【2024年最新】タイプ別おすすめ給与計算ソフト!選び方や性能を徹底比較!
給与計算業務の効率化が実現できる給与計算ソフトの導入をご検討中の企業様に向け、給与計算ソフトの主な種類の説明から料金体系などの特徴を解説します。多数ある給与計算ソフトの中から、自社に合ったシステムの選ぶポイントなどもお伝えしますので、ぜひ導入の際の参考としてお役立てください。
目次
給与計算ソフトとは
給与計算ソフトは、勤怠情報に基づいて自動で従業員の給与計算を行うシステムのことです。
給与の自動計算のほかにも、給与明細書の発行、賃金台帳等の法定帳簿との連携、年末調整
などの作業がシステム上で行えるため、給与関連業務における多くの業務のコスト削減や効率化が図れるツールとなっています。
中小企業の給与計算業務の方法については、この給与計算ソフトが導入されているケースが最も多いと言われており、業界や業種を問わず、システム化により「手作業」による給与計算の効率化や課題改善を図る企業が増えているのです。
▷無料で使える給与計算ソフトおすすめ10選!機能や選び方も解説
給与計算ソフトの種類
給与計算ソフトの主な種類は、「インストール型」と「クラウド型」の2つが主流ですが、そのほかにも、給与計算のシステム化としては、カスタマイズ性に優れた「オンプレミス型」の方法もあります。それぞれ特徴を詳しく解説します。
インストール型給与計算ソフト
インストール型給与計算ソフトはパソコンなど、自身の端末にソフトをインストールして利用します。
クラウド型よりも導入費用が高い傾向にありますが、買い切りのためランニングコストを抑えられる点がメリットです。クラウド型の利用も徐々に増えていますが、インストール型ソフトの利用を継続している企業も多いでしょう。
ただし、インストールしたパソコンでしか利用できないことや、インストール後に法改正などがあった場合は、アップデートのため再度インストールし直す必要があります。また、給与計算ソフトは容量が大きいためパソコンによっては動きが重くなってしまう可能性もあるでしょう。
クラウド型給与計算ソフト
クラウド型は、インターネット上に構築されたシステムにアクセスして利用するため、パソコンにインストールする必要がありません。
インストール型と比べ、比較的、導入費用も抑えることができ、なかには無料トライアル期間を設けているサービスもあるため、操作性や機能を吟味したうえで導入を検討することができます。
また、クラウド型は改正法などへの対応時も自動でアップデートが実行されるため、ユーザー側の管理の手間を最大限効率化することもできるでしょう。
アクセス可能な端末と通信環境さえあれば、場所を問わずに利用できることから、給与計算業務のテレワーク化も可能です。
▷クラウド型給与計算ソフト徹底比較!メリット・デメリットなどわかりやすく紹介
オンプレミス型システム
オンプレミス型とは、自社サーバーにシステムを構築する運用方法です。
自社サーバーを利用した独自のシステムのため、必要な機能に絞ったカスタマイズができるほか、セキュリティ面の安全性が高いことがメリットです。
その一方で、開発費用が高額になる点や、運用開始までに時間が必要となること、「自社に必要な機能」を事前に見極めなければならないなどのデメリットがあります。
特に導入時の開発費用の負担が大きいことから、「ゼロ」ベースで開発する企業は少なく、オンプレミス型のソフトをベースに、自社のカスタマイズを加えることがほとんどと言えるでしょう。
▷給与計算を自動化・効率化するには?メリット・デメリットを徹底解説
給与計算ソフトの選び方
給与計算ソフトは、給与計算の自動化から給与明細の発行までに必要な機能を備えた一般的なものから、さらに年末調整やマイナンバー管理など、労務管理を包括的に効率化するための機能を搭載したものまで、さまざまです。
そこでここからは、給与計算ソフトの選び方について、そのポイントを解説していきます。
システム連携など自社に合ったソフトか
給与計算業務は、勤怠情報や人事関連のデータベース、会計業務など、親和性の高い業務との連携を効率化することで、より業務を軽減することができます。
そのため、これらの業務にすでにシステムを導入済みの場合、連携可能かどうかは、非常に重要です。
ただし、労務業務を包括的にサポートしてくれる多機能なソフトは、初期費用やランニングコストが高額になる傾向があります。従業員数が少ない場合は、給与計算やWEB明細発行といった基本機能のみで十分なケースもあるため、コストとのバランスを考慮しつつ、慎重に検討しましょう。
法改正など変更に自動対応できるか
給与計算業務は、税制や労働関連の法令などで法改正が行われた場合、影響を受けることもあるでしょう。当然、使用するシステムの仕様変更も必要になるため、法改正に伴うバージョンアップについて、どのような対応となるのかを確認しておきます。
クラウド型であれば、ユーザーでの作業が求められることはなく、休日の深夜帯などに自動でアップデートされることがほとんどです。しかし、インストール型の場合は、再インストールが必要となるケースが多いため、どの程度の作業工数や時間がかかるのかを予め把握しておくと良いでしょう。
サポート体制が整っているか
初期設定の方法や操作の不明点、不具合が起きた際の対応についてなど、導入後のサポート体制も、チェックしておくべきポイントとなります。
サポート体制については、提供会社によって、訪問でのサポートが可能なところもあれば、訪問は有料、あるいは、全ての対応をオンライン化しているケースなどもあり、さまざまです。
特に、業務のシステム化が初めての企業においては、導入時や導入後の定着までのサポートが手厚いサービスを選んでおくと安心です。
セキュリティはしっかりしているか
従業員の個人情報を取り扱う給与計算ソフトでは、情報管理の上での「セキュリティ」も重要です。
特に、クラウド型の給与計算ソフトは、クラウド上で情報管理するため、高度なセキュリティ環境が求められるでしょう。導入実績などを確認するほか、社内に情報システム部門があれば、セキュリティ環境をチェックしてもらうようにしてください。
また、情報漏えいなどのインシデントは、その多くが誤操作や管理ミス、不正などの人的なミスによって起きると言われています。運用する際の「ルール作り」もしっかりと行いましょう。
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インストール型給与計算ソフトのおすすめ・比較
ここからは、おすすめのインストール型給与計算ソフトを紹介します。
やよいの給与計算
やよいの給与計算は、初めて給与計算ソフトを利用する企業におすすめのソフトです。
動画による丁寧なスタートアップガイドが用意されているほか、業界最大規模といわれるカスタマーセンターにより、きめ細やかなサポートが受けられる点が魅力です。
また、やよいの給与計算は20名くらいまでの事業者向けソフトで、20名以上100名程度までの中小企業向けには「弥生給与」があります。
提供元 | 弥生株式会社 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 「あんしん保守サポート」付き初年度優待価格
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
給料らくだ・かるがるできる給料
給料らくだ・かるがるできる給料は、社労士が作成した給与計算ソフトです。
正社員のほか、パート・アルバイトなどの多様な賃金体系への対応のほか、法改正にもしっかり対応。実際に使用してみて、機能をもっと拡充したいと感じたら、上位ソフトに乗り換えできるのも特徴です。
「かるがるできる給料23」の他に、「給料らくだ23普及版」と「給料らくだプロ23」があります。それぞれ企業の規模、利用したい機能を考慮して選びましょう。
提供元 | 株式会社ビーエスエルシステム研究所 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
MJSかんたん!給与
「MJSかんたん!給与」は、従業員数50名までの業者に対応する給与計算ソフトです。登録可能な事業者数は無制限、複数の作業を行っていてもクリック1つで画面をさっと切り替えることができます。
何度も利用する画面はお気に入りに登録でき、アシストメニューもついているため、給与計算ソフト初心者にも安心です。
ペーパーレスを推進している企業なら、「Edge Tracker給与明細参照」を利用することで、従業員のスマートフォンへ給与明細を配信できます。
提供元 | 株式会社ミロク情報サービス |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 27,500円(税込) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
クラウド型給与計算ソフトのおすすめ・比較
続いて、クラウド型給与計算ソフトをご紹介します。
クラウド型は、同じ月額課金タイプでも、料金体系が定額制と従量課金制に分かれるため、将来的な成長も含めた自社の規模に合わせて選ぶようにしましょう。
ジンジャー給与
ジンジャー給与は、自動での給与計算により業務を効率化できるのはもちろんのこと、Webでの明細書発行や年末調整などの業務も自動化できるソフトです。
また、シリーズ製品を活用することで従業員の人事情報や勤怠情報と自動連携することも可能。正確かつスムーズな情報連携は、給与に関わる「確認作業」の大幅な作業負担軽減につながるでしょう。
提供元 | jinjer株式会社 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 300円〜/月/1ユーザーにつき ※ご契約は年間契約となります |
機能・特徴 |
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freee人事労務
クラウド型給与計算ソフトの「freee人事労務」は、給与計算と人事労務業務を1つのソフトで管理したい企業におすすめです。
経営者のみ(個人事業主向け)のサービスのほか、3名〜20名程度、21名〜200名まで、201名以上と、従業員数に合ったソフトが用意されています。
日々の勤怠管理、年末調整や入社・退職までの業務をカバーする充実した機能のほか、連携可能なシステムが豊富な点も魅力です。
提供元 | freee株式会社 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 年払い
月払い
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
マネーフォワード クラウド給与
マネーフォワード クラウド給与は、操作画面のわかりやすさや操作の簡易さに定評のある給与計算ソフトです。
オンラインで発行される給与明細は、スマホでも確認可能など、現代のビジネス環境に配慮した仕様となっています。法改正にも迅速かつスムーズに対応されるため、いつでも安心かつミスのない給与計算が実現します。
提供元 | 株式会社マネーフォワード |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 【年額プラン】 ■個人向け
■法人向け(50名以下)
■IPO準備・中堅〜上場企業向け:要問い合わせ 【月額プラン】 ■個人向け
■法人向け(50名以下)
■IPO準備・中堅〜上場企業向け:要問い合わせ ※従業員数51名以上は要問い合わせ |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
ジョブカン給与計算
ジョブカン給与計算は、給与担当者の声をもとに開発され、まさに「かゆいところに手が届く」ような便利機能が充実した給与計算ソフトです。
各種保険料のほか、通勤手当や残業手当なども自動計算されるため、計算業務の大幅な効率やミス軽減に役立つでしょう。
同じシリーズの勤怠管理システムなどと連携することもでき、バックオフィス業務を包括的に効率化できるのも魅力です。
提供元 | 株式会社 DONUTS |
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初期費用 | 0円 |
料金プラン | 無料プラン:0円/月 有料プラン:400円/月/ユーザー1名につき※大規模(500名目安)の企業は要問い合わせ ※ 月額最低利用料金は2,200円(税込) |
導入実績 | シリーズ累計導入企業15万社 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
オンプレミス型給与計算ソフトのおすすめ・比較
給与計算ソフトは、クラウド型やインストール型が主流のため、オンプレミス型は非常に少ないのが現状です。
しかし、機能面のマッチ度をより重視するのであれば、カスタマイズ性に優れたオンプレミス型を検討するのも良いでしょう。
Galileopt NX-Plus給与大将
「Galileopt NX-Plus給与大将」は給与・賞与計算、保険料の算定などの給与計算に必要な基本の他、さまざまなオプションを追加できるため、カスタマイズによっては、人事計画・労働力分析などより高いサポートも可能です。
そのため、将来的に給与計算管理だけでなく、人事・総務などシステム化の範囲を広げていきたい場合にもおすすめです。
提供元 | 株式会社ミロク情報サービス |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
TimePro-NX
「TimePro-XG給与」は、就業・給与・人事の業務に関する機能を集約した統合型人事労務パッケージです。
給与の自動計算や給与明細のメール配信といった基本機能のほか、変動があった項目のみを強調表示する機能や多重チェック機能など、実務目線の便利な機能が搭載されています。
また、勤怠管理機能では、なりすまし打刻を防止するための機能も搭載されており、適切な管理をサポートするための機能やセキュリティが充実している点が特徴です。
提供元 | アマノ株式会社 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | シリーズ累計20,000社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
PCA給与DX
PCA給与DXは、わかりやすい操作画面と充実した給与計算機能が特徴のパッケージ版ソフトです。
給与計算に望む機能を自由自在に設計・構築できるほか、起動制限を設けるなどセキュリティ面も安心。またExcelデータの読み込みによるデータ連携など、ファイルの受入・出力も柔軟な設定になっているため、すでに利用しているシステムとの連携もスムーズに行えるでしょう。
提供元 | ピー・シー・エー株式会社 |
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初期費用 | PCA給与DX:要問い合わせ PCAクラウド給与:0円 PCAサブスク給与:0円 |
料金プラン | 一台運用(パッケージ版)
PCA給与DX 複数台運用(ネットワーク版)
PCA給与DX API Edition:55万円(税込)~ PCAクラウド給与:11,550円~(税込)/月 PCAサブスク給与:9,900円~(税込)/月 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
自社に合った給与計算ソフトで業務を効率化
給与計算ソフトを導入することで、多くの場合、毎月の給与計算業務が大幅に効率化されます。
給与担当者の作業の負担が軽減されるだけでなく、自動化により「人的ミス」のリスクが低減されることは、適正な経営の上でも大きなメリットとなるでしょう。
クラウド型、インストール型、オンプレミス型と、それぞれに異なる一長一短の特徴があることを認識した上で、「自社に合う」給与計算ソフトを検討してみてはいかがでしょうか。
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