【2024年最新】ビジネスに役立つおすすめSaaSサービス12選!

最終更新日時:2024/01/16

SaaS

おすすめのSaasサービス

ビジネスにおいて必須となっているSaaSサービスですが、どのようなサービスを選べばよいか迷っている会社も多いのではないのでしょうか。本記事では、ビジネスに役立つおすすめのSaaSサービス12選を紹介します。選び方も解説していくので、サービス比較の参考にしてください。

SaaSのサービス一覧

ビジネスに役立つおすすめSaaSサービス12選

業務効率化や売上拡大につながるSaaSサービスを12個紹介します。SaaSサービスの導入を検討している方は、参考にご活用ください。

1.Chatwork

Chatworkは、Chatwork株式会社が提供するビジネスチャットです。中小企業を中心に多くのユーザーから支持を集めており、導入企業数は37万社を突破しました(2023年1月時点)。Chatworkの特徴は、ユーザーインターフェースに優れている点です。

情報が整理されたシンプルな画面設計によって、直感的な操作を実現します。初めて利用する方も戸惑うことなく、グループチャットやファイル共有が可能です。ビデオ通話機能も搭載しており、状況に応じて取引先や顧客とオンライン商談が行えます。

また、セキュリティ対策も充実しています。チャット上のやりとりはすべて暗号化されるため、内容の識別は困難です。仮にデータを損失しても、自動バックアップによって最短での復元が望めます。

提供元Chatwork株式会社
初期費用0円
料金プラン年間契約
  • フリー:無料
  • ビジネス:550円(税込)/月
  • エンタープライズ:880円(税込)/月

月間契約

  • フリー:無料   
  • ビジネス:660円(税込)/月
  • エンタープライズ: 1,056円(税込)/月
導入実績37万6000社以上
機能・特徴
  • 国内利用者数No.1ビジネスチャット
  • 中小企業も多数導入
  • 優れたユーザーインターフェース
  • モバイルアプリも提供
  • 強固なセキュリティ対策
  • ダイレクトチャット
  • グループチャット
  • タスク管理
  • ファイル管理
  • ビデオ音声通話
URL公式サイト

2.Office365

Office365は、日本マイクロソフト株式会社が提供するクラウドサービスです。ExcelやPowerPointなど、業務使用頻度の高いツールを集約している点が特徴です。

複数人で行う業務もスムーズに進められるよう、オンラインストレージやタスク管理ツールも搭載しています。また、在宅勤務やサテライトオフィスワークなど、就業場所が異なる従業員ともリアルタイムでのコミュニケーションが可能です。

状況に応じてメール・チャット・web会議を使い分けられ、相手とスムーズに情報共有ができます。就業場所を問わず業務を進められる体制が整い、働き方の自由度を高められます。

提供元日本マイクロソフト株式会社
初期費用0円
料金プラン一般企業向けプラン(年間契約のみ)
  • Business Basic:715円(税込)/月
  • Apps for business:990円(税込)/月
  • Business Standard:1,496円(税込)/月
  • Business Premium:2,629円(税込)/月

 大企業(年間契約のみ)

  • F3:957円(税込)/月
  • E3:4,301円(税込)/月
  • E5:6,820円(税込)/月
機能・特徴
  • 中小企業向けの料金プランも用意
  • 業務使用頻度が高いツールを集約
  • Word
  • Excel
  • PowerPoint
  • Teams
  • OneDrive
  • Outlook
  • SharePoint
  • Exchange
URL公式サイト

3.Backlog

Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理ツールです。プロジェクト管理には、ガントチャートとマイルストーンを活用しており、進捗状況を一目で把握できます。

また、営業やマーケティングなど、部署ごとの課題はカードに記載します。カードは業務の進捗状況に応じて、ドラッグ&ドロップでステータスを変更する形です。ステータス変更はリアルタイムで反映されるため、担当者同士の作業の重複が発生しません。

取引先も含めてガントチャートを共有することで、スムーズな情報共有と対応漏れの回避につなげられます。

提供元株式会社ヌーラボ
初期費用要問い合わせ
料金プラン月額払い
  • スタータープラン:2,970円(税込)/月
  • スタンダードプラン:17,600円(税込)/月
  • プレミアムプラン:29,700円(税込)/月
  • プラチナプラン:82,500円(税込)/月

 年間払い(月額制より5%割引)

  • スタータープラン:33,858円(税込)/月
  • スタンダードプラン:20万640円(税込)/月
  • プレミアムプラン:33万8540円(税込)/月
  • プラチナプラン:94万500円(税込)/月
機能・特徴
  • ユーザーインターフェースに優れたプロジェクト管理ツール
  • ガントチャートやマイルストーンを活用
  • 広告代理店やweb制作会社などが採用
  • プロジェクト管理
  • 課題管理
  • wiki
  • ファイル共有
  • バグ管理システム
  • バージョン管理
URL公式サイト

4.freee会計

freee会計は、freee株式会社が提供するクラウド型会計ソフトです。市場シェアNo.1を誇り、33万社以上の企業が導入しています。freee会計の特徴は、会計業務に掛かる工数を大幅に削減できる点です。

請求書発行〜入金処理まで、一連の作業をシステム上で処理できます。勘定科目の仕訳や通帳データの取り込みはシステムに一任できるため、ミスの発生防止につながります。多くの会計業務を自動化でき、簿記の知識に不安を抱える方も安心して利用できます。

また、freeeシリーズを含めて外部システムとも多数連携しており、バックオフィス業務全般の効率化が望めるでしょう。

提供元freee株式会社
初期費用0円
料金プラン年間契約
  • ミニマム:2,178円(税込)/月
  • ベーシック:4,378円(税込)/月
  • プロフェッショナル:43,780円(税込)/月

 月額契約

  • ミニマム:2,678円(税込)/月
  • ベーシック:5,258円(税込)/月
  • プロフェッショナル:52,536円(税込)/月
導入実績33万社以上
機能・特徴
  • クラウド会計ソフトシェアNo.1
  • 全国各地の銀行と連携
  • 100以上の外部サービスと連携
  • AIが勘定科目を自動で仕訳
  • 請求書発行
  • 経費精算
  • 入金管理
  • 支払管理
URL公式サイト

5.kintone

kintoneは、サイボウズ株式会社が提供する業務用アプリ開発ツールです。営業・購買・プロジェクト管理など、部署や用途別に多数のサンプルアプリが提供されています。課題解決に必要な機能を持つアプリを選択後、すぐに利用できます。

ソフトのインストールやインフラ環境構築は必要ありません。選択したアプリは設定やデザインを自由に変更可能です。複数のアプリを組み合わせて、独自のアプリを作ることもできます。

kintone全体がノーコードで設計されており、ドラッグ&ドロップで編集作業を進められます。プログラミング知識は必要ありません。また、ライトコースを選択すれば、月額5,000円以下で始められるため、コストロスのリスクを最小限に抑えられます。

提供元サイボウズ株式会社
初期費用0円
料金プラン

・ライトコース:858円(税込)/月
※最低5ユーザー以上の利用が必要

・スタンダードコース:1,650円(税込)/月
※最低5ユーザー以上の利用が必要

導入実績20,000社
機能・特徴
  • 業務用アプリ開発プラットフォーム
  • 部署や用途別に多数のサンプルアプリを提供
  • アプリの基本機能は、データの蓄積とコミュニケーション
  • 優れた拡張性
  • マウス操作のみでアプリを追加可能
  • 1ヶ月ごとに契約更新が可能
URL公式サイト

6.マネーフォワードクラウド

マネーフォワードクラウドは、株式会社マネーフォワードが提供する会計ソフトです。銀行・クレジットカード・POSシステムなどと連携し、データ入力や仕訳をAIで自動化します。

業務の効率性と正確性を共に高められる点も魅力です。また、マネーフォワードシリーズと連携すると、確定申告の手続きや請求書作成など、多くの業務を効率化できます。

提供元株式会社マネーフォワード
初期費用0円
料金プラン年額払い
  • パーソナルミニ:880円(税込)/月
  • パーソナル:1,056円(税込)/月
  • パーソナルプラス:3,278円(税込)/月
  • スモールビジネス:3,278円(税込)/月
  • ビジネス:5,478円(税込)/月
  • 中堅企業~大企業向け:要問い合わせ

 月額払い

  • パーソナルミニ:1,056円(税込)/月
  • パーソナル:1,408円(税込)/月
  • パーソナルプラス:月額払いはなし
  • スモールビジネス:4,378円(税込)/月
  • ビジネス:6,578円(税込)/月
  • 中堅企業~大企業向け:要問い合わせ
機能・特徴
  • クラウド型会計ソフト
  • 銀行やクレジットカードなどと連携
  • マネーフォワード各シリーズと連携
  • AIが入力や仕訳作業を自動化
  • データはクラウド上に自動保存
  • 法改正にもスムーズな対応
URL公式サイト

7.クラウドサイン

クラウドサインは、弁護士ドットコム株式会社が提供する電子契約サービスです。多くのユーザーから支持を集めており、導入企業数は130万社を突破しました。クラウドサインは、利便性と安全性を兼ね備えている点が特徴です。

契約書作成〜締結まで、一連の作業をオンライン上で完結できます。テンプレートが搭載されており、いちから契約書のフォーマットを作成する必要はありません。押印欄やフリーコメント欄も自由に追加できます。

締結した契約書やインポートした契約書はAIが自動で管理するため、管理コストを大幅に削減できます。また、ベンダーである弁護士ドットコムがタイムスタンプや電子署名を行うため、書類の正当性を担保できます。

弁護士ドットコムは、日本最大級の規模を誇る法律相談サイトを運営する企業です。公開暗号化技術によって上記の作業を行っており、内部不正を避けられます。

さらに、データの暗号化・IPアドレス制限・ファイアウォールの設置など、セキュリティ対策が充実している点も魅力です。さまざまな機密情報を扱い、セキュリティレベルの要求が厳しい金融機関や官公庁にも多数導入しています。

提供元弁護士ドットコム株式会社
初期費用0円
料金プラン
  • Light:11,000円(税込)/月
  • Corporate:30,800円(税込)/月
  • Enterprise:要問い合わせ
導入実績130万社以上
機能・特徴
  • 電子契約サービスで売上シェアNo.1
  • 100以上の外部サービスと連携
  • オンライン上での契約締結
  • 電子署名
  • タイムスタンプ
  • ファイルアップロード
  • 2段階2要素認証
  • アクセス制限
  • シングルサインオン
  • AI契約書管理
  • 書類インポート
URL公式サイト

8.board

boardは、ヴェルク株式会社が提供する中小企業向けの業務管理システムです。バックオフィス業務全般を効率化できる点が特徴です。見積書・注文書・請求書など、各種帳票の作成〜送付まで、一連の業務をオンライン上で処理できます。

システムにはテンプレート機能を搭載しており、帳票作成をスムーズに進められます。電子契約サービスと連携しており、納品書や検収書を紙で回収する必要はありません。また、会計ソフトとも連携しており、データ入力や仕訳作業の負担を軽減できます。

最も高額な料金プランでも月額6,578円(税込)で利用できるため、予算の確保が難しい企業でも十分導入を検討できるでしょう。

提供元ヴェルク株式会社
初期費用0円
料金プラン
  • Personal:1,056円(税込)/月※ユーザー1人まで
  • Basic:月額:2,178円(税込/月)※ユーザー3人まで
  • Standard:4,378円(税込/月)※ユーザー15人まで
  • Premium:6,578円(税込)/月※ユーザー50人まで
導入実績4,300社以上
機能・特徴
  • サービス継続率99%
  • バックオフィス業務全般の効率化
  • 見積~検収までをオンライン上で処理
  • 発注書や納品書など各種帳票作成
  • 案件ごとに帳票を管理
  • 電子契約サービスや会計ソフトと連携
  • インボイス制度へも対応
URL公式サイト

9.Marketing Hub

Marketing Hubは、HubSpot Japan株式会社が提供するマーケティング支援ツールです。オウンドメディアの発信力強化に関連する機能を多数搭載している点が特徴です。

SEO対策によって検索エンジンでの上位表示を実現し、ホームページや広告の露出量増加を実現します。また、Twitter・Instagram・Facebookなど、拡散力に優れたSNSとの連動によって、不特定多数の方へ効率的に情報を発信できます。

広告宣伝に多額に費用を割く必要はありません。また、スコアリング機能によって、見込み顧客の購買意欲や自社商品への関心の高さを可視化できます。優先して売り込むべき相手を明確化でき、無駄な行動を削減できます。

提供元HubSpot Japan株式会社
初期費用0円
料金プラン
  • Starter:5,400円/月
  • Professional:96,000円/月
  • Enterprise:43万2000円/月
導入実績15万8000社
機能・特徴
  • 顧客のスコアリング機能
  • キャンペーン管理
  • 有料広告の効果測定
  • SEO対策
  • SNSとの連動
  • A/Bテスト
  • チャットボット
URL公式サイト

10.コラボフロー

コラボフローは、株式会社コラボスタイルが提供するワークフローシステムです。ルーティンワークの効率化が望めるシステムです。社内稟議の申請〜承認まで、一連の業務をシステム上で完結できます。

申請内容と金額の整合性だけでなく、承認経路をシステムが自動で選択します。承認者が外出中で不在でも代理判定を活用すれば、他のユーザーが代わりに稟議を判定します。

申請者は作業をスムーズに進められるだけでなく、承認者の作業負担を軽減できます。また、見積書や発注書は過去のデータを自動転記できるため、同じ内容を何度も入力する必要はありません。

提供元株式会社コラボスタイル
初期費用導入形態によって変動
料金プランクラウド版
  • 月額払い:550円/1ユーザー(税込)/月※最低5ユーザー以上の利用が必要
  • 年間払い:6,468円/1ユーザー(税込)/年※最低5ユーザー以上の利用が必要

パッケージ版:要問い合わせ

導入実績1,300社以上
機能・特徴
  • ITreviewで6期連続顧客満足度No.1の実績
  • 段階別の入力制御
  • 申請時と判定時の自動条件分岐
  • 代理申請/代行判定
  • 一括承認
  • 相談
  • タスク依頼
  • フォーム作成
URL公式サイト

11.Sales Cloud

Sales Cloudは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供するSFA(営業支援システム)です。SFAは顧客情報・案件の詳細・商談の進捗状況など、営業活動全般の情報を一元管理するシステムです。

受注確度が高い案件や金額が大きい案件に集中して取り組める体制を整備し、営業活動の効率化と売上拡大を目指します。Sales Cloudは、業務効率を高める機能を多数搭載している点が特徴です。

ワークフロー機能によって、注文書作成・値引き承認・経費報告など、多くの業務をシステム上で完結できます。案件の進捗に伴うタスクの割り当てや提案内容の取りまとめなども自動化でき、多くの業務を効率化できます。

承認経路はドラッグ&ドロップで設定可能です。プログラミング知識は必要ありません。また、見込み顧客との関係強化につながる機能を搭載している点も魅力の一つです。

SNSや動画広告へのクリックなど、見込み顧客の行動をスコア化し、購買意欲の高さを可視化します。優先すべき見込み顧客を正確に把握でき、無駄な行動を削減できます。

提供元株式会社セールスフォース・ジャパン
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • Essentials:3,300円(税込)/月
  • Professional:9,900円(税込)/月
  • Enterprise:19,800円(税込)/月
  • Unlimited:39,600円(税込)/月
機能・特徴
  • 顧客情報の一元管理
  • 見込み顧客の情報管理
  • スコアリング機能
  • 商談管理
  • ワークフローと承認の自動化
  • ファイル共有
  • 売上予測
  • レポートとダッシュボード
URL公式サイト

12.Stripe

Stripeは、ストライプジャパン株式会社が提供する決済サービスです。freee・SmartHR・DeNAなど、多くの企業が導入しています。Stripeの特徴は汎用性の高さです。銀行やクレジットカード会社など、多数の金融機関と連携しています。

対面販売・オンライン販売・サブスクリプションサービスなど、さまざまな販売方法に対応可能です。135種類以上の通貨での支払いに対応しており、海外進出を目指す企業も利用できます。

また、入金〜請求まで、一連の業務をシステム上で処理できます。手数料・返金・送金など、請求に関するリアルタイムの情報を取得できるため、誤認識や伝達ミスが起きる心配はいりません。

さらに、機械学習による検知や反証資料の提出自動化など、不正行為を防ぐ機能も充実しています。

提供元ストライプジャパン株式会社
初期費用0円
料金プラン決済成立のたびに3.6%の手数料発生
機能・特徴
  • 135種類以上の通貨に対応
  • 多数の金融機関と連携
  • 請求書作成
  • 入金時期の設定
  • 入金方法の統合
  • 決済フォーム作成
  • 決済に関するリアルタイムの情報をレポート化
  • 不正行為への万全な体制
  • 年中無休のサポート体制
URL公式サイト

SaaSサービスとは?

SaaS(Software as a Service)は、インターネット経由でサービスを利用する形態です。ユーザーは機能やデータを必要な分だけ利用し、それに応じた料金を支払います。

システムやアプリケーションを提供するベンダーは、クラウド環境にサービスを提供しています。そのため、オンプレミスとは異なり、ユーザー側でのサーバーやネットワーク機器の調達は必要ありません。

また、インターネット環境さえ整っていれば、自宅やカフェなどからアクセスできる点もSaaSの特徴です。

ネット上でソフトウェアを利用できる

SaaSのサービスは、インターネット環境さえ整っていれば自宅や顧客先などさまざまな場所からアクセスできます。

外出先から自由にアクセスできると、ワークライフバランス改善や自由な働き方の実現につなげられます。

たとえば、営業担当者は移動時間や商談の合間に商談内容をSFAで報告できます。隙間時間を有効活用できるため、事務作業や報告のために帰社する必要はありません。また、自宅やサテライトオフィスで働ける魅力的な環境を整備できるので、優秀な人材の流出を防げます。

SaaSのメリット・デメリットを徹底解説!IaaS・PaaSとの違いや比較も

あらゆるコストが安く済む

SaaSは、全体的にコストを抑えられる点も魅力です。サービスを導入する際に、インフラ環境の構築やソフトウェアのインストールは必要ありません。初期費用やサポート代を無料としているベンダーも多いです。

また、メンテナンスやアップデートはベンダーへ一任でき、ランニングコストを大幅に削減できます。オプションの利用やカスタマイズなどを施さない限り、追加費用は発生しません。選択した料金プランの費用を毎月支払う形になり、コスト管理が楽になります。

低コストで利用できるため、予算に制約のある企業も導入しやすいです。

【2023年最新】SaaS管理ツールおすすめ8選!比較ポイントも解説

SaaSサービス導入で得られる効果

SaaSは、利便性やコストパフォーマンスに優れたサービスです。他にもさまざまな導入効果が期待できます。SaaS導入によって得られる6つの効果を下記にまとめました。

  • CS(顧客満足度)が上がる
  • コミュニケーションを取りやすい
  • 最新の機能を利用できる
  • 導入に大きな負担が掛からない
  • 高い安全性を確保できる
  • 企業の働き方改革促進につながる

CS(顧客満足度)が上がる

SFAやMA(マーケティングオートメーション)を導入すると、顧客満足度を高められます。SFAは顧客情報や案件の進捗状況など、営業活動全般に関する情報を一元管理できるシステムです。顧客の要望や受注に向けての課題を整理でき、質の高い提案につなげられます。

見積書作成機能を搭載しているSFAも多く、顧客の急な要望にも柔軟な対応が可能です。素早く丁寧な対応を継続的に行い、顧客満足度向上につなげられます。

一方、MAは見込み顧客との関係強化を図るシステムです。イベントへの参加有無や資料請求有無など、顧客の行動から自社製品への関心の高さを評価します。

スコアリング機能によって購買意欲の高さを可視化し、マーケティング戦略へ反映するのが目的です。顧客一人ひとりに合わせた情報発信を行い、顧客との信頼関係を強化できます。

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コミュニケーションを取りやすい

ビジネスチャットの導入によって、従業員間のコミュニケーション活性化が期待できます。ビジネスチャットは、複数人とのやりとりを効率的に進められる点が特徴です。案件内容やチームごとに分かれているトークルームに、メッセージを入力するだけです。

メールと異なり、件名の入力や挨拶文の作成は必要ありません。ファイル共有やタスク管理機能も搭載しており、業務効率改善も期待できます。

最新の機能を利用できる

ユーザーの利便性向上に向け、ベンダーは定期的にサービスのアップデートを実施しています。自社がアップデートやメンテナンス作業をすることはありません。手間を掛けずに最新機能が追加されたサービスを利用できます。

また、法改正が起きた場合もベンダーが対応するため、従業員への負担増大や法令違反のリスクを避けられます。

導入に大きな負担が掛からない

サービスの導入に手間が掛からない点もSaaSの魅力として挙げられます。オンプレミスと異なり、導入の際に特別な手続きや機器の購入は必要ありません。ベンダーが求める条件に同意し、必要事項を記入すればすぐにサービスを利用できます。

初期費用やサポート代を無料としているベンダーも多く、全体的に初期費用を抑えられます。

高い安全性を確保できる

安心してユーザーが利用できるよう、ベンダーは強力なセキュリティ対策を講じています。データの暗号化・AWSの採用・WAFの導入などを行い、サイバー攻撃や内部不正のリスク最小化に努めています。

また、保存したデータを自動でバックアップしており、データを失っても最短での復元が可能です。

企業の働き方改革促進につながる

2019年に施行された働き方改革関連法に伴い、残業時間の上限規制や有給休暇の取得義務化が各企業に命じられました。働き方改革への対応を強化するには、SaaSの一種であるクラウド型の勤怠管理システム導入が有効です。

労働時間・時間外労働・有給休暇の取得状況など、各データの集計〜反映までシステムに一任できます。工数の掛かる作業を自動化でき、業務の正確性と効率性を共に高められます。

また、一人ひとりに貸与したモバイル端末から出退勤時刻を打刻するシステムを導入すれば、代理打刻が起きる心配はいりません。Webブラウザ・GPS・ICカードなど、就業形態に応じて打刻方法を選択できる点も魅力です。

さらに、残業過多に陥っている従業員にはアラートを発し、過重労働を未然に防ぎます。同様に有給休暇の取得が遅れている従業員にもアラートを出すことで、労働基準法違反を回避できます。

法令違反を犯した企業への視線は、年々厳しくなっているのが現状です。マスメディアやSNSで過重労働の実態が報道された場合、自社のイメージダウンは避けられません。今後の企業経営が厳しい状況に追い込まれます。

残業時間増大にお悩みの場合は、勤怠管理システムの導入をご検討ください。

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SaaSサービスの選び方

ここまでおすすめのSaaSや導入するメリットについて解説してきました。しかし、SaaSはサービスの選択肢が多く、どのサービスを選ぶべきか迷う方も少なくありません。ミスマッチや無駄な費用の発生を避ける方法として、6つの選び方をご紹介します。

  • 料金体系から選ぶ
  • 必要な機能から選ぶ
  • サービスの将来性から選ぶ
  • セキュリティの高さから選ぶ
  • 提供方式から選ぶ
  • カスタマイズの有無から選ぶ

料金体系から選ぶ

SaaSの料金体系は、サービスを提供しているベンダーによって異なります。月額固定制か従量課金制か、ホームページから確認しておくことが重要です。自社の従業員規模によっては、必要以上の費用を払うことになります。

たとえば、従量課金制を導入しているベンダーがあったとしましょう。ユーザー1人につき500円だった場合、従業員数が10人であれば、月額5,000円で済みます。一方、従業員数が100人だった場合、毎月50,000円を支払わなければなりません。

必要以上の費用を支払わないよう、ベンダーがどのような料金体系を採用しているかを確認しましょう。ベンダーによっては、従業員数に応じて細かく料金プランを用意している場合もあります。

SaaS導入の際の選び方やポイントは?注意すべき点も解説!

必要な機能から選ぶ

SaaSの導入によってどのような目的を達成したいか、明確にしておくことが重要です。導入目的が曖昧だと必要な機能を絞り込めず、ミスマッチとなる可能性が高まります。たとえば、SFAの導入を検討していたとしましょう。

営業活動の効率化を目指している場合、日報報告・見積書作成・タスク管理など、ルーティンワークを効率化する機能が必要です。しかし、現状把握が不十分だった場合、上記の機能を搭載していないSFAを選ぶ可能性が高まります。

自社の課題を解決できず、無駄な費用を支払うことになります。SaaSの選定に入る前に、課題や導入目的を可視化することが重要です。解決したい内容が明確になれば、自然と必要な機能も絞られます。

サービスの将来性から選ぶ

導入実績が豊富なベンダーを選ぶのが無難な選択です。サービスを提供するベンダーがSaaS事業から撤退した場合、導入していたシステムやアプリケーションは利用できなくなります。早急に新たなベンダーを選択しなければなりません。

時間がかかるほど業務へ及ぼす影響が増し、取引先にも迷惑が掛かります。導入実績に乏しい企業は業績不振によって、事業から撤退する可能性もあります。サービスの利用停止を避けるためにも、導入実績が豊富なベンダーを選びましょう。

セキュリティレベルの高さから選ぶ

セキュリティ対策に注力しているベンダーを選ぶことが重要です。SaaSはインターネット経由で利用するため、オンプレミスよりも第三者からサイバー攻撃を受けるリスクが高まります。

仮に機密情報が流出した場合、社会的信用やブランドイメージ低下は避けられません。多くの企業は情報漏洩に敏感になっており、情報漏洩が発覚すると取引量低下や取引停止を招きます。

セキュリティレベルが高いベンダーの選択に有効となる判断基準は、ISOやISMSを取得しているかどうかです。共にセキュリティに関する国際規格です。規格を取得しているベンダーは、第三者機関からセキュリティ対策を認められていると判断できます。

SaaS利用におけるセキュリティの課題と対策法とは?リスクについて解説

提供方式から選ぶ

SaaSを提供する方法は、シングルテナントとマルチテナントの2種類です。シングルテナントは、1つのサーバーやシステムを1つのユーザーに割り当てる形になります。セキュリティレベルやカスタマイズ性に優れている点が特徴です。半面、コストはマルチテナントより高くなります。

一方、マルチテナントは、1つのサーバーやデータベースを複数のユーザーで共有する形になります。導入コストが安く、スムーズに導入できる点がメリットです。ただし、カスタマイズ性やセキュリティレベルは低くなります。

どちらが自社に多くのメリットをもたらすか見極めた上で、決断しましょう。

カスタマイズの有無から選ぶ

カスタマイズの有無も重要なポイントです。SaaSは導入後すぐに利用できるよう、システムやアプリケーションが設定されています。システムに関するノウハウが乏しい企業でも、安心して利用できる環境を整えるためです。

半面、カスタマイズできる余地はほとんど残されていません。オリジナル機能を追加したい場合は、開発力に優れたベンダーを選択する必要があります。また、システム全体を開発したい場合は、スクラッチ開発に踏み切る形となります。

スクラッチ開発は、既存のフレームワークやテンプレートを使わず、いちから開発する形です。機能性や操作性を最大限追求できる一方、多額の費用が必要です。カスタマイズやシステム開発をする必要があるのか、慎重な見極めが求められます。

仕事の効率化にはSaaSサービス導入がおすすめ

今回の記事では以下4点について解説してきました。

  • SaaSの概要
  • SaaS導入の効果
  • SaaSの選び方
  • おすすめのSaaS

SaaSはインターネット環境さえ整っていれば、外出先や自宅などからでもアクセスできる点が特徴です。そのため、業務効率化とワークライフバランス改善を実現できます。

オンライン上で業務全般を進められる体制を確立できれば、働き方の自由度も高められます。ただし、SaaSはサービスの種類が多く、どのように選ぶべきかわからない方も多いでしょう。

今回の記事で紹介した選び方やおすすめのサービスを参考に、選定作業を進めてください。

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