、1ライセンスあたり |
導入実績 | 約2,300社(※2023年08月時点) |
機能・特徴 | インストール・アカウント不要、ビデオ通話、画面共有、チャットボード、ファイル送信、ホワイトボード、スマホカメラIN-OUT切替、映像・音声のON-OFF切替、スクリーンサイズ切替、メモ機能、録画録画、ログ保存/提供、カメラ撮影機能、音声自動文字化など |
URL | 公式サイト |
15.LiveOn
LiveOnは、2022年Web会議システムのSIタイプ(オンプレミス)で3年連続でシェアNo.1を獲得しているサービスです。
独自のデータ圧縮技術で、通信環境の悪い拠点でも高品質で安定した動作を実現しています。カスタマイズ性が高くセキュリティも堅牢で、大手企業・地方自治体・金融機関などにも導入されています。
オンプレミス型のWeb会議システムを検討している場合は、ぜひ一度問い合わせてみてください。
提供元 | ジャパンメディアシステム株式会社 |
初期費用 | ■オンプレミス版
■SaaS版
|
料金プラン | ■オンプレミス版
■SaaS版
|
導入実績 | 約7,400社(※2020年6月時点) |
機能・特徴 | オンプレミス型Web会議システム シェアNo.1、独自技術による高い安定性、サービス開始以来トラブルなしのセキュリティ、資料共有機能、動画配信機能、録音録画機能など |
URL | 公式サイト |
16.CanSee
CanSeeは、低コストで利用できるクラウド型のWeb会議システムです。
高品質なWeb会議システムを低コストで導入したい場合や、モバイル端末を活用してWeb会議を実現したい場合などに適しています。
詳細な機能を知りたい場合は、公式サイトからまとめて資料をダウンロードしましょう。
提供元 | 株式会社ユビテック |
初期費用 | 42,350円(税込) |
料金プラン | 44,000円(税込)/月、5IDあたり |
機能・特徴 | クラウド型、マルチデバイス対応、ゲスト招待機能、チャット機能、資料共有、ホワイトボード機能、MCU代わりとなるゲートウェイ機能など |
URL | 公式サイト |
17.Chat&Messenger
Chat&Messengerは、Web会議以外の効率化ツールも多数搭載したグループウェアタイプのシステムです。
Web会議システムには珍しく、無料でも十分な機能が利用できます。有料プランで機能を拡張でき、月額とライセンスの買い切りから選択できます。システムの形式もオンプレミスとクラウドが提供されており、汎用性が高いのも特徴です。
グループウェアという性質が適している環境の場合や、Web会議システムをはじめて利用する場合にもおすすめできるサービスです。
提供元 | 株式会社Chat&Messenger |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
機能・特徴 | ビジネスチャット、Web会議、ファイル共有、スケジュール、施設予約、勤怠管理、キャプチャ、付箋など |
URL | 公式サイト |
18.BizMee
BizMeeは、少人数向けに提供されているシンプルなWeb会議システムです。
アカウントの発行やアプリのダウンロードなどは一切不要で、自分で設定したURLを共有するだけで即座にWeb会議をスタートできます。
会議に必要な機能は一通り備わっているにも関わらず、無料で利用できるのが嬉しいポイントです。
カスタマイズには別途費用がかかるものの、少人数のWeb会議をやるだけなら無料版で十分な性能といえるでしょう。
提供元 | 株式会社grabss |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 基本無料 ※カスタマイズ要問い合わせ |
機能・特徴 | 画面共有、画像貼り付け、画面キャプチャ、ホワイトボード、議事録など |
URL | 公式サイト |
Web会議システムを選定する際の比較ポイント
Web会議システムを選定するにあたり、4つの比較ポイントを押さえておきましょう。
システムの使いやすさを比較する
Web会議システムを導入する場合、システムの使いやすさは重要なポイントです。
なぜなら、スムーズに馴染めない社員がいる場合は、個別でフォローしたりマニュアルを作成したりと想定外の手間がかかる可能性があるためです。また、どんなに多機能であってもあまり複雑なシステムでは利用率が下がってしまいます。
自社の社員の属性を鑑みて、ITツールに馴染みの少ない社員でも迷わず使用できるシステムを選ぶのが理想的です。
同時にアクセスできる人数を比較する
Web会議システムによって同時にアクセスできる人数が異なるため、自社の状況に合ったシステムを選ぶことが大切です。
最大人数が不足していると、利用したい人が全員会議に参加できないといった事態に陥りかねません。
また、アクセスできる人数によってプランや費用が変わるサービスが多いため、事前に想定している最大アクセス人数を確認しておきましょう。
セキュリティ対策やサポート体制を比較する
Web会議システムは、サービスによってセキュリティ対策やサポート体制も異なります。
インターネットを介する以上、不正アクセスや情報漏洩の危険性がつきまとうため、セキュリティ対策の違いは重要視すべきポイントです。
また、サポート内容の充実度によって導入前後の快適性も大きく異なります。問い合わせの方法やサポート範囲、営業時間、日本語に対応しているかなどは事前に確認しておくと良いでしょう。
導入や運用にかかる費用を比較する
導入や運用にかかる費用が予算に合っているか、費用対効果が見込めるかも重要な比較ポイントです。
機能性に優れたシステムは多々ありますが、必ずしもそれが自社に合ったシステムであるとは限りません。
イニシャルコスト・ランニングコストがどのくらいかかるのか、費用に見合う効果が期待できるのかなど、各サービスを比較して慎重に判断する必要があります。
Web会議システム導入のメリット
Web会議システムを導入する主なメリットを3つ解説します。
一部コストの削減につながる
Web会議システムを導入することで、これまでかかっていた一部のコストが削減できる可能性があります。
たとえば、遠方から参加していた社員の移動費や宿泊費、移動にかかる時間も削減でき、大幅な効率化に繋がります。浮いた費用と時間を別の業務に活用することで、これまで以上に事業に投下できるリソースを確保できるでしょう。
会議準備の手間が少ない
対面の会議に比べて、Web会議は準備の手間が少ないこともメリットです。
従来であれば参加者全員分の資料を印刷して配布する必要があったものの、Web会議であれば資料はデータで送るか画面共有すればよいため、ペーパーレス化の推進にも繋がります。
働き方の幅が広がる
Web会議は場所を選ばず参加できるため、働き方の幅が広がる点も大きなメリットです。
たとえば、これまでは在宅勤務の社員が会議のためだけに出社するケースがありましたが、Web会議ができれば出社する必要がなくなり、フルリモートで業務を完結できます。
また、遠方でなかなか訪問できなかったクライアントとも気軽に顔を合わせられるようになるなど、さまざまな距離の課題が解決するでしょう。
Web会議システムを導入する際の注意点
Web会議システムを導入するにあたり、知っておきたい注意点を3つ解説します。
通信環境を確認しておく
Web会議中の安定性は通信環境の影響を大きく受けるため、自社の通信環境を確認しておきましょう。
通信環境に難があると、会議中の音声が途切れたりカメラの動画が止まってしまうこともあるため、頻発するとスムーズなWeb会議ができなくなってしまいます。
このようなトラブルを未然に防止するためにも、通信環境を確認し、必要に応じて回線の強化を行っておくのが重要です。
情報漏洩リスクを意識する
Web会議は場所を選ばないという性質上、情報漏洩リスクに気を配る必要があります。
インターネットを介して会話をするため、不正アクセスやセキュリティが不明なWi-Fiを使わないなどの注意が必要です。
また、会議に参加する場所は、どこでもよいというわけではありません。不特定多数の人が出入りする場所では、機密情報などを第三者に聞かれてしまう可能性がある点に注意しましょう。
無料版のシステムは制限がある
Web会議システムのなかには無料で利用できるものやプランがありますが、利用上の制限がかかっているケースがほとんどです。
たとえば、同時にアクセスできる人数が少なかったり、通話時間に上限が設けられていたりします。
無料版で使用感を確かめることはできますが、機能を制限なく使いたい場合は有料版のサービスやプランに申し込みましょう。
おすすめのWeb会議システムを導入前に比較しておこう
さまざまな手間やコストを削減でき、ビジネス上の距離における多くの課題を解決してくれるWeb会議システムは、働き方改革の推進や新型コロナウイルスの拡大をきっかけに急速に普及し、現在では一般的なコミュニケーション方法として定着しつつあります。
Web会議システムはサービスによって機能や費用が異なるため、導入前にしっかり比較して自社に合ったものを選びましょう。
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