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ランディングページ(LP)とは?目的やメリット・デメリット、運用のコツを解説

2024/07/16 2024/07/17

LPOツール

ランディングページとは

売上アップや見込み顧客の獲得が期待できる「ランディングページ(LP)」。LPは1つのページに販売ノウハウを集約させるため、ターゲットに対して効率的にPRできます。本記事では、LPとは何か?目的やメリット・デメリットなどを解説します。

ランディングページ(LP)とは?|2つの意味について

LPという言葉は、一般に広義と狭義の2つの意味を持っており、本記事で解説するのは「狭義のLP」についてです。

両者の混同を避けるため、まずはそれぞれの定義について説明します。

広義のランディングページ(LP)

広義のLPは、Webサイトに訪問者が初めてアクセスする際に表示されるページ全般を指します。

このページは、訪問者のWebサイト全体の第一印象を決定づけ、その先を読み進めるかを判断してもらうための重要な役割を果たしています。より多くの訪問者を受け入れるための間口の広いデザインが求められるでしょう。

狭義のランディングページ(LP)

狭義のLPは、特定の商品・サービスを販売するためのプロモーション目的で設計されたページを指します。

狭義のLPでは、商品の購入、サービスへの登録、情報のダウンロードなどを目標として構築されることが多く、訪問者を顧客に転換するための工夫が詰め込まれています。

本記事では、この狭義のLPに的を絞って解説をします。

ランディングページ(LP)の目的

LPの目的は、訪問者に対して商品の購入、サービスへの登録、情報のダウンロードなどの行動を促すことです。

質の高いLPは、訪問者の興味やニーズに応えるコンテンツが整っており、読み進めるうちに自然と訪問者が求める解決策、つまり商品購入や資料請求へ導かれるように設計されています。クオリティの高いLPは、商材のコンバージョンにそのまま直結します。

ランディングページ(LP)とホームページ(HP)の違いとは?

LPとHPは混合されがちですが、その目的と構造は大きく異なります。

原則として、LPは1つの目的に集中して設計されており、1ページで完結する形式が一般的です。これに対して、ホームページはWebサイト全体を指す概念であり、商品やサービスの紹介、会社概要、採用情報など、さまざま様々な情報を含む複数のページから成り立っています。

つまり、ホームページの中にLPが含まれることがあっても、その逆はありません。

ランディングページ(LP)とホームページの違いとは?メリット・デメリットや優先順位について

ランディングページ(LP)作成のメリット

LPの作成は、企業にとってさまざまなメリットがあります。以下に詳しく解説します。

訪問者が求める情報を集約できるためCVRの向上が期待できる

LPに訪問者が求める情報を集約することで、コンバージョン率(CVR)の向上が期待できます。

通常のWebサイトでは、複数のページに情報が散らばっているため、訪問者が自ら情報を収集・整理する必要があります。しかし、これでは企業が意図するアクションを訪問者に取ってもらえる可能性は低いでしょう。

一方、LPで情報を整理して提供・PRすることで、訪問者に商品の購入、資料の請求などのアクションを起こしてもらいやすくなり、CVRの向上が期待できるのです。

1つのページに情報が集約されているため訪問者の離脱を防げる

LPは、情報が1つのページに集約されているため、訪問者が情報収集のためにページを移動をする必要がありません。

1つのページ内で必要な情報を提供することで、ページ移動で生じるサイトの離脱を防ぐことができ、結果としてCVR率向上にもつながります。

掲載する情報量が少ないため改善点を見つけやすい

LPは掲載する情報量が比較的少ないため、マーケティング的な定点観測、および改善策の分析が容易になります。

一般的なホームページによる訪問者へのPRは、複数ページや複数の情報源による訴求であるため、定量的な効果測定が難しい点があります。しかし、LPであれば、訪問者が離脱するポイントや購入に踏みきるポイントなどのデータを効果的に収集することが可能です。

ターゲットにあったページを作成しやすい

LPは、特定のターゲットに合わせたページを作成しやすいという特徴もあります。

一般的なWebサイトでは、さまざまニーズを持つ幅広い訪問者に対応するため、多くの情報を網羅的に掲載しています。対照的に、LPは情報を絞り込み、ターゲットに最も影響力のあるキャッチコピー、画像、その他のマーケティング要素を集中投下するためのページです。当然の結果として、LPはより高いエンゲージメントやコンバージョンにつながるでしょう。

ランディングページ(LP)作成のデメリット

LPの作成には多くのメリットがありますが、注意すべきデメリットもいくつか存在します。以下に詳しく解説します。

専門会社に依頼する場合は制作費用が高額になる

LPを制作するためには、WebデザインやCTAボタン設置などの専門知識が必要です。そのため、LP制作に関する知識がない場合には専門会社に依頼する必要があります。しかし、専門会社に依頼するとクオリティの高い効果的なLPを作成できる一方、制作費用が高額になる場合があります。

自社で作成する場合は、コストを抑えられますが、完成までにはかなりの労力と時間を要するでしょう。LPを制作する際はコストパフォーマンスを事前に十分検討することが大切です。

ランディングページ(LP)作成の費用相場について|料金事例や内訳を解説

SEO対策にはならない

LPはCVRという目的に特化したページであるため、検索エンジン最適化(SEO)の側面では低い評価を受けることがあり、結果的にサイト全体の評価を落とすリスクがあります。

例えば、LPには商材の訴求力を高めるために、多くの画像を使用する傾向があります。しかし、それが原因でページの処理速度が遅くなるケースも多く、SEOの観点では有効とは言えません。

LPはその特性上、検索結果での上位表示を目指すには適していないため、LPへの集客は検索エンジン以外からの経路を確保することが一般的です。

ランディングページ(LP)の構成に欠かせない要素|CVにつながる秘訣とあわせて解説

ランディングページ(LP)の作成方法

ここからは、LP作成の具体的な流れを説明します。

ランディングページ(LP)の作成目的・ペルソナを決める

まずはLP作成の目的と、ペルソナを明確にしましょう。

目的が資料請求なのか、商品の購入なのか、目指すゴールによって、LPの内容や訴求方法は大きく変わってきます。

また、ペルソナとは「商品やサービスを届けたい代表的な購買者像」を表す言葉です。性別、年齢層、職業、関心事などをできるだけ具体的に想定し、設定したペルソナ1人に向けて発信するつもりでLPを設計してください。

ランディングページの作り方!作成の流れやポイントを初心者向けに解説!

ランディングページ(LP)の構成を決める

LPの目的とペルソナが固まったら、ワイヤーフレームを作成しましょう。

ワイヤーフレームとは、LPの流れを定めた設計図にあたります。そして、LPのワイヤーフレームは「ファーストビュー」、「ボディー」、「クロージング」で構成されています。

それぞれの役割について、以下に解説します。

ファーストビュー

LPのファーストビューは、訪問者が最初に目にするコンテンツであり、LPを構成する3要素の中で最も重要な機能です。

なぜファーストビューがLPで最も重要かと言うと、ファーストビューの質が低い場合は、訪問者はその後のコンテンツを一切読まずに離脱してしまうからです。効果的なファーストビューにするためは、訪問者の興味を引き、「コンテンツの続き読みたい!」と思わせるためのインパクトある表現が求められます。

ボディ

LPのボディとは、商品やサービスのメリット、競合製品との違いなどを説明するメインコンテンツです。

ここでは、訪問者の具体的な悩みを深掘りし、提供する商品やサービスのメリットや、利用することで得られるベネフィットなどを詳細に説明しましょう。利用の流れを明確に示すことも重要です。

また、実際に商品を購入した人の体験談などを掲載することで、信頼感を与えることができます。

クロージング

LPのクロージングとは、訪問者の具体的なアクションを促すための、最終的な説得プロセスを指します。

効果的なクロージングにするには、購入プロセスの手軽さを強調し、特別感やお得感をアピールすることが重要です。また、商品やサービスに対する安心感を高めるために、保証や顧客サポートに関する情報を伝えることも効果的でしょう。

そして、クロージングの最後には明確なCTAボタンを設置して、訪問者が次のステップへ進めるよう導くことが必要です。

ランディングページ(LP)のファーストビュー作成ポイント|適正サイズや成果につなげるコツ

ランディングページ(LP)のデザインを決める

構成が決まったら、LPのデザインを考えましょう。

ペルソナの特性やニーズを理解したうえで、効果的な画像や、適切な文字サイズ、配色などを選ぶことが重要です。例えば、若年層をターゲットにする場合は、明るくはっきりとした色合いやダイナミックな画像を使用するとよいでしょう。シニア層を対象にする場合は、安心感を与える落ち着いた配色や大きな文字サイズで構成することが効果的です。

ランディングページ(LP)を実装する

LPを実装する方法には、外部の制作会社に依頼する方法と、自社で製作する方法の2つがあります。

外部の制作会社に依頼する場合には、デザインや機能面での専門的な知識を活用できるため、高品質なページを期待できますが、コストがかさむデメリットがあります。一方で、自社で製作する場合には、コストを抑えられるうえに、より迅速な更新や修正が可能になります。

どちらの方法が適しているかは、予算、リソース、プロジェクトのスケールによって異なります。それぞれの利点と制約を考慮し、プロジェクトの状況に合致する方法を選びましょう。

ランディングページ(LP)のコーディング方法について|流れや必須スキル・依頼時の費用相場

ランディングページ(LP)運用のコツ

LPの運用には、いくつかの重要なコツがあります。以下に詳しく解説します。

A/Bテストを実施し訪問者の反応を確認する

LPの運用する際は、A/Bテストを実施しましょう。

A/Bテストとは、異なるデザインやキャッチコピーを用いた2つのバージョンを比較し、どちらが訪問者の反応やコンバージョンに優れるかを確認する手法です。

どの改良がどれだけの効果を生んでいるかを定量的に把握できるため、そのコンテンツのみならず、企業全体のLP作成能力を底上げしてくれるでしょう。

訪問者の離脱ポイントを分析し改善する

LPを運用する際には、訪問者が離脱する理由を、できる限りくわしく把握することが重要です。離脱してしまう理由を分析し、ひとつずつ解決していけば、LPから得られる成果は着実に向上していきます。

具体的な施策としては、離脱率が高いセクションのコンテンツをより魅力的にする、ナビゲーションを改善する、CTAを改善するなどの対策が挙げられるでしょう。

ランディングページ(LP)の改善は十分なデータを得てから行う

LPの改善を行う際には、十分なデータをもとに改良案を練ることが重要です。

なぜなら、データが不十分な状態から改善に取り組むと、対策前後の効果を正しく測定することが難しくなるためです。一般的には、少なくとも1,000セッション以上のデータを集めてから、そのデータを分析してから改善策を施すことが推奨されています。

モバイルフレンドリーにし訪問者の利便性を高める

新規に構築するLPは、必ずモバイルフレンドリーな設計にしましょう。

スマホによるインターネット利用が主流となっている昨今では、モバイルフレンドリーではないLPでは競争力が見込めません。読み込み速度の遅さ、表示の不具合などが快適なユーザーエクスペリエンスへの障害となり、訪問者が離脱する原因となってしまうでしょう。

効果的なランディングページ(LP)を作成し売上につなげよう

LPの目的は、訪問者に特定の行動を促し、売り上げなどの成果を引き出すことです。

効果的なLPは、明確な目的とペルソナが定められているほか、魅力的なファーストビュー、情報豊富なボディ、強力なクロージングで構成されます。また、モバイルフレンドリーなデザインの採用や、A/Bテストを活用した改善、訪問者の行動分析を通じた最適化を積み重ね、訪問者を満足させる工夫を続けることが大切です。これらの要素を正しく理解し、LPの成果を最大限に高めてください。

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