HTMLメールとテキストメールの違いとは?各特徴や効果・メリットを解説

最終更新日時:2023/08/02

メール配信システム

HTMLメールとテキストメールの違い

作成するメールの形式は、主にHTML形式とテキスト形式に分けられます。それぞれどのような違いや特徴があるのでしょうか。本記事では、HTMLメールとテキストメールの違いについて、特徴から効果やメリットまで徹底的に解説します。

HTMLメールとテキストメールの違い・特徴

HTMLメールとテキストメールの違い・特徴について解説します。両者の違いを知れば、自社に必要なメール形式の理解につながるでしょう。

構成内容の違い

HTMLメールとテキストメールでは、メールを構成する内容が異なります。

テキストメールはテキストのみで構成されているメール形式です。テキストベースのシンプルなメッセージを送信できます。

一方、HTMLメールはテキストに加えて画像やボタンなども使用可能です。文字の装飾ができるなど表現の自由度が高く、視覚的にも強く訴求ができます。

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作業工数の違い

HTMLメールとテキストメールでは、作業工数も大きく異なります。テキストメールはテキストのみで作るため作業工数が少なく、簡単に作成可能です。

HTMLメールは画像の挿入や文字の装飾ができるぶん、作業工数は多くなります。メールを作成する上でHTMLとCSSに関する知識も必要となり、学習する場合は多大な時間を要するでしょう。

効果測定の違い

効果測定のしやすさもHTMLメールとテキストメールの大きな違いです。HTMLメールは開封率やクリック率などを計測できるため、効果測定が容易にできます。

テキストメールは、そのままでは効果測定ができません。効果測定をしたい場合は別途対策が必要となるほか、一部の項目しか測定できない場合もあるので注意しましょう。

レイアウトの違い

レイアウトの自由度も、HTMLメールとテキストメールで異なるポイントです。HTMLメールはレイアウトの自由度が高く、視覚的にも強く訴求できます。また、デスクトップ・モバイルなどさまざまな環境に対応可能です。

テキストメールはテキストのみで構成されるため、HTML形式に比べるとレイアウトの自由度は劣ります。見やすいメールを作成するためには、改行や記号などの効果的な使い分けが必要です。

サイズ容量の違い

HTMLメールとテキストメールとでは、サイズ容量にも相違があります。テキストメールはサイズ容量が小さいため、送信・受信時のサーバーへの負担が軽いのが特徴です。

HTMLメールは多彩な装飾ができることから、サイズ容量も大きい傾向にあります。受信側の環境によっては、装飾しすぎると正しく表示されないこともあるので注意しましょう。

HTMLメールのメリット

メールを作成する際に、HTMLメールを使用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、HTMLメールのメリットについて解説します。

ユーザーに読まれやすい

HTMLメールは画像や文字装飾、ボタンなどを活用して視覚的に強い訴求ができるため、ユーザーに読まれやすいのがメリットです。文字の大きさや色も調節できるので、伝えたい部分を的確に強調できます。ユーザーに伝えたい情報が明瞭になり、スムーズな伝達を実現するでしょう。

開封率の測定がしやすい

開封率の測定がしやすいのもHTMLメールのメリットです。本文中に画像やリンクなどのURLを埋め込むことで、サーバーに送られたデータ読み出しリクエストをもとに開封率を測定できます。また、挿入したリンクのクリック率などの効果測定も可能です。

メールが開封された場所やユーザーの使用端末などもわかるため、ユーザーの属性分析にも役立つでしょう。

訴求効果が高い

HTMLメールでは、画像やボタンの挿入、文字装飾などにより視覚効果の高いメールを作成できます。テキストのみのメールよりも見やすくデザイン性に優れているため、商品やサービスへの興味を惹きつけられるでしょう。

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HTMLメールのデメリット

HTMLメールを正しく理解して使うには、デメリットにも触れなくてはなりません。ここでは、HTMLメールのデメリットについて解説します。

専門的な知識が必要になる

HTMLメールの作成には、HTMLやCSSといったプログラミングの専門的な知識が必要です。

専門知識を持ったスタッフがいないとHTMLメールは作成できず、トラブル発生時にもスムーズで正確な対応ができません。教育の場を設けるか外部委託という選択肢がありますが、いずれもコスト負担は避けられないでしょう。

正確に表示されない可能性がある

受信側の環境次第では、HTMLメールが正しく表示されないことがあります。メーラーによって対応しているCSS言語が異なるためです。

文面の装飾にこだわりすぎるとレイアウトが崩れたり、表示エラーを起こしたりする恐れがあります。HTMLメールはシンプルなデザインを心がけ、表示確認をしてから送信しましょう。

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テキストメールのメリット

文字や記号などの単純構造からなるテキストメールは、使用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、テキストメールのメリットについて解説します。

専門的な知識を必要としない

テキストメールは通常のメールと同じ操作で作成できます。テキストを入力するだけでメールを作れるため、専門知識がなくても誰でも簡単に操作できるのがメリットです。

専門知識が不要なことから教育コストが少なく、手間や時間を要する恐れも低下するでしょう。導入のハードルが低く、すぐにメールビジネスを始められるのも利点となります。

受信側で正確に表示される

テキストメールは、メーラーによって見え方が変わることなく正確に表示されます。レイアウトの崩れや表示エラー、文字化けなどの心配がありません。HTMLメールのように受信環境や端末を気にする必要なく、メールの作成・送信が可能です。相手を選ばずに送信できるため、幅広い用途に使いやすいといえるでしょう。

スパムメール判定されにくい

テキストメールはスパムメールと判定されにくいのもメリットです。

メール本文にプログラムを埋め込むHTMLメールは、メーラーによってはセキュリティ面で弾かれてしまうこともあります。プログラム経由でウイルスに感染させる、悪質な手段があるためです。テキストメールはメールの本文中にプログラムを埋め込まないため、自ずとウイルスメールのリスクも下がりスパム判定を受けにくくなります。

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テキストメールのデメリット

テキストメールのデメリットを把握すると、誤った活用法を防げるでしょう。ここでは、テキストメールのデメリットについて解説します。

目を通してもらえない可能性がある

テキストメールは文字だけで構成されているため、HTMLメールよりも視覚的な訴求は弱まります。HTML形式に比べると、メールに目を通してもらえない可能性が高くなるでしょう。

ユーザーに読んでもらえるメールを作成するためには、改行や記号などを効果的に活用することが大切です。

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開封率の測定ができない

開封率の測定ができないのも、テキストメールのデメリットです。

開封率を測定するためには、メール本文中にタグを埋め込む必要があります。HTMLメールではタグの埋め込みが可能ですが、テキストメールではタグを埋め込むことはできません。開封率の測定はできないため、効果測定を重視するならHTMLメールの使用を視野に入れましょう。

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HTMLメールとテキストメールの使用頻度はどちらが多い?

HTMLメールとテキストメールの使用頻度はどちらが多いのでしょうか。両者の使用頻度について、さまざまな目線から紹介します。

テキストメールが6割超え

一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2023」によると、仕事でのメール送信には「テキスト形式」を使用している人が6割を超えるという調査結果が出ています。ビジネスシーンでは、テキストメールの使用が一般的といえるでしょう。

[出典:一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2023」]

HTMLメールは増加傾向にある

HTMLメールの使用は年々増加傾向にあります。

HTMLメールは画像の挿入や文字の装飾などにより、デザイン性の高いメールを送信可能です。開封率などの効果測定もでき、事業の今後に活かせます。多くのメリットを享受するために、ビジネスでHTMLメールを使用する機会が増えているのでしょう。

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HTMLメールが普及している理由

HTMLメールが普及しているのはなぜなのでしょうか。ここでは、HTMLメールの使用頻度が増加傾向にある理由について解説します。

スマートフォンの普及率が上がったため

スマートフォンの普及は、HTMLメールの使用頻度が増えた理由の1つです。スマートフォンは容量の大きいHTMLメールを正しく表示できます。また、これまでパソコンから行っていた動画視聴やECサイトの閲覧などもスマートフォンで行うようになりました。

スマートフォンの利用が当たり前になったことで、HTMLメールで画像や動画を使った視覚的な訴求ができるようになったのです。ECサイトが発行するメルマガとの相性もよく、情報を伝えてそのまま購買につなげるためのツールになっています。

HTMLメールの安全性が向上したため

HTMLメールはスパムメールに使用されることが多く、セキュリティ上の懸念から避けられてきました。また、メーラーからも迷惑メールとして弾かれやすかったメール形式です。

しかし近年では、受信者側のメールソフトやデバイスのセキュリティが向上しています。HTMLメールの安全性が確認できる環境になったため、使用が増加しつつあるのです。

用途に合わせてメールの形式を選択する

用途によって適したメール形式は異なります。ここでは、HTMLメールとテキストメールそれぞれが適している場面について解説します。

HTMLメールはBtoCに最適

BtoC領域のメール配信の場合、HTMLメールを使用するのが効果的です。商品やサービスの魅力を視覚的に伝えられるため、ユーザーの購買意欲を刺激できます。

また、開封率やクリック率などの効果測定ができるのもポイントです。分析したユーザーの興味関心に応じて配信内容を調節できるでしょう。

セミナーやイベントのお知らせに活用する場合の事例

BtoCのメールといえば、セミナーやイベントの告知です。HTMLメールで読者の目を惹くアイキャッチ画像を挿入すると、メールを開いたユーザーにセミナーやイベントの案内を読んでもらいやすくなります。

画像があることで、セミナーやイベントの内容を想像しやすくなるでしょう。内容がわかれば、商品やサービスへの注目をより高められます。注意すべきは、業界に適したメールデザインかどうかです。金融関係や保険関係など、業界によってはテキストメールで案内を送った方がいい場合もあります。

キャンペーンやセールのお知らせに活用する場合の事例

キャンペーンやセールのお知らせにも、HTMLメールが有効です。トップにアイキャッチ画像を挿入することで、ビジュアル的にアプローチできるでしょう。

画像内にキャンペーン名・期間・値段や値引きなどの訴求内容を盛り込めば、ひと目でキャンペーンの概要を伝えられます。より多くの認知を獲得してユーザーに参加してもらうために、アイキャッチを使ったHTMLメールは重要だといえるでしょう。

テキストメールはBtoBに最適

BtoB領域のメール配信の場合は、テキストメールが役立ちます。HTMLメールはメルマガなどで多く使用されるメール形式のため、販促メールと認識されやすい懸念があるためです。BtoBの場面では読まれずに破棄されてしまうこともあるでしょう。

テキストメールは通常の連絡手段として使う人が多く、即座に販促メールだとは判断されにくくなります。自分に対してのメールだと印象づける働きもあるため、BtoBのおいてはテキストメールが効果的です。

営業で活用する場合の事例

相手と面識がある場合は、営業担当の個人アドレスからテキストメールを送信するとよいでしょう。営業担当名から送られたテキストメールは、受信者からは通常のやり取りと同じように見えるため、開封への抵抗がなくなり高い開封率やクリック率が期待できます。

テキストメールを作成する際は、冒頭にユーザー名を入れたり、ユーザー個人に向けたメッセージを入れたりするのが有効です。対個人の丁寧なやり取りをすることで、テキストだけのメールを活かした効果的な営業ができます。

HTMLメールにはマルチパート配信の設定が必要

HTMLメールを使用するには、マルチパート配信の設定をする必要があります。マルチパート配信の役目や設定について解説しましょう。

マルチパート配信について

マルチパート配信とは、HTMLメールとテキストメールをまとめて同時に配信する形式のことです。マルチパート配信を行うことで、受信者のメーラーやデバイスの環境に応じた形式でメールを表示できます。

例えば、HTML形式に対応していない受信先にHTMLメールを送信した場合、代わりにテキストメールが表示されます。HTMLメールに未対応であってもメールが適切に表示されるよう、マルチパート配信をすることが大切です。

マルチパート配信を設定する方法

一般的なメールソフトでマルチパート配信を行いたい場合、ソースコードの編集が必要になります。ソースコードの編集には専門的な知識がいるため、簡単には設定できません。

難しい知識や設定なくマルチパート配信を行いたいなら、メール配信システムの活用がおすすめです。HTMLメールとテキストメールを同時に自動配信する機能が備わっているため、簡単にマルチパート配信に対応できます。

HTMLメールとテキストメールの違いを把握して目的に合わせて使い分けよう

HTMLメールとテキストメールには、それぞれメリット・デメリットがあるため、メール形式ごとの特徴を理解した上で目的に応じて使い分けることが大切です。今回の記事を参考に、HTMLメールとテキストメールを使い分けて、顧客ごとに適切なアプローチをしていきましょう。

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