デザインの仕事におすすめ・人気のクラウドソーシングサイト|稼げない状態を避ける秘訣
副業やフリーランス初心者の方が、デザインに関する仕事を受注するための手段のひとつとなるのがクラウドソーシングサイトです。今回は、デザインの仕事におすすめの人気クラウドソーシングサイトを紹介します。初心者が陥りやすい状態を避ける秘訣も解説するので参考にしてください。
目次
デザインの仕事におすすめの人気クラウドソーシングサイト・アプリ
デザインの仕事におすすめの人気クラウドソーシングサイト・アプリを9つ紹介します。それぞれの特徴と併せて見ていきましょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは、仕事カテゴリーが200以上と豊富に揃っているクラウドソーシングサイトです。デザインの仕事である印刷物・DTPデザインや、ロゴ・バナー作成などの案件も多数公開されています。
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
案件の種類 |
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手数料 | ■仕事の契約⾦額(税込)に対してシステム利用料が変動
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特徴 |
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URL | 公式サイト |
クラウドテック
クラウドテックは、クラウドワークス株式会社が運営するフリーランスエージェントサービスですが、クラウドワークスに比べて、難易度の高い作業が求められる案件が多い傾向にあります。
また、週3〜4の稼働を求められる案件もあるなど、副業ではなくフリーランスとして独立したいデザイナー向けのサービスといえるでしょう。
登録社数は90万社以上であり、全て審査を通過した企業のため、安定した収入の見込める、信頼性の高いデザイン案件を受注することができます。
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
案件の種類 |
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手数料 | 無料 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
ITプロパートナーズ
仕事紹介サービスであるITプロパートナーズは、株式会社Hajimariが提供しています。LP・バナーの制作やUI/UXデザインなど、デザインの仕事が豊富です。週2日から働ける案件が充実しているため、スキマ時間で働きたい方にも向いています。
運営会社 | 株式会社Hajimari |
案件の種類 |
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手数料 | 無料 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
ランサーズ
ランサーズは、満足度・運用実績No.1(同社HPより)のクラウドソーシングサイトです。350種類以上の仕事カテゴリがある中、キャラクターやロゴのデザイン、イラスト制作などデザインの仕事も多数あります。自身のスキルや経験を「パッケージ」として販売できるスキルマーケットのシステムもあるため、自らのPRによる案件獲得も目指したいフリーランスの方は、ぜひ活用してみると良いでしょう。
運営会社 | ランサーズ株式会社 |
案件の種類 |
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手数料 | 契約金額の16.5%(税込) |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
シューマツワーカー
シューマツワーカーは、99%以上がテレワーク案件の副業に特化したマッチングサービスです。デザインに関する仕事は、WebデザインやUI/UXデザイン、グラフィックデザインなど多数あり、「スキマ時間ではじめられる仕事」をコンセプトに、少ない時間から稼働できる案件が多いのも特徴です。
運営会社 | 株式会社シューマツワーカー |
案件の種類 | 無料 |
手数料 | 要問い合わせ |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
ココナラ
ココナラは、自分の得意なことを商品として販売するスキルマーケットです。名刺作成・各種カードデザイン、ポスター・看板デザイン、パッケージ・ラベルデザインなど、デザインに関する仕事の売り買いも頻繁に行われています。
個人との取引では、経験の浅い初心者でも比較的案件を獲得しやすいケースもあるため、まずはスキルマーケットでフリーランスとしての経験を積むのもおすすめです。
運営会社 | 株式会社ココナラ |
案件の種類 |
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手数料 | サービス販売時の金額の22%(税込) |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
Workship
Workshipは、フリーランスと副業人材専門の求人・案件検索プラットフォームです。デザインの仕事を含めた、デジタル領域中心の案件を紹介しています。UI/UXデザインや広告バナー、コンテンツアイコンなど、デザイン系の案件も豊富です。
運営会社 | 株式会社GIG |
案件の種類 |
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手数料 | 無料 |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
yenta
yentaは、株式会社アトラエが運営するビジネスパーソン向けの“ビジネスにおける出会い”を提供するマッチングアプリです。
直接、仕事の案件が募集されたり、応募したりできるサービスではありませんが、アプリを通してビジネス上の人脈を広げることで、活動の幅が広がり、その後の仕事の獲得の可能性拡大へとつなげることもできます。
運営会社 | 株式会社アトラエ |
利用料 |
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特徴 |
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URL | 公式サイト |
YOUTRUST
YOUTRUSTは、人と人とのつながりを大切に、リファラル(推薦・紹介)による転職先や副業を見つけることのできるプラットホームです。
友人からの紹介コメントや転職・副業意欲など、通常の履歴書には記載されない、「第三者の推薦」などから、自身の実績や信頼性をアピールすることが可能です。デザインの仕事をするうえで、スキルや経歴だけでなく人脈も活用していきたい人に向いているでしょう。
運営会社 | 株式会社YOUTRUST |
案件の種類 | 要問い合わせ |
手数料 | 要問い合わせ |
特徴 |
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URL | 公式サイト |
クラウドソーシングサイトで受けられるデザイン案件の報酬相場
ひと口にデザイン案件といっても、その報酬は、案件の内容によってさまざまです。
基本的にデザイン料には「デザインフィー+(画像やイラストを使う場合)素材使用料+進行管理費」が含まれるのが一般的です。
ただし、ターゲットに合わせたコンセプトなどの企画、コピーライティングの作業が含まれる場合、また、デザイン内で使用するイラストを作成する必要があるケースなどでは、それぞれ別途作業費や報酬費が発生します。
仕事の内容により報酬の内訳も大きく変わるため、仕事内容は、事前にしっかりと詳細を確認しておきましょう。
以下は具体的な報酬相場です。クラウドソーシングサイトでデザイン案件を受注する際の、参考にしてください。
イラスト
イラスト案件の相場は、コンペ方式とプロジェクト方式で異なります。コンペ方式とプロジェクト方式については、のちほど詳しく解説します。
コンペ方式では、1回の契約で約30,000円〜40,000円の報酬が一般的です。一方のプロジェクト方式では、1作品につき3,000円〜といった単価制が中心であり、描く作品数に応じて報酬が増えていきます。
クラウドソーシングで募集されているイラスト案件は、漫画のイラストやYouTube広告用のイラスト制作など、さまざまです。
▷イラストの仕事におすすめのクラウドソーシングサイト9選!初心者でも稼げるサイトとは?
Webデザイン
Webデザインに関連した報酬相場は、ロゴデザインで1.5万円〜、サイトページでは10万円〜が一般的な相場です。企業による発注案件では、30万円を超える仕事などもあります。
このように、報酬相場は受注するデザイン、仕事のボリューム、企業案件かどうかなどの要因により大きく異なります。
特に、Webデザインは、ロゴデザイン・ホームページデザイン・バナーデザイン・ecoverデザインなど、たくさんの種類があります。その中でも、最もニーズが高いのはロゴデザインだとされています。
名刺デザイン
名刺のデザインは、ロゴなどの素材を提供されたうえでデザインする場合と、ロゴの提案から行う場合の2種類があり、作業量によって報酬が変わるため、報酬相場も3,000〜3万円と幅があります。作業範囲や内容について、事前に十分打ち合わせをしておきましょう。
▷クラウドソーシングとは?メリット・デメリットを簡単にわかりやすく解説
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クラウドソーシングサイトで受けられるデザイン案件の受注方法
クラウドソーシングサイトで受けられる、デザイン案件の受注方法は3つあります。
それぞれの方法を詳しく解説していきます。
タスク形式で受注する方法
クラウドソーシングの報酬形式の1つに、タスク形式があります。
タスク形式は、募集された内容に対して制作物を提出し、承認されることで報酬を得られる受注方式です。クライアントに選ばれてから受注するものではないため、ほかの形式と比較して手軽に受けられる案件だといえます。
タスク形式で受注できる案件には、以下のようなものがあります。
- データ入力
- アンケート回答
- 情報収集
このように、タスク方式では単純作業が中心であり、デザイン案件には不向きだといえるでしょう。
コンペ形式で受注する方法
コンペ形式は、クライアントが公開した募集条件に基づいて提出された制作物が、採用された際に報酬が発生する仕組みのクラウドソーシングです。
コンペ形式では、提案数に上限が設けられていなければ、複数の制作物で応募することもできるため、自身によって受注の可能性を高められるメリットがあります。
ただし、採用されなければ、いくつ制作物を提案していても報酬は得られないためリスクも伴うことを理解しておきましょう。
プロジェクト形式で受注する方法
プロジェクト方式での受注方法は、一般的に「時間単価制」と「固定報酬制」の2つの働き方があります。どちらが自分に合っているか考えておくと、仕事を見つけやすいでしょう。
基本的には、応募したい案件が見つかったら、報酬の見積もりを提出します。ワーカーとクライアント、お互いに合意が得られれば業務委託契約の締結後、制作物を納品し、報酬を得るという流れになります。
主に、オンラインでのやり取りとなるため、案件の内容や納期の認識のずれが起こらないよう、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。疑問点や不明点はそのままにせず、随時クライアントに確認・質問することが大切です。
▷個人事業主がクラウドソーシングを利用する際の注意点|流れやおすすめサイトを紹介
デザインの仕事をクラウドソーシングサイトで受注するメリット
デザインの仕事をクラウドソーシングサイトで受注するメリットは、主に3つあります。
デザイン未経験者でも挑戦しやすい
デザインの仕事をクラウドソーシングサイトで受注するメリットの1つは、「デザイン未経験者でも挑戦しやすい」ことです。
クラウドソーシングサイトでは、経験や実績を問わない単発の案件もあり、応募のハードルが比較的低い傾向があります。特にコンペ形式の案件は、提案した制作物をみて判断されるため、経験の有無にかかわらず報酬を得ることも可能です。
初めてデザインの仕事に挑戦する人にとっても、経験を積むための良いチャンスとなるでしょう。
場所や時間に縛られない
クラウドソーシングでは、基本的に場所や時間に縛られない自由な働き方が可能で、自分の生活スタイルに合わせて仕事が選べます。
納期や要件さえ守れば、仕事の進め方については、問われないケースがほとんどのため、自分の好きな場所や時間で働くワークスタイルを確立することができます。
デザイン関連の案件が豊富にあるため選択肢が多い
クラウドソーシングサイトには、デザイン関連の案件が豊富にあるため、選択肢が多いのも利用するメリットです。
ただし、同じクラウドソーシングを目的としたサイトでも、大手サイトは、案件数が多い分、競合するワーカーも多い傾向にあり、小規模なサイトは、大手と比べて案件数は少ないものの、競争率は低い傾向にある、などの特徴があります。
そのため、複数のクラウドソーシングサイトを併用しながら、自分のスキルや経験、興味にあった案件を見つけると良いでしょう。
デザインの仕事をクラウドソーシングサイトで受注するデメリット
デザインの仕事をクラウドソーシングサイトで受注するデメリットは、以下の3つです。
各デメリットを事前に把握して、対策を考えておきましょう。
単価が安く収入が安定しない
クラウドソーシングの案件は、制作会社が仕事を請け負う場合の報酬に比べて、報酬相場が低い傾向にあります。
報酬は、案件の内容により変動しますが、仕事が獲得できていても、単発かつ低単価の案件ばかりが続いてしまうと、クラウドソーシングを本業として安定した収入を継続的に得るのは難しいでしょう。
自分の作品・スキルが注目されにくい
競合が多く、自分のスキルや作品が注目されにくいことも、クラウドソーシングサイトのデメリットです。
特に、高い報酬などの好条件のコンペ形式案件では、当然ながら、数多くの提案が持ち込まれます。そのため、多くの作品の中で、自分の作品が埋もれてしまうことも考えられるのです。
多くの人が参加できるメリットは、競合の多さというデメリットにもなり得るため、通常のビジネス同様、自分をアピールする工夫が必要といえるでしょう。
取引先とのコミュニケーションが取りにくい
クラウドソーシングは、基本的にクライアントと直接会うことなく、オンラインのみのコミュニケーションで業務説明を含む取引が完結される場合がほとんどです。
そのため、コミュニケーションが不十分だと、作業の手戻りや認識の違いによる修正につながってしまうこともあります。しかし、クラウドソーシングサイトを利用する発注者の中には、メッセージなどのレスポンスが悪い、スムーズなコミュニケーションが取れないクライアントがいるのも事実です。
受注する際には、案件の内容だけでなく、評価や実績などから、安心して仕事を請け負えるクライアントかどうかも念入りに精査するようにしましょう。
▷【2023年】クラウドソーシングのおすすめサイト12選比較!副業初心者でも稼ぐコツ
デザイン初心者が稼げない状態を避けるための秘訣
デザイン初心者が稼げない状態を避けるための秘訣は5つあります。
それぞれの秘訣をしっかりと理解し、案件獲得に活かしましょう。
案件をこなして自分の評価を上げる
ほとんどのクライアントは、発注先を決める際、ワーカーのプロフィール欄や評価をチェックします。そのため、それまでの取引先であるクライアントの評価は、信頼性や実績をアピールする最も重要な要素となるでしょう。
そのため、最初のうちは、高単価などの案件にこだわらず、案件をこなして実績と評価を積み上げることに集中しましょう。
デザイン関連にかかわらず、アンケート回答やデータ入力など、比較的簡単な仕事から始めて、まずはクラウドワーカーとしての信頼を得ておくのも有効です。
得意分野の案件を中心に請け負う
さまざまな仕事に取り組んでみた結果、とりわけ自分が得意とする分野が見つかることもあります。そこで得意分野の技術や知識を集中してスキルアップして、収益向上を狙うのも一つの手です。
関連した資格などがあれば、取得しておくことでスキルの高さを証明する強力なアピールポイントになるでしょう。
取引先へアピールできる強みを見つける
自身のスキルや強み・得意分野をプロフィール欄で、いかにアピールできるかも案件の受注に大きく影響します。
資格・実績などは、積極的に発信するとともに、商業的な実績が少ない場合は、自身のデザイン力や作風が伝わる作品集(ポートフォリオ)を掲載しておくのがおすすめです。作品集のデザインからクライアントが成果物をイメージしやすくなることで、受注率の向上も期待できるでしょう。
納期を守り真摯に作業へ取り組む
納期厳守、成果物の品質はもちろんですが、作業進行中に、スムーズかつ最低限のビジネスマナーを踏まえたコミュニケーションが取れるかは、ワーカーとしての評価に大きく影響します。
信頼できるビジネスパーソンとしての印象は、その後の直接依頼や継続依頼にもつながるでしょう。真摯な姿勢で仕事に取り組み、信頼を積み重ねていくことが、安定した案件や収入の獲得につながるのです。
優良なクライアントを選択する
クラウドソーシングサイトでは、「急に連絡が途絶えてしまう」、「作業途中で一方的にキャンセルされた」などの悪質な行為を行うクライアントも稀に存在します。
そのような発注者の被害に遭わないよう、発注者のプロフィールや評価もしっかり確認し、優良なクライアントかどうかを精査しましょう。
具体的には、本人確認やその他の認証の有無、発注率や成約率の実績、受注者からの評価やコメントなどを参考にします。低評価やコメントでのトラブルの痕跡が多数見られる場合は、応募を見送るのが無難です。万が一、悪質な行為が見られた場合は、すぐさま運営会社に通報するなどの対策を取りましょう。
▷クラウドソーシングで稼げない12の理由|稼ぐための秘訣も紹介
クラウドソーシングサイトを通してデザインの仕事を受注しよう
デザインの仕事を受注できるクラウドソーシングサイトは数多くあります。
ただし、安定して案件を獲得するには、クラウドソーシングサイトごとの特徴や、クラウドソーシングによる仕事の受注におけるメリット・デメリットを考慮したうえでの活用が求められます。
得られる報酬はサイトや案件、受注方式によってさまざまですが、クライアントと自分、双方にとって気持ちの良い取引になるよう、作業内容や報酬を精査し納得したうえで受注するようにしましょう。
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