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【最新】SaaS業界・ビジネスを学ぶおすすめ書籍15冊を厳選して紹介

2023/02/03 2023/02/08

SaaS

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技術職やビジネス職から人気を集めているSaaS業界へ転職を考えている方や、SaaSビジネスに興味のある方は多いのではないでしょうか。本記事では、SaaS業界やビジネスを学ぶにあたって役立つ、厳選したおすすめの書籍15冊を紹介します。

SaaS業界・ビジネスを学ぶおすすめ書籍15冊

近年、SaaSビジネスに注目が集まっており、SaaS業界・ビジネスに関する書籍も多く展開されています。さまざまな視点から解説した本があるので、まずは自分に合う本や学びたい内容の本を選ぶことが大切です。

ここでは、SaaS業界・ビジネスについて学べるおすすめの書籍を15冊紹介します。

1.THE MODEL-マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

SaaSの世界で注目を集める「The Model」(セールスフォースで導入されている営業モデル)をもとに、さらに現状に適したマーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスのプロセスを解説した一冊です。SFA・MAの運用の基本からオペレーションの全体像までを分かりやすく説明しています。

理論の解説だけではなく、営業の全体像を把握でき、市場の攻略法や顧客との関係の深め方などを解説した実践的な内容です。これまでの営業スタイルが通用しなくなり、デジタル化や新たなプロセス構築をどのように進めるべきかを学びたい方に適しています。

画像参照:amazon

タイトルTHE MODEL-マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス
出版社翔泳社
著者福田康隆
価格1,980円(税込)

2.カスタマーサクセスとは何か-日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」

現代のビジネスでの重要課題であるカスタマーサクセスの考え方・背景・潮流について解説した本です。さらに、日本企業にとってのカスタマーサクセスの意味も説明しているので、現場担当者からマネジメント層・ビジネストレンドを知りたい方にも役立ちます。

多様な企業の事例をまじえながら、成功要因と実践指針を分かりやすく説明した一冊です。実務担当者やこれからカスタマーサクセスに関わる仕事に就きたい方向けに、キャリア形成について解説した付録も付いています。

画像参照:amazon

タイトルカスタマーサクセスとは何か-日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」
出版社英治出版
著者弘子ラザヴィ
価格1,980円(税込)

3.PLG-プロダクト・レッド・グロース

これからの成長戦略の主流となるプロダクト・レッド・グロース(PLG:製品主導型成長戦略)について解説した本です。PLGのメリット・デメリットから自社製品への適正判断、実践方法までを体系的に学べます。

成長企業が行っている戦略と実践方法を知り、自社の企業戦略の検討・実施に生かしたい経営者や投資家におすすめです。また、SaaSについての知識を増やしたい方やビジネストレンドを掴みたい方にも適しています。

画像参照:amazon

タイトルPLG プロダクト・レッド・グロース-「セールスがプロダクトを売る時代」から「プロダクトでプロダクトを売る時代」へ
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者ウェス・ブッシュ(著者)

八木映子(翻訳)

UB Ventures(監訳)

価格2,310円(税込)

4.カスタマーサクセス-サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則

これからのビジネスの基礎となるカスタマーサクセスの考え方と組織のあり方について解説した本です。カスタマーサクセスの重要性、定期収益の育て方、組織とマネジメントの在り方について実践的な内容を説明しています。

先進企業の取り組みをもとに、カスタマーサクセスを実践するための10原則といった形式で分かりやすくまとめられているのが特徴です。顧客との長期的な関係を作るために必要な考え方について解説されています。

画像参照:amazon

タイトルカスタマーサクセス-サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則
出版社英治出版
著者ニック・メータ(著者)

ダン・スタインマン(著者)

リンカーン・マーフィー(著者)

バーチャレクス・コンサルティング(翻訳)

価格2,090円(税込)

5.サブスクリプション-「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル

サブスクリプションビジネスの全貌と導入方法について説明した一冊です。従来のプロダクト販売モデルのビジネスでは成長が難しくなり、消費者の関心が「所有」から「利用」に移行している現代において、サブスクリプション形式のビジネスが注目されています。

第1部では、サブスクリプション企業がどのように顧客との関係を築いたのか事例をもとに説明しているため、知識を深められるでしょう。

第2部では、従来のプロダクト販売モデルの企業がどのようにサブスクリプションモデルに移行すればいいのかについて解説しています。イノベーション・マーケティング・営業・ファイナンス・ITといった機能ごとに説明しているので、幅広い知識を習得したい方におすすめの一冊です。

画像参照:amazon

タイトルサブスクリプション-「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル
出版社ダイヤモンド社
著者ティエン・ツォ(著者)

ゲイブ・ワイザート(著者)

桑野 順一郎(翻訳)

御立 英史(翻訳)

価格1,749円(税込)

6.インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド

インサイドセールスの立ち上げから運用までの知識と実践的なメソッドについて解説した本です。インサイドセールスを実際に運用している企業のインタビューも掲載しているので、より実践的な内容について学べます。

非対面で効率的に成約を得るための方法やインサイドセールスへの理解を深めたい方におすすめです。自社に合ったインサイドセールス部隊を作り上げ、成果を伸ばす方法が学べます。

画像参照:amazon

タイトルインサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド
出版社翔泳社
著者茂野 明彦
価格1,980円(税込)

7.増補改訂版 カスタマーサクセス実行戦略

創業当時からカスタマーサクセスに取り組んできたSansanの成果と知見が凝縮された一冊です。カスタマーサクセスの概念や役割を体系的に学びつつ、最新の知見とプラクティスについても学べます。

組織の作り方や人材育成、評価軸や拡張の方法などについて詳しく紹介しており、これからカスタマーサクセス組織を立ち上げる方や現在カスタマーサクセスに関わっている方におすすめの一冊です。

ブリヂストン、WOWOWのCS担当者、Gainsight社のダン・スタインマンとの対談も収録しているので、さまざまな業種の事例や知見も得られます。

画像参照:amazon

タイトル増補改訂版 カスタマーサクセス実行戦略
出版社翔泳社
著者山田 ひさのり
価格2,420円(税込)

8.セールス・イネーブルメント 世界最先端の営業組織の作り方

成果を出す営業社員を排出し続ける人材育成の仕組みであるセールス・イネーブルメントについて解説した本です。セールス・イネーブルメントの取り入れ方や、進める前に整備すべきことが学べます。

現場任せの営業育成や優秀な人材に頼りきりの状態から抜け出したい方におすすめです。先進企業の事例についても豊富に解説しており、具体例から理解をさらに深められます。

画像参照:amazon

タイトルセールス・イネーブルメント 世界最先端の営業組織の作り方
出版社かんき出版
著者山下貴宏
価格1,760円(税込)

9.プロダクトマネジメント-ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

ビジネスにおける目標を達成しつつ、顧客に価値を届ける商品・サービスを作り出すプロダクトマネジメントについて解説した本です。

顧客のニーズではなく自社の都合で不要な機能をリリースしてしまうビルドトラップを避け、市場での競争力を維持するために必要な考え方について学べます。

規模の大小に関係なく、プロダクト制作に携わるあらゆる方におすすめの一冊です。プロダクトマネージャーの役割と責任、戦略の立て方だけではなく、プロダクト主導の組織を支えるための文化や方針についても解説しています。

画像参照:amazon

タイトルプロダクトマネジメント-ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
出版社オライリージャパン
著者Melissa Perri(著者)
吉羽 龍太郎(翻訳)
価格2,640円(税込)

10.事例で学ぶ BtoBマーケティングの戦略と実践

BtoB分野におけるWebを利用したインバウンドマーケティングについて解説した本です。早くからBtoBマーケティングの分野でトライ&エラーを繰り返し、ネットでの情報発信を続けてきた筆者が専門知識をもとに解説しています。

実際の企業の取り組みを参考にしたケーススタディを主体にしているので、実践的な知識が得られるのが特徴です。BtoCとは異なる性質を持つBtoB業界がWebマーケティングに取り組むためのノウハウが詰め込まれています。

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タイトル事例で学ぶ BtoBマーケティングの戦略と実践
出版社すばる舎
著者栗原 康太
価格1,980円(税込)

11.EMPOWERED 普通のチームが並外れた製品を生み出すプロダクトリーダーシップ

一流テクノロジー企業の事例をもとに、チームや会社にとって必要なリーダーシップについて解説した本です。一流テクノロジー企業の強みは優秀な人材を採用できることではなく、イノベーションを生み出す環境が整っていることであると述べられています。

従業員が協力して困難な問題の解決に取り組み、並外れた製品を生み出す環境の作り方について解説した一冊です。世界の一流企業の例をもとに、コーチングや人事、製品戦略の立て方、チームの目標などについて解説しています。

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タイトルEMPOWERED 普通のチームが並外れた製品を生み出すプロダクトリーダーシップ
出版社日本能率協会マネジメントセンター
著者マーティ・ケーガン(著者)

クリス・ジョーンズ(著者)

二木夢子 (翻訳)

及川卓也 (前書き)

価格3,080円(税込)

12.ゼロから始めるプロダクトマネジメント

ユーザーにとって価値のある製品を届けつつ、自社のビジネスを成立させる手法であるプロダクトマネジメントについて解説した本です。中学2年生の少年がアプリを開発するストーリー形式で説明しているので、初歩的な内容から学べます。

新規のWebサービスを立ち上げたい責任者やマーケティングについて学びたいエンジニア、開発者の視点を知りたいマーケターなど幅広い方におすすめです。ソフトウェアプロダクトの企画・開発・リリース・改善といった一連のプロセスについて理解を深められます。

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タイトルゼロから始めるプロダクトマネジメント
出版社技術評論社
著者丹野瑞紀
価格1,848円(税込)

13.INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント

シリコンバレーで実践されているプロダクトマネジメントについて解説した本です。成功する製品を開発するために必要な組織の作り方や新しい製品アイデアを発見する方法、さらに製品を適切な顧客に届ける方法について解説しています。

具体的な例や企業のプロファイルについても紹介しており、プロダクトマネージャーに必要なノウハウが得られる一冊です。さらに、エンジニアや経営者、スタートアップ、新規事業開発担当などIT製品に関わる方に適しています。

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タイトルINSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
出版社日本能率協会マネジメントセンター
著者マーティ・ケーガン(著者)

佐藤真治 (著者)

関満徳 (著者)

神月謙一 (翻訳)

価格2,860円(税込)

14.ALL for SaaS SaaS立ち上げのすべて

SaaSの検討開始からリリースまでを体系的に解説した本です。freeeでプロダクトマネージャーとして新規SaaSを立ち上げた経験のある筆者が、SaaS立ち上げのプロセスを4つのフェーズに分けて解説しています。

SaaSと並んで注目されているサブスクリプションに焦点を当てるのではなく、サービスとしてソフトウェアを提供することを主軸にした一冊です。プロダクトマネージャー視点の解説ですが、エンジニアやデザイナーなどのプロダクトサイドの責任者、経営者にも必要な知識を網羅的に扱っています。

画像参照:amazon

タイトルALL for SaaS SaaS立ち上げのすべて
出版社翔泳社
著者宮田善孝
価格3,080円(税込)

15.成功しなきゃ、おかしい

デジタル時代において、既存事業や新規事業で新たな成長を生み出すためのプロセスを解説した一冊です。「予測できる売上(プレディクタブ・レベニュー)」という言葉を生み出した筆者が経験則をもとに体系的に説明しています。

新しい言葉や定義が多く登場するので、事業戦略に必要な最新の知識を得たい方におすすめです。多くのビジネスパーソンが見逃している成長のヒントが書かれています。

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タイトル成功しなきゃ、おかしい
出版社実業之日本社
著者ジェイソン・レムキン(著者)

アーロン・ロス(著者)

齋藤 慎子(翻訳)

神田 昌典(監修)

価格2,420円(税込)

SaaS業界・ビジネスが注目されている理由

SaaS業界・ビジネスが注目されている理由として、以下の2つがあげられます。

  • インターネットの技術革新によるサブスクリプション型ビジネスの増加
  • ベンダー企業と顧客の両方にメリットがある

まず、インターネットの技術革新によるサブスクリプション型ビジネスの増加が理由としてあげられます。インターネットの普及・発展により、クラウド型のサービスが広まりました。

また、必要な機能を一定期間で必要な分だけ利用できるサブスクリプション型ビジネスも多く展開されています。

SaaSビジネスもクラウド上でサービスを提供するサブスクリプション型ビジネスの一種です。このようなサブスクリプション型のビジネスはベンダー企業と顧客の両方にメリットがあります。

まず、買い切り型と比べ、初期費用が低く抑えられ、導入にかかる手間も少ないので、導入ハードルが低い点があげられるでしょう。

さらに、常に最新のバージョンを提供できる点もメリットです。顧客からの声をもとにサービスのアップデートを素早く行うことで、顧客の満足度を高められます。

このように、顧客が満足を高められれば長期利用につながり、企業の安定収入につながるでしょう。顧客との継続的な関係を構築でき、製品のファンを増やすことができるのです。

【2023年最新】SaaS管理ツールおすすめ8選!比較ポイントも解説

日本におけるSaaS業界の市場規模

総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、2021年の日本のSaaSを含むパブリッククラウドサービス市場は1兆5879億円で、前年比28.5%増と大きく成長しています。また、世界的にもSaaS業界は成長途中にあり、今後も市場規模の拡大が予想されている業界です。

市場拡大の要因として、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるオフィスの移転・縮小に伴うクラウドへの移行、DXの推進、データ駆動型ビジネスの推進のためにクラウドを活用したICT基盤の強化などがあげられています。

[出典:総務省「 令和4年版 情報通信白書」]

SaaSのメリット・デメリットを徹底解説!IaaS・PaaSとの違いや比較も

自分が学びやすい本からSaaS業界やビジネスを理解しよう

SaaS業界は今後も市場規模の拡大が予想されています。ビジネス形態や組織の在り方などさまざまな理論を理解するためには、書籍から情報を得るのがおすすめです。

SaaS業界に関する書籍にはさまざまな視点のものがあり、内容も理論中心のものからケーススタディがメインのものまで幅広く展開されています。今回紹介した書籍を参考に、自分に合いそうな書籍を見つけてみてください。

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ビズクロ編集部
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