Macに対応しているおすすめの会計ソフト6選!無料版・個人事業主向けのソフトを紹介
支払い管理や金融機関との連携など、会計に関する操作ができる会計ソフトは、Windowsのみに対応している傾向にありますが、ソフトによってはMacに対応しているものもあります。本記事では、Mac対応の会計ソフトの紹介や失敗しない選び方などについて紹介していきます。
目次
Macで会計ソフトを使う方法
多くの会計ソフトは、Windowsのみに対応している傾向があります。Macユーザーは使用が制限されてしまうため、問題なくMac環境で動作する会計ソフトを使いましょう。
ここからは、Macで会計ソフトを使う方法を紹介します。
クラウド型会計ソフトを使う
クラウド型会計ソフトは、ベンダーのサーバーに設置された会計ソフトをクラウド上で利用する形態です。会計ソフトをパソコンにインストールする必要がないため、WindowsやMacを問わずどのデバイスでも使用可能です。
ベンダーによって定期的なアップデートが行われており、いつでも最新の会計ソフトを利用できる点が大きなメリットです。また、種類も豊富であるため自社の状況や予算などにあわせて最適なソフトが選べます。
Mac対応のインストール型会計ソフトを使う
インストール型会計ソフトは、会計ソフトを自社のパソコンにインストールして使用する形態です。Windowsのみ対応の会計ソフトが多いですが、中にはMac対応のインストール型会計ソフトも存在します。
インストール型はクラウド上ではなく自社のパソコンにデータが保存されるため、セキュリティ性が高い点がメリットです。また、自社の状況にあわせて柔軟にカスタマイズして使用できるソフトもあります。
会計ソフトのクラウド型とインストール型の違い
クラウド型とインストール型の会計ソフトは、それぞれ特徴やセキュリティ性などが異なるため、自社の要件にあうものを選ぶことが大切です。
ここからは、会計ソフトのクラウド型とインストール型の違いを詳しく解説します。
インストール型の特徴
インストール型は、自社のパソコンやサーバーに会計ソフトをインストールするタイプです。一度インストールすればインターネットに接続しなくても使用できるため、オフラインで利用可能です。
インターネットを利用しないため、データの改ざんや情報漏えいなどのリスクが低い点がメリットです。しかし、セキュリティ対策は管理者自身が行わなければならず、保守の手間もかかります。
また、バックアップを自身で行う必要があり、知識がなければ管理・運用が難しい点がデメリットです。なお、インストール型ではユーザー自身でソフトウェアのセットアップや更新を行う必要があります。そのため、初期費用やランニングコストは高い傾向です。
▷会計ソフトの使い方|流れや活用術を初心者の方でもわかりやすく解説!
クラウド型の特徴
クラウド型はインターネットを介して利用し、パソコンやスマホからインターネットに接続すれば、いつでもどこでも操作が可能です。
また、利用にあたってサーバーやストレージの準備が不要で、利用料金も必要な期間だけ支払えば利用でき、初期コストやランニングコストが低いというメリットがあります。
セキュリティについては、ベンダーが十分な対策を行うため情報漏えいやハッキングなどのリスクが低い点も特徴です。ほかにも複数ユーザーでの同時利用ができるため、チームや複数拠点での業務にも便利といえます。しかし、インターネットに接続できなければ一切利用できない点に注意が必要です。
▷おすすめのクラウド会計ソフト12選|料金や特徴を徹底比較!
Macに対応しているおすすめの会計ソフト6選
ここからは、Macに対応しているおすすめの会計ソフト6選を紹介します。それぞれの特徴や料金などを比較しながら、自社にあった会計ソフトを選んでみてください。
マネーフォワードクラウド会計
マネーフォワードクラウド会計は、Mac対応のクラウド会計ソフトです。
簡単な操作性と充実した機能性が特徴で、銀行やクレジットカードを連携すれば、必要なデータを自動で取り込めます。2,300以上の金融関連サービスと連携できるため、多くのデータを自動で取り込み、手入力の負担を軽減できます。
また、確定申告に必要な各種帳票や決算書なども自動作成され、事業の状況をリアルタイムに把握することが可能です。1カ月間の無料トライアル期間があり、有料プランと同等の機能を試せる点もメリットです。
マネーフォワードクラウド会計の資料は以下より請求できます。資料を参考にしながら、導入を検討してみてください。
提供元 | 株式会社マネーフォワード |
初期費用 |
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料金プラン | ■月額プラン
■年額プラン
|
機能・特徴 | 請求書作成、経費精算、給与計算、勤怠管理、マイナンバー管理、レポート共有機能、決算書自動作成機能、軽減税率対応など |
URL | 公式サイト |
\資料請求は完全無料!/
マネーフォワードクラウド会計の資料請求はこちら>>円簿会計
円簿会計は、無料で利用できる高性能のクラウド型会計ソフトです。
Macに対応していて簡単にインストールでき、操作も直感的で初心者でも扱いやすい仕様になっています。収支や出納帳、仕訳帳などの基本的な会計処理ができ、税制改正にも無料バージョンアップで対応可能です。
幅広い事業内容や事業規模の企業に対応できるなど、無料でありながら有料の会計ソフトにも引けを取らない点が魅力です。
提供元 | 株式会社円簿インターネットサービス |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
機能・特徴 | 仕訳帳、出納帳、合計残高試算表、総勘定元帳、補助元帳、年次決算、決算報告書、年次繰越、データは2重に保管など |
URL | 公式サイト |
やよいの白色申告 オンライン
やよいの白色申告 オンラインは、Macに対応したクラウド型の会計ソフトです。
ずっと無料で利用できるフリープランがあり、基本的な帳簿や領収書の管理・確定申告書の作成支援など、個人事業主に必要な機能が揃っています。また、クラウド上にデータを保存するため、複数のデバイスからいつでもアクセスできる点が魅力です。
法改正にも対応しており、インボイス制度や電子帳簿保存法を遵守した会計処理が行えます。有料プランを契約すれば、専門スタッフへの操作質問や業務相談が可能です。
提供元 | 弥生株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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機能・特徴 | 取引入力などの基本機能、帳簿・レポートの集計、確定申告書類の作成・出力、e-Taxによる申告、銀行口座やクレジットカードとの連携など |
URL | 公式サイト |
freee会計
freee会計は、Macに対応したクラウド会計ソフトウェアで、個人事業主や小規模事業者に向いています。
基本的な会計処理から給与計算・請求書の発行など幅広い機能が揃っており、すべてのプランが無料で試せます。中堅・大手企業のプランもあり、決算の早期化や内部統制・情報セキュリティへの対応などが行える点が魅力です。
個人事業主から上場企業まで54万社以上に導入されており、多くの企業から信頼を得ています。
提供元 | フリー株式会社 |
初期費用 |
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料金プラン | ■新設法人・小規模法人向け
※従量課金代別途 ■中堅・大企業向け
■エンタープライズ企業向け
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導入実績 | 有料課金ユーザー企業数54万(※2024年3月末時点) |
機能・特徴 | 法改正に完全対応、自動入力・自動仕訳、決算書作成はボタン1つ、レポート自動作成、強固で柔軟な認証機能、金融機関同等のチェック、堅牢なバックアップ管理など |
URL | 公式サイト |
Macの会計 Standard
Macの会計 Standardは、Macユーザーのために開発されたインストール型の会計ソフトです。
仕訳入力や帳票作成などの基本的な機能だけでなく、バックアップやファイル修復など機能性が充実している点が特徴です。また、繰り返し入力の機能が備わっており、入力頻度の高い振替伝票を「定型伝票」として登録できます。
残高試算表で毎月の経営状態の把握にも活用でき、気になる部分があった場合もワンクリックで帳簿に戻ってすぐに修正が可能です。
提供元 | マグレックス株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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機能・特徴 | 残高試算表で毎月の経営状態を把握、選択式の仕訳入力、バインダー機能、減価償却の仕訳もできる固定資産台帳、消費税率と切り替え日が設定可能など |
URL | 公式サイト |
やるぞ!青色申告 Mac版
やるぞ!青色申告 Mac版は、Macに対応した青色申告用のインストール型会計ソフトです。
直観的な操作性でありながら必要な機能が揃っているため、初心者でも簡単に使えます。最長15カ月間無料でメールや電話サポートをしてもらえるので、初めて会計ソフトを使う方でも安心です。
電子帳簿保存法や定額減税、インボイス制度など最新税制にも対応しているほか、税控除の漏れを防ぐ節税チェッカー機能も搭載しています。
提供元 | 株式会社リオ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
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機能・特徴 | 最大65万円の青色申告特別控除に対応、最新の税制改正に対応、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応、仕訳を不安なく簡単に行うための各種機能など |
URL | 公式サイト |
Macで使う会計ソフトの選び方
Macに対応している会計ソフトは数種類あり、それぞれで特徴や搭載している機能が異なります。
最適な会計ソフトを選べなければミスマッチにつながってしまうため、これから紹介する選び方を参考にして自社にあった会計ソフトを導入しましょう。
クラウド型・インストール型のどちらか
Macで使う会計ソフトを選ぶ際には、提供形態を考慮しましょう。提供形態は、主にクラウド型とインストール型の2つがあります。
利便性を重視する場合は、クラウド型の会計ソフトがおすすめです。インターネット環境があればどこからでも使用できるため、複数の拠点間や出張先などからでも問題なく操作できます。
セキュリティ性を重視するのであれば、オフラインでデータを保存するインストール型が最適です。クラウド型とインストール型は使用方法や特徴に大きな違いがあるため、違いをしっかりと理解したうえで自社に適した提供形態を選びましょう。
必要な機能が搭載されているか
Macで使う会計ソフトを選ぶ際には、自社に必要な機能が含まれているかを確認しましょう。
経費管理や売掛・買掛金管理・決算書作成などは基本的な機能なので、ほとんどの会計ソフトに搭載されています。しかし、例えば製造業で必要な原価計算や在庫管理などの機能は、オプションになる可能性が高いです。
また、建設業では工事の進捗管理や請求書発行が必要になることもあります。このように、自社の業務に必要な機能が含まれているかを導入前に確認しておきましょう。
コストが予算内に収まるか
高性能な会計ソフトは多くの機能を備えていますが、その分価格も高くなる傾向があります。一方で、安価な会計ソフトは機能が限られているものの、中小企業などであれば十分に使える可能性があるでしょう。
そのため、業務内容や規模に合わせて、適切なコストと性能のバランスを考えることが大切です。
仮に社内の経理担当者が1人であれば、高機能で高価な会計ソフトは持て余してしまう可能性があるため、必要最低限の機能が備わっていてコストパフォーマンスが高い会計ソフトをおすすめします。
もし業務拡大に伴って新たな機能が必要になった場合には、機能の追加オプションなどを検討すれば対応が可能です。
▷無料で使えるおすすめの会計ソフト12選|主な機能や比較ポイント
サポート体制は充実しているか
サポート体制が充実していれば、トラブルが発生した場合も迅速な解決が期待できます。具体的なサポート方法には、電話やメール・チャット、FAQ(よくある質問)やマニュアル、オンラインでの画面共有サポートなどがあります。
特にMacを使う場合は、Windowsとは異なる環境で使用するため、Mac対応のサポートが充実していると安心です。
法改正に対応しているか
Mac対応の会計ソフトを選ぶ際は、インボイス制度や電子帳簿保存法などの法改正に対応しているかを確認しましょう。法改正に対応していない会計ソフトを使うと、誤った会計処理をしてしまう可能性があります。
一般的に、クラウド型であればベンダーが迅速に法改正に対応してアップデートを行うため、ユーザー側で更新やアップデートの手間がかかりません。
多くのベンダーは無料で法改正への対応を行いますが、中にはアップデートが有料オプションとなる場合もあるため、事前にアップデートの費用などを確認しておくことをおすすめします。
Macに対応している会計ソフトで効率よく業務を進めよう
Macに対応している会計ソフトを使えば、Macユーザーでも効率よく会計処理が行えます。
会計ソフトを選ぶ際には、提供形態や必要な機能の搭載有無、性能に適したコストなどの考慮が重要です。また、サポート体制の内容や税理士との連携・共有、法改正への対応速度なども確認しなければなりません。
本記事を参考にMacへ対応している会計ソフトを選定し、日々の業務を効率よく進めましょう。
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