【例文あり】読まれやすいメルマガの構成とは?基礎知識から注意点まで!

最終更新日時:2023/01/12

メール配信システム

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読まれやすいメルマガの構成とはどのようなものなのでしょうか。本記事では、読まれやすい構成の書き方、読まれやすいメルマガのコツや要素、書く際の注意点を紹介します。メルマガの例文も用意しているので、メルマガの構成作成に困っている方は参考にしてください。

読まれやすいメルマガの構成

メルマガ(メールマガジン)とは、製品やサービスに関するお得な情報やキャンペーン、セミナーなどのお知らせを継続的に配信する電子メールです。

手軽に読めるメルマガは、SNSなどのコミュニケーションツールが多様化してきている中、マーケティング手法のひとつとして活用している企業があります。

では、読まれやすいメルマガとはどのようなものでしょうか。

  • 件名
  • ヘッダー
  • リード文
  • 本文
  • フッター

上記の5つに分けてご紹介します。

(1)件名

読まれやすいメルマガを制作するために重要なのは「件名」です。メルマガを配信しても、開封して読まれなければ意味がありません。

読まれやすい件名のポイントは、3つです。

  • 「メルマガ購読者のみ」や「限定」「今だけ」など特別感を出す言葉を入れる
  • 「○○のポイント」や「○○が教えるここだけの秘密」など読者が知りたいと感じる言葉を入れる
  • 「○%off」や「プレゼント付」などお得感がある言葉を入れる

件名に特別感を与えるワードを盛り込むのが読まれるポイントです。

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(2)ヘッダー

ヘッダーとは、メルマガの冒頭に入る配信元を知らせる文章です。読者が最初に目にするので、ヘッダーの良し悪しは開封率に大きく影響します。

そのため、ヘッダーには企業やサービスのロゴ、メルマガの名前など読者にわかりやすい情報を記載しましょう。

毎回同じヘッダーを使うことで配信元の信頼が深くなり、お客様への印象も良くなります。

(3)リード文

リード文はメールを開いて最初に見る文章なので、読者はこの情報を見てそのメールを読むか判断します。

そのため、リード文には、サービス名・商品名・メルマガの趣旨を説明した文章・お得な情報など、興味を持ってもらいメインコンテンツに誘導できるような一文を入れることが大切です。

(4)本文

本文は、メルマガの中で重要な項目の一つです。

件名やリード文で読者を惹きつけた上で、読者にとって有益な情報が盛り込まれていれば、読者はメルマガに期待以上の価値を感じることができて今後も継続的な購読につながります。

また、読みやすい文章の構成にすることも大切です。近年では、スマートフォンでメルマガを読む人も少なくありません。そこで、スマートフォンの画面上でも読みやすい構成や文字数になっているか確認しましょう。

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(5)フッター

フッターとは、メルマガの末尾に入る文章です。

発行元のホームページ・連絡先・住所・問い合わせ先・メルマガの配信停止方法などを箇条書きで入れます。なお、フッターにはヘッダーと同様に毎回同じ内容を入れるのがポイントです。

フッターに情報を入れる理由は、メルマガに営業上のサービスや商品の情報を広告・宣伝する内容が含まれている場合、特定電子メール法の対象になるからです。

特定電子メール法には、送信者の氏名や名称、受信拒否できる旨を記載する義務があるため、購読解除のページへのリンクなどで導線を作らなければなりません。

必要に応じて目次を記載するのも効果的

必要に応じて目次を記載するのも効果的です。

メルマガに複数の情報が含まれている場合、読者が全ての情報に興味があるとは限りません。興味がない情報が続けば、メルマガから離れてしまう可能性があります。

そこで長文や複数コンテンツを含む場合は、目次を記載すると読者は自分が求める情報へアクセスしやすくなり、顧客満足度の向上につながります。

目次を設置する際は箇条書きで記載し、読者の興味を引く言葉を使うのがコツです。

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メルマガ配信の前提として確認すべき大事なこと

そもそもメルマガを配信する場合、配信をする目的と対象を確認すべきです。

メルマガは、読者に対して伝えたい情報をダイレクトに届けられる非常に便利なツールです。

しかし、配信する目的と対象を確認し明確にしておかなければ、誰に何の情報を発信し、どのような内容やキャンペーン情報を提供するのかが曖昧になってしまいます。

1.配信目的

まずは、どのような目的でメルマガを配信するのかを明確にしましょう。

具体的な目的には、キャンペーン情報の提供、休眠顧客の掘り起こし、ユーザーの育成、自社のブランディングなどが挙げられます。

読者の興味を引き、継続して読んでもらえなければ読者に満足してもらえず購読率が低下します。

そのため、メルマガを配信する目的を明確にした上で、読者にとって分かりやすい情報を届ける必要があります。

メルマガの最適な配信頻度は?平均的な回数や意識すべきポイントを解説

2.配信対象

メルマガでは、配信相手先がどのような状態でメルマガを読んでいるのか想定することが大切です。

メルマガに登録している読者を分析し、性別や年齢、属性などを一度整理した上で、配信対象を設定してください。

配信対象を明確にすることで、読者の興味関心を引くメルマガを作ることができます。

ユーザーを虜にする人気のメルマガとは?最新事例も踏まえて解説!

読まれやすいメルマガのコツは「SUCCESs」

「SUCCESs」とは、Simple(シンプル)、Unexpected(意外性)、Concrete(具体性)、Credible(信頼性)、Emotional(感情に働きかける)、Story(物語性)の頭文字をとった言葉です。

「SUCCESs」は、プレゼンなどでよく使われる手法でメルマガにも応用可能です。ここでは、SUCCESsを構成する6つの要素について解説します。

(1)Simple(シンプル)

難しい言葉が続いたり、専門用語ばかり並んだりしては、読者は理解に時間がかかり読み続けたいという気持ちになりません。

メルマガ内のコンテンツは、誰もが理解でき、覚えられる単純明快な説明から始めるのがポイントです。

(2)Unexpected(意外性)

メルマガの内容が普遍的なものばかりが続いてしまうと読者は飽きてしまい、継続して読もうと思わなくなります。

そのため、意外性のある内容を提示し、読者の興味を引くことが大切です。

(3)Concrete(具体性)

抽象的な表現ばかりしていても、メルマガの情報が読者に十分伝わりません。

メルマガに関連した具体的なデータや事例を使うことで、説得力のある文章になります。

さらに、具体的な数字を示すことで読者がイメージしやすくなり、記憶にも残りやすくなります。

(4)Credible(信頼性)

過去の事例や口コミを使うことで、読者の信頼はアップします。配信元の企業や人に対する読者の信頼性が上がることで、メルマガの目的である集客や商品の販売につなげることが可能です。

しかし、根拠のない内容を記載することは逆効果です。

(5)Emotional(感情に働きかける)

単に情報を並べるだけではなく、読者がメルマガを読んで面白い、楽しい、興味深いという感情に働きかけることで、メルマガの内容が読者の印象に強く残ります。

感情を揺さぶることで興味や関心が高まり、メルマガの開封率やメルマガ解除率の低下にもつながります。

(6)Story(物語性)

メルマガの内容に物語性を持たせることで、読者の記憶に残りやすくなります。

ストーリーは頭の中で鮮明にイメージを浮かばせることができ、記憶に残るだけではなく、読者を引き込む力もあります。

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メルマガの例文(リード文・本文)

文章は配信する目的や対象を意識し、内容によって書き方を変える必要があります。

読者が何を求めているのか、どのような情報を得ようとしているのかなど読者目線で書くのがポイントです。

ここからは、「読まれやすい」メルマガの構成やコツを踏まえた上で、実際の例文をご紹介します。また、セミナーのお知らせやお役立ち資料紹介に使える例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

(1)セミナーお知らせ時の例文

セミナーお知らせ時の例文は以下の通りです。セミナー情報に誤りがないように注意してください。

○○様

お世話になっております。株式会社○○です。

弊社では、無料のオンラインセミナーを定期的に開催しております。

今回は「業務効率アップ!業務改善セミナー」のご案内です。

日々仕事を行う中で、もっと効率的に業務を進めたいと考えていませんか?

弊社が開催するセミナーでは、そんなお悩みをお聞きし、解決に導きます。

今回のセミナーでは、業務を効率化するためのノウハウはもちろん、生活の中で心がけるべきスケジュール管理などをご紹介します。

開催日時:○月○日16:00~17:00

対象:マーケティング担当者

こんな方におすすめ:業務効率が悪くなかなか仕事進まないと悩んでいる方

URL:http:~

(2)お役立ち資料紹介時の例文

お役立資料紹介時の例文は以下の通りです。

読者の悩みや課題に共感し、解決方法を提示できる資料という点を伝えると効果的です。

○○様

こんにちは。株式会社○○の○○です。

「リードの獲得数が伸びない」とお悩みではありませんか。

リードを獲得するには、ただメルマガを配信するだけでなく、読者が興味を持つような「件名」を考えてメルマガの開封率を上げることが大切です。

実際にリードの獲得数が増える「件名」の考え方や、メルマガの開封率が上がるポイントなどをご紹介します。

(略)

さらに参考にしたい方に向けて、「リード獲得事例集」をご用意いたしました。こちら(URL:http~)からダウンロードできますので、メルマガ配信の際に参考にしていただければ幸いです。

メルマガ構成の参考になるその他のフレームワークを紹介

ここまでは読みたくなるメルマガの構成や例文など、メルマガの基本的な部分について解説してきました。

ここからは、メルマガを最後まで読みたくなる2つの法則についてご紹介します。

1.BEAFの法則

BEAF(ビーフ)の法則とは売れるページを作るためのコピーライティングに用いられている法則で、Benefit・Evidence・Advantage・Featureの頭文字を取った言葉です。

  • Benefit(サービスを購入・利用することで得られるメリット)
  • Evidence(根拠)
  • Advantage(競合他社との違い、競合性優位)
  • Feature(商品の色やサイズなど様々な特徴)

上記の順番で文章の構成を作ることで、読者がメルマガを最後まで読みたくなる工夫をしてます。

2.PREP法

もう一つの方法は、PREP(プレップ)法です。これはPoint・Reason・Example・Pointの頭文字を取ったものです。

  • Point(ポイント・結論・要点)
  • Reason(理由)
  • Example(事例・具体例)
  • Point(ポイント・結論・要点)

PointはConclusion(結論)と表現されることもあり、CREC法と呼ばれることもあります。結論を始めに伝えることで、読者の興味を引き、続きが読みたくなるように構成する法則です。

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メルマガを書く際の注意点

継続して購読してもらえるメルマガを作るためには、いくつかの注意点があります。ここからは、メルマガを書く際の注意点を3つ見ていきましょう。

(1)要素ごとに改行や余白を入れる

メルマガは、「見やすいレイアウト」を心がけましょう。読者が読みにくそう、難しそうなどと感じてしまうと、一気に購読率は下がります。

要素ごとに改行や余白を入れることが大切で、ポイントがまとまっており、見やすいレイアウトにすることで、読者にとって読みやすいメルマガになります。

改行は全角35~40文字程度の適度な部分で行い、息継ぎをするところで句読点をつけたり、4行に1度は余白を入れたりするとさらに読みやすくなります。

(2)プロモーションは1割程度に留めて有益な情報であることを強調

プロモーションは1割程度にとどめ、有益な情報だと強調することも大切なポイントです。

商品の紹介やキャンペーン情報など、プロモーションが全面に出ていると売り込まれているような印象を受けるので、読者は敬遠してメルマガを読まなくなります。

しかし、プロモーションを全くしないとメルマガを配信する意味がありません。そこで、自然な流れを意識して、商品やサービスの良さも加えてみるのがおすすめです。

(3)1つのメルマガに複数のテーマを盛り込まない

1つのメルマガに複数のテーマが盛り込まれていると、読者は何を言いたいのかわからなくなるので、メルマガの購読を辞めてしまう可能性があります。

メルマガのメリットは手軽に読めることなので、わかりやすいものが受け入れられる傾向にあります。

メルマガはもう時代遅れ?その原因やファンを獲得する最新のメルマガ戦略

構成とポイントを知り読まれやすいメルマガを作ろう

メルマガには正しい構成や書き方、読者に読み続けてもらうポイントがあります。構成やポイントを知らずにメルマガを配信してしまうと効果が期待できず、成果を上げることは難しいでしょう。

今回はメルマガの基礎知識から注意点、場面ごとの例文もご紹介しました。コツを踏まえた上で、「読まれやすい」メルマガを配信していくことをおすすめします。

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