メルマガの送信元アドレスは定期的に変更すべき?開封率への影響や注意点とは

最終更新日時:2023/07/18

メール配信システム

メルマガの送信元

メルマガ配信において重要な指標となる開封率や到達率。開封率・到達率を向上させるためにも、メルマガの送信元アドレスの定期的な変更が必要です。本記事では、メルマガの送信元アドレスの変更について、開封率への影響や注意点とともに徹底解説していきます。

メルマガの送信元アドレスの変更による開封率への影響

メルマガの送信元アドレスを変更することで、開封率アップが期待できます。

多くのメールサービスでは受信メールの自動振り分け設定がされており、メルマガは専用フォルダに分類されます。しかし、読者は主に「受信トレイ」を使用するため、メルマガフォルダの確認は後回しにされてしまうことが多いでしょう。多くのメルマガが届いている場合、自社のメルマガが埋もれる恐れもあるのです。

送信元アドレスを変更すると、メルマガが受信トレイに届くようになります。確認頻度の高い受信トレイに格納されることで、開封率の向上が期待できるのです。

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メルマガの送信元アドレスを変更する際の注意点

メルマガの送信元アドレスを変更する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、メルマガの送信元アドレスを変更する際の注意点について解説します。

事前にメール認証を行う

メルマガの送信元アドレスを変更する際は、事前にメール認証を行いましょう。メール認証とは、アドレスの所有者が誰であるかを証明するために行う操作のことです。

メール認証を行えば、送信元アドレスが信頼できることを証明できます。なりすましやフィッシング詐欺などの不正判定を受けるリスクを防ぎ、到達率を向上させられるでしょう。

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送信者名は識別しやすい名前にする

送信者名は、ブランドやサービスが識別しやすい名前にすることが大切です。個人名を含んだアドレスにすると、さらに識別が容易になります。ほかのメルマガとの判別が即座にできるため、クリックされやすくなるでしょう。

ランダムな文字列やサービスに関係のない送信者名では、信頼性がなく開封率を上げられません。送信者名やアドレスは、開封前に目にする項目です。メルマガを開くかどうかを判断する材料になるため、識別しやすい名前を意識しましょう。

変更頻度は一年に一回までにする

頻繁に送信元アドレスを変更するのはおすすめできません。何度もアドレスを変えることは、受信者に不信感を与える懸念があります。アドレスを変えると受信トレイに格納されますが、トレイの中身が多いとほかのメールに埋もれるケースもあるでしょう。

更新頻度の目安は、一年に一回までです。適度な頻度に保つことでアドレス変更の良い効果を享受でき、メルマガの到達率や開封率を上げるのに役立ちます。

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メルマガが迷惑メールにならないための対策方法

迷惑メール判定を受けないようにすると、メルマガの開封率アップに効果的です。ここでは、メルマガが迷惑メールにならないための対策方法について解説します。

アドレスリストは購入しない

アドレスリストを業者から購入することは避けましょう。購入したリストのアドレスは、すでに使われていなかったり存在しなかったりすることがあります。不正なアドレスにメルマガを送り続けると、サーバーにブロックされるリスクが高まり、迷惑メールの送信元と判断されやすくなります。

メルマガは同意を得た相手にのみ送信しなければなりません。webサイトに掲載されているアドレスも、注意が必要です。営業メールの送付を拒否する文言がある場合、メルマガを送信すると特定電子メール法に抵触する恐れがあります。

業者から購入できるリストには、不正なアドレスや営業を拒否しているアドレスが含まれる場合があるでしょう。トラブルを避けるためにも、販売されているリストの使用は控えてください。

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エラーメールのアドレスを省く

アドレスリストは定期的にチェックし、エラーメールのアドレスを省くようにしましょう。エラーメールが届く場合、当該アドレスが存在しない可能性が高いのです。

存在しないアドレスにメルマガを送り続けると、送信元アドレスの信頼性を評価するレピュテーション・スコアが下がり、迷惑メール判定を受けやすくなります。開封率の低下にも繋がるため、エラーメールとなったアドレスを省くことが重要です。

ダブルオプトイン形式を採用する

ダブルオプトイン形式とは、二段階式のアドレス登録方法です。フォームに入力されたアドレス宛にURL付きの確認メールを送り、URLをクリックすると正式登録が完了します。

ダブルオプトイン形式を用いることで、確実に存在するアドレスのみにメルマガを配信可能です。迷惑メール防止策に有効な手段なので、活用しましょう。

配信停止方法を明示する

特定電子メール法により、メルマガ上に配信停止方法を明示しなければなりません。webサイト上に配信停止用ページを作成し、メルマガ本文にそのページにアクセスできるURLを記載する方法が推奨されています。

読者が配信停止を希望しても、方法がわからなければ実行できません。送信を防ぐため、迷惑メールとして報告されるリスクも考えられるのです。法律を守るだけでなく、ユーザーに親切なメルマガを作る意味でも配信停止方法を明示しましょう。

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添付ファイルの送信は避ける

メルマガに直接ファイルを添付することは避けましょう。ISPによっては、ファイルが添付されたメルマガは迷惑メールに振り分けられる場合があります。マルウェアを含むファイルを添付したフィッシングメールへの対策によるものです。

読者にファイルを提供したい場合はURLを記載し、リンク先でダウンロードできるようにします必要な人だけファイルを入手でき、添付ファイルのせいでメール容量が増える心配もありません。

メールのテスト配信を行う

メールを作成したら、読者に送る前にテスト配信を行うことが大切です。HTMLで作成したメールは読者の環境によっては届かなかったり、適切に表示されなかったりする場合があります。

スマートフォン・パソコンなどのデバイスによっても見え方が変わるでしょう。表示をチェックする場合は、表示確認のためのツールを使用すると便利です。事前にテスト配信を行うことで、メルマガの品質維持にも役立ちます。

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メルマガの送信元アドレスは定期的に変更しておこう

メルマガの送信元アドレスを変更すれば、開封率の向上が見込めます。変更する際は事前にメール認証を行い、サービスやブランドが識別しやすいアドレスにしましょう。変更頻度は多くなり過ぎないよう注意してください。

メルマガが迷惑メール認定されないような工夫も大切です。今回の記事を参考に、メルマガの到達率や開封率を向上させましょう。

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