名刺に顔写真を入れるメリット・デメリット!好印象になる名刺作成のポイント
営業職などで見かける顔写真入りの名刺。名刺は取引先に自分自身を覚えてもらうために活用しますが、顔写真を入れることでどのような効果が得られるのでしょうか。本記事では、名刺に顔写真を入れるメリット・デメリットを解説します。好印象になる名刺作成のポイントなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
名刺に顔写真を入れるメリット
名刺に顔写真を入れるメリットは、以下のとおりです。
- 名前と顔を覚えてもらいやすくなる
- 話題の1つになる
名前と顔を覚えてもらいやすくなる
名刺に顔写真を入れるメリットの一つとして、名前と顔を覚えてもらいやすくなることが挙げられます。
ビジネスシーンでは、多数で同時に名刺交換をする場合や、日々多くの名刺を交換する立場にある方と名刺交換を行う場合があります。そのため、名刺の名前と顔が一致せず、覚えてもらえないこともあるでしょう。
名刺に顔写真があれば、テキストのみの名刺とは異なり、相手にインパクトを与えることができ、覚えてもらいやすくなります。
▷受け取った名刺の正しい置き方!新人が覚えておきたい名刺交換のマナー
話題の1つになる
名刺に顔写真を入れると、話題の1つになることもあります。
相手と初対面であれば、最近のニュースやその日の天気など、差し障りのない会話から始まることがほとんどでしょう。
名刺に顔写真が入っていれば、名刺交換の後に話題のきっかけの一つとして活用できます。緊張しやすい初対面の場においても、表情豊かな写真が名刺に印刷されていれば、相手に親近感や好感度を与えられるでしょう。
▷名刺に載せる情報一覧|必須項目と作成時に注意すべきポイント
名刺に顔写真を入れるデメリット
名刺に顔写真を入れることで様々なメリットがある一方で、デメリットがあるのも事実です。ここでは、名刺に顔写真をいれるデメリットについて紹介していきます。
写真の撮り方によっては悪い印象を与える可能性がある
名刺に顔写真を入れると相手にインパクトを与えることができます。しかし、写真の撮り方によっては悪い印象を与える可能性があることを覚えておきましょう。
たとえばピントがずれていたり、粒子が荒かったりする低クオリティの写真では、反対に悪印象を与えてしまう可能性があります。とくに狙った効果がある場合以外は、無愛想な写真やふざけすぎた写真で相手に好印象をもってもらうことはできません。
個人情報を開示することになる
名刺に顔写真を入れることは、会社名や役職、氏名に加えて「顔」という個人情報も開示するということを覚えておかなくてはなりません。ビジネスシーンのために開示した個人情報がこちらの知らない第三者の手に渡る可能性も十分に考えられます。
とくに、フリーランスや個人事業主など住所が自宅と同じである場合や、連絡先を記載する場合は、取り扱いに気をつけましょう。
名刺のデザインが限られる
名刺は、限られたスペースに数多くの情報を掲載しなければなりません。そのため、掲載可能な情報量が減少してしまうことも、名刺に顔写真を入れるデメリットといえるでしょう。
顔写真を掲載する場合、デザインの方向性が限られるため、名刺のデザインが限られてしまうことも考えられます。
▷名刺を切らしたらどうする?失礼にならない対処法と切らさないコツ
好印象を与える名刺作成のポイント
ビジネス上で初対面の人と接する際に使用する名刺は、記載されている情報で第一印象にも影響があります。ここでは、好印象を与える名刺のポイントについて紹介していきます。
写真の質にこだわる
顔写真入りの名刺は、写真の質が悪いとかえって悪印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、名刺に顔写真を入れる場合は、とくに写真の質にこだわるようにしましょう。可能であれば、プロに依頼して写真を撮ることをおすすめします。プロに依頼するのが難しい場合は、表情や背景などに配慮し、写真撮影を行う必要があります。
表情を作る際は、営業担当であれば笑顔、クリエイターの場合はクールな表情など、職種やブランドに適した写真を撮影するとよいでしょう。
SNS情報を記載する
好印象を与える名刺を作成したい場合は、顔写真と共にSNS情報を記載しておくようにしましょう。
名刺交換の場では、一個人の情報をすべて伝えきるのは難しいものです。そこで、SNS情報を掲載しておくことにより、軽い挨拶や名刺に掲載された情報のみでは伝えきれない、個人の人となりを補うことができます。
総務省が「令和4年版情報通信白書 データ集(第3章第8節)」で公表している「13.SNSの利用状況( 日本・年代別)」によると、20~50代の各年齢層において約70%の方がSNSを利用していると回答しています。つまり、日本人の多くがSNSを利用していることになります。ビジネスで成功を収めるには、SNSとマーケティングを掛け合わせることがおすすめです。
[出典:総務省「令和4年版情報通信白書|データ集(第3章第8節)」]
理解しておきたいザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは、アメリカの社会心理学者であるロバート・ザイオンスが提唱した心理効果のことであり、別名「単純接触効果」とも呼ばれています。
具体的には、初めは興味を持たないものに関しても繰り返し目にすることで、徐々に好感度や親密度が高まる効果のことです。顔写真入りの名刺を渡して繰り返し顔をみてもらうことによって、先方から親近感・好印象を持ってもらうことにつながります。
ただし、マイナスな印象を初めに与えてしまうと、効果が逆説的に働き、徐々に嫌いになるという現象を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
▷【2023年最新】おすすめ・人気の名刺管理アプリ17選を徹底比較!
顔写真入り名刺を社員が拒否した場合は意見を尊重する
名刺には氏名や勤務先などの情報が記載されており、顔写真まで掲載すれば明らかに個人情報となります。そのため、個人情報の取り扱いとして利用目的を定め、本人の同意を得て運用する義務が会社にはあります。
顔写真を外部で使用する場合については、当然本人の同意を得ることが必要であり、拒否された場合は社員の意見を尊重しなければなりません。
名刺に顔写真を入れる場合は好印象を与えられるよう配慮しよう
名刺に顔写真を入れることは、相手に顔を覚えてもらいやすくなることや話題の一つになるなどさまざまなメリットが得られます。
しかし、掲載した顔写真の質によっては、マイナスな印象を与えてしまうこともあるでしょう。また、個人を特定できる情報が多く記載されている点にも注意が必要です。
今回紹介したメリット・デメリットを参考に、顔写真入り名刺の作成を検討してみてはいかがでしょうか。す。
名刺管理システムの記事をもっと読む
-
ご相談・ご質問は下記ボタンのフォームからお問い合わせください。
お問い合わせはこちら