プロジェクト管理での成果物とは?種類や管理する上でのポイント

最終更新日時:2023/11/14

プロジェクト管理ツール

プロジェクトの成果物

プロジェクト管理における成果物の特定は、企画の成功を左右する大きな要素です。成果物についての理解を深めるために、成果物の概要や納品物との違いなどを把握しておきましょう。本記事では、プロジェクトの目標達成に向けて有用な、成果物の種類や管理方法を紹介します。

プロジェクト管理における成果物とは?

プロジェクト管理における「成果物」とは、プロジェクトの目標達成に伴い具現化されたアウトプットを指します。具体的には、プログラムの設計書や仕様書、テスト結果、完成したソフトウェアなどが含まれます。

成果物は、プロジェクトの質を可視化し、実施した作業に対する明確な証拠として機能することが特徴です。成果物である文書や製品は、後続のプロジェクトや保守、さらには監査の際にも重要な役割を担い、プロジェクトの成功を確固たるものにするために不可欠です。

成果物と納品物の違い

成果物と納品物はしばしば混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。

成果物はプロジェクト遂行中に生み出されるすべての産出物を指し、中間成果物、最終成果物、受領物が含まれます。一方で納品物は、クライアントに納品するすべての製品やサービスのことです。

すべての成果物が納品物となるわけではなく、プロジェクト内での使用に留まる中間成果物も多くあります。通常、最終成果物はクライアントへの納品を目的としており、納品物としての役割も果たします。

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プロジェクト管理で扱う成果物の種類

プロジェクト管理の過程で生成される成果物は多岐にわたります。ここでは、3種類の主要な成果物と特徴を紹介します。

中間成果物

中間成果物とは、プロジェクトの進行途中にできる成果物です。最終成果物を作る過程で生まれることが特徴で、設計書や試作品、中間報告書などが中間成果物に該当します。

中間成果物は、プロジェクトの方向性を確認するうえで非常に重要な役割を持ち、関連するステークホルダーとのコミュニケーションツールとしても活用されます。

最終成果物

最終成果物は、プロジェクト終了時にクライアントに納品される最終的な成果物です。プロジェクトの目的や目標を達成した成果であり、中間成果物を経て最終的に形成されるものです。

具体的には、完成した製品や最終報告書、設計図などがあげられます。最終成果物は、品質や内容がプロジェクトの成功を直接左右するため、計画段階から要件や品質基準が厳格に定義されることが多いです。

受領物

受領物は、クライアントや外部のパートナーから提供される成果物です。主に外部からの資材や情報、サービスなどが該当し、プロジェクトの進行に必要なリソースや情報を供給する重要な役割を持ちます。

なお、基本的に受け取った受領物を改変したり修正したりすることはありません。

たとえば、クライアントから製品のイメージ図を受け取った場合は勝手に変更することはせず、あくまでイメージを確認するだけに留めます。勝手に変更すると、クライアントのイメージが確認できなくなってしまうからです。

万が一変更したい場合は、新たにイメージ図を作成するなどして別の成果物として提示する必要があります。

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プロジェクトの成果物を管理する際のポイント

ここからは、成果物を管理するためのポイントを3つ紹介します。

成果物の定義を明確に定める

プロジェクトにおける成果物の明確な定義は、チームメンバー間で目標の共有認識を築くうえで不可欠です。目標に対する合意形成と期待値の調整を可能にし、全員が同じ方向を向いて努力する基盤を作ります。

これにより、最終的に得られた成果物を通じてプロジェクトの成功を共有し、確かな成果が得られるようになります。明確化作業を通じて、不明瞭な点を排除して後の段階での混乱や誤解を防ぐことも可能です。

進捗状況を常に共有し合う

プロジェクトの成功に向けて、リアルタイムの進捗状況報告を心がけましょう。

これにより、タスクの進行具合や予定通り進んでいるかを把握できます。また、常に進捗を共有することで透明性を高め、プロジェクトの全メンバーが同じ情報をもとに動くことを保証します。

さらに、万が一障害や遅延が発生した際にも迅速な対応を可能にし、成果物を間に合わせられるようにすることもできるでしょう。

つまり、リアルタイムの進捗報告は、問題への迅速な対処とプロジェクトの円滑な推進のために不可欠で、リスクヘッジの観点からも極めて有効です。

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完成した成果物を見直す

成果物の完成はプロジェクトの一区切りを意味しますが、完成した成果物の評価・見直しを行い、プロジェクトの成功度合いを判定することが重要です。

見直しのプロセスには、成果物がスケジュール内に完成したか、要求された品質基準を満たしているかの確認が含まれます。最後に問題点を明らかにすることで、改善策を見出して将来のプロジェクトに活かせます。

また、成果物の評価結果を関係各所と共有することで、チーム全体の学習と成長を促し、続くプロジェクトにおける成功の確率を高めることが可能です。

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成果物の管理はプロジェクトの成功につながる

プロジェクトの進行において、成果物の管理の重要性は極めて高いです。成果物の定義を明確にし、適切なルールでの管理と完成後の定期的な見直しを行うことは、プロジェクトの品質と効率を向上させます。

これらの適切な過程を経て、成果物はプロジェクトの価値を体現する具体的なアウトプットとなります。成果物の管理を適切に行うことで、持続的な成果とビジネスの成長を実現できるのです。

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