決算書作成ができる会計ソフト8選比較|メリットや無料ソフトを紹介

最終更新日時:2023/10/10

会計ソフト

決算書作成ができる会計ソフト

日々の仕訳作業から税の申告まで、経理業務を幅広くサポートする「会計ソフト」。企業経営に欠かせない決算書作成に対応しているソフトもあり、法人から個人まで利用者が増加しています。本記事では、決算書作成ができる会計ソフト8選を比較し、メリットや無料ソフトを紹介します。

決算書作成に対応している会計ソフトとは?

仕訳の入力だけで複数の帳簿が自動的に作成される決算書作成機能を備えた会計ソフトは、手書きで決算書を作成するよりも効率的かつミスを防止しながら作業を行えます。

特に、銀行取引やクレジットカード、領収書などの情報の自動入力・自動仕訳に加え、決算書作成の自動化が可能な会計ソフトの利用は、大幅な作業のスピードアップが望めます。また、クラウド型の会計ソフトでは、各種関連書類がデジタル化されるため、データ共有の手間も軽減できるでしょう。

決算書の作成にかかる工数や人的ミスのリスク低減は、業務効率の改善を実現し、経理業務に費やす時間や労力を削減できることから、多くの企業が導入を進めています。

会計ソフトとは?何ができる?初心者が理解しておくべき機能や種類

決算書作成ができるおすすめの会計ソフト4選

決算書作成ができるおすすめの会計ソフト4選を紹介します。

1.freee会計

freee会計は、自動仕訳や1クリックで財務データをExcel上に反映できるExcel連携機能など、幅広い機能を搭載したクラウド会計ソフトです。シンプルな操作で予算作成・更新・実績比較を直感的に行うことができ、部門・プロジェクト別の細かな予算管理も可能です。

クラウド型のため、情報共有がスムーズなことも魅力の一つ。セキュリティ対策も万全でデータの安全性も確保できます。

提供元freee株式会社
初期費用無料
料金プラン■月払い
  • ミニマム:2,948円(税込)/月
  • ベーシック:5,808円(税込)/月
  • プロフェッショナル:52,536円(税込)/月

■年払い

  • ミニマム:2,178円(税込)/月、26,136円(税込)/年
  • ベーシック:4,378円(税込)/月、52,536円(税込)/年
  • プロフェッショナル:43,780円(税込)/月、52万5,360円(税込)/年

※30日間の無料期間あり

導入企業数有料利用中ユーザー33万社以上(※2021年12月末時点)
機能・特徴自動仕訳、経費精算、決算書作成、給与事務の自動化、入金・支払管理ほか
URL公式サイト

2.弥生会計オンライン

弥生会計オンラインは、登録ユーザー数280万以上を超える実績を持つ、法人向けの会計ソフトです。

日付や金額を入力するだけの簡単3ステップで決算書を作成。決算時期の仕訳や経理業務の手順のほか、操作方法がわからない場合は、専門スタッフによる丁寧なサポートが受けられるため、操作が不安な方も安心です。

提供元弥生株式会社
初期費用無料
料金プランセルフプラン:28,600円(税込)/年

ベーシックプラン:38,720円(税込)/年

導入企業数登録ユーザー数280万以上(※2022年9月時点)
機能・特徴決算書作成、仕訳・記帳の自動化、経営状況の見える化、請求書連携ほか
URL公式サイト

3.マネーフォワードクラウド会計

マネーフォワードクラウド会計は、経理業務の効率化を実現するクラウド会計ソフトです。

クラウド型のため、複数のPCから効率的に作業が行うことができ、月次の経理作業時間を大幅に削減できます。銀行やクレジットカードとの連携によって入力や仕分け作業の自動化も可能。人事労務や電子帳簿保存法・インボイスにも対応しています。

提供元株式会社マネーフォワード
初期費用無料
料金プラン■月額プラン
  • スモールビジネス:4,378円(税込)/月
  • ビジネス:6,578円(税込)/月

■年額プラン

  • スモールビジネス:3,278円(税込)/月、39,336円(税込)/年
  • ビジネス:5,478円(税込)/月、65,736円(税込)/年
導入企業数10万社以上(※2022年10月時点)
機能・特徴帳票、集計表作成、自動仕訳、決算書作成、レジ連携ほか
URL公式サイト

4.税理士いらず

税理士いらずは、小さな会社が会計業務を行う際に、専門の税理士を必要とせずに、自ら会計処理を行える仕組みを提供する法人税申告ソフトです。

会計ソフト機能と税務申告ソフト機能が備わっており、仕訳を入力するだけで法人決算書と法人税・地方税・消費税申告書一式、法人事業概況説明書を簡単に作成できます。

提供元有限会社アイソフト
初期費用無料
料金プラン新規購入価格:16,500円(税込)

※バージョンアップ手数料5,500円(税込)

※30日間の無料体験版あり

機能・特徴決算書の作成、法人税申告書の作成、地方税申告書の作成、消費税申告書の作成、法人事業概況説明書の作成ほか
URL公式サイト

【無料】決算書作成ができるおすすめの会計ソフト4選

続いて、無料で決算書作成ができるおすすめの会計ソフトを4つ紹介します。

1.ちまたの会計

ちまたの会計は、自治体やPTA、サークルなどの団体や非営利組織向けの無料クラウド会計ソフトです。

パソコン・スマホ・タブレットなど各端末からどこでも操作が行え、複雑な会計書類も自動でEXCEL・PDF作成が可能です。家計簿をつけるような簡単な操作で、帳簿・決算報告書などが揃えられます。

提供元任意団体「ちまたの会計」
初期費用無料
料金プラン無料
導入企業数33,000団体以上
機能・特徴収支計算書、現金出納帳、預金出納帳ほか
URL公式サイト

2.フリーウェイ経理Lite

フリーウェイ経理Liteは、Windowsのパソコンで永久無料で利用できる会計ソフトです。

仕訳形式・出納帳形式に対応。スピーディな入力が可能で、総勘定元帳や決算書など各種帳票の出力も簡単に行えます。簿記の知識がない方向けの学習コンテンツも用意されており、誰でも安心して使える環境が整っている点もうれしいポイントです。

また、万が一​税制改正​があった場合でも、バージョンアップが完全無料のため追加費用は不要です。

提供元株式会社フリーウェイジャパン
初期費用無料
料金プラン無料

※有料版もあり

導入企業数350,000社以上
機能・特徴決算書作成、データ入力、仕訳日記帳、総勘定元帳、補助元帳ほか
URL公式サイト

3.円簿会計

中小企業を対象としたクラウド型の会計ソフト「円簿会計」は、機能制限なく完全無料で利用可能です。

税制改正などに対応する機能のバージョンアップ費用や、有料メンテナンス契約は必要ありません。多岐にわたる事業内容や事業規模に適応した法人決算書を作成できます。

提供元株式会社円簿インターネットサービス
初期費用無料
料金プラン無料
機能・特徴年次決算、決算報告書、仕訳帳、出納帳、総勘定元帳、補助元帳ほか
URL公式サイト

4.Main財務管理

Main財務管理ソフトウェアは、経営効率を向上させるための多くの管理機能と使いやすさを提供する無料の基幹業務ソフトです。長年にわたるERP開発の経験と知識が結集されており、無料ながらも仕分処理、会計帳簿作成、決算処理など、財務関連機能を網羅的に搭載しています。

提供元メインソリューション株式会社
初期費用無料
料金プラン無料
機能・特徴決算書作成、仕訳処理、会計帳票、分析帳票、決算処理、台帳・データ管理ほか
URL公式サイト

決算書作成に会計ソフトを活用するメリット

ここからは、決算書作成に会計ソフトを活用する2つのメリットを解説します。

決算書作成に関する人的ミスを軽減できる

会計ソフトは、仕訳の入力だけで複数の帳簿が自動で作成されるため、計算ミスや計上漏れなど、決算書作成における人的ミスを軽減できます。

この自動化されたプロセスにより、スムーズかつ正確な決算書を作成することが可能です。

転記や入力業務の多い経理業務では、全てを手作業で行うと、どうしても人的ミスが起きてしまいます。そのため、二重・三重のチェックの実施が必須となるなど、入力だけでなく確認作業にも多くの時間と手間を必要としていました。

しかし、会計ソフトを使用することで、データの自動連携のほか、画像データの自動文字認識機能により、多くの入力作業を自動化することが可能になります。

初心者でも使いやすい会計ソフトおすすめ10選|選び方やスムーズに活用する秘訣

決算書作成をサポートしてくれる

有償の会計ソフトでは、ほとんどのサービスにおいて、ベンダー(会計ソフト提供会社)の専門スタッフによる操作方法についての丁寧なサポートを受けることができます。

また、ベンダーによっては操作方法だけではなく、一般的な経理業務に関する相談もできることがあります。たとえば、「弥生会計オンライン」のベーシックプランは、電話やメールでいつでも仕訳相談や経理業務相談が可能です。

操作が不安な方や経理業務が苦手な方でも、熟練した専門スタッフによる丁寧なサポートを受けることで、会計ソフトの利用に対するハードルを下げられるでしょう。

会計ソフトの使い方|流れや活用術を初心者の方でもわかりやすく解説!

決算書を作成する基本的な流れ

最後に、決算書を作成する際の基本的な流れについても確認しておきましょう。

決算書は主に以下の流れにて作成します。

  1. 帳簿データと実際の残高を突き合わせる
  2. 決算整理仕訳をして最終的な修正を行う
  3. 決算整理仕訳のデータから決算残高を確定する
  4. 仕訳した各勘定科目を総勘定元帳に転記する
  5. 試算表を作成する
  6. 決算書を作成する

まずは当年度分の記帳をすべて済ませて、帳簿のデータと実際の残高の突き合わせを行い内容が一致するかを確認しましょう。その後、決算整理仕訳を行い帳簿の最終的な修正をして、最終的なデータをもとに決算残高を確定します。

以降の作業は、会計ソフトを活用すれば効率的に作成が進められます。総勘定元帳や試算表、決算書は会計ソフトによって自動作成されるため、数字の入力ミスや漏れなどがないかを最終確認しましょう。

おすすめのクラウド会計ソフト12選|料金や特徴を徹底比較!

【2023年最新】おすすめの会計ソフト15選徹底比較|失敗しない選び方とソフトの特徴

会計ソフトを活用して決算書作成を効率化しよう

決算書作成ができる会計ソフト8選を紹介しました。

会計ソフトには、​領収書などの情報の自動入力・自動仕訳機能や各種帳簿の自動作成機能が備わっており、決算書の作成も簡単に行えます。

自社に合った会計ソフトを活用し、人的ミスを減らすとともに、日々の取引の記帳や決算処理・決算書作成業務を効率化していきましょう。

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