ユーザーを虜にする人気のメルマガとは?最新事例も踏まえて解説!

最終更新日時:2022/11/16

メール配信システム

None

メルマガの開封率に課題を感じている担当者のなかには、どのような対策をすればよいか途方に暮れている人もいるのではないでしょうか。この記事では、ユーザーに人気のメルマガの共通点や、実際の事例や人気を高めるコツ、ビジネスの成功に使えるメルマガ配信システムを紹介します。

人気のメルマガの共通点とは?

人気のメルマガには、いくつかの共通点があります。どんな共通点があるのかを具体的にみていきましょう。

(1)長期的に継続してメルマガを配信している

ユーザーが必要とする情報や役に立つ情報、面白い情報などを継続的に発信しているメルマガは、固定読者がつきやすく、読者からシェアされやすいものです。

たとえ有益な内容を一度発信したとしても、単発では「これ以上の情報はないんだな」と読者離れを引き起こしてしまいます。人気を得ているメルマガは、常に一定品質以上の内容を継続して配信している点が特徴です。

(2)ジャンルやユーザーを限定している

できるだけ多くの人に読んでもらおうと、幅広い層へ向けた文章を用意したくなるのは自然の考えです。ただし、ターゲットのぼやけた文章は、結局誰の心にも刺さらず、浅い内容となってしまうことも珍しくありません。

人気の高いメルマガほど、ジャンルやターゲット層を絞り、特定のユーザー層から支持されています。コアな読者が増えていくにつれ、メルマガの開封率なども向上していくでしょう。

(3)読みやすさにこだわっている

どれだけ価値ある内容をメルマガに盛り込んでも、読んでもらえなければ相手に価値が伝わりません。人気のメルマガ配信者は、内容に加えて読みやすさを意識して文章を練り込んでいます。

読みやすいメルマガでは、目次や見出しの活用、文章量、改行とのバランス、適度な装飾など、読者目線に立った工夫が施されています。人気のメルマガを実際に読んでみて、どこが読みやすいポイントなのかチェックしてみるとよいでしょう。

(4)メルマガ読者への特典をつけている

読者を惹きつけるうえで欠かせない取り組みのひとつが、特典のプレゼントです。人気のメルマガであるほど、読者にとって魅力的な特典がいくつも提供されている傾向にあります。

具体的には、読者の質問への回答、感想や意見を送るフォームの設置、投票がコンテンツに反映される仕組みなどです。登録者限定のイベントを開催し、そのときだけの特別な情報発信を試みる配信者も存在します。

(5)セグメント配信を活用している

セグメント配信とは、ユーザーを条件によって分類し、各グループ(セグメント)のニーズに応じてメルマガの内容を変更する配信方法です。

読者のニーズに合ったコンテンツを配信できるため、開封率やクリック率の向上が期待できます。着実に読者を増やしている人気配信者は、こうした工夫も施しています。

【企業・個人】面白いと評判!人気のメルマガ事例

ここからは、実際に高い人気を誇るメルマガを5つ紹介していきます。

(1)週刊MEGA地震予測

「週刊MEGA地震予測」は、2013年2月にJESEA(ジェシア・地震科学探査機構)が配信開始した地震予測に関するメルマガです。東日本大震災以降高まっている地震予測の必要性を受け、地震予測と根拠について詳細な情報が発信されています。

コンテンツはHTML形式で、地図や図表、写真、色分けなどを使って情報を整理し、読みやすく工夫されているのが特徴です。購読料は月額220円(税込)で、毎週水曜日に配信されています。

(2)MBが教える「美しい大人の情報源!」

MBが教える「美しい大人の情報源!」は、ファッションバイヤーであるMB(エムビー)氏による男性向けのファッションとビジネス思考を発信するメルマガです。

限定動画やライブ配信、気になるニュースのシェア、再現性の高いおしゃれメソッドなど豊富なコンテンツが魅力となっています。MB氏本人がベストセラー作家であり、人気サイトの運営者でもあるため、情報の見せ方には定評があります。購読料は月額550円(税込)です。

(3)堀江貴文のブログでは言えない話

「堀江貴文のブログでは言えない話」は、ブログには書き尽くせないこぼれ話を伝えるテキスト形式のメルマガです。発行者は、ホリエモンこと堀江貴文氏で、2010年から長期にわたって人気を集めています。

扱うジャンルが経済情報から芸能界の裏話までと幅広いのも、特徴のひとつです。Q&Aや個別ビジネス相談などの特典があり、堀江氏のキャラクターや経歴に惹かれるユーザーから圧倒的な支持を得ています。購読料は月額880円(税込)です。

(4)西野亮廣エンタメ研究所

「西野亮廣エンタメ研究所」は、会員制のオンラインサロンです。ビジネスで成功する秘訣の共有や、エンタメをメンバーで作り上げていく面白さなどもあり、人気を集めています。このオンラインサロンのメンバーになると、メルマガが毎日のように配信されるシステムです。

西野氏がビジネスで直面している課題をサロンメンバーに発信するのが、主なコンテンツとなっています。2,000〜3,000文字と、適度なボリューム感で配信されている点も特徴のひとつです。

メンバーしか得られない情報や経験、本人とのイベントなど、多種多様なユーザー特典が読者にメリットを感じさせています。

(5)週刊 Life is beautiful

「週刊 Life is beautiful」は、起業家、ソフトウェア・エンジニアなど多くの顔を持つ中島聡氏が発行するメルマガです。

世界に通用するエンジニアになるために必要な情報を、ゼミ形式のメルマガで配信しています。マイクロソフト本社での勤務や米国での起業など、さまざまな経験をした同氏ならではの意見や分析に触れることが可能です。購読料は880円(税込)で、毎週火曜日に配信されています。

自社のメルマガ人気を高める5つの方法

次に、メルマガの人気を高める5つの方法を紹介していきます。ぜひ自社のメルマガに活用してみてください。

(1)開封率の高いタイトルを研究する

メルマガは、開封してもらわなければ読んでもらえません。そのため、開封率を上げる取り組みが重要なポイントのひとつです。開封率を大きく左右するのが、メルマガのタイトルです。

タイトルを微調整するだけでも、開封率が変わると言われています。開封率の高いタイトルにするためには、以下のような工夫が効果的です。

  • 記号などを使って目立たせる(■□や▲△など)
  • 疑問形を使って読者に呼びかける(知っていますか?など)
  • 読者の注意を引く表現(「意外と」「実は」など)
  • タイトルをパターン化して認識してもらいやすくする

上記の工夫を実際にタイトルに盛り込み、読者の反応を見ながら開封率の高いタイトルづくりを心がけていきましょう。

(2)目的を明確にする

メルマガは目的によって、想定される読者が異なり、掲載する情報や書き方などが変わります。そのため、まずは目的を明確にする必要があります。メルマガの目的は、主に次のようなものです。

  • 販売促進
  • 集客
  • 企業としてのイメージアップ(ブランディング)
  • ユーザーとのコミュニケーション(ファンの獲得)

目的が明らかになればターゲット設定も明確にできるため、ニーズに合ったメルマガづくりが可能になります。結果として、ユーザーに響きやすいコンテンツを効率的に作成できるようになるでしょう。

(3)セグメントを活用する

セグメントとは、ターゲットを性別、年齢、居住地、職業、年収などの属性、興味・関心などによってグルーピングすることです。

セグメントの活用により、ユーザーのニーズに合わせたメルマガを配信できます。たとえば、購入履歴のあるユーザーにはキャンペーンの案内状を添付したり、セミナー会場の近くの居住者には招待メールを送ったりすることが可能です。

(4)顧客に伝えたい情報を先に書く

メルマガは情報を書く順番も大切です。メルマガを最初から最後まで読んでくれるユーザーは、残念ながらそれほど多くはありません。そのため、開封したときに最初に目につく冒頭部分に、もっとも伝えたい情報を書くことが重要です。

関心がそれほど高くないユーザーでも、冒頭に役立つ情報やお得な情報が載っていれば、続きが気になって購読してくれる可能性が高まります。

(5)読者参加型の企画を考える

メルマガは一方通行のコミュニケーションと思われがちですが、工夫次第で読者の能動的な参加をうながせます。

たとえば、Q&Aやアイデア募集、アンケート、リクエスト、プレゼントなどの企画が一例です。読者と一緒にメルマガを作り上げていくという意思を見せていけば、継続して読もうと考える読者も増えていくことでしょう。

ビジネスの成功に役立つメール配信システム5選

最後に、メルマガ配信におすすめのメール配信システムを5つ紹介します。

(1)まぐまぐ

まぐまぐは、1997年にリリースされた運用実績の豊富なメルマガ配信システムです。著名人、文化人から一般ユーザーまで幅広い層に利用されています。

導入費用や管理コストがかからないため、導入ハードルが低いのも特徴です。また、無料メルマガだけでなく、有料メルマガの配信も気軽に導入可能なので、メルマガの収益化も図りやすいでしょう。

提供元株式会社まぐまぐ
初期費用無料
料金プラン無料
機能・特徴25年以上の運用実績、導入費用や管理コストが不要、専用のサポートセンター、1か月に3億通のメルマガを配信
URL公式サイト

(2)blastmail

blastmailは、1万8000社以上が導入するメルマガ配信システムです。有名企業はもちろん、環境省や復興庁などの官公庁が導入していることからも、信頼度の高さがうかがえます。

簡単な操作でデザイン性の高いメルマガを作成できるのが、blastmailの特徴です。ITツールの操作に不慣れな担当者でも、直感的に操作して作業を進められることでしょう。

提供元株式会社ラクスライトクラウド
初期費用

  • Lightプラン:11,000円(税込)
  • Standardプラン:11,000円(税込)
  • Proプラン:55,000円(税込)
料金プラン

  • Lightプラン:3,300円(税込)~/月
  • Standardプラン:6,000円(税込)~/月
  • Proプラン:33,000円(税込)~/月 ※登録アドレス数によって月額料金が変動
導入実績1万8000社以上
機能・特徴迷惑メール対策、ターゲット配信、空メール登録、効果測定ツール、デコメール作成など

(3)める配くん

める配くんは、多機能でありながら低コストで利用できるのが特徴です。リーズナブルにメルマガ配信を開始できるため、小中規模の企業や組織に人気があります。

希望すれば導入前にオンラインセミナーを開催してくれるなど、サポートサービスが充実している点も特徴です。まずは無料のプラン診断を利用して、自社に適した料金プランを確認してみるとよいでしょう。

提供元株式会社ディライトフル
初期費用める配フリー:無料

その他プラン:8,800円(税込)

料金プラン

(月額)

  • める配フリー:0円(税込)/月
  • める配ライト:1,867円(税込)/月
  • める配7:2,376円(税込)/月
  • める配10:4,950円(税込)/月
  • める配20:9,702円(税込)/月
  • める配50:18,810円(税込)/月
  • める配70:2,9700円(税込)/月
  • める配100:39,600円(税込)/月
  • める配アタッチ:2,809円(税込)/月
導入実績2,000以上
機能・特徴他社からの乗り換えでキャッシュバック、ステップメール配信、誕生日メール配信、HTMLメール配信、クリックカウント機能など
URL公式サイト

(4)Benchmark Email

Benchmark Emailは、米国発のメルマガ配信システムです。HTML形式のメルマガのテンプレートが500以上用意されていることに加え、メルマガの効果測定ツールも数多く用意されています。

高度な機能は有料オプションとして提供されているため、自社に必要な機能を判断したうえでプランを選択するとよいでしょう。

提供元Benchmark Email(米国)
初期費用無料
料金プラン■リストプラン

  • アドレス数500件:1,530円/月
  • アドレス数1,000件:2,380円/月
  • アドレス数2,500件:3,825円/月

■配信数プラン

  • 1万通:5,000円/月
  • 5万通:18,000円/月
  • 10万通:30,000円/月

※登録アドレス数、または月間配信数によって月額料金が変動

導入実績50万社
機能・特徴世界50万社に利用された実績、15か国9言語に対応
URL公式サイト

(5)acmailer

メルマガ配信システムの中でもユニークなのがacmailerです。サーバーに設置するCGIタイプなので、登録アドレス数や配信数を気にする必要がありません。また、セキュリティやカスタマイズ機能を強化したDB版も用意されているのが特徴です。

メール未達の情報を管理する機能や、CSVに対応したメールアドレス管理機能が搭載されていることから、効率的に読者情報を管理するのに適したシステムといえます。

提供元エクストライノベーション株式会社
初期費用無料
料金プラン

  • フリーライセンス:無料
  • CGIライセンス:17,600円(税込)
機能・特徴絵文字・デコメールへの対応、アクセルメールモード、複数アカウント機能、メルマガ登録フォーム自動生成など
URL公式サイト

ビジネスの成長に貢献する面白いメルマガの配信を

メルマガは、ビジネスの成長に役立つマーケティング手法のひとつです。しかし、ただ配信するだけではビジネス上のメリットが得られません。ユーザーに「面白い」「役に立つ」と感じてもらい、商品やサービスに興味を持ってもらうきっかけづくりに活用していきましょう。

人気のメルマガには共通点があります。本記事で紹介した人気を高める方法やメルマガ配信システムを活用し、メルマガ読者を効率的に増やしていきましょう。

おすすめのセミナー視聴

メール配信システムの記事をもっと読む

メール配信システムの記事一覧

ビズクロ編集部
「ビズクロ」は、経営改善を実現する総合支援メディアです。ユーザーの皆さまにとって有意義なビジネスの情報やコンテンツの発信を継続的におこなっていきます。

おすすめ関連記事

静的CMSとは?動的CMSとの違いやメリットとデメリット・選び方について

最終更新日時:2024/04/19

CMS

最終更新日時:2024/04/19

CMS

ウェビナー集客を成功させるコツ|集客率アップのポイントやおすすめの代行サービス

最終更新日時:2024/04/19

ウェビナーツール

最終更新日時:2024/04/19

ウェビナーツール

人事評価で自己評価は必要?書き方や例文・自己評価が高い人と低い人の特徴

最終更新日時:2024/04/19

人事評価システム

最終更新日時:2024/04/19

人事評価システム

シフトを自動作成する方法|おすすめのアプリ・システムを紹介

最終更新日時:2024/04/19

シフト管理システム

最終更新日時:2024/04/19

シフト管理システム

人事評価制度が学べるおすすめの本6選|選ぶ際のポイントとあわせて解説

最終更新日時:2024/04/18

人事評価システム

最終更新日時:2024/04/18

人事評価システム

ホームページを開設する方法!必要なものや手順・費用をわかりやすく解説

最終更新日時:2024/04/18

ホームページ制作

最終更新日時:2024/04/18

ホームページ制作

ホームページのアクセス解析で分かること|解析後の改善方法やおすすめの解析ツール

最終更新日時:2024/04/17

ホームページ制作

最終更新日時:2024/04/17

ホームページ制作

中途採用者の給与の決め方|決定するまでの流れやトラブル事例について

最終更新日時:2024/04/17

採用管理システム

最終更新日時:2024/04/17

採用管理システム

中小企業が新卒採用に苦戦する原因|採用を成功させるポイントや施策を紹介

最終更新日時:2024/04/17

採用管理システム

最終更新日時:2024/04/17

採用管理システム

新卒採用スケジュールを策定する際のポイント|事前準備や早期選考のメリット

最終更新日時:2024/04/17

採用管理システム

最終更新日時:2024/04/17

採用管理システム