プリヘッダーとは?開封率をあげる方法や最適な文字数を解説

最終更新日時:2023/07/19

メール配信システム

プリヘッダーとは

メールマーケティングへの需要が拡大する近年、コンバージョンに多大な影響を及ぼすメールの開封率を高める工夫として、プリヘッダーの設定が効果的といわれています。プリヘッダーとはどんなもので、どのように設定すればよいのでしょうか?本記事では、メールマーケティングの配信担当者に向けてプリヘッダーの概要とその重要性、メール開封率をあげる設定方法、注意点について詳しく解説します。

プリヘッダーとは?

プリヘッダーとは、メールボックスの一覧表示画面に表示されるメールの情報の1つで、デフォルトではメール本文の冒頭テキスト部分を表示する形になります。

ほとんどのメールサービスにおいて、メールボックス一覧には、次の3つの要素が表示されます。

  • 送信者の名前
  • メールの件名
  • プリヘッダー

メールを受け取ったユーザーは、メール一覧を見て中を見るかどうかを判断するため、上記の要素は開封率に影響するポイントとなるのです。

プリヘッダーのテキスト表示は設定を変更できます。規定の文字数のなかでプリヘッダーをうまく設定すれば、よりユーザーの興味や関心を高めることも可能です。

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プリヘッダーの設定がなぜ重要か?3つの理由

プリヘッダー自体を認識していないメール配信の担当者も多く見受けられます。しかし、プリヘッダーに適切な文章を設定することは、メールマーケティングにおいて確かな効果があるポイントの1つなのです。

ここではプリヘッダーの設定がなぜ重要なのか、主な3つの理由を解説します。

メールの価値を向上でき開封率を高められる

受信トレイで開封対象に選ばれるためには、ユーザーに役立つコンテンツであることを伝えられているかが重要です。その点においてプリヘッダーは効力を発揮します。

一般的に、ユーザーは件名で自身との関連性を判断し、プリヘッダーでメールの概要を把握します。つまり、プリヘッダーに適切な文言を設定することで、ユーザーに「このメールは自分にとって必要な情報があるかもしれない」という期待を高められるのです。期待値が高まれば、ユーザーは「詳しい内容を読んでみよう」とメールを開封するでしょう。

プリヘッダー設定の活用は、メール開封率を向上させる施策として重要といえるのです。

商品購入・サービス申し込みへのアクションも期待できる

プリヘッダーの設定は、商品購入やサービス申し込みなど、具体的なアクションを促すうえでも有効です。たとえば、メールで商品購入を促そうとした場合、主に以下の要素が必要となります。

  • 商品名
  • 期待できる効果
  • 価格帯やセール情報

これだけの要素を件名で設定するのは至難の業です。しかし、プリヘッダーと役割を分けて記載すれば、必要な情報を網羅し、ユーザーの興味や期待を高められるでしょう。

これにより、商品購入やサービス申し込みへなどのコンバージョンを達成しやすくなるのです。

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広告宣伝の役割を持っている

ユーザーはメールを開封する前に、件名やプリヘッダーを確認することが一般的です。この習慣を別の視点から見ると、仮にメールが開封されなかったとしても、件名やプリヘッダーは読まれるとも考えられます。

つまり、メールマーケティングにおいて、件名やプリヘッダーは潜在的な広告として機能しており、この視点からもプリヘッダーの活用は重要といえます。

件名とプリヘッダーを工夫することで、たとえメール本文が読まれなかったとしても、広告として認知拡大に寄与するでしょう。

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【テキストメール】プリヘッダーの設定方法

テキストメールの場合、プリヘッダーはメール本文の最初の何文字かが自動で取得され、メールボックス一覧に表示されるようになっています。

テキストメールの場合、プリヘッダーに表示される内容を変更するには、メール本文を変えるしかありません。テキストメールではHTML等のソースコードの埋め込みができないので、変更を加えられないのです。

そのため、プリヘッダーにふさわしく、かつメール本文の最初としても問題ない冒頭文を検討する必要があります。

【HTMLメール】プリヘッダーの設定方法

HTMLメールでは、メール本文とは別の文章をプリヘッダーに設定できます。HTMLソースコードにおける設定箇所と、新たに設置するソースコードについて紹介します。

プリヘッダーの設定箇所

HTMLメールにおけるプリヘッダーの設定箇所は以下の通りです。

<html>
 <head>
 </head>
  <body>
   <!-- ここにプリヘッダーのソースコードを追加する -->
   <table>
    <tr>
     <td>メール本文テキスト</td>
    </tr>
   </table>
  </body>
</html>

場所を間違えるとうまく表示されなかったり、想定していない場所に表示されてしまうこともあるので気をつけて設定し、確認しましょう。

設置するソースコード

プリヘッダーを設定するために前述の箇所に設置するソースコードは、用いるタグによって3種類から選べます。どれを使っても問題はありません。

<table>タグを用いたソースコード

<table>
 <tr>
  <td class="preheader">ここにプリヘッダーを入力する</td>
 </tr>
</table>

<div>タグを用いたソースコード

<div class="preheader">
ここにプリヘッダーを入力する
</div>

<span>タグを用いたソースコード

<span class="preheader">ここにプリヘッダーを入力する</span>

プリヘッダーの最適な文字数とは?

AndroidOSやiOSに標準搭載されるメーラーにおいて、プリヘッダーのおおよその表記可能文字数は以下の通りです。

メーラー表示可能文字数
Gmail(PC)全角81文字程度(件名と合算)
Gmail(スマホ)全角17〜50文字程度
※画面の縦横表示によって変化
Apple Mail(PC)全角34〜140文字程度
※ウインドウサイズにより変化
Apple Mail(スマホ)全角45〜100文字程度(2行表示の場合)
※5行表示の場合は全角115〜240文字程度
※画面の縦横表示によって変化

上記の表の通り、プリヘッダーはPCやスマホなどのデバイス、アプリの仕様、画面の表示幅によって表示される文字数が異なります。

そのため、プリヘッダーで重要なキーワードを入力する際は、ターゲットのデバイス環境を想定して設定しましょう。法人向けであればPCでの閲覧を想定して30文字以内、個人向けであればスマホ使用がメインと考えられるので17文字以内にキーワードを盛り込むと良いでしょう。

メール開封率をあげるプリヘッダーの記載内容の例

メールマーケティングで配信するメールの開封率をあげるには、適切なプリヘッダーの設定が求められます。ここでは魅力的なプリヘッダーを設定するための方法について解説します。

メールの内容をざっくりまとめて記載する

近年は少ない時間で高い満足度を得る「タイムパフォーマンス」が重視されています。メールの内容が簡潔に表現されているプリヘッダーはタイムパフォーマンスが良いため、ユーザーの興味・関心を高める1つの手段として有効です。

プリヘッダーへのメール内容の記載で注意したいのは件名とのバランスです。件名とプリヘッダーの内容が重複すると効果が薄れますが、全く別の内容を書いてしまうと統一性が失われてしまい、どのようなメールなのかが分かりにくくなってしまいます。

そのため、件名とプリヘッダーを上手く連動させるのがポイントです。具体的には件名にもっとも伝えたい内容を記載し、プリヘッダーでそれを補足する文章を加えると、バランスよく簡潔にメールの内容を表現できます。

キャンペーン・お得情報を記載する

キャンペーンやお得な情報をお知らせする際は、プリヘッダーにユーザーを惹きつける文言を付け加えると効果的です。

例えばセールを開催する場合、最大割引の金額や割合、対象となる商品のジャンルなどがわかると、ユーザーの興味・関心を惹きやすくなります。

さらに「先着○名」や「○日まで」など、人数や期間を指定することで限定感が高まるため、よりコンバージョンに至りやすくなるでしょう。

プリヘッダーにユーザー名を含める

ユーザーにとってメールは大量配信されるものという認識があります。そのため、ユーザー名などのパーソナライズテキストを追加することで、他のメールとは違った特別感を演出できます。

これは心理学の世界でハード・トゥ・ゲット・テクニックと呼ばれており、人は特別扱いされると好意的な行動を取りやすくなるという心理を利用した手法です。「あなただけに配信している」という希少性が、メールを開封したい気持ちを誘発するのです。

ここにキャンペーンやお得情報でのテクニックを組み合わせると、よりコンバージョンにつなげやすくなるでしょう。

CTAの内容を記載する

ユーザーが「このメールには自分にとってメリットがある」と感じるために重要なのは、「このメールからは何を得られるのか」が明確にわかるという点です。CTAの内容にユーザーのメリットが含まれている場合には、プリヘッダーテキストにCTAの内容を記載することも有効な方法です。

例)
〈件名〉来店イベント実施中
〈プリヘッダー〉公式LINEを友達に追加したら、当日使える10%割引クーポン進呈中

CTAの内容が記載されていることにより、ユーザーへの具体的なメリットを提示できるので、アクションを起こしやすくなります。「これはやったほうが得だ」と判断できた場合、ユーザーはメールを開封するだけでなく、具体的なアクションを起こしやすいのです。

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プリヘッダーを設定するうえでの注意点

プリヘッダーの設定を活用するうえでの注意点は、メールを流用した際にプリヘッダーの内容の更新が漏れてしまうことです。とくにHTMLメールの場合はソースコードのなかに埋め込まれる都合上、起こりがちなミスです。

更新漏れが起きないためにも、プリヘッダーの設定は都度チェックすることが大切です。

テキストメールでは件名とプリヘッダーが連動していることが基本となるため、メール本文をしっかり確認すれば問題ありません。HTMLメールの場合は、件名に合わせてプリヘッダーを設定する癖をつけると良いでしょう。

また、メールのフォーマットを充実させ、メールの流用そのものを止めることも効果的です。過去のメールを流用しなくなれば、プリヘッダーの更新漏れが発生することもありません。

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プリヘッダーを適切に設定しメール開封率を向上させよう

メールマーケティングを用いる場面は増えており、ユーザーが受け取るメール数は増え続けています。ユーザーに興味・関心を持ってもらうべくより効果的なアプローチをおこなっていくには、件名にこだわるだけでなく、プリヘッダーを適切に設定することが重要です。

プリヘッダーを有効活用できるようになれば、メールボックスの時点でユーザーの興味・関心を得やすくなり、開封率やコンバージョンの向上が期待できるでしょう。

本記事を参考に、ぜひ効果的にプリヘッダーを活用してみてください。

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