【2024年最新】おすすめ経費精算アプリ13選比較!【iPhone・Android対応】

最終更新日時:2024/01/19

経費精算システム

おすすめの経費精算アプリ

経費精算アプリを導入すると業務の効率化が進みます。とはいえ、どのアプリを選べば良いのか迷うことはありませんか?本記事では、おすすめの経費精算アプリ13選とその選び方を紹介します。経費精算の課題をクリアして重要な仕事に着手できる時間を増やしましょう。

経費精算アプリとは?

経費精算アプリとは、スマートフォン(以下、スマホ)などのモバイル端末にインストールすることで、経費(交旅費・通費・交際費など)の入力・申請・承認といった、経費精算に関連する業務が効率よく行えるツールです。

モバイル端末でも利用が可能なため、テレワークへの対応、オフィス外でのスキマ時間を使っての作業ができるなど、経理業務の効率化だけでなく、申請する側の利便性の点でも注目を集めています。

経費精算アプリの主な機能

経費精算アプリに備わっている、主な機能は次の通りです。

  • OCR(領収書自動読み取り)機能
  • 入力規定不備チェック機能
  • 交通系ICカードの読み込み機能
  • 会計ソフト連携
  • スマホやタブレットなどモバイル端末からの入力や申請

経費精算業務をミスなくスムーズにおこなうための様々な機能が付帯しているので、導入することによって効率化が望めます。

経費精算のよくある主な課題

経費精算は、ボリュームと作業工程、どちらの面でも経理担当者の負担が大きい業務であるため、課題が少なくありません。

代表的な3つの課題を取り上げて、詳しく解説していきます。

(1)領収書や請求書のチェックが面倒

経費精算申請書の提出時には、領収書や請求書などの証憑(しょうひょう)書類を添付する必要があります。経理担当者は、必要経費を正しく計上するために、申請書に記載ミスがないか、証憑書類に不備がないかに注意して慎重にチェックすることになります。

領収書の場合、一つひとつのチェックは、さほど大変でなくても、毎月、膨大な量をこなすとなれば話は別です。業務の性質上、いくつかの作業工程をあらかじめ進めておくといった、業務の分散も難しいため、締日前後など一定期間に業務が集中することが多いのです。

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(2)差し戻しによるムダな工数

数あるバックオフィス業務の中でも、差し戻しが多いのが経費精算業務です。差し戻しとは、記載の不備などの理由から、申請者本人に書類を戻すことです。経費精算時も申請書の記入ミスや書類の不備があれば、経理担当者が書類を差し戻さなくてはなりません

特に交通費には注意が必要です。定期区間を考慮していなかったり、経路が不適切であったりなど、不正な請求が起こりがちなため、その度に差し戻すことになりムダな工数が生じてしまいます。

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(3)書類保管にかかるコスト

経費精算のために必要な書類は、主に経費精算申請書と証憑書類です。また、税法上、経費精算に関わる帳簿は、7年間の保管が義務づけられています。

領収書は、この帳簿書類となるため、7年間保管しておかなければなりません。長期間の保管は、保管場所、書類整理をする人件費や用具代などのコストと労力がかかり、大きな課題のひとつなのです。

経費精算アプリを導入する7つのメリット

ここからは、経費精算アプリを導入するメリット7つを紹介します。

(1)スマホで経費精算できる

場所を選ばずに利用できるのは、経費精算アプリの大きなメリットです。

スマートフォンがあれば、外出先などで空いた時間に入力や申請ができます。経費清算のためだけに、オフィスに出向いて精算書類を準備する必要はありません。

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(2)人為的ミスや不正のリスクが減る

経費精算アプリは仕訳が自動化できるため、確認する作業時間が大幅に削減され、人為的なミスが軽減できます。

また、ICカードや地図アプリと連動しているアプリであれば、自動的に正確な金額が交通費精算として反映されます。定期区間の設定も可能なため、交通費の不正請求などのリスクが防げるのです。

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(3)交通費を集計する手間を省ける

交通費の精算は、経理業務の中でも申請量が多い経費のため、その処理も膨大です。

また、申請側にとっても、特に外回りの仕事が多い人は、交通費の整理にかなりの時間を要していることでしょう。両者の手間を省けるのもメリットのひとつです。

交通系ICカードを使った乗降履歴の取得機能を利用すれば、交通費の申請および計算が簡単に行えるので、乗降区間の手入力や集計作業は必要はありません。ただし、このような機能は、NFC非対応の端末では利用できないこともあるため注意が必要です。

(4)写真撮影による自動入力ができる

経費精算アプリには、スマートフォンで領収書を撮影するだけで、読み取った内容を自動で入力してくれるOCR機能が備わったサービスがあります。

金額や日付入力の手間が省け、ミスもなくなるので作業の軽減が可能です。

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(5)書類の保管が不要になる

電子帳簿保存法が改訂されたことで、領収書やレシートは撮影してデータ化していれば、書類での保管が不要になりました。これまで書類の保管のために確保していた場所、書類整理の作業が不要になるのです。

ただし、これらの電子文書の作成にあたっては、タイムスタンプなど、いくつかの要件を満たす必要があるため、電子帳簿保存法対応の電子化サービスを選ぶなど気をつけるべき点もあります。

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(6)承認作業がスムーズになる

経費の申請だけでなく、承認も可能な機能が搭載されているアプリもあります。書類をやり取りするケースでは、承認者の離席により、業務が滞ってしまうこともよくある課題となっていました。

承認業務がアプリ上で行えるようになることで、承認側は、場所を選ばず空いた時間での対応ができます。経費発生から支払処理までがスムーズになるのです。

(7)法改正にも素早くに対応できる

社会のデジタル化を受けて、今後も経費に関わる法律が改正される可能性は十分にあります。

アプリの中には、法改正に対応してサービスや機能を自動でアップデートしてくれるものが多いです。法改正にも素早くに対応することができ、安心して経費処理が行えるでしょう。

経費精算アプリの選び方

次に経費精算アプリを選ぶポイントを6つ紹介します。

  • 必要な機能がそろっているか
  • 業務を効率化できるか
  • 自社ルールに沿ってカスタマイズできるか
  • iPhoneとAndroidに対応しているか
  • 使い勝手が良いか
  • 無料トライアル期間はあるか

(1)必要な機能がそろっているか

経費精算アプリに搭載されている機能のチェックは必ず行いましょう。

経費精算アプリの中には無料で使えるタイプもありますが、自社に必要な機能が備わっていない可能性もあります。まずは、必要とする機能を明確にしてから選ぶようにしましょう。

(2)業務を効率化できるか

時と場所を選ばずに利用できるのも、経費精算アプリのメリットのひとつです。

ただし、アプリによって入力に費やす手間は異なります。とにかく業務の効率化をしたい、ということであれば、写真撮影だけで情報が自動入力できる、OCR(領収書自動読み取り)機能付きのアプリを選ぶと便利です。

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(3)自社ルールに沿ってカスタマイズできるか

自社の経理ルールに合ったカスタマイズができるかも確認が必要です。

例えば旅費の条件など独自の規定がある場合は、それに合わせたカスタマイズができないと効率的な集計ができません。

アプリのカスタマイズには、専門知識を要するためサポート体制も併せて確認しておきましょう。

(4)iPhoneとAndroidに対応しているか

経費精算アプリの多くは、iPhone・Androidのどちらにも対応しています。

しかし中には、一方にしか対応していないものもあるので注意が必要です。特に従業員が所持するスマホに経費精算アプリを導入する場合は、iPhoneとAndroidに対応しているものを選ぶ必要があるでしょう。

(5)使い勝手が良いか

操作性や使い勝手の良さは、経費精算アプリ選びの重要ポイントです。せっかく導入しても、操作が煩雑では業務の効率化が期待できません。また、ミスが生じる可能性も高くなります。

経費精算システムの多くは、機能が限定された無料のプランや無料トライアルサービスを提供しています。これらを活用して実際に操作を試してみるのもいいでしょう。

(6)無料トライアル期間はあるか

どんなに熟考して選んだとしても、「使ってみて分かること」はあるはずです。まずは、数名の従業員に試してもらうことで、申請する側の問題点が露わになることもあるでしょう。

前述したように、製品によっては無料トライアル期間のサービスが設けられています。導入後のミスマッチを防ぐためにも、無料期間などは上手に活用しましょう。

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【iPhone・Android対応】おすすめの経費精算アプリ13選

ここからは、iPhone・Android対応のおすすめ経費精算アプリを13種類ご紹介します。

(1)ジンジャー経費

ジンジャー経費は、経費の申請・承認がアプリで簡単にできる経費管理システムです。

人材業界の利点を活かし、企業の声を操作画面に反映した、より実用的なUIが特徴。システムの利用が初めての人でも、直感的な操作が可能です。

また導入後も専任の担当者がサポートについてくれるため、安心して導入できる点もポイントでしょう。

料金プラン月額500円/人

初期費用、300,000円(初回契約時)

領収書スキャン
タイムスタンプ
交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制メール、チャットほか、電話によるサポートのみ有償
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(2)マネーフォワード クラウド経費

マネーフォワード クラウド経費は、連携サービスの種類の豊富さが特徴の株式会社マネーフォワード提供による経費精算システムです。クレジットカード、Suica、ICOCAなどが使用でき、経路や明細の自動取得が可能です。

オペレーター入力またはOCR機能によって、領収書の読み取りだけでデータ入力が完了。アプリ上での申請や承認もできます。

料金プラン30名以下:2,980円/月(年額 35,760 円)

31名以上:要問い合わせ

領収書スキャン
タイムスタンプ
交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制メール、チャットほか、サポートサイトあり
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(3)楽楽精算

株式会社ラクスが提供している楽楽精算。領収書の読み取りだけで経費申請が簡単に行え、アプリ上で承認作業まで完了できるクラウド型経費精算システムです。

タイムスタンプの自動付与機能など、電子帳簿保存法にも対応済なので安心して使えます。また、交通系ICカードリーダーの読み取りができるスマホアプリも提供しているので、乗車履歴を確認してから経費精算が可能です。

料金プラン基本プラン:初期費用100,000円、月額30,000円〜
領収書スキャン
タイムスタンプ
交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制専任サポートによる電話やメールほか、

サポートサイトあり

対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(4)ジョブカン経費精算

ジョブカン経費精算は、株式会社Donuts提供による経費精算システムです。Suica、PASMOなどのICカードの読み取りに対応しています。

ICカードの利用履歴・残高などの確認、システムに履歴を反映させるなども簡単にできるので便利。初めての方でも簡単に使える操作性に優れたアプリです。

料金プラン月額400円/人~(最低利用料金は月額5,000円)

タイムスタンプオプション:100円/人

※大企業向け要問い合わせ

領収書スキャン×
タイムスタンプ

(要オプション加入)

交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制メール、チャット、電話ほか、運用開始までは専属の担当によるサポートあり
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(5)freee経費精算

個人事業主やフリーランス、法人事業などを対象としたサービスを数多く展開しているfreee株式会社が提供する会計サービスが、freee経費精算です 。取引入力・帳簿の作成、スマートフォンを使ったレシート撮影と申請ができ、電子帳簿保存法にも対応しています。

複数レシートの一括申請、承認ステータスの確認などが行えるので、申請に関するミスが起こってもしっかりフォローしてくれます。さらにfreeeの別サービス「freee会計」などと連携すればより便利に利用できます。

料金プランミニマム:1,980 円 / 月

ベーシック:3,980 円 / 月

※従業員21名以上向けプランは要相談

領収書スキャン
タイムスタンプ訂正削除履歴の記録など他の要件によって

電子帳簿保存法に対応

交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制電話、チャット、メール
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(6)Concur Expense

株式会社コンカーが提供するConcur Expenseは、中堅中小・ベンチャー企業向けの経費精算システムです。経費精算の自動化、経費規定の自動適用、不正経費の撲滅などが可能になり、効率的な経理業務が行えます。

タクシー配車アプリなどと連携すれば、タクシー利用時の経費精算の自動化も可能。サポートも充実しているので、社内のIT知識が不足していても安心です。

料金プラン基本プラン:月額29,000円~

※その他プランは要問い合わせ

領収書スキャン
タイムスタンプ
交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制チャット、メール、電話ほか
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(7)RECEIPT POST

RECEIPT POSTは株式会社BEARTAILが提供している経費精算システムです。スマホひとつあれば、申請・承認作業は簡単に完結。さらに領収書は撮影するだけで、99.9%の高い精度で自動的にデータ化されます。

交通系ICカードの読み取りによる乗車履歴の取得ができるため、交通費のかさ増し請求といった不正が防げます。作成済みの経費データは、会計システムとの連携が可能です。

料金プラン初期費用30万円〜 月額30,000円~
領収書スキャン
タイムスタンプ
交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制メールほか
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(8)SmartGo Staple

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供するSmartGo Stapleは、経費精算の効率化に役立つ法人向けプリペイドカード一体型経費精算サービスです。モバイルSuicaにStapleカードを登録すれば、電車移動の交通費が自動で申請されます。

さらに、Stapleカードでの支払いは、領収書を撮影して送信するだけで経費の申請が完了します。クレジットカード、会計ソフトなどと連携もできるので、より効率的な経費精算が期待できるでしょう。

料金プランセット版:1,000円/ID

単体版:600円/ID

領収書スキャン
交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制メール、電話ほか

初期設定サポートは有償

対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(9)J’sNAVI NEO

株式会社JTBビジネストラベルソリューションズが提供するJ's NAVI NEOは、さまざまなシーンで活躍するクラウド型経費精算システムです。

伝票をJ's NAVI NEOから申請すれば、すべての承認作業が可能。高精細な画像撮影機能が搭載されているので、A4サイズの領収書でも確実に読み込めます。600社以上の企業が導入する信頼度の高いシステムです。

料金プランベーシック:月額30,000円〜

スイート:月額35,000円〜

領収書スキャン
タイムスタンプ
交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制導入時は、専任による電話、メール、訪問サポート

導入後は、サポートチームがフォロー

対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(10)Ci*X Expense

Ci*X Expense(サイクロスエクスペンス)は、大企業向けの経費精算システムです。グループ経営管理を考慮した設計のため、組織をまたいだ承認フローにも対応できます。

会計ソフトや人事システムなどとの連携も可能。大幅な作業の効率化が期待できます。高機能でありながら使いやすさが追求されているので、社内マニュアル不要で運用が開始できるのも魅力です。

料金プラン要問い合わせ
領収書スキャン
タイムスタンプ

(タイムスタンプを利用しない運用にも対応)

交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(11)Staple

Stapleは一体型の法人プリペイドカード「Stapleカード」と一緒に使うことで、経費精算をデジタル化するサービスです。

従業員ごとに支出限度額が設定できるため、予算管理にも便利。また、すべての支出をリアルタイムで確認できるダッシュボードもあります。楽天銀行やXeroなど、外部サービスとの連携をすれば、さらに経費管理の効率化が図れます。

料金プランスタンダード:660円/人
領収書スキャン
タイムスタンプ

(無償オプションの申し込みが必要)

交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制メール、チャットほか
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

(12)経費BankⅡ

経費BankⅡは、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供するクラウドタイプの経費精算システムです。経費申請・承認など、経理処理から請求書管理までをワンストップでスピーディーに行えます。

英語表示にも対応しているため、外国人の従業員がいる企業でも安心して利用可能。直感的に操作できるデザインなので、パソコンやスマホなど、機械操作が苦手な人でもすぐに扱えます。

料金プランシステム利用料:月額3,000円/10ID単位

ICカード対応版:月額5,000円/1〜10ID

領収書スキャン
タイムスタンプ訂正削除履歴の記録など他の要件によって

電子帳簿保存法に対応

交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制訪問、電話、ビデオ通話、メールほか、

無償の専任担当によるサポートあり

対応アプリ iPhone/Android(アプリではなくブラウザ対応)
URLサービス公式サイト

(13)eKeihi

イージーソフト株式会社が提供するeKeihiは、連携できる会計システムが60種類以上もある優れた経費精算システムです。交通費・出張費・経費などの申請に関わる入力作業と承認作業が簡単に行えます。

スマホのカメラで領収書を撮影すれば、自動認識された文字が入力されます。サポート体制も充実しており、回数無制限で電話やメールで導入から運用までを支援してくれます。

料金プラン標準プラン:月額29,000円~
領収書スキャン
タイムスタンプ
交通系ICの読み取り
電子帳簿保存法
サポート体制電話、メール、チャット
対応アプリiPhone/Android
URLサービス公式サイト

完全無料で利用できる経費精算アプリはない

経費精算アプリの中には無料トライアル期間が設けられていますが、無料期間の終了したり、利用人数が増えたりすると有料プランに切り替わります。

完全無料で利用できる経費精算ソフトもありますが、アプリには対応していないため、経費精算アプリでは完全無料ソフトはありません。

できるだけ費用を抑えたいと考えている場合には、無料トライアル期間で利用の有無を決断できるようにしてください。

導入前に知りたい経費精算アプリの注意点

経費精算アプリを導入する前に知っておくべき注意点を4つ解説します。

  • OCR機能の読み取り精度が低いケースがある
  • 入力内容を確認する
  • セキュリティ面で不安なアプリもある
  • ミスを修正する手間を把握する

(1)OCR機能の読み取り精度が低いケースがある

OCR機能は、領収書やレシートの画像データから記載内容を読み取る便利な機能です。ただし、読取の精度に関しては、製品によってバラツキがあるため注意が必要です。

特に手書きの書類、シワ・汚れなどが生じた書類は、読み取り精度が低いアプリでは、認識されないこともあります。その場合は、手入力による修正が発生してしまいます。

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(2)入力内容を確認する

最新AI機能の搭載によって、OCR機能の読み取り精度は向上しているものの、最終的には、人の目による確認作業が必要です。

あらかじめ業務フローには、担当者による最終チェックの工程も入れておくことで過失防止になります。大切な経費に関わることなので、確認は慎重に行いましょう。

(3)セキュリティ面で不安なアプリもある

クラウド型の経費精算システムはクラウド上でデータが保管されています。そのため、セキュリティ面で不安が残るアプリがあるのも事実です。

保管データやデータ通信の暗号化、データのバックアップなど、セキュリティに関する事前確認および対策も抜かりなく行っておくと安心です。

(4)ミスを修正する手間を把握する

経費精算アプリを導入しても、ミスが完全になくなることはありません。そのため、ミスを修正する手間なども事前に把握しておく必要があります。

修正にかかる手間もアプリによって異なるため、正確に把握するためにも、トライアル版や無料プランで試しておくことをおすすめします。

経費精算アプリの導入に失敗した例

経理業務の効率化が期待できる精算アプリですが、必ずしも恩恵を受けられるわけではなく、場合によっては失敗するケースもあります。

どのような失敗例があるのか、それぞれチェックしてみましょう。

アプリが社内に浸透しなかった

経費精算アプリは使いこなせるようになると非常に便利ですが、従業員によっては操作方法がよくわかわらずに従来の方法で進めるケースもあります。

特に社内の年齢層が高い会社や創業年数のある会社は、真新しいツールの導入に抵抗を抱えてしまいます。

また、経費精算アプリについての承認フローや使い方について、ナレッジを分配できないことも原因の一つです。

せっかく導入しても社内に浸透しなければ、導入コストが無駄になってしまいます。

このような失敗をしないためには、従業員に対して事前にアナウンスをしておく・利用方法や手順をマニュアル化するなどで対応しましょう。

費用に対しての効果が薄かった

従業員数が多い企業では、経費精算アプリを導入しても振込や精算業務が非常に多いので、アプリを導入しても思うような効果を得られないケースも考えられます。

また、従業員によっても、アプリを使いこなせる人・使いこなせない人で差が生まれてしまうこともあります。

経費精算アプリの効果を最大元に発揮するためにも、アンケートにて疑問を解消したり、解決できる体制作りが重要と言えます。

経費精算アプリの導入で業務を効率化しよう

経費精算アプリは、場所や時間を選ばずに利用できる便利なツールです。多くの企業で導入されており、業務の効率化には欠かせないものになっています。

ここで紹介した13種類のアプリは、ビジネスシーンで定評のあるものばかりです。自社に合ったアプリの導入で、業務の効率化を図りましょう。

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