メルマガの挨拶文はもう迷わない!読まれる冒頭文や初回のお知らせ方法!
メルマガの挨拶文には、読者を惹きつけるためのキャッチーさが求められます。では、どのような書き出しが効果的なのでしょうか。ここでは、そんな「読まれるメルマガ」の挨拶文を、例文とともにご紹介します。
目次
メルマガの挨拶文の重要性
メルマガに限らず、通常のコミュニケーションでも「第一印象」が、その後の相手に対する印象に大きく影響してしまうことはないでしょうか?
メルマガの挨拶文は、いわばこの「第一印象」ともなり得る、最初のコミュニケーションです。ここで実際のユーザーの行動を想像してみましょう。
メルマガを受け取ったユーザーは、まず、件名でそのメールを開くかを判断し、冒頭文でそのメールを読み続けるかを決めることがほとんどです。
メルマガの効果測定の指標には、開封率やCTR(本文内に設置したリンクのクリック率)、CVR(目的のWebサイト内で何らかのアクションをした割合)などがありますが、メールの件名が開封率を左右する要素であるのに対し、メルマガの挨拶文は、このCTRやCVRに大きく影響する要素であると考えられるのです。
そのため、非常に重要であることがわかります。
初回メルマガのお知らせの例文
では、実際にどのような挨拶文が良いのかをみていきましょう。
まずは、「初回メルマガ」のお知らせに関する例文です。初回の場合は、初めましての挨拶とともに、どれくらいの頻度で、どのような情報が送られるのかを伝えるようにしてください。
例文
「〇〇さん、こんにちは!今月から、月1回~に関するお役立ち情報やお得なくキャンペーンなどをお届けいたします!」
「日頃よりの感謝を込めまして、メールにて~のお得情報を毎月お伝えしていきます。」
「ご意見・ご感想があれば、遠慮せずどんどんお寄せくださいね。」
メルマガの挨拶文で使えるネタ
次に、継続して配信するメルマガの挨拶文をご紹介します。効果的なメルマガの挨拶文やネタには、ある程度共通した特徴があることを知っておきましょう。
(1)時候の挨拶を文体を崩して書く
挨拶文の代表例として挙げられるのが、時候の挨拶です。ビジネスレターなどでもよく用いられる時候の挨拶ですが、季節に合わせた心情や季節感を感じさせる内容を盛り込むことで、読者の警戒を解き親近感を持ってもらう効果が期待できます。
ただし、メルマガにおいては、堅苦しくなり過ぎない点に注意しなければなりません。「新秋の折」「涼風の候」などの表現はとても美しいですが、読者にとっては、気軽な情報源でもあるメルマガとしては、あまりにもビジネス感が強すぎて、敬遠されてしまうかもしれません。
時候の挨拶を書くときにはあえて文体を崩し、柔らかい表現を心がけてみてください。
#1: 例文
「暑い日々が続いておりますが、〇〇さん、体調は大丈夫ですか?」
「暦の上では春でも、まだまだ寒い日が続いていますね」
「秋も深まってきて、ようやく過ごしやすい季節になってきました」
(2)時事ネタを入れる
挨拶文には、時事ネタを入れるのもおすすめです。
毎日のように報道されているニュースなどを、読者の属性を考慮しつつピックアップしてみましょう。流行に関することや、季節的なネタもおすすめです。ただし、ニュースサイトの文章をそのまま紹介するのではなく、“ひとひねり”加えるのがポイントです。
例えば、猛暑などのニュースであれば、体感温度を下げるためのライフハックを併せて紹介するなどです。特に本文で紹介したい自社製品・サービスにつなげられる話題であればより効果的です。
#2: 例文
「記録的な猛暑が続く中、いかがお過ごしでしょうか。ちなみに、ミントは体感温度を下げる効果も期待できるそうですよ」
「夏の風物詩、花火大会が各地で開催されていますね。ちなみに、世界最大の四尺玉と呼ばれる花火は、上空で開いた際の大きさが約800mにもなるそうです!想像以上の大きさですよね」
(3)読者のお悩みやトラブル
紹介する商品・サービスにそった、読者のよくあるお悩みやトラブルに関することを盛り込むのも良いでしょう。
メルマガは、どうしても一方通行のコミュニケーションになってしまいがちですが、実際にユーザーから寄せられた声を取り上げることで、双方向のコミュニケーションの場となり、読者との距離も縮まります。
#3: 例文
「先日、読者の方からこのような質問をいただきました。」
「◯◯をご購入いただくお客様の多くが、〜〜にトラブルを抱えていらっしゃいます。」
メルマガの書き出しに関する注意点
メルマガの書き出しには、適したネタがあるとともに、最低限押さえておきたい注意点もあります。4つの注意点を詳しくみていきましょう。
(1)毎回同じ挨拶文にしない
同じ挨拶文を使いまわさないようにしましょう。冒頭文が同じだと、その後の本文も同じと誤解されてしまい、読まれなくなってしまいます。
あえて毎回同じ挨拶文にしているパターンもありますが、それは多数の固定読者が確保できている場合に限ります。読者が相当なファンでない限り、固定の挨拶文では、読み進めてもらうことは難しいことを知っておきましょう。
(2)内容に関連した文章にする
挨拶文を本題に関連した話題にすることも重要です。
特に、デジタルネイティブ世代は、自分に必要な情報のみを取捨選択することに慣れています。つまり、自分に関係ない、重要性の低い情報だと思われれば、メルマガが読まれる可能性が低くなるのです。
そのため、最初の部分で有益な情報であることを分かりやすく伝える必要があります。本題として伝えたいことのうち、読者にとって最も魅力的だと考えられる情報を挨拶文にも盛り込めると良いでしょう。
(3)ユーザーの興味関心が惹きつける文章にする
読者の興味や関心を惹きつける文章にすることも重要です。ペルソナとしてターゲットにした人物を具体的にイメージし、その人が興味を持ってくれるような内容にすることが、書き出し文の前提条件だと言えるでしょう。
また、商品の広告で文章を始めるケースも避けなくてはなりません。読者からすれば、まだ興味のない商品に関する売り込みになってしまい、良いイメージを与えません。
あくまで読者ファーストの立場に立ち、読者にとって関心が持てそうな話題を書き出しに取り入れることを大切にしましょう。そのうえで本題につなげていければ、読者もスムーズに読み進めることができ、メルマガの効果も高まります。
(4)過激な表現などによるミスリード
注目や関心を集めるためだけの実態を伴わない誇張表現や、過激な表現などによるミスリードは絶対にNGです。
読者に誤解を与えるだけでなく、「内容を読んでみたら違った」といったメルマガは、結果として読者からの信頼を失ってしまいます。一時的に開封率をあげることはできるかもしれませんが、読者との関係性において、長期的にはマイナスの側面が大きいでしょう。
メルマガに挨拶文は不要?
メルマガにおける挨拶文の重要性を解説しましたが、実は近年、挨拶文のないメルマガによるマーケティングも増えてきています。
これは先にもお伝えしたとおり、インターネットによる情報収集が当たり前となった情報化社会では、自分に必要だと感じた情報しか参照しない傾向が強くなっているためです。メルマガも例外ではなく、読者は大量に届くメルマガの中から、読むべきメルマガを取捨選択しています。
つまり、メルマガにおいては、自分の欲求を自覚している「顕在ニーズ」ユーザーしか読まない傾向にあるのです。そのため、プロローグのような挨拶文は必要なく、冒頭で本題を過不足なく伝える必要があると言えるでしょう。
ただし、商品へのニーズを自覚していない「潜在ニーズ」を喚起するには、やはり挨拶文でのアプローチが重要となります。このような場合の挨拶文では、よくあるお悩みなどで、共感を得られる内容にすると効果的です。
挨拶文を工夫して読みたくなるメルマガに改善しよう
メルマガにおける挨拶文は、単なる前置きではありません。
メルマガの目的の一つである、本文内のCTRやCVRへと導く重要なフックとなる要素であり、潜在ニーズを抱える読者に対しては、顧客化・ファン化させるための一つのコミュニケーションとなるものです。
ここでご紹介した効果的な挨拶のパターンを理解し、有効なメールマーケティングの手段となるよう挨拶文を見直してみてはいかがでしょうか。
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