無料で使えるおすすめの採用管理システム11選!導入するメリットや失敗しない選び方
採用業務を効率化できる採用管理システム。しかし、予算の問題などから導入に踏み切れない担当者の方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、無料で使える採用管理システムついて、おすすめの採用管理システム11選を、機能から特徴まで徹底解説していきます。
目次
無料で使える採用管理システムとは?
採用管理システムは、採用活動で扱う膨大な情報を効率的に管理することを目的としています。その主な管理対象となるのが、求人と応募者です。求人管理では、求人メディアとの連携や自社の求人ページ作成など、母集団形成の手段となる求人票の管理がメインです。
また応募者管理では、求人広告から応募した方の個人情報に加え、選考の進捗や面接の評価など応募者の情報管理を一括して行います。
利便性の高い採用管理システムですが、人事部にも予算があるため、費用対効果が見込めなければ導入できないケースも多いのではないでしょうか。そこで、コストに見合うだけの効果があるのか操作性に問題はないかなどを確認するために、無料プランやトライアル期間などを設定し気軽に試せる採用管理システムも多くあります。
また、近年では人材会社がトータルソリューションの一環として、完全無料で使える採用管理システムの提供を始めています。そのため、企業は今まで以上に採用管理ツールの柔軟な選択ができるようになったといえるでしょう。
▷採用管理システムとは?主な機能やメリット・導入する際の選び方を解説!
無料の採用管理システムを導入するメリット
採用管理システムを無料で導入できると、企業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは主なメリットを3つ紹介します。
面倒な管理業務の効率化が見込める
新卒や中途入社・派遣や業務委託など雇用形態が多様化する中で、採用活動にかかる工数は増加しています。雇用形態によって求人票や選考フローが異なるため、管理が複雑化する傾向にあるのです。
しかし採用管理システムでは採用情報を一元管理できるため、属性ごとに情報を表示・分析できます。「どのエリアでどれくらいの応募が集まっているのか」や「応募者がどのフェーズまで進んでいるのか」をリアルタイムで把握できるため、担当者は少ない工数で業務の処理が可能となるのです。
コストを抑えて採用活動を活発化できる
採用活動には、主に求人広告の出稿費や書類選考・面接に伴う人件費などのコストがかかります。特に日本は少子高齢化で労働力人口が減少傾向にあるため、1つのポジション採用に必要なコストが増加傾向です。
採用管理システムは、求人広告の作成だけでなく広告を検索エンジンと連携させて、ユーザーのアクセス数を増やす機能があります。また分析機能を持つシステムであれば、現行の採用活動における問題点を可視化し、次のアクションに役立てることも可能です。
これらの機能を活用することで、無駄な出費を抑えつつ効果的な採用活動が推進できるようになります。
人材のミスマッチが起こるリスクを減らせる
採用管理システムは、応募者の評価を一元管理しています。そのため、選考プロセスの透明性が向上し、面接の担当者が変わっても評価基準のずれが生じにくくなっています。
たとえば応募者ごとにステータスが表示されるだけでなく、面接官がどのように評価をしたのかをコメントで入力が可能です。次の面接官は前回の評価コメントを事前に確認することで、応募者の評価ポイントを把握しつつ別の視点で質問できるため、より多角的な人材選定ができます。
また前の面接官がスキルマッチの面で評価をつけていた場合、次の面接官はスキル面の深掘りやカルチャーマッチの確認など、自社との相性を見極める中で不足している情報を収集できます。
▷【2023年最新】おすすめの採用管理システム20選比較|選び方と導入のポイント
無料の採用管理システムを導入するデメリット
コストを抑えつつ採用活動を効率化する採用管理システムですが、デメリットもあります。ここでは、無料の採用管理システムを導入した場合に発生するデメリットを2つ紹介します。
システムを使いこなせるまでに時間がかかる
採用管理システムは、無料版でも複数の機能を搭載しています。複数の機能を効果的に使うには、マニュアルの確認など時間が必要です。特に採用のプロセスは会社やポジションごとに異なるため、個別のカスタマイズに時間がかかるでしょう。
また無料の採用管理システムは、有料に比べてサポート体制が不十分なこともあります。そのためシステムの使い方に関する問い合わせや、トラブルの早期解決が難しい場合もあるのです。
有料と比べて機能が制限されている傾向がある
無料の採用管理システムは汎用的な機能を提供しているものの、有料と比較してユーザーの細かなニーズに応えられるほどの機能はありません。つまり、有料の採用管理システムと比較すると機能を制限している場合が多いのです。
制限される要素は、利用ユーザー数や応募者の登録数・自動化できる領域・連携できるシステムの種類など、システムによって異なります。全ての機能が使いたい場合は、やはり有料の採用管理システムを選定しなければなりません。
無料の採用管理システムの失敗しない選び方・比較ポイント
無料の採用管理システムは、一部の機能を制限していることが多いです。そのため、自社の採用活動で欠けている要素を補うシステムの選定が大切です。
具体的に、どのような基準で採用管理システムを選定すればいいのでしょうか。ここでは、失敗しない無料の採用管理システムの選び方を5つ解説します。
会社の規模にマッチしているか
採用管理システムは、会社の規模に合わせた導入が重要です。特に事業の多角化や多店舗展開が進んでいる会社は、年間の採用数が多い傾向にあります。求人票の作成数や応募者の登録数などに制限がある採用管理システムを選んでしまうと、採用の工数が増えたり優秀な人材を逃したりする可能性があるでしょう。
また、人事部が少人数の場合、1人あたりの業務数が増えるため採用の自動化やスムーズなシステム連携が求められます。このように会社の規模に応じて、採用活動の方法は異なります。会社の規模感や採用人数を考慮に入れて、必要な機能を洗い出してください。
機能制限はあるか・無料期間はどの程度か
多くの採用管理システムは無料プランで基本機能が使えるものの、一部の高度な機能は有料プランのみの場合があります。そのため、自社の採用活動に必要な機能が制限されていないかを事前に確認してください。
また、採用管理システムで無料プランや無料トライアルを利用する場合、期限設定されていることが多いので注意しましょう。期間が設定されている採用管理システムでは、期間終了後に自動で有料プランへ切り替わる場合もあります。
そのため、期間内にシステムを十分に試し自社に合っているか主に使う担当者が使いこなせているかの確認が重要です。実際に試して有料プランに移行するメリットがなければ、期間中の解約手続きを忘れないようにしましょう。
他サービスとの連携はできるか
採用業務を効率化するのに、他サービスとの連携機能は欠かせません。システムの連携でデータの共有が行えるため、情報の転記や確認に時間を取られる心配がなくなるでしょう。
たとえば、求人媒体の管理システムと連携し応募者の情報を自動で取り込めるようになると、応募者の管理が効率化できます。特に人材エージェントを併用している場合は、連携機能の恩恵を受けやすいでしょう。
さらに人事システムと連携できれば、内定者の情報を自動登録することで入社手続きがスムーズになります。このように既存システムとの連携範囲が広がるほど、各プロセスの業務効率化につなげられるのです。
画面は見やすいか・操作はしやすいか
操作性や画面の見やすさも確認すべきポイントです。画面が見にくいと情報の確認や入力に時間がかかり、作業効率が低下します。また、操作が難しいと転記ミスなどで余計な時間がかかることもあるでしょう。
採用管理システムは業務の効率化が目的なので、画面が見やすく操作しやすいものを選定してください。画面の見やすさや操作のしやすさは、以下のポイントを確認します。
画面の見やすさ | 操作のしやすさ |
フォントサイズや色使いは適切で見やすいか | 必要な機能を直感的に見つけられるか |
ボタンやメニューの配置が分かりやすいか | 入力ミスを減らすための補助機能があるか |
シンプルなレイアウトで情報が整理されているか | レスポンスに対して遅さ・重さを感じないか |
サポート体制は十分か
採用管理システムを活用する際、操作方法の不明点やトラブルが発生します。その際、十分なサポートを受けられるかどうかは、採用管理システムを提供するベンダーによって変わります。
採用管理システムのサポート体制を比較する際は、以下のポイントを確認しましょう。
- サポートの受付時間の長さ
- 問い合わせ方法の種類(電話、メール、チャットなど)
- 問い合わせに対する回答の早さと情報量の適切さ
- ヘルプコンテンツの充実度(FAQやマニュアルなど)
実際に問い合わせを行い、どこまでサポートしてくれるのか直接の確認もおすすめです。
【完全無料で使える】おすすめの採用管理システム
採用管理システムは多くの企業が提供しています。特に人材会社のシステムは、トータルソリューションの観点で完全無料化されていることが多いです。ここでは、求人メディアを運営している人材会社の採用管理システムを4つ紹介します。
Hirehub
Hirehubは、エン・ジャパン株式会社が提供する採用管理システムです。自社の採用サイトに加えて、求人メディアや人材エージェントなど、複数の経路から応募者情報を集め、選考フローに合わせて適切に管理できる特徴があります。
提供元 | エン・ジャパン株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
リクナビHRTech採用管理
リクナビHRTech採用管理は、株式会社リクルートが提供するHRテックサービスです。Excelのようなシンプルな画面設計で、クリック入力をベースとした直感的な操作が特徴です。さらに選考後は期間やエージェントごとに集計を行い、書類選考や面接の通過率を可視化ができるため、選考プロセスの改善にも役立てられるでしょう。
提供元 | 株式会社リクルート |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
導入企業数 | 導入実績10,000社以上 ※2020年1月時点 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
HITO-Manager
HITO-Managerは、パーソルプロセス&テクノロジー株式会社が提供するアルバイト特化型の採用管理システムです。パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、dodaの母体であるパーソルグループのシステム領域を担っています。
応募者の管理だけでなく、母集団形成に関する機能を網羅している点が特徴です。オプションにはなるものの、SEOの専門家やデザイナーが専用の採用ページを作成・最適化し、母集団形成の支援もできます。
提供元 | パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ ※一部オプション機能あり(自社採用サイト制作、サーチマップ、応募課金広告、最低賃金アラート、要確認対象者検出機能、SNS機能) |
導入企業数 | 導入店舗数約16万 ※2023年4月時点 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
engage
engageは、エン・ジャパン株式会社が提供する採用支援ツールです。
採用ページの作成から、応募者とのチャット形式でのコミュニケーション・動画面接機能など、幅広い機能を完全無料で提供しています。さらに入社後の早期離職を予防するHR OnBoardや、オンライン適性検査のTalent Analyticsなども一部無料で活用できます
提供元 | エン・ジャパン株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
導入企業数 | 40万社以上が導入済み ※2023年4月時点 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
【機能制限付き無料プランあり】おすすめの採用管理システム
完全無料の採用管理システムよりも高機能を求める場合、無料プランのある採用管理システムがおすすめです。ここでは、無料プランがある採用管理システムを3つ紹介します。無料プランでシステムを実際に試して、有料プランへ切り替えるかを検討したい方におすすめです。
Talentio
Talentioは、株式会社タレンティオが提供する採用管理システムです。求人媒体との連携だけでなく、リファラル採用やタレントプールなど、幅広い採用手法を想定した機能が搭載されています。
Web面接サービスやリファレンスチェックサービスなど複数のサービスと連携が可能で、選考プロセスの効率化に適しています。
提供元 | 株式会社タレンティオ |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
ジョブカン採用管理
ジョブカン採用管理は、株式会社DONUTSが提供する採用管理システムです。
求人票を求人検索サイトに転載するだけでなく、どの経路から応募がきたかを自動で判別・計数できます。また、同じ応募者から重複で応募があった場合、自動検出も可能です。
提供元 | 株式会社DONUTS |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■無料プラン(無料/月)※機能制限あり(候補者登録上限30名/月) ■LITEプラン(求人媒体自動連携機能なし)
■STANDARDプラン(求人媒体自動連携機能あり)
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導入企業数 | シリーズ累計導入実績15万社以上 ※2023年4月時点 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
SHIRAHA
SHIRAHAは、株式会社HAB&Co.が提供する採用管理システムです。
募集要項の入力やデザインの選択により、AIが自動で採用サイトを作成する機能があるため、クリエイティブの知識がなくても手軽に採用サイトの作成ができます。
提供元 | 株式会社HAB&Co. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
【無料トライアル期間あり】おすすめの採用管理システム
初めから有料プランと同じ機能を使いたい場合、無料トライアル期間のある採用管理システムがおすすめです。無料トライアル中にシステムの操作性を確認し、自社の採用プロセスと合うか確認しましょう。
ここでは、無料トライアル期間のある採用管理システムを4つ紹介します。
GoQ採用管理
GoQ採用管理は、株式会社GoQSystemが提供する採用管理システムです。採用サイト制作をベースに、応募者の管理をパッケージ化したサービスが特徴です。20日間の無料トライアルがあるため、実際のシステムを操作することで自社との相性を確認できます。
提供元 | 株式会社GoQSystem |
初期費用 | 30,000円 |
料金プラン |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
Reworks Cloud
Reworks Cloudは、株式会社リアライブが提供するLINE連携型の新卒採用管理システムです。Reworks Cloudは学生のLINE利用が多いという調査結果から、LINEを主体としたコミュニケーションを支援するための機能を豊富に取り揃えています。
提供元 | 株式会社リアライブ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 50,000円~/月 |
導入企業数 | 400社以上 ※2023年4月時点 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
next≫
next≫は、株式会社アローリンクが提供するLINE連携型の採用管理システムです。next≫は応募者とのコミュニケーションだけでなく、応募者の面接・内定辞退の防止対策としてLINEでの採用広報にも力を入れています。
提供元 | 株式会社アローリンク |
初期費用 | 110,000円(税込) |
料金プラン |
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導入企業数 | 1,000社以上 ※2023年4月時点 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
sonar ATS
sonar ATSは、Thinkings株式会社が提供する採用管理システムです。新卒採用・中途採用に必要な機能を網羅している特徴があります。採用メディアや連絡ツールだけでなく、オンライン面接や適性検査・データ活用・人事/労務管理システムなど、幅広いツールと連携してデータの取り込みが可能です。
提供元 | Thinkings株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 20,000円〜/月 |
導入企業数 | 導入実績1,400社以上 ※2023年4月時点 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
無料で使える採用管理システムの導入を検討しよう
本記事では、無料で使える採用管理システムのメリット・デメリット、おすすめのシステムを紹介しました。採用管理システムは無料版でも汎用的な機能を備えており、採用プロセスのスピードアップや人材のミスマッチ削減につながります。
しかし無料の採用管理システムは、機能制限があるため自社の規模や採用業務のボリュームに適しているかの事前確認が必要です。またシステムを比較する際は、レイアウトや操作性もチェックしましょう。コスト削減や業務の効率化に悩まれている方は、ぜひこの機会に無料で使える採用管理システムの導入を検討してください。
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