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おすすめのパッケージ型会計ソフト7選比較|メリットやクラウド型の違い

2023/10/04 2023/10/04

会計ソフト

パッケージ型会計ソフト

日々の会計業務を支援してくれる会計ソフト。しかし、会計ソフトにはパッケージ型やクラウド型などさまざまな種類があり、選定に迷ってしまう方も多いでしょう。そこで本記事では、パッケージ型会計ソフトに焦点を当てて、メリットやおすすめ製品などを詳しく解説していきます。

パッケージ型会計ソフトとは?

パッケージ型会計ソフトとはライセンスを購入し、PCにインストールして利用するタイプの会計ソフトです。買い切り型とも呼ばれ、購入時の初期費用さえ払えば基本的に月額費用はかかりません。

オプションを利用する場合やソフトのアップデートが必要な場合などに、別途費用がかかります。インターネット回線に接続せず使えるため、オフライン環境での操作も可能です。

また、ボタンの配置変更や機能追加など、カスタマイズに対応してくれるベンダーも多く、ユーザビリティを高められます。

クラウド型会計ソフトとの違い

クラウド型会計ソフトは、インターネット上で使うタイプの会計ソフトです。パッケージ型と異なり、ソフトのインストールは必要ありません。

メンテナンスやアップデートもベンダーへ一任できるため、運用負担を軽減できます。また、インターネット環境さえ整っていれば、場所を問わずアクセスが可能です。自宅からでも作業を進められるため、働き方の自由度を高められます。

反面、シンプルで必要機能に絞った設計が多く、カスタマイズ性に乏しい点は否めません。セキュリティレベルはベンダーによって大きく変動するため、慎重な見極めが求められます。

おすすめのクラウド会計ソフト12選|料金や特徴を徹底比較!

パッケージ型会計ソフトのメリット・デメリット

パッケージ型会計ソフトのメリットとデメリットを下記で詳しく紹介します。各詳細をチェックすることで、自社に合っているかの目安にもなるでしょう。

パッケージ型会計ソフトのメリット

パッケージ型会計ソフトのメリットは、安定性やセキュリティ性に優れている点です。ソフトを利用する際にインターネットへ接続しないため、速度遅延や通信障害といったリスクを避けられます。

多くの機能が組まれており、複雑な会計処理への対応も難なく可能です。あらかじめ自社用にカスタマイズしてもらうことで、パッケージ型の利便性をより高めることができるでしょう。

ソフトへのアクセスはインストールしたPCからのみであるほか、作成データも同じ場所に保存されます。利用範囲を限定することで管理を厳重化でき、クラウドデータにて懸念される不正アクセスのリスクを抑えらえます。

パッケージ型会計ソフトのデメリット

パッケージ型会計ソフトのデメリットは、管理の負担が大きい点です。税制改正などが発生するたびに、自社でソフトのバージョンアップに対応しなければなりません。同様にデータのバックアップに関しても、手動での対応を求められるケースが多いのです。

初期費用がかさむのも難点でしょう。製品により価格はさまざまですが、購入ライセンス数が多いほど負担が増えます。1ライセンスの場合は分担した業務が難しくなるほか、データが破損した際のリスクも計り知れません。費用対効果の試算を入念に行い、データ保全対策への注力も必須です。

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パッケージ型会計ソフトの選び方・選定ポイント

自社に合ったパッケージ型会計ソフトを導入するためにも、以下4つのポイントを意識しましょう。

  • 自社の企業規模に合っているか
  • 対応デバイス・動作環境に問題はないか
  • サポート体制は充実しているか
  • バックアップ機能を搭載しているか

各ポイントの内容を詳しくみていきましょう。

自社の企業規模に合っているか

自社の従業員規模に合った会計ソフトを選びましょう。大企業向けや中小企業向けなど、会計ソフトを提供するベンダーによってターゲット層は異なります。企業規模に合っていない会計ソフトを導入した場合、投じた費用が無駄になる可能性が高まります。

ソフトの性能に比べて企業規模が大きすぎると、業務に必要な機能が搭載されていない恐れがあるのです。かえって業務効率が低下し、無駄な費用や手間が発生します。逆の場合は、機能を持て余して必要以上の費用を支払うケースが想定されるでしょう。

ミスマッチを避けるため、自社の規模と会計ソフトの性能が合致するかを確認してから、選定に臨んでください。

中小企業におすすめの会計ソフト10選|利用するメリットや失敗しない選び方

対応デバイス・動作環境に問題はないか

検討している会計ソフトの推奨環境を確認することが重要です。パッケージ型の会計ソフトは、すべてのPCで利用できるわけではありません。対応しているOSはWindowsが多く、Macには未対応の製品が散見されます。

導入後のトラブルを避けるため、会計ソフトとPCの相性を確認しましょう。OSのバージョンによる動作環境のチェックなどは、トライアル版で行えるのが理想です。

Macに対応しているおすすめの会計ソフト7選!無料版・個人事業主向けのソフトを紹介

サポート体制は充実しているか

不安を抱えず利用するためにも、サポート体制が充実したベンダーを選びましょう。メールや電話、チャットなどのさまざまな方法で担当者と連絡が取れると、トラブルが発生しても早期解決が望めます。

オンラインヘルプやFAQが充実していると、必要な情報を効率的に集められるため、問い合わせの手間を短縮可能です。操作方法の疑問点を解消したり、エラーの解決策を教えてもらえたりできるかどうかを確認してください。

バックアップ機能を搭載しているか

手動と自動のどちらでデータをバックアップできるか確認しておくことも重要です。パッケージ型の会計ソフトは、基本的にPC内にデータが保存されるため、機器の故障といった問題が起こるとソフトのデータも消える恐れがあるのです。

ソフト自体のバックアップ機能が充実していれば、保存漏れリスクを軽減できます。手動でのバックアップはもちろん、自動でおこなってくれる会計ソフトもあるので、機能を比較して選択しましょう。

無料で使えるおすすめの会計ソフト12選|主な機能や比較ポイント

おすすめのパッケージ型会計ソフト7選

多くの企業に利用されているパッケージ型会計ソフトを7個紹介します。機能や料金を比較し、選定作業の参考にしてください。

1.弥生会計

弥生会計は、弥生株式会社が提供するパッケージ型会計ソフトで、多彩な連携機能やユーザーインターフェースを採用しユーザビリティに優れている点が特徴です。

銀行口座やクレジットカード、ICカードと連携しており、取引データを自動で取り込めます。仕訳作業はAIが自動でおこなうため、手作業をする必要はありません。また、データバックアップサービスを活用すれば、クラウド上へのデータ保存も可能です。

提供元弥生株式会社
初期費用◼︎スタンダード
  • セルフプラン付き・ベーシックプラン付き:55,000円(税込)
  • トータルプラン付き:84,645円(税込)

◼︎プロフェッショナル

  • セルフプラン付き・ベーシックプラン付き:96,800円(税込)
  • トータルプラン付き:13万8,050円(税込)

◼︎プロフェッショナル2ユーザー

  • セルフプラン付き・ベーシックプラン付き:12万7,050円(税込)
  • トータルプラン付き:18万2,050円(税込)
料金プラン◼︎スタンダード
  • セルフプラン:33,660円(税込)/年
  • ベーシックプラン:44,550円(税込)/年
  • トータルプラン:29,645円(税込)/初年度、59,290円(税込)/年

◼︎プロフェッショナル

  • セルフプラン:45,650(税込)/年
  • ベーシックプラン:59,620(税込)/年
  • トータルプラン:41,250円(税込)/初年度、82,500円(税込)/年

◼︎プロフェッショナル2ユーザー

  • セルフプラン:69,300(税込)/年
  • ベーシックプラン:79,750(税込)/年
  • トータルプラン:55,000円(税込)/初年度、11万円(税込)/年

※セルフプラン・ベーシックプランは1年間無料、トータルプランは初年度特別価格

機能・特徴Windowsのみ対応、AIによる自動仕訳、取引データの自動取り込み、残高試算表の自動集計、資金繰り管理、手形管理、予算実績管理、経営分析、決算書や消費税申告書の作成、確定申告書の作成、固定資産管理、業種別勘定科目テンプレートなど
URL公式サイト

2.会計王

会計王は、44,000円というリーズナブルなライセンス価格の製品で、予算の限られる中小企業や個人事業主も導入しやすいパッケージ型会計ソフトといえます。

金融機関やクレジットカード、電子マネー情報を登録しておくと、取引データを自動で取り込めて仕訳処理まで自動化できるため、帳簿作成の負担を軽減可能です。

勘定科目別の取引金額をリアルタイムで集計でき、正確な財務状況を把握可能です。貸借対照表や損益計算書といった各種帳票テンプレートも用意されており、決算書のスムーズな作成に寄与するでしょう。

提供元ソリマチ株式会社
初期費用44,000円(税込)
料金プランバリューサポート:33,000円(税込)/年
機能・特徴取引データの取り込みと仕訳の自動化、手形管理、業種別テンプレート、減価償却資産リスト、Windowsのみ対応、改正電子帳簿保存法に対応、JIIMA認証取得、インボイス制度に対応、30日の無料トライアル、オペレーターのサポートなど
URL公式サイト

3.勘定奉行J11

バックオフィス向け製品で知られる奉行シリーズの一つに、勘定奉行J11があります。現金出納帳や預金出納帳、売掛帳/買掛帳入力など、6種類の帳簿入力ができるパッケージ型会計ソフトです。

入力した内容は会計帳簿や合計残高試算表に自動転記されるため、別途データ集計や転記をおこなう必要はありません。消費税申告書や貸借対照表、損益計算書など、各種帳票のテンプレートの活用で書類作成をスムーズに進められます。

提供元株式会社オービックビジネスコンサルタント
初期費用22,000円(税込)
料金プラン44,000円(税込)/年
機能・特徴帳簿入力は6種類から選択、帳簿への入力内容は会計帳票へ自動転記、伝票日付から税率を自動判定、消費税をワンクリックで切替、決算書や消費税申告書の作成、豊富な帳票テンプレート、60日間の無料トライアル、専任の担当者が操作方法や運用方法をサポート、Windowsのみ対応など
URL公式サイト

4.ジョブカンDesktop 会計

法人決済の簡便化に役立つジョブカンDesktop 会計は、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応するパッケージ型会計ソフトです。金融機関との連携や帳簿の自動参照、取引内容の登録など、経理業務を効率化する機能が多数搭載されています。

初期設定は自動案内に従うだけで登録を完了できるため、迷う心配はありません。法改正時のアップデートにも買い替えなしで対応するなど、事業主の負担を可能な限り低減してくれるでしょう。

提供元株式会社ジョブカン会計
初期費用◼︎ダウンロード版:16,500円(税込)※利用期間12ヶ月

◼︎パッケージ版:30,800円(税込)※利用期間無制限

料金プラン

◼︎ダウンロード版:16,500円(税込)/年

◼︎パッケージ版

  • 継続料金(有効期限内に更新):13,200円(税込)/6ヶ月、17,600円(税込)/12ヶ月
  • 再開料金(有効期限後に更新):17,600円(税込)/6ヶ月、22,000円(税込)/12ヶ月
機能・特徴前年度帳簿の参照及びデータの取り込み、使用頻度の高い取引内容の登録、金融機関との連携、決算書作成、帳票テンプレート、インボイス制度対応、30日の無料トライアルなど
URL公式サイト

5.MJSかんたん!会計

MJSかんたん!会計は、法人だけでなく個人にも対応するシンプルな株パッケージ型会計ソフトです。ユーザーインターフェースに優れており、勘定科目と金額の入力のみで帳簿作成が完了します。

記帳した内容は各種帳票に自動反映されるため、何度も転記をおこなう必要はありません。銀行口座やクレジットカードとも連携しており、取引内容を自動で取り込めます。収集したデータに補足情報を加えるだけで、仕訳内容として登録できます。

提供元株式会社ミロク情報サービス
初期費用27,500円(税込)
料金プラン

◼︎あんしん!サポート料金

  • 1年:15,950円(税込)
  • 3年:43,065円(税込)
  • 5年:55,825円(税込)
機能・特徴優れたユーザーインタフェース、シンプルな機能、取引内容入力、銀行口座やクレジットカードとの連携、らくらく仕訳ウィザード、残高試算表、アシストバー、手動バックアップ、Windowsのみ対応など
URL公式サイト

6.会計らくだ

さまざまな機能を搭載する会計らくだは、税理士の声を反映して開発されたパッケージ型会計ソフトです。事業所名や会計期間、預金残高といった必要な項目を入力していくだけで、すぐに運用できます。

仕訳処理は出納帳や経費帳、振替伝票など、さまざまな入力形式に対応可能です。記帳した内容は各種帳簿や伝票に自動反映されるため、業務の効率性と正確性を高いレベルで両立できます。各種財務諸表も自動で作成でき、自社の財務状況を素早く把握するのに役立ちます。

提供元株式会社BSLシステム研究所
初期費用13,200円(税込)
料金プラン◼︎会計らくだ23(新規)
  • シングル保守:11,440円(税込)/年
  • ダブル保守:13,640円(税込)/年
  • トリプル保守:16,720円(税込)/年

◼︎会計らくだ23(割引)

  • シングル保守:8,800円(税込)/年
  • ダブル保守:11,000円(税込)/年
  • トリプル保守:14,080円(税込)/年

※無償保守サービスか年間保守サービス期間中、サービス終了期日前に保守延長を申し込んだ場合は割引料金が適用

機能・特徴初期設定は必要な情報を入力するだけで完了、仕訳の多彩な入力形式に対応、伝票入力の自動転記、貸借対照表や損益計算書の自動化作成、自動バックアップ、自動アップデート、差引残高や繰越残高の自動計算、消費税処理、電話やメールでの操作サポートなど
URL公式サイト

7.わくわく財務会計

中小・零細企業をターゲットとしたパッケージ型会計ソフトとして、わくわく財務会計があります。入力内容が各種帳票に自動転記されるため、経理業務の効率を大幅に向上可能です。

消費税や減価償却費など工数のかかる計算業務を自動化できる点も魅力で、経営ツールによって売上の推移や財務構成の変動がグラフ表示されるため、財務状況を一目で把握できます。

提供元株式会社コラボ
初期費用希望小売価格:24,200円(税込)

エコパッケージ:19,800円(税込)

ダウンロード販売:18,700円(税込)

料金プラン

保守契約なし、ユーザー登録で以下のサポート有り

  • アフターフォロー(サポート、アップデートサービス、情報提供など):無料
  • バージョンアップ(法令の変更や大幅な機能強化によるプログラムの改変など):有料
  • アップグレード(らんらん財務会計8):定価37,400円(税込)、キャンペーン価格18,700円(税込)
機能・特徴入力内容の自動転記、仕訳内容のリアルタイム集計、決算書や消費税申告書作成に必要なデータを自動集計、減価償却費の計算と仕訳も自動化、経営状況をグラフで表示、伝票や帳簿入力をする際のサポート、青色申告決算書の作成にも対応、30日の無料トライアルなど
URL公式サイト

パッケージ型会計ソフトの特徴を押さえて導入を検討しよう

今回の記事では、パッケージ型会計ソフトの特徴やメリット・デメリット、選び方について述べてきました。

パッケージ型会計ソフトはローカル環境で使えるため、インターネットの速度遅延や通信障害による影響を避けられます。サポート体制の充実度やバックアップ機能の有無など、さまざまな点に注意してパッケージ型会計ソフトを選んでください。

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ビズクロ編集部
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