上司との面談で悩みを相談する秘訣!相談する際ののポイントと伝え方
多くの企業で取り入れられている上司との面談。業務に関わるさまざまな内容について話し合うが、悩み相談はうまくできないと感じている人は多いのではないでしょうか。本記事では、上司との面談で悩みを相談する秘訣とは何か?相談する際のポイントと伝え方もあわせて解説します。
目次
上司との面談で悩みを相談する秘訣やポイント
ただでさえ緊張する上司との面談で、スムーズに会話することは非常に難しいものです。しかしある秘訣やポイントを押さえれば、上司に対して上手に悩みを相談できるでしょう。
ここでは、上司との面談で悩みを相談する際の秘訣やポイントについて解説します。
本音で積極的に会話する
上司に対して本音を出して積極的に会話することが必要です。部下側から積極性を見せることで、上司も親身になって話を聞いてくれるからです。
本音を隠していることは、今まで何人も部下を指導してきた上司からすると一目でわかります。まずは自分から心を開いていくことが悩み相談の成功につながります。
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上司が忙しくないタイミングで相談する
上司の様子をうかがい、相談しやすいタイミングを計ることが大切です。出社直後・退社直前・会議前など、忙しそうなタイミングは避けましょう。上司側も、部下のお願いを断ることに対して罪悪感を抱いてしまいます。
また、上司に相談を切り出すときは、「何について相談したいか」ということを明らかにしたうえで時間をもらうようにしましょう。上司は部下からの相談内容の緊急度によって、業務との優先順位を判断し、時間を調整します。
お互いに不安なくコミュニケーションがとれるように、適切なタイミングで相談することが大切です。
相談しやすいように環境を整える
相談を行う環境についても考慮しましょう。ほかの社員の存在が気になる場合はランチに誘うなどして、場所を変えて相談することをおすすめします。環境を変えると本音を出しやすくなるうえに、社外だからこそ話せる話題(会社に対して思っている不満など)もあるからです。
ただし、ランチタイムなど上司の休憩時間を使って相談に乗ってもらう場合は、事前に相談したいことをまとめておき、なるべく手短に済ませるようにしましょう。相談後にきちんと感謝の気持ちを伝えるなどの心配りも忘れてはいけません。
1on1ミーティング中に伝える
定期的に1on1ミーティングを実施している職場であれば、ミーティング中に上司にきちんと悩みを伝えるとよいでしょう。
1on1ミーティングとは、定期的に上司と部下が1対1で行うミーティングのことです。目標や成果の確認が行われる評価面談とは異なり、部下に現状の問題の解決策を考えさせ、成長を促進することを目的としています。
1on1ミーティングは業務内容を理解している上司と気軽に話せる場であるため、悩みを相談し、解決に導いてもらうのに最も適した機会と言えるでしょう。
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上司との面談時に効果的な悩みの伝え方
上司にうまく悩みを伝えるためには、高いテクニックが求められます。ここでは、自分の悩みを問題なく上司に伝えるためのポイントをお伝えします。
悩みを明らかにする
まずは、悩みを明らかにすることが重要です。なぜなら、あいまいな言葉で遠回しに悩みを相談されても、上司は部下に対してどのように回答すればよいかわからないからです。
「残業続きで疲れがなかなかとれない」「自分のスキルを活かした仕事を任せてもらえない」など、わかりやすく表現しましょう。
悩みの内容を明らかにし、正確に伝えるには、事前に自分の頭の中で整理しておくことが大切です。まずは業務量や業務内容、職場の人間関係など、自分の悩みのタネとなっている要素を洗い出してみてください。
前向きな言い回しで述べる
悩みの内容を問わず、できるだけ前向きな言い回しを選んでください。「仕事に対してやる気が出ない」といったネガティブな悩みをそのまま伝えると、上司からの好感度が下がるかもしれません。
「仕事の楽しみ方がよくわからない」といったポジティブな表現に変えてみると、上司もアドバイスしやすくなります。
正確に結論から述べる
悩みを相談する際は、まず結論から述べましょう。だらだらと悩みを説明し続けても、結果的に何が言いたいのかわからなくなってしまいます。
悩みを端的に述べてから、そのエピソードを説明するように心がけてください。
うまく伝えられるか不安という方は、相談する前に悩みをしっかり整理しておきましょう。ただし、頭の中だけで整理しようとすると、混乱したり煮詰まったりしてしまうこともあります。そのようなときは紙に書き出しながら整理していくと、結論や特に伝えたいことは何なのかを明確にしやすくなります。
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悩みの経緯を説明する
悩みの経緯や背景を詳しく説明することも忘れてはいけません。きっかけになった事件や問題に心当たりがあるなら、その内容も上司に伝えましょう。なぜなら悩みを深刻化させないためには、事の発端を明確に突き止め、原因を把握することが大切だからです。
「上司は自分の業務内容や状況を把握している」という前提で話を進めると、上司に現状や悩みが正しく伝わらず、的確なアドバイスや有効な対策を得られないかもしれません。
上司が相談に乗りやすい状態を作るためにも、結論だけでなく、悩みが発生した経緯や背景を伝えることが大切です。
打開策を提示する
上司にアドバイスを要求する前に、自分なりに考えた打開策を伝えましょう。
「自分としては○○が改善策だと思いますが、どう思いますか?」と尋ねたほうが、上司としても一から解決策を考えるより、アドバイスしやすくなります。
また、自分で解決しようとしている姿勢を見せることで、肯定的・前向きな印象を与えることができ、自身の問題解決能力やキャリアへの責任感などを伝えることができるでしょう。
自分の力で問題を解決しようとしている姿勢を見せたほうが、印象がよいからです。
上司への要望を述べる
相談をする際に忘れてしまいがちなのが、要望やリクエストをきちんと伝えることです。自分の悩みや意見を伝えるだけで終わってしまうと、上司は部下が何をしてほしいのか、何をしてあげられるのかがわかりません。
上司から的確なアドバイスを引き出したり、問題解決に向けて迅速に対応してもらうためには、きちんと要望を伝えることが大切です。「今の部署に人手をもっと増やしてほしい」「もっとクリエイティブな仕事を任せてほしい」など、具体性のある言葉で伝えてみましょう。
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部下の悩みを把握し管理することも上司の役割
上司に悩み相談することに対して、恐怖心を覚える人も多いことでしょう。しかし、部下の悩みを把握して管理することも、上司の重要な役割の1つです。
社会人経験が多い上司だからこそ、部下に伝えられる知識やスキルも存在します。そんな立場の人間に悩みを相談すれば、参考にしやすい解決策を提示してもらえるでしょう。勇気を出して、悩みを相談することをおすすめします。
もし直属の上司に相談できない場合や、直属の上司に相談しても問題の解決や改善がみられない場合は、その上司のさらに1つ上の上司に相談してみましょう。直属の上司とは違う新たな目線でのアドバイスがもらえたり、問題解決に向けて行動してもらえたりするかもしれません。
ただし1つ上の上司に相談するときは、直属の上司に相談できない理由や、相談したが解決されなかったという背景などを伝えたうえで切り出すようにしましょう。
積極的に話すことを意識し悩みの早期解決に取り組もう
仕事について何か悩みを抱えているなら、上司に悩みを相談してみましょう。
今回ご紹介した内容を参考にして、積極的に自分の意見を言葉にしてみてください。上司と本音で対話することで、的確なアドバイスをもらい、問題の早期解決に取り組むことができるでしょう。
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