大手のファクタリング会社おすすめ16選|メリット・デメリットや選び方
ファクタリングを利用する際は、信頼できる「大手ファクタリング会社」と契約すると安心です。特にノウハウや実績が豊富な会社を選べば、スムーズな資金調達ができるでしょう。本記事では、大手ファクタリング会社16選を、選び方などと併せて紹介します。
目次
ファクタリングとは?
ファクタリングとは、企業が持っている売掛債権を活用する資金調達方法のことです。具体的には、企業が商品やサービスを提供した見返りとして受け取る予定の代金(売掛金)をファクタリング会社に売却します。
ファクタリングを利用すると支払期日を待たずに売掛金を現金化できるため、資金繰りの改善や運転資金の確保が容易になるのです。特に、中小企業にとっては、銀行融資よりも手軽で迅速な方法として利用されています。
▷【図解あり】ファクタリングとは?仕組みや種類・注意点を簡単に解説
ファクタリング会社の分類
ファクタリング会社には主に3つの分類があります。ここではそれぞれを具体的に解説します。
独立系ファクタリング会社
独立系ファクタリング会社とは、銀行や証券会社などの金融機関に属さない、完全に独立したファクタリング会社のことを指します。
これらのファクタリング会社は独自の基準を定めてサービスを提供しており、柔軟な対応が可能です。つまり、企業の多様なニーズに応じ、カスタマイズされたファクタリングサービスを提供することができるといえます。
また、独立系ファクタリング会社は、一般的な金融機関に比べて審査スピードが速く、迅速な資金提供が可能なため、急な資金需要が発生した場合に大変有用な選択肢となるでしょう。
銀行系ファクタリング会社
銀行系ファクタリング会社は、メガバンクや都市銀行、地方銀行などが運営しているファクタリング会社のことを指します。
これらの会社は信頼性と安定性が高く、多くの企業に利用されています。銀行というバックグラウンドがあるため、安心して利用することができるのです。また、該当の銀行との取引履歴がある企業は、より有利な条件でファクタリングサービスを利用できることが多いです。
▷銀行系ファクタリングとは?特徴やメリット・デメリット、おすすめの金融機関を紹介
ノンバンク系ファクタリング会社
ノンバンク系ファクタリング会社とは、クレジットカード会社やリース会社、消費者金融などが運営しているファクタリング会社を指します。
これらの会社は銀行に比べて審査基準が柔軟で、迅速な対応が可能な点が特徴です。ノンバンク系ファクタリング会社は、独立系と銀行系の間に位置しているともいえるでしょう。
【独立系】おすすめの大手ファクタリング会社
ここからは、おすすめの独立系ファクタリング会社について詳しく紹介します。
株式会社ビートレーディング
株式会社ビートレーディングは、独立系の大手ファクタリング会社として知られています。同社は2012年に設立されて以降、企業の資金調達をサポートするために多様なファクタリングサービスを提供しています。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方を提供しているため状況に応じて選択可能です。また、診療報酬・介護報酬ファクタリングも取り扱っていることが特徴です。東京・仙台・名古屋・大阪・福岡に拠点を構えているため、大都市圏で事業を行う企業は特に便利に利用できるでしょう。
運営会社 | 株式会社ビートレーディング |
手数料 |
※詳しくは要問い合わせ |
入金速度 | 最短2時間 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
対応ファクタリング | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、診療報酬・介護報酬ファクタリング |
URL | 公式サイト |
日本中小企業金融サポート機構
日本中小企業金融サポート機構は、経営革新等支援機関に認定されている社団法人です。経営革新等支援機構とは、中小企業経営強化支援法に基づいて財務局および経済産業局から認定を受けた機関のことを指し、日本中小企業金融サポート機構は、関東財務局長および関東経済産業局長からの認定を受けています。
この認定は中小企業に対して専門性の高い支援を提供することを認められた証であり、知識や実務経験が豊富であることがわかります。ファクタリングだけでなく補助金・助成金やクラウドファンディングなどに関する支援も行っているため、資金調達について総合的に相談できるでしょう。
運営会社 | 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 最短即日 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
対応ファクタリング | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
URL | 公式サイト |
OLTA株式会社
OLTA株式会社は、独立系の大手ファクタリング会社として、多くの企業の資金調達をサポートしています。特に、中小企業や個人事業主が選ぶオンライン型ファクタリングとしてNo.1という実績があります(2021年6月期調査)。
最短即日で資金調達できる点が魅力で、買い取り金額に上限・下限がないことから、あらゆる事業規模の企業が利用しやすいでしょう。AI審査やオンライン完結で経費削減を実現しているため、手数料が2~9%に抑えられている点もメリットだといえます。
運営会社 | OLTA株式会社 |
手数料 | 2〜9% |
入金速度 | 最短即日 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
対応ファクタリング | 2社間ファクタリング |
URL | 公式サイト |
株式会社アクティブサポート
株式会社アクティブサポートは、QuQuMoというブランド名でファクタリングサービスを提供しています。手続きをオンラインで完結でき、最短2時間で資金が入金されるため、急な支出があっても安心です。また、手数料が低いこともQuQuMOのメリットです。
法人・個人事業主の両方が利用でき、必要な書類は請求書と通帳のみのため、書類の準備に手間をかけることなく、本業に集中できます。
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
手数料 | 1%~ |
入金速度 | 最短2時間 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
対応ファクタリング | 2社間ファクタリング |
URL | 公式サイト |
株式会社アレシア
株式会社アレシアは、Best Factorというブランド名で2社間ファクタリングを提供しています。電話、Web、出張訪問で申し込みができるため、対面で確認や相談をしたい場合にも適しています。
利用するには30万円以上の売掛金が必要ですが、審査通過率は92.25%と高い確率を誇ります。公式サイトの資金調達シミュレーターでは手数料の無料診断ができるため、申し込みの前に試してみるとよいでしょう。
運営会社 | 株式会社アレシア |
手数料 | 2%~20% |
入金速度 | 最短24時間以内 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
対応ファクタリング | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
URL | 公式サイト |
GMOクリエイターズネットワーク株式会社
GMOクリエイターズネットワーク株式会社は、フリーナンスという名称でファクタリングや保険など、フリーランスを支えるサービスを提供しています。同社は、インターネット関連事業を中心に幅広いサービスを提供しているGMO系列であり、大手としての安心感があるでしょう。
ファクタリングの審査時間は最短30分で、16時半までに即日払いが承認された場合は当日中に資金の振り込みが完了します。独立系の大手ファクタリング会社として、多くの企業の資金調達をサポートしています。
運営会社 | GMOクリエイターズネットワーク株式会社 |
手数料 | 3%~10% |
入金速度 | 即日 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
対応ファクタリング | 2社間ファクタリング |
URL | 公式サイト |
アクリーティブ株式会社
アクリーティブ株式会社は、1999年の創業以来2,000社を超える取引先を持ち、年間5000億円超のファクタリングを実行している独立系の大手ファクタリング会社です。医療機関や調剤薬局、介護事業者向けに診療・介護報酬ファクタリングも行っています。
提携金融機関数も35社あり、安心して申し込みができるファクタリング会社だといえます。一方で、3社間ファクタリングのみの取り扱いとなるため、自社の利用に適しているかを検討しましょう。
運営会社 | アクリーティブ株式会社 |
手数料 | 月々0.25%~ |
入金速度 | 最短2週間 |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
対応ファクタリング | 3社間ファクタリング |
URL | 公式サイト |
【銀行系】おすすめの大手ファクタリング会社
ここからは、銀行系の大手ファクタリング会社を紹介していきます。
りそな決済サービス株式会社
りそな決済サービス株式会社は銀行系の大手ファクタリング会社であり、りそなホールディングスの一員です。
同社は法人向けにサービスを提供しており、診療・調剤・介護報酬ファクタリングや保証ファクタリングに対応しています。また、りそな決済サービス・ファクタリング会社・利用者・売掛先の4社で取引を行うでんさい活用型ファクタリングも利用可能です。
運営会社 | りそな決済サービス株式会社 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 要問い合わせ |
利用対象 | 法人中心 |
対応ファクタリング | 3社間ファクタリング・保証ファクタリング・でんさい活用型ファクタリング |
URL | 公式サイト |
みずほファクター株式会社
みずほファクター株式会社は、みずほフィナンシャルグループの一員である、銀行系の大手ファクタリング会社です。国内ファクタリングだけでなく、国際ファクタリングにも対応している点が特徴です。
国内では保証ファクタリングを提供しており、個別に与信管理ができる個別保証のほか、複数社を包括的に保証する包括保証も利用可能です。また、建設業界に対し、下請債権保全事業も展開しています。国際のほうでは輸出ファクタリングとして、輸出債権回収も担っているため、海外企業との取引がある企業も安心でしょう。
運営会社 | みずほファクター株式会社 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 要問い合わせ |
利用対象 | 法人 |
対応ファクタリング | 国内ファクタリング、国際ファクタリング |
URL | 公式サイト |
三菱UFJファクター株式会社
三菱UFJファクター株式会社は、三菱UFJフィナンシャルグループのファクタリング会社です。
根保証では、原則として10社以上の保証希望先に対して与信管理をサポートします。また、下請債権保全支援事業も展開しているほか、国際ファクタリングにも対応可能です。大口の与信枠も設定可能な点や新規取引先ごとに保証枠を設定できる点などが特徴で、安心して取引拡大を目指せます。
運営会社 | 三菱UFJファクター株式会社 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 要問い合わせ |
利用対象 | 法人 |
対応ファクタリング | 保証ファクタリング、国際ファクタリング |
URL | 公式サイト |
浜銀ファイナンス株式会社
浜銀ファイナンス株式会社は、横浜銀行グループの総合リース会社としてファイナンス業務や代金回収業務、ファクタリング業務を取り扱っています。
地元に根ざしているため、横浜周辺を拠点に営業している企業の強い味方だといえます。
運営会社 | 浜銀ファイナンス株式会社 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 要問い合わせ |
利用対象 | 法人 |
対応ファクタリング | 3社間ファクタリング |
URL | 公式サイト |
【ノンバンク系】おすすめの大手ファクタリング会社
ここからは、ノンバンク系の大手ファクタリング会社を紹介していきます。
三井住友カード株式会社
三井住友カード株式会社は、ノンバンク系の大手ファクタリング会社として、多くの企業の資金調達をサポートしています。BtoBだけでなく、BtoCの売掛債権にも対応しているため、フィットネスクラブや各種スクールなどの個人との間に発生する売掛金も売却が可能です。包括的な買取を依頼すれば多数の小口債権を管理する手間も省けます。
買取ファクタリングだけでなく保証ファクタリングも行っており、法人・個人どちらにも売掛債権がある企業などに便利でしょう。
運営会社 | 三井住友カード株式会社 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 要問い合わせ |
利用対象 | 法人・個人事業主 |
対応ファクタリング | ビジネスクレジット(一括買取型)、ビジネスクレジット(個別入会型)、コンシューマーファクタリング、国際ファクタリングなど |
URL | 公式サイト |
AGビジネスサポート株式会社
AGビジネスサポート株式会社は、事業資金や事業ローンなど、さまざまな金融サービスを提供している企業です。売掛債権は最短即日で現金化でき、来店不要で電話申し込みが可能な点が便利です。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方を利用可能で、10万円以上の売掛金であれば申し込めます。公式サイトでは、当てはまる項目を選択するだけでファクタリングを利用可能かどうかを診断できます。
運営会社 | AGビジネスサポート株式会社 |
手数料 | 2%~ |
入金速度 | 最短即日 |
利用対象 | 法人、個人事業主 ※買取金額によっては法人のみ |
対応ファクタリング | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
URL | 公式サイト |
三田証券株式会社
三田証券株式会社は、医療機関や介護事業者、調剤薬局の資金調達ニーズに対応するファクタリングサービスを提供しています。
最大2カ月の診療報酬債権のファクタリングに、同じく最大2カ月分の診療報酬等請求額の融資を組み合わせることで、4カ月分相当の資金調達が可能です。審査にやや時間を要しますが、医療機関向けに特化しているため、該当の業種にとっては便利でしょう。
運営会社 | 三田証券株式会社 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 約2~10営業日 |
利用対象 | 医療機関、介護事業者、調剤薬局 |
対応ファクタリング | 診療・調剤報酬債権・介護報酬債権ファクタリングサービス |
URL | 公式サイト |
オリックス株式会社
オリックス株式会社は、個人や法人にさまざまなソリューションを提供しています。売掛債権に関しては、通常の売掛債権買取から手形買取、売掛債権担保融資、診療・調剤・介護報酬債権ファクタリングを展開しています。
営業拠点が全国にあるという大手企業ならではのメリットがあり、担当者に直接話を聞きたい場合に便利です。
運営会社 | オリックス株式会社 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 要問い合わせ |
利用対象 | 法人 |
対応ファクタリング | 売掛債権買取、手形買取、診療・介護・調剤報酬債権ファクタリングサービス |
URL | 公式サイト |
三井住友ファイナンス&リース株式会社
三井住友ファイナンス&リース株式会社は、不動産ファイナンスや船舶ファイナンスなどの大型の金融サービスも取り扱う、実績のある大手企業です。
ファクタリングに関しては、売掛債権だけでなく手形債権も取り扱っています。また、でんさいファクタリングに対応しているのも特徴です。
運営会社 | 三井住友ファイナンス&リース株式会社 |
手数料 | 要問い合わせ |
入金速度 | 要問い合わせ |
利用対象 | 法人 |
対応ファクタリング | 売掛債権買取、手形債権買取、でんさいファクタリング |
URL | 公式サイト |
大手ファクタリング会社の選び方
数多くある大手ファクタリング会社の中から自社に最適な会社を選ぶために、おすすめの選び方を紹介していきます。
ファクタリング会社の種類
ファクタリング会社を選ぶ際には、独立系・銀行系・ノンバンク系の3種類の特徴を理解しておくことが重要です。独立系は柔軟な対応力があり、スピーディーな資金調達が可能です。銀行系は信頼性が高く、安定したサービスを提供します。ノンバンク系はさまざまな金融サービスを行っている企業の事業の一環であるため安心感があります。
独立系 | 柔軟な対応力、迅速な資金調達 |
銀行系 | 高い信頼性、安定したサービス |
ノンバンク形 | 大手グループ企業が提供する安心感 |
ファクタリングの取引形態
ファクタリング会社を選ぶ際は、対応している取引形態を把握することも重要です。買取型は、売掛金をファクタリング会社に売却し、迅速に現金化できる方法です。保証型は売掛金の回収保証を受ける形態で、取引先の信用リスクを軽減できる一方、支払期限は短縮されません。
2社間ファクタリングは自社とファクタリング会社のみで取引を行うため手続きが簡単で、3社間ファクタリングは売掛先も含めて取引を行うため透明性が高いといえます。
▷2社間ファクタリングとは?手数料やメリット・デメリット、3社間ファクタリングとの違い
▷3社間ファクタリングとは?メリット・デメリットや手数料、流れについて
取引きにかかる手数料
ファクタリング会社を選ぶ際には、取引にかかる手数料も重要な比較ポイントです。ファクタリング会社によって手数料率の設定は異なり、利用するサービスや取引額によっても変動します。
手数料は一般的に取引金額の一定割合として設定されるため、事前にしっかりと確認しましょう。手数料が高いと受け取れる資金が減少するため、複数のファクタリング会社の手数料を比較し、コストパフォーマンスの高い会社を選ぶことが重要です。
資金調達までにかかる日数
ファクタリング会社を選ぶ際には、申し込みから実際に資金調達できるまでの日数も重要なポイントです。急ぎの資金需要があるのに審査に時間がかかる会社を選んでしまうと、期限に間に合わなくなってしまいます。資金調達の緊急度に応じて、最短数時間や即日など、迅速に現金化が可能なファクタリング会社を選びましょう。
▷土日対応のファクタリング会社6選|入金してもらう方法や素早く調達するコツ
希望する買取額に対応しているか
大手ファクタリング会社は大口債権に対象を限定している場合もあるため、少額の資金調達にも対応しているか確認しましょう。
調達できる金額はファクタリング会社によって幅があります。上限・下限の設定がない場合や、フリーランスに特化したファクタリング会社もあるため、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。
サポート体制の充実度
サポート体制が充実しているかも、ファクタリング会社を選ぶ際のポイントです。ファクタリングに関するサポートはもちろん、経営改善に関するサポート体制が充実している会社なら、何かと頼りになります。
例えば、一部のファクタリング会社は、資金調達だけでなく、経営コンサルティングや経営改善のアドバイスを提供しています。企業の長期的な成長と安定のためにはこうしたアドバイスが不可欠です。
自社の状況に合わせてサポート体制が充実しているファクタリング会社を検討し、包括的な支援を受けるとよいでしょう。
ファクタリング会社の実績・規模
ファクタリング会社を選ぶ際には、実績や規模、利用者のクチコミも重要な判断材料となります。十分な実績は信頼性が高く、安定したサービスを提供している証拠です。また、規模が大きい会社は幅広いネットワークとリソースを活用できるため、より多様なニーズに対応できます。
さらに、利用者のクチコミを参考にすることで、実際のサービスの質や顧客対応について詳しく知ることも自社に適したファクタリング会社の選択に役立つでしょう。
▷【2024年最新】ファクタリングの人気おすすめ優良会社12選!即日・手数料を比較
大手ファクタリング会社を利用するメリット
ここでは、大手ファクタリング会社を利用するメリットを紹介していきます。
取引実績が豊富なため信頼度が高く安心して利用できる
大手ファクタリング会社は取引実績が自社サイトなどに明記されており、信頼度が高いことが特徴です。実績が豊富な会社はファクタリングのプロセスを熟知しており、スムーズな取引を実現してくれます。
さらに、取引に関するサポートも充実しているため、初めてファクタリングを利用する企業でも安心して手続きを進めることができるでしょう。
多額の資金調達に対応している
大手ファクタリング会社は買取限度額の上限が高めに設定されているか、場合によっては上限がないため、多額の資金調達に対応可能です。特に、急な大口取引や資金繰りの改善が必要になった場合、大手ファクタリング会社の資金力は大きなメリットになります。
手数料が比較的低く設定されている
大手ファクタリング会社は、手数料が比較的低く設定されています。多くの取引実績と豊富な資金を背景に効率的な運営を行っているため、手数料を高く設定せずに運営できるのです。
手数料が低いことで、企業の資金繰り改善や事業拡大がより効果的に進むでしょう。大手ファクタリング会社の利用はコストパフォーマンスの高い選択といえるのです。
さまざまな種類のファクタリングに対応している
大手ファクタリング会社は、買取型や保証型、2社間や3社間など、さまざまな種類のファクタリングに対応しています。そのため、企業は自社の状況やニーズに最適なファクタリング方法を選ぶことができます。
多様なサービスを提供する大手ファクタリング会社を選ぶことで、資金調達の柔軟性が高まり、企業のキャッシュフロー改善や経営の安定化に大いに役立ちます。
▷オンラインファクタリングとは?仕組みやメリット・デメリット、おすすめ業者を紹介
大手ファクタリング会社を利用するデメリット
大手ファクタリング会社にはさまざまなメリットがある一方、デメリットがあるのも事実です。どのようなデメリットがあるのか紹介していきます。
審査・契約などの手続きが複雑で手間がかかる
大手ファクタリング会社は業務マニュアルが厳格に定められていることが多く、柔軟性に欠けることがあります。また、必要書類が多く、審査や契約の手続きが複雑で手間がかかる点もデメリットです。以下に、大手ファクタリング会社で提出が求められる書類を示します。
- 決算書(過去数年分)
- 売掛金明細
- 契約書や請求書
- 会社概要書
- 代表者の身分証明書
こうした書類を不備なく準備する必要があり、手続きに時間と労力を要することが必須です。ファクタリングを利用する際には、このような手間を考慮しておくことが重要です。
即日・少額の資金調達に対応していないことが多い
大手ファクタリング会社は、場合によっては即日や少額の資金調達に対応していないことがあります。そのため、急な資金ニーズや少額の資金調達を必要とする企業にとっては、大手ファクタリング会社の利用は適していない可能性があります。
ただし、下限金額に制限がないファクタリング会社もあるため、諦めずによく比較をしてから判断するようにしましょう。
審査が厳しく簡単にファクタリングを利用できない
大手ファクタリング会社は、中小のファクタリング会社に比べて審査が厳しく、簡単にファクタリングを利用できないことがあります。これは、大手企業がリスク管理を徹底し、取引の安全性を重視しているためです。
こうした理由から、財務状況が厳しい企業やスタートアップ企業は、審査を通過するのが難しい場合があります。中小のファクタリング会社は柔軟な審査基準を持っていることが多いため、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
ファクタリングのオンライン化に力を入れていない会社もある
大手ファクタリング会社は、オンライン化に力を入れていない場合もあります。大口債権を扱うことが多い大手ファクタリング会社の方針と、オンラインファクタリングを利用したい層の需要とマッチしていないためです。
大口債権の場合は対面での詳細な審査や契約が重要視されることが多いという理由もあるでしょう。
法人向けのため個人事業主に対応していないことが多い
大手ファクタリング会社の中でも特に銀行系やノンバンク系は法人向けにサービスを提供することが多く、個人事業主には対応していない場合があります。これは、個人事業主が必要とする資金調達額と、大手ファクタリング会社が設定している買取限度額がマッチしていないことが一因です。
大手企業は、通常大口取引を前提としているため、少額の資金調達ニーズに応えることが難しい場合があるのです。
▷法人がファクタリングを利用するメリット・デメリット|審査項目や選び方
大手ファクタリング会社を利用した事例
ここでは、大手ファクタリング会社を利用した事例を紹介していきます。
システム開発会社の事例
あるシステム開発会社がファクタリングを利用したきっかけは、大型案件の受注による一時的な資金不足でした。外注エンジニアの採用費用や当面の人件費を確保することを目的とし、融資では時間がかかることや希望どおりの金額を借りられるとは限らないことから、ファクタリングの利用を決めたのです。
ファクタリングであれば返済負担を負わなくてもよいこともファクタリングを選んだ理由の一つです。まずは3社ファクタリングを行い、不足分を2社ファクタリングによって補うことでプロジェクトの進行に必要な資金を得ることができました。
Web制作・広告会社の事例
あるWeb制作・広告会社は、大型案件を受注する際のスタッフ増員のための費用をファクタリングで補うことにしました。タイミング的にほかの案件も売掛金の支払期限前だったこともあり、手元資金が不足していたのです。
当初は銀行や日本政策金融公庫からの融資も検討対象でしたが、案件スタートに間に合わせるために、ファクタリングの迅速さが決め手となりました。さらに2社間ファクタリングを選ぶことで、売掛先に知られることなく資金調達を達成しました。
携帯電話販売業の事例
ある携帯電話販売業者はキャリアから受け取る販売報奨金(バックマージン)で成り立っており、1カ月分をまとめて翌月以降に受け取ることができます。しかし、間に複数の代理店を挟むことも珍しくなく、実際の入金までのタイムラグが大きいのがネックでした。
店舗家賃や人件費、仕入などの支払いはサイクルが早く、タイミングによっては資金がショートしてしまうこともあります。そこで、新機種発売などの需要が伸びる際にスタッフを増員し、なおかつ給与をスムーズに支払うためにファクタリングの利用を決定。手数料はかかったものの、社員の信頼を損なわずに済みました。
大手ファクタリング会社を利用し資金繰りを改善しよう
大手ファクタリング会社を利用することで、企業は効果的に資金繰りを改善することができます。豊富な取引実績と高い信頼性があるため安心してサービスを利用でき、手数料が比較的低く設定されている点もメリットです。自社に適したファクタリング会社を活用してキャッシュフローを改善し、事業の成長を促進しましょう。
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