電話番号は名刺にどのように記載すべき?正しい表記について解説
ビジネスにおけるコミュニケーションツールとして欠かせない名刺。名刺の電話番号が正しく記載されていないと、相手に不便をかけてしまうこともあります。今回は、電話番号の正しい名刺への記載方法について解説します。
目次
基本的に名刺には電話番号を掲載すべき
名刺は、ビジネスの第一印象を左右する重要なツールです。
コンタクトを円滑にするための情報が記載されるため、もし誤った情報が記載されていれば、相手に迷惑をかけたり、信頼を落としてしまったりすることもあるでしょう。
そのため、名刺には、最新の情報が適切かつ正確に記載されていなければなりません。なかでも電話番号は、基本的な連絡手段であり、とりわけ緊急時に使われる連絡手段であることから、必ず記載すべき情報といえます。
個人所有の携帯番号は載せなくて良い
従業員個人の携帯番号は、個人情報に該当するためプライバシー保護のためにも、名刺に番号を掲載する必要はありません。
会社側が、個人の携帯番号の記載を強要することに対する法律による制限はありませんが、個人情報であることを認識し、本人の意向を優先するなど、十分な配慮をした取り扱いをすべきといえます。
携帯番号を名刺に載せる場合の正しい表記
国内利用を想定する場合、「携帯:090-XXXX-XXXX」のように、「携帯」と「固定電話」を区別し、番号はハイフンを入れて記載します。
国外からの利用も想定される場合は、国コードの「81」を加え、冒頭の0を抜いた「+81-90-XXXX-XXXX」といった形式で記載するのが一般的です。利用されるシーンにあった記載方法を選びましょう。
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電話番号以外に名刺に記載すべき項目
名刺は、電話番号のほかにも、氏名、役職、社名、企業ロゴ、メールアドレス、会社住所などの記載すべき基本情報があります。また、最近はSNSのアカウント情報や、企業のウェブサイトURLを掲載するケースも多いでしょう。
記載情報が多すぎてもデザイン性や見やすさが下がってしまうため、内容を精査した上で、必要な情報を絞るようにしてください。
氏名
氏名は必ずフルネームを記載し、必要に応じてフリガナも付け加えます。国外の取引先やクライアントとのコミュニケーションで名刺を使うこともあるのであれば、表面を日本語表記、裏面を英語表記にするのも良いでしょう。
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会社名・部署名・役職
株式会社などの法人格表記は、略さずに正式名称で記載するのが一般的です。
また、部署や役職の情報は、名刺上で自身の業務範囲を明確にするだけでなく、お互いに権限や責任範囲を把握する指標としても機能します。特に大人数での名刺交換の場では、適切なコミュニケーションを取るための情報源となるため、必ず記載しましょう。
会社ロゴ
会社ロゴの記載は、企業イメージを視覚的に伝え、企業ブランドを印象づける効果が期待できるほか、ロゴの印象が残ることで、名刺交換も相手の目につきやすくなるといったメリットもあります。位置やサイズなど、名刺全体のデザインと調和させることが大切です。
住所
名刺は、基本的に連絡先の情報を伝えるツールのため、連絡先の一つである住所も記載が必要です。オフィスの所在の明示は、ビジネスにおける信頼性を高める要素の一つになることもあります。
企業HPのURL
近年は、企業HPのURLやQRコードなども、基本的な記載項目となっています。名刺からの自社HPへの誘導は、企業イメージやサービス、製品をアピールする絶好のセールスツールにもなるでしょう。
その他の項目
業務の信頼性につながる保有資格などを記載するのも良いでしょう。これらの情報は、特定のターゲットやビジネスシーンにおいて差別化を図るためのフックにもなります。
そのほか、SNSのアカウント情報などを載せるのもおすすめです。情報過多にならないよう、必要性とバランスを考慮して選択するようにしてください。
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名刺に電話番号を載せる場合は業務用の番号に限定しよう
ビジネスシーンにおいて、名刺は、正確な情報交換を支援するツールであり、記載内容やデザインによっては、信頼性を高める役割も果たしてくれます。
特に電話番号は、迅速なコミュニケーション手段として、今もビジネスシーンに根付いています。その一方で、個人所有の携帯番号を本人の同意なく名刺に記載することは、たとえ法律での規制がなくとも、避けるべき行為といえるでしょう。
基本的なビジネスマナーを守った名刺を作成し、ポジティブな印象を与えるツールとして活用しましょう。
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